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コンバインドジャパンカップ 予選 男女リード
男子 ボルダリングと同様に、原田選手の登りが光りました。常に落ち着いた、安定した登りで上部まで登り、ゴール一手前で腕を振る余裕を残しながら完登。男子予選の完登者は1人だけでした。スタートから淀みなく、一定のリズムで登っている印象でした。 2位から8位までは全員ゴール一手前で落下し、同じ高度だったため、そこまで登るのにかかった時間が短い選手が上位に位置することになりました。 2位の楢崎選手はゴール直前まで重力を感じさせない動きで、完登しそう!と思わせる登りをしていましたし、3位の藤井選手は上部の、足を離してくるっと一回転する動きを、うまく足を使い、手順を工夫することで足を離さずに突破し余力を残していました。タイムの差で順位がつきましたが、実力がしっかり反映された順位になっているように思います。 女子 リード競技で、多くの選手が同じ高度で落ちている時、その高度を"ダンゴ"と呼びます。男子のルートで言えば、ゴール一手前で7人も落ちているので、そこがダンゴポイントです。 女子ルートにもダンゴがいくつかあり、そこを超えるかどうかで順位が大きく変わります。腕の疲労がたまってきた中間部、そのダンゴポイントで、最後の力を振り絞り、勢いに任せて手を出し落ちる、という選手が続いた中、小武芽生選手は、そこをぐっとこらえ、しっかり腕で引きつけて確実に次の一手を掴み、ダンゴを抜けました。小武選手の実力あってこその動きではありますが、辛い状況で我慢してゆっくり動く、というのがとても重要な時もあります。 3月に行われたリードジャパンカップで2位になった森秋彩選手は、女子で唯一このルートを完登しました。15歳ながら、日本人選手の中で、リードの能力は1番なのではというほどの実力を持った選手です。上部まで余裕を持って登りつめ、ただ1人ゴール付近まで手を進めるど、ゴールめがけて飛び出しました。足が離れて一瞬片手だけになりますが、もう一方の手も寄せて両手で振られを耐え、見事完登しました。余力が残っていなければ、振られに耐えきれず落下していたでしょう。 決勝での登りがますます楽しみです。 2位の谷井菜月選手、3位の平野夏海選手は、最上部で一度出した手を戻し、手順を整えてもう一度進むことで最後に数手、高度を上げることができ、この順位につきました。極限の状態で、冷静な判断で上を目指し動くことができるだけの実力と経験がある選手だと感じました。 野口選手と野中選手は、上部で思い切ったムーブをします。ドイツでのワールドカップの時に書いた、フィギュアフォーを使ったのです。滅多に見れない動きと書いたのに、すぐ出てきちゃいました!一度足がなくなる位置まで移動しなければならないため、リスクがありそうに見えますが、その後のホールドの位置から手順を予測するとそれが正解の動きだったのかもしれません。 他の選手がやった動きでは、小さめのホールドで手を持ち帰る必要がありました。流れが自然ではないし、もしそのホールドが持ち帰られないくらい小さかったり持ちにくかったりしたらそれ以上登ることができなくなってしまいます。 野口選手と野中選手は、オブザベーションの段階で考えを固めていたのでしょう。 女子予選最終成績 1位 野中 生萌 2位 伊藤 ふたば 3位 森 秋彩 4位 野口 啓代 5位 谷井 菜月 6位 平野夏海 7位 倉 菜々子 8位 小武 芽生 以上の選手が決勝に進出します! 明日の決勝はAbema TVやSPORTS BULLで生配信されます!クライミング界最強の男女8人の登りを観戦しましょう! もちろん愛媛県の会場まで観に行くのも良いです! |
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2019年05月25日
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コンバインドジャパンカップ2019男子ボルダリング予選
4課題で登れた本数、ゾーンと呼ばれる、中間地点を保持した数、それらに達するまでの回数が順位に関わってきます。 今回は課題が難しく、1位の選手でも登れた本数は2本、3位以降は1完登や0完登と、厳しい戦いでした。 10人目に登場した原田選手は、ダイナミックな動きの2課題目を1撃で登ります。この課題は完登した選手は多いですが、ランジを一回で決めるのは集中力を必要とし、難しいことです。 そして原田選手は唯一4課題目を完登しました。この課題は傾斜が緩く、バランスをとりながら登る課題で、今回は足を置く順番が登るための重要な鍵となりました。 見た目ではなかなか思いつかない足運びなので、時間内に気づける選手が少ない中、原田選手は数回のトライで正解を見つけ出し、バランスを保ちながらゴールまでたどり着きました。 