ここから本文です
とっきのランダムなココロ
2人の娘たちの子育てに追われながらも楽しむ私です★

書庫☆小説☆主題「特別なこと」

久々に小説を書こうと思いました。
文章力の無い私ですが、暖かい目で見守って下さいね^^;

※↓第1話↓のURLです※
http://blogs.yahoo.co.jp/tokki1175/51496532.html
記事検索
検索

全5ページ

[1] [2] [3] [4] [5]

[ 次のページ ]

  光はゆっくり微笑んで、こう言った。
 
光「どうぞ。」
 
 冬馬はその仕草に、胸の高鳴りが更に上がった。
 
冬馬「ありがとう…。」
 
 光はその場をゆっくり去った。
 
冬馬【やっぱり、俺を覚えていないのか…記憶喪失は本当のようだ…。】
 
 冬馬は淋しさを感じた。
 
冬馬【だったら、初めから声をかけても同じ結果だったんだな…何の為に待ったんだろう…。】
 
 がっかりも感じた冬馬なので、心は複雑になった。
 
温「綺麗だから見とれてるだろ〜。」
 
 温がニヤニヤしながらこう言った。
 
 冬馬は光が見えなくなるまで見たかったが、すぐ振り向いた。
 
冬馬「えぇ…綺麗な人ですね。」
 
温「そうだろう。」
 
冬馬「頂きます。」
 
 そう言っては、コーヒーを飲んだ。
 
温「恋愛のアドバイスが聞きたいか?」
 
冬馬「えぇ…上手く愛せないんですよ…。フラれてしまってばかりで…。」
 
温「あ〜…それならね〜…。」
 
 と、ここで温は熱心にアドバイスを始めた。助と永久もこっそりと聞いていた。
 
 光は掃除やら洗濯やらと家事の仕事で忙しくしていた。
 
 その頃、クララは自宅に戻っていた。
 
 クララの父に聞こうとして、通信を試してる。
 
 しばらくすると、大きな画面のようなモノが宙に浮いてる。
 
 その画面にクララよりも大きな顔が映った。相変わらず、怖い感じの男性。
 
クララ「お父様。お久しぶりでございます。」
 
ブランディ「ウム。戻る気になったか?」
 
クララ「いいえ!」
 
ブランディ「何?!」
 
クララ「それより、聞きたい事があります!」
 
ブランディ「またアーサー・ローレンスのことか?」
 
クララ「えぇ…朝井 芽衣という日本人の方を調べて下さい。この前話した、登坂 広樹と深い関わりがあるようです。そこで、お父様の透視のお力をお借りしたいのです。」
 
ブランディ「透視を?」
 
クララ「はい。シールドで隠してるので、私の超能力(ちから)ではかないません。お父様なら…たやすいことでしょう?」
 
ブランディ「…範囲が広いと難しいんだぞ。」
 
クララ「魔界にいる可能性も考えられます!どこかにきっと…偽物の登坂 広樹と繋がる、秘密の空間と通路があるはずです!ずっと、あの事務所に居られるのは、そのお陰としか考えられません!」
 
ブランディ「…クララ…お前は母親を探すのではなかったのか…人様を探すなんて…どうかしてるのではないか?」
 
クララ「母親を探すのはもちろんのことです!でも、今は、何でも屋さんの従業員である身です。皆で必死になって探してるんですよ。協力しなくてはなりません!依頼されたら、最後までやり通します!」
 
