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MIWA-WALL〜我が家のクライミングルーム
フリークライマー大場美和。スポーツビズ所属。tokiwa_dc@yahoo.co.jp

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4月5日、6日にボルダリング ワールドカップの初戦がスイス・マイリンゲンで開催されました。

今回はその決勝の様子を簡単に書いてみました。
まずはルール説明です!

ワールドカップの決勝は、4課題が用意されており、1課題目から一人ずつ順番に登っていきます。一人の持ち時間は4分間。その時間内なら何度でもトライできます。
決勝ルールの特徴として、4分の競技時間が終了しても、その時に壁に取り付いていれば、そのトライを続けてもいいというルールがあります。

順位の付け方
まず完登数が一番多い選手が上位とされます。その次に、ゾーンの獲得数です。ゾーンとは課題の途中に設定されたものです。完登までいかなくても、スタートしてすぐ落ちた選手と、中間あたりのゾーンに設定されたホールドまで登って落下した選手では、実力は違っていますよね。ゾーンがあることで、より細かく順位が付けられます。
完登数とゾーン数が同じ場合、完登にかかったトライ数が少ない方が上位になります。それも同じ場合は、ゾーンをとったトライ数、となります。

男子決勝
1課題目は軽やかなムーブで、テンポよく進んでいきました。選手が次々に完登を決める中、藤井選手は唯一1課題目を完登できませんでした。核心のスタートは1撃で決めたものの、ゴール取りでスリップを繰り返し、惜しくも完登を逃してしまいました。

しかし2課題目では、1人目、2人目の選手が止められなかった1手を見事にホールドし、スピーディに完登して実力を見せつけました。

3課題目はちょっとしたことでバランスを崩してしまうようなストレスフルな課題。楢崎選手と、準決勝で全完登したチェコのアダム・オンドラ選手のみが完登しました。

選手が最も苦しめられた4課題目、中間部でハンドジャムをするためのホールドがついており、ほとんどの選手がそこでフォールしてしまいました。
ハンドジャムとは、隙間入れた手を、抜けないようにしっかりかませる技です。亀裂が入った岩を登る時によく使う技で、人工壁ではほとんど使うことがないのです。
慣れない動きを求められ、制限時間いっぱいまでトライし続けても誰も登れなかったこの課題を、アダム選手はいとも簡単に登ってしまいました。問題のジャミングの場面では、左手でハンドジャムを決めると右手で観客を煽る余裕までありました。
今まで岩を登ることをメインにして、2018年にはリードで世界最難のルートを登ったアダム選手にとっては、なんの問題でもなかったようです。

決勝は日本時間では深夜に行われたので、リアルタイムで見ていた私には眠気が襲ってきていたのですが、このアダム選手の登りは眠気が吹っ飛ぶほど衝撃的でした。

普段ボルダリングの練習などでほとんどやることのないジャミングですが、これまでにも何度か大会で登場しています。
毎年傾向の変わるワールドカップのルートに、ジャミングが頻繁に出てくることがこれからあるかもしれません。



女子決勝で衝撃的だったのは、1課題目の野口選手の登りです。
1手目を両手で持ち、右手で次のホールドを取りに行くと同時に左手も動かして体勢を整える動きを、一瞬のうちにやらなければいけないこの課題ですが、野口選手は右手を出し、左手はホールドしたまま止めました。
そのムーブで登れちゃうの!?と、見ている人は誰もが思ったでしょう。
前に書いたノースフェイスカップの決勝でも、野口選手は他の選手と違う動きで驚きのクライミングを見せていました。
今回も、野口選手の強さを垣間見ることができました。

3課題目が終わった時点で、スロベニアのヤンヤ・ガンブレット選手とイギリスのショウナ・コクシー選手が1位タイで並んでいました。野口選手も完登数やゾーン数は同じでしたが、トライ数がかさんでいたため3位につけていましたが、4課題目ではヤンヤ選手と野口選手のみ完登したため、順位が変わり、1位がヤンヤ選手、2位に野口選手、3位がショウナ選手となりました。

ボルダリングワールドカップの決勝では、1課題目、2課題目と進むごとに順位が変動するので、見ていてとてもドキドキします。

次のワールドカップは今週末!4月13日、14日に開催されます。YouTubeでライブ配信されるので、見てみると楽しいと思います!
こちらのチャンネルでやってます↓
https://www.youtube.com/user/ifscchannel

今回の最終結果

男子
1位 アダム・オンドラ (チェコ)
2位 楢崎 智亜 (日本)
3位 杉本 怜 (日本)
4位 藤井 快 (日本)
5位 チョン・ジョンウォン (韓国)
6位 高田 知尭 (日本)

女子
1位 ヤンヤ・ガンブレット (スロベニア)
2位 野口 啓代 (日本)
3位 ショウナ・コクシー (イギリス)
4位 ファニー・ジベール (フランス)
5位 ペトラ・クリンガー (スイス)
6位 オシニア・マッケンジー (オーストラリア)

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