5月初めにあった、中国でのワールドカップで優勝し、自身の登りのスタイルも少し変わり、絶好調の楢崎選手ですが、今大会では途中ですっと降りるようなトライが見られ、完登数は1本でした。それでも今回の難しい課題では、順位は4位となりましたが、決勝の登りに影響がないか心配です。 競技順最後の選手、藤井快選手はそれまで誰も登れなかった3課題目を完登しました。ゴールの一手前を左手でとった瞬間、少し体がブレたように見えましたが、体全体で耐え、ゴールもしっかり掴みました。 2課題目も完登し、2完登となりますが、トライ数がかさんでいたため、順位は2位となりました。 コンバインドジャパンカップは、スピード、ボルダリング、リードの順位を掛け算して、数字の小さい選手が上位にくる仕組みです。 これまでの結果を踏まえると、予選最終成績は 1位 原田 海 2位 藤井 快 3位 楢崎智亜 4位 楢崎明智 5位 土肥 圭太 6位 緒方 良行 7位 抜井 亮瑛 8位 石松 大晟 となります。この8人で明日の決勝も3競技で競います。 女子ボルダリング予選 女子は男子のリードと被っていてあまりちゃんと見れていませんが、伊藤ふたば選手が唯一全ての課題を登って1位。2位の野口選手と3位の森秋彩選手が2完登。野口選手は2完登ながら、完登した課題での安定感は抜群でした。そして4位は野中生萌選手。最終課題で、怪我していた肩を少し気にしていたのが少し気がかりです。 女子はこれからリード競技が始まります。この順位次第で決勝に進む選手が決まるので必見です! |
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コンバインドジャパンカップ2019
スピード女子 女子選手の中でスピード競技が得意な中村真緒選手ですが、1本目でフォールしてしまい、2本目では11秒15という記録を出し6位につけますが、悔しそうな表情を浮かべていました。 同じくスピード競技でいい記録を出している倉菜々子選手。1本目で9秒70と良いタイムを出し、さらに2本目でタイムを縮め9秒45まで記録を伸ばします。上に行くにつれてスピードが上がっているように見えるほど、力強い登りでした。順位は3位に上がり、良い状態で次のラウンドに向かいます。 2位になった伊藤ふたば選手は1本目で自己ベストを大きく更新し、8秒99という記録を出します。本人も驚きならがら喜んでいる様子でした。 ボルダリングワールドカップで良い成績を残し続けている野口啓代選手は1本目の序盤で少しつまり、流れが止まってしまい、タイムは10秒43と伸びませんでしたが、2本目ではしっかり切り替えて9秒45までタイムを縮め、ガッツポーズを見せました。 そしてこれまでの日本記録保持者である野中生萌選手です。1本目、流れにのってぐんぐんと登っていくと、タイムは8秒49。自ら日本記録を塗り替えてトップで予選を通過しました。2本目は中間あたりで足を滑らせてしまいますが、決勝での登りも楽しみです。 |
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5月25日、コンバインドジャパンカップ2019の予選が行われています。
まずは男子のスピード。高さ15mの2つの壁に同一のルートが設定されていて、左右の壁を2人の選手が同時に登ります。予選は相手選手との勝負ではなく、全員のタイムで順位が決まっていきます。2回登るチャンスがあり、良かった方のタイムが自分の成績となります。決勝はトーナメント方式で、同時に登った2人のうちタイムの速い選手が勝ち上がっていきます。 わずか10秒前後の間で、1回のミスが命取りになるスピード競技は見ていてとってもハラハラドキドキします! 男子スピード 5月12日に東京で行われた"スピードスターズ"で日本記録を樹立した緒方選手が、一本目でまさかのフォール。フォールしてしまうと、記録が残らないため、2本目で確実にいいタイムを出す必要があります。プレシャーのかかる中、集中した表情で2本目を登りだすと、6秒70というタイムを出して最終成績は3位と実力を出してきました。 前日の記者会見で調子が上がってきていると話していた楢崎明智選手。7秒39と、好タイムを出しますが、直後に納得いかない様子で首を振ります。2本目ではさらにタイムを縮め、6秒94で5位につけます。 杉本怜選手は1本目で自己ベストの7秒32というタイムを出し好調の様子でしたが、2本目ではフォール。成績は8位となりました。 注目の楢崎選手は6秒65と、今期自己ベストを出し、上位につくのを確実なものにすると、2本目は登らず続くラウンドに向けて体力を温存します。 原田海選手は1本目でフォール。しかし2本目では7秒06でしっかりとタイムを出し、6位につけます。 藤井選手は1本目から良いタイムを出し、さらに2本目でタイムを縮め自己ベストの6秒52で、1位で決勝へ向けて大きくリードしました。 |
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