ブランディ「…分かった…透視してみよう…しばらく待機しろ。」
 
 そう言っては、ブランディ自身が通信を切った。
 
クララ【出来るなら、真っ先に母親を探したいよ!でも…。】
 
 クララは少し人間くさくなった。何故なら、人助け出来る喜びを初めて覚えてからは、もっと助けてあげたいと思うようになったからだ。
 
 クララは待機してる間、少しだけ母親のことをPCで探してみた。
 
 魔界にも戸籍のようなモノがあるのだ。だから、相関図もあるわけだ。
 
 ブランディ・ゴールドは、クララの父であり、魔王。
 
 クララの実母は、魔界人ではなく日本人――魔界での名前は、エミリー・ゴールド。
 
 そして、日本での名前は、鈴木 絵美里(すずき えみり)。
 
 日本人の姓名である「鈴木」は、全国で極めて一般的な姓の為、一人ずつ確認するのは困難である。
 
 どう探せばいいのか分からずにいた。
 
 母親が魔界人じゃないから、テレパシーを送っても通じないし、魔界人のオーラも無い。見つけにくい人。
 
 唯一、あるのは、父がこの母親と結婚した時の写真だけ。
 
 数十年も前の写真で、今はもう中年を越えてる年齢だろう。顔も多分、変わってるだろう。
 
 クララは母親に逢えたら、聞きたい事がいっぱいある。
 
 そう思い耽っていたら、通信のランプが光った。
 
クララ「お父様?!」
 
 慌てて、通信に応答した。
 
ブランディ「クララ!ダメだ!分からん!魔界全体を見たが、見当たらなかった。日本かもしれんぞ。」
 
クララ「日本も探して頂けますか?」
 
ブランディ「…待機しろ。」
 
 またブランディが通信を切った。
 
クララ「魔界じゃないなら、日本…でも、一体どこに?」
 
 この前の結果の印刷を、クララはまた読み返す。
 
 殺人犯のアーサー・ローレンス。指名犯人として魔界の警察が長年追っている。
 
 犯罪歴。天涯孤独。死の呪文書を持ってる。魔女の血を引く人物。
 
 クララはここでハッとした。
 
クララ「死の呪文書…これを使って隠したとしたら…?あり得る…!これなら、死の呪文を誰も唱えないから、安心して事務所に居る…!シールドでなはくて…魔の時空…の所にいる…でも、どうやって見つけ出せば…?早く、この気付けばよかった!あの時に!!」
 
 クララは慌てて、通信を試みた。
 
ブランディ「まだだ!」
 
クララ「お父様!場所が分かったけど、見つけ出す方法が無い…!」
 
ブランディ「えっ?」
 
クララは先程の言葉をそのまま話したのだ。
 
クララ「死の呪文書を使って隠したと考えれます!これなら、死の呪文を誰も唱えないから、安心して事務所に居られるんです!シールドでなはくて…魔の時空の所にいると思います…でも、どうやって見つけ出せばいいのか…分かりません!」
 
ブランディ「…そういう事か!あり得る!だが、魔の時空の所は、無限大で見つけにくいのだ。地球のどこかかもしれない、宇宙のどこかかもしれない…そういう所にドアがあるのだ!わしも出来ない技だ。クララ!深追いするな!いいな!」
 
クララ「…ありがとうございます!!」
 
 そう言ってはすぐ通信を切り、すぐ事務所へ戻った。
 
 クララは、立夫に報告したかったからである。
 
 クララはテレポートして立夫のそばへ。
 
立夫「わっ!!!ビックリさせるな!全く、もう…!」
 
 いきなり姿を現すので、立夫はいつもビックリする。
 
クララ「報告があります!」
 
 クララは説明したのだ、こういう所に隠してるかもしれないってことを。
 
立夫「そうか、それならあり得るな!でも、どうやって見つけ出すか?」
 
 二人はそのキーワードを探さなければならなくなったのだ。
 立夫も、芽衣が遺したノートを読んだ。
 
 立夫「やはり、知っていたのか…。」
 
 クララ「えぇ。このノートを頼りに、芽衣の足跡とか芽衣の情報とか集められますよね?」
 
 立夫「あぁ、やってみよう!」
 
 光陽は切羽詰まった顔でこう言った。
 
 光陽「ちょっと二人だけで進めないでくれますか!俺達も一緒に探すから、もっと詳しく知りたいし、あの偽物の広樹のことももっと教えて下さい!!」
 
 立夫「…わかった…。最初から全てを話すよ。」
 
 こうして、立夫は最初から説明する度に、光陽と冬馬の顔がだんだんくもって行った。
 
 立夫「このノートは、芽衣が遺したものだ。登坂 広樹の事が書かれてる。二人とも読むと良い。」
 
 二人はノートを読み始めた。その時、クララはあることを考えていた。
 
 【いくら探してもバレない場所がきっとある!多分、あいつはシールドを使って隠しているに違いない!そうだとすれば、このシールドを張ってる場所をつかむ為に、何か方法はないか…?】
 
 シールドとは、通信妨害に役立つ。どんな魔法でも破れない、凄技。
 
 クララは焦っていた。本物の登坂 広樹がどれまで生きてるのかが、気掛かりなのだ。
 
 【父もさすがに無理だろうな…シールドの解除が出来るわけない…。母を探したいけれど、先送りになりそうだなぁ…。】
 
 色々考え込むクララ。
 
 冬馬がノートを読み終えると、真っ先に見上げたのは、クララだ。クララを見てこう思った。
 
 【クララが魔界人なら、多分、居場所が分かるかもしれない…。だけど…俺には…。】
 
 先の見えない恐怖感と、誰も愛せない自分で、ますます殻に閉じ籠る。前よりも固く閉ざそうとしてる。
 
 誰にも心を開かないように…と、心の中でそっと唱えた、冬馬。
 
 光陽もようやく読み終え、こう言った。
 
 光陽「色々分かりそうだけど、芽衣は苦しんでいたでしょうね。登坂 広樹が魔界人と分かってから、ずっと繰り返していますよね。愛してるけど現実が飲み込めないというふうに、書かれていますね。切なく伝わって来ます。でも、一つだけ疑問があります。」
 
 立夫「疑問?」
 
 光陽「えぇ。芽衣は広樹が魔界人と分かってから、半年後に芽衣の親に紹介をしようとしたのは、何故でしょうか?」
 
 クララ「それは、愛してるからこの人って決めたからじゃない?」
 
 光陽「そうかもしれないけど、このノートには親に紹介するという決心など書いていませんよ。」
 
 皆がハッと気づく。
 
 光陽「もしかしたら、仕組まれたのかもしれない。真犯人に。」
 
 立夫「なるほど、そういうことか。真犯人がもし魔界人なら、親には、芽衣の声だけ似せて電話をすればいい!
芽衣には広樹の声を似せて電話をした。多分、本当のことを話すとかで呼び出されたかもしれない!こういう仕組みで、芽衣を殺したんだ!」
 
 光陽「それなら、納得いきますね。」
 
 クララは身震いがした。用意周到的な計画を立ててから殺すなんて…!と。
 
 冬馬「広樹の指紋が無かったのも納得出来ます。だけど、何故、事故現場に荷物などを持ち去ったのか?それもおかしいじゃないか?」
 
 クララ「荷物の中に犯人の捜している物が入ってるか、確かめたかったからじゃない?」
 
 光陽「そうかもしれないな…もっとも謎なのは、何故、芽衣を殺したか?だよ!!」
 
 立夫「そうだよなぁ…芽衣を殺して何の得があるんだ?って感じだもんなぁ…。」
 
 クララ「真犯人の目的は何か?それも探っておきましょう。」
 
 3人は頷く。
 
 4人は、まず、芽衣のノートを頼りに、PCで探し始めた。
 
 何時間も頑張って、探し続ける。ずっと、PCに向かうのも疲れるので、それぞれのペースで休憩したり、食事したり、部屋を出たりしていた。
 
 クララが、事務所の外に出た後を追い、クララの腕をつかむ冬馬。
 
 息が上がる冬馬。
 
 冬馬「ハァハァ…金山くん、歩くの早すぎるよ!」
 
 クララ「あぁ…ごめんなさい…。」
 
 しばらくして落ち着く冬馬。
 
 冬馬「この前、誰も愛さないと言ったよね?」
 
 クララ「…えぇ…。」
 
 クララはそれがショックで、あまり冬馬の顔を見れず、態度もよそよそしい。
 
 冬馬「…金山くんと出会ったのは、自動車学校だ。その時はとても明るくて、親しみやすい感じがあった。金山くんの誘いにOKしたのは、金山くんなら…と思ったんだ。本当だよ。」
 
 クララはこの言葉を聞いて、すぐ見上げた。
 
 冬馬「金山くんは元の明るさに戻って欲しいんだ。その方が、他の奴らもパワーをもらったって喜ぶだろうから。」
 
 クララ「…先生は…?」
 
 冬馬「俺も明るくて良くしゃべる人は嫌いじゃないから…誰も愛さない理由は、俺自身がいけないからだよ。」
 
 クララ「…えっ?」
 
 冬馬「フッ…誰にだってあるだろう?誰にも言えない秘密…いつまでも隠しておきたい秘密…をさ。そういう秘密があって、誰にも愛せないんだよ…いつまで貫き通せるか分からないけれど…。」
 
 クララ「……。」
 
 冬馬「とにかく、前みたいに笑って欲しいんだ。頼むよ。なっ?」
 
 クララ「…はい…。」
 
 元気の無い返事をしたクララ。
 
 冬馬「魔界人は何の為に、日本に来てるのだろう?それが不思議でならない…。」
 
 そう言うと、クララのそばから離れて行った。
 
 クララはまた立ちすくんだ…。
 
 【魔界人が日本に来る理由?人それぞれじゃないの?外国から日本に来る人だっているでしょう?不思議じゃないよ…。むしろ、私の方が不思議でならないよ…先生が誰も愛せないなんて…じゃあ、あの日の朝、湯沢さんと一緒に、あのマンションから出たのは何でよ…。】
 
 クララは色々考え過ぎて、だんだん疲れて来た。
 
 冬馬はまたあの家に行ったのだ、そう「藤井」という表札のある家に。
 
 前と同じだ、旦那に「光!」と呼ばれて振り向く女性。
 
 とびっきりの笑顔で「はーい!」と答える。
 
 冬馬「光…周りを明るくまぶしく照らすほど、美しい笑顔…いいよなぁ…。」
 
 小さな声で呟く冬馬。
 
 その時、光の子供達が冬馬の目の前に来た!
 
 助「お兄さん、ぼくんちに何か用ですか?」
 
 永久「ママの知り合いですか?」
 
 愛らしい笑顔で話しかけられた。
 
 冬馬「…いや…あのママとパパを見てたのさ…楽しそうで幸せそうで…。」
 
 助「そう!いつも仲が良いよ。」
 
 永久「いつも、チューしてるよ!」
 
 キャキャッとしながら、ママとパパのことを話す。
 
 冬馬はその姿が微笑ましかった。
 
 冬馬「早く戻らないと、見つかっちゃうよ。」
 
 永久「入ってかないの?」
 
 助「彼女が欲しかったら、ママとパパに聞けばいいんじゃない?」
 
 永久「うんうん、そうしよ!」
 
 二人の小さな手に引っ張られて、藤井家の庭まで入ってしまった冬馬。
 
 その3人を見て、二人の父である、藤井 温(ふじい あつし)は驚いた。
 
 温「助、永久!どうしたの?」
 
 助「お兄さん、パパとママが羨ましいって!」
 
 永久「お兄さん、彼女が欲しいって!」
 
 焦って話す冬馬。
 
 冬馬「あ…いや…あの…ただ、幸せそうだなって見ていただけで…すみませんでした!!」
 
 温「ハハハ…そうか、そうか!恋愛のアドバイスなら、任せなさい!」
 
 二人「ほら!良かったね!解決出来るよ!」
 
 冬馬「あ…ちが…あ…う…。」
 
 動揺を隠し切れず、されるがままに、とうとう家の中まで入ってしまった冬馬。
 
 【どうしよう!!光にバレたら…!】
 
 温「さぁ、座りなさい。」
 
 フカフカで柔らかいソファに座らされた冬馬。
 
 冬馬「あ…どうも…。」
 
 温「光!お客さんだ、コーヒーをお願い!」
 
 キッチンの方にいる光をでかい声で呼び、光も大きな声で答えた。
 
 光「はーい!」
 
 冬馬はその声を聞いただけで、胸が高鳴った。
 
 温「紹介がまだだったね!俺は、藤井 温というんだ。君は?」
 
 冬馬は下をうつむきながら、答えた。
 
 冬馬「美月 冬馬と申します…。」
 
 温「みつき とうま?どんな漢字を書くんだ?今、メモを持って来るから、待ってて!」
 
 メモを探しに立った温。
 
 冬馬は大きなため息をついた。
 
 二人の子供はソファの裏で遊んでいるフリして、温と冬馬の会話を盗み聞きしてるのだ。
 
 ようやく、温が戻って来て、ペンのフタを外し、こう言った。
 
 温「俺は、こう書いて、ふじい あつしって読むんだ。君の名前、みつき とうまだろ?どう書くんだ?ここに書いてよ。」
 
 冬馬「は、はい。」
 
 多少震えた手で、自分の名前を描いた。震えてるのは、胸の高鳴りが治まらないからだ。
 
 冬馬「こう書きます。みつき とうまです。」
 
 温「珍しい名前だなぁ!君は美男だから、苗字通りでいいね!」
 
 冬馬「はぁ…そうですか…。」
 
 温「んで…。」
 
 そう言いながら、また書き出す。
 
 今度は、子供の名前を書いたのだ。
 
 温「助と書いて“たすく”と読む。それは、右にいる子で、兄なんだ。で、左にいるのが弟で、永久と書いて“とわ”と読むんだ。珍しいだろ?」
 
 冬馬はもう知っていたが、知らないフリして、こう答えた。
 
 冬馬「えぇ、そうですね。いい名前ですね。」
 
 温「名付けたのは、妻でしてね。どうしても、こういう名前が良いってね。理由があるんだ。」
 
 冬馬「理由ですか?」
 
 温「あぁ、実は妻は記憶喪失でね。生死をさまよった時、良く浮かんだ言葉が「助けなきゃ!」と「永久に!」だったからだってさ。これだけが記憶を呼び戻せそうな気がするんだとさ。」
 
 冬馬「……。」
 
 温「まぁ、元気に過ごしてるから、問題はないんだけどね!話がそれちまったな!」
 
 そこに、光がコーヒーを持って来た。
 
 その時、初めて、光と冬馬の目が合ったのだ。

 クララは登坂さんの彼女の両親に逢う為に、テレポートしてから、両親に、娘である朝井 芽衣のことを聞き出した。

――回想――

 田んぼだらけで人気のあまり無い、静寂な町だった。

 ここが朝井 芽衣の生まれ育った場所。

 住所はクララ自身がPCで調べたので、すぐに見つけた。

 そこに辿り着くと、広い家だった。

 お嬢様だったのだろうか?そう思わせるほどの豪邸な家。

 こんな田舎に…?変だなぁと思いながらも、チャイムを鳴らすクララ。

 インタホーンから声が聞こえる。

 「はい。」

 クララ「朝井 芽衣様のお宅ですか?」

 「そうですが…お嬢様は亡くなっております。」

 クララ「えぇ、知っています。ただ、ある事件についてを調べています。朝井 芽衣様のことを聞きたくて来ました。ご両親にお伺い出来ますか?」

 「…分かりました、少々お待ち下さいませ。」

 クララ「はい。」

 しばらくして、ドアが自動で開いた。

 クララ「凄い…!!」

 道が出来てるので、それを歩くクララ。

 広い庭…花、木、池、ブランコ、滑り台などがある…。

 そして、玄関前に着くと、また自動でドアが開いた。

 センサーで開けたんだろうか…とクララは思った。

 入ってみると、足元には、御影石で作られた玄関。立派過ぎる。

 目の前には、朝井 芽衣のご両親が待ち構えていた。

 クララ「初めまして、金山 久良々と申します。突然で申し訳ありません。」

 母である、朝井 加寿子(あさい かずこ)は若々しい顔立ちで、おしとやかな女性だった。

 加寿子「朝井 芽衣の母でございます、加寿子と申します。」

 父である、朝井 与太郎(あさい よたろう)は見た目が頑固親父のような威圧感がありそうな、風格の男性だった。 

 与太郎「父です。与太郎と申します。」

 加寿子「さぁ、上がって下さい。」

 クララ「はい。」

 家政婦に出されたスリッパを履き、二人の後を追う。

 案内された場所は、広いリビングであった。

 高そうなソファに、火がついてる暖炉、足踏みが心地良さそうな分厚く大きい絨毯。

 クララは驚いてばかり。自分の家とか、何でも屋さんの部屋とか、実家とか、全然違うイメージの家だから。

 与太郎「そこのソファにお座り下さい。」

 クララは礼を言っては、座った。

 家政婦が入って来た。高級のマイセンのカップに高級の紅茶が、それぞれ置いて行った。

 加寿子「朝井 芽衣のことで聞きたいそうですが、何ですか?」

 クララ「はい。朝井 芽衣様は、半年前に交通事故で亡くなっていますよね。」

 加寿子「えぇ。」

 クララ「その事故に逢う前までに、芽衣様の恋人がいたことをご存じですか?」

 与太郎「あぁ…確か、登坂 広樹という奴だったが…。」

 クララ「えぇ、そうです。その登坂 広樹様についてを調べております。芽衣様から、登坂様の何かを聞いておりませんか?」

 加寿子「何かって…例えば?」

 クララ「些細なことでも構いません。例えば、こういう性格だったとか、こういうデートしたとか…。そういう話でも結構ですので…。」

 加寿子「そうですか。逢った事が無いんだけど、芽衣様からは嬉しそうに何かを言っていたわね。」

 与太郎「そうだったな。事故に逢う前に、紹介するって言われたのが初めてだったな。」

 クララ「事故に逢う前に?」

 加寿子「そうなのよ。事故に逢う前、電話があって、【日曜日に紹介するから、用事を入れないで待っててよ!】って、芽衣から…。」

 与太郎「わしは妻から聞いて、用事をキャンセルし、日曜日に逢うのが楽しみで待ったのだ。」

 加寿子「そうよ。ずっと待っても来ないし、電話しても出ないから、何かあったんじゃないかって…不安になって…。」

 クララ「そしたら、事故の知らせだった…そうですね?」

 与太郎「あぁ、警察から連絡があって…帰らぬ人になってしまった…。」

 クララ「では、その事故に逢うまでは、登坂様と一緒だったと思われますか?」

 加寿子「えぇ、そう思って、警察に話したわ。でも…警察の話では、登坂さんはいないって…。」

 クララ「いない?」

 加寿子「事故現場に登坂さんの指紋とか、荷物とかの物証が無かったの。それに、芽衣の物証もなかったのよ。」

 クララ「芽衣様も?」

 与太郎「変じゃないか?二人とも何の物証も無く、指紋もなく、ただ事故現場に芽衣の死体だけがあるんだ!全てが謎だ!」

 加寿子「そうよ!私たちは、もっと調べてって訴えてるんだけど、何度調べても、確証出来るものが無いそうよ。」

 クララ「…そうですか…。」

 クララはこの話を聞いて、魔力で全てを消したんだと思った。痕跡などが一つも残らないように。

 与太郎「登坂 広樹を調べてると言ったな。何かあったのか?!」

 クララ「…登坂様が行方不明になっているんです…3ヶ月前に忽然と姿を消したまま…。」

 加寿子「3ヶ月前…?あなた、あの時だわ!」

 与太郎「?」

 加寿子「ほら、3ヶ月前に登坂さんから手紙が来たのよ!」

 与太郎「おぉ、そうだった。」

 クララ「手紙ですか?拝見しても宜しいでしょうか?」

 加寿子「えぇ!えぇ!持って来ますわ!」

 加寿子は早足でリビングを出て行く。

 与太郎「しかし、あの手紙は全然分からんのだ。暗号みたいな文字が書かれておったわ。」

 クララはそれを聞いて、魔界語?!と思ったのだ。

 加寿子は芽衣の部屋に着き、手紙を取り出し、部屋を出ようとしたけれど、戻った。

 加寿子「これも見せなければいけないのかしら…いいえ、見せるべきよ!これで謎が解けるなら!」

 そう呟いては、手紙と一緒に持ち、芽衣の部屋を出た。

 しばらくして、リビングに戻った加寿子。

 加寿子の抱えてる物を見て、与太郎は驚く。

 与太郎「おい、加寿子!それは…!」

 加寿子「もうよろしいじゃありませんか!警察よりも調べてくれそうよ。だから…ね!」

 与太郎はため息つきながらも、小さく頷いた。

 加寿子「これが手紙ですの。3ヶ月前に届いた手紙なの。読んで下さる?」

 クララは白い手袋をはめ、手紙に触った。

 与太郎と加寿子は息をのんだ。

 クララは手紙の封筒を開け、手紙を読み始めた。

 クララの表情が変わる。二人は気付いた。何かがあると!

 与太郎「金山さん!!何と書いてあるのですか!!」

 クララ「これは暗号ではありません…全てひらがなで書いてあります。」

 加寿子「どういうこと?」

 クララ「暗い所で読んだのでは分かりません。光に関する暗号です。つまり、1枚目と2枚目を手で持ちます。そして、光が当たる所を持ち上げて読んでみて下さい。すると、ひらがなの文字が浮かび上がります。こっちに座って読んで下されば分かります。」

 二人は早速、クララを挟むように寄っては座った。

 クララは光の当たる所を持ち上げ、読ませてあげたのだ。

 1枚目はかっこの“」”とか縦線の“|”とかになって、2枚目も漢字の“二”とか、英単語のエル“L”とかになっていた。

 1枚目と2枚目を上手く重なり、ひらがなの文字が浮かび上がる。

 沢山の暗号が2枚もあったので、組み合わせるのが大変だったろう。

 改めて、全部読んでみると、

《こうつうじこにあったのはうそであって、ぼくはまだいきている。めいとひきはなしたはんにんが、めのまえにいる。だれにもわからないように、いまこうしててがみをかいている。ぼくのせいだ。ぼくがまかいじんであったために。おとうさん、おかあさん、ごめんなさい。めいははんにんにころされた。たすけられなかったぼくのせいだ。いつかにほんにもどれたら、つみをつぐないます。ぜったい、いつかいきてかえります。それまでまっててください。そしたら、なにもかもすべてをうちあけますから・・・。》

 与太郎と加寿子は愕然とし、しばらくぼう然とする。

 そこで、クララは加寿子が持ち出した物まで、取ろうとした。

与太郎「まかいじんって、どういう意味だね?」

クララ「…魔界の人のことです…。」

加寿子「魔界?魔界の人?あの登坂さんが?じゃあ、芽衣に何の関係があるのよ!!」

クララ「まだ分かりません。」

 そう言いながら、再び、加寿子が持ち出した物を取ろうとした。

 すると、クララはもっと驚くべきものが!!

 芽衣の名前が書かれてるノートには、登坂 広樹に関するものがいっぱい書かれてあった。

 そして、何度か「魔界」と書かれてる。

 クララはその時、思ったのだ。芽衣は登坂が魔界人であると気付いた為に?と。

加寿子「ノートにもそう書かれてるのよ。初めは妄想とか何かと思ったんだけど…どうやら、魔界のことは現実にあるみたいね…。」

クララ「…すみませんでした…これでもう十分です。あっ、このノートを貸して頂けますか?資料として、役立ちそうなので…。」

与太郎「あぁ、持って行きな!その代わり、全てが解決したら、またここに来い!真相が知りたい!!」

クララ「はい。分かりました。ご協力ありがとうございました。」

加寿子「魔界のことは、今は聞けません。怖くて聞けません。でも、交通事故の真相を知りたいと思います。また何かあったら、電話を下さい。出来る限り、話しますわ…。」

 そう言っては、加寿子は走り書きで電話番号をメモに記し、クララに渡した。

 クララはそのまま、朝井家を出た。

 思わぬ収穫で、クララは一刻も早く、何でも屋さんに戻ろうとしたのだ。

――回想終わり――

立夫「これがそうなのか?」

 クララから渡されたノートを手に取った立夫。

 窓の外が白んで朝がやって来た。

 その眩しさに気づくクララ。

クララ「夜が明けたわ。」

立夫「朝か…まだ5時だ…仮眠したい奴は仮眠室があるから、そこで寝るといい。」

光陽「俺は眠いから、仮眠室に行くわ。」

 そう言っては、事務所を出て行く光陽。

立夫「俺も眠いから、そこのソファで寝るわ。」

 そう言っては、ボロボロのソファに寝転がる立夫。

 クララはそっと事務所を出た。それを見た冬馬はクララの後を追う。

 クララは外に出て歩き続けていた。事務所の近くには、大きな川があった。

 川の流れの音が聞こえる、静かな朝。ショッキングをする人達。

 この早朝の風景を、クララは初めて見たのだ。

 【魔界にはない風景ね。シンとした冷たい空気が心地良いわ…。】

 そう思いふけっていると、草を踏む音が聞こえ、振り向くクララ。

 冬馬「早朝の風景を久しぶりに見た気がするな…。」

 そう言っては、腕を伸ばし、爽やかな顔をみせる冬馬。

 クララ「…。」

 冬馬はクララより前に出て、クララを見ずにこう聞く。

 冬馬「金山くん…探偵の事務所で働いているのか?」

 クララ「…えぇ…。」

 冬馬「そうか。キツイ仕事なのに、頑張っているんだな。」

 クララ「…とんでもないです…。」

 冬馬の背中をまともに見られないクララは、ずっと下を俯いてる。

 冬馬がクララのいる方を振り向く。

 冬馬「金山くん…。」

 クララは顔を見上げるが、冬馬の顔が逆光で見えないのだ。

 冬馬「魔界の関わりがある俺で、君はショックなのか?」

 クララ「…いいえ、違います…。」

 冬馬「そうか…では、何がショックなんだ?」

 クララ「…えっ…?」

 冬馬「金山くんは、今までと明らかに違う態度だ。俺が魔界と関わりがあると知る前までは。そうだろう?」

 クララは淡々と答える。

 クララ「…態度でわかったんですね…では、申し上げます…。」

 冬馬「うん。」

 クララ「…マンションから湯沢さんと一緒に出て来たのが、一番ショックでした。私は、てっきり、先生は教官の仕事で忙しいのかと思っていたし、誰かといるよりも一人の方が好きかなと思っていましたので…。」

 冬馬はやっぱりという顔でいた。

 冬馬「俺の事を好きにならない方がいいよ…。」

 クララ「どうしてですか!」

 冬馬「俺は…誰も愛せない…いや…愛さないんだ…。」

 クララ「…。」

 クララは言葉を失う。

 冬馬「だから、もう二度とデートを誘うなよ。」

 そう言うと、冬馬はクララを通り過ぎ、早足で去った。

 クララは数時間、そのまま立ち尽くしていた。

 その頃、事務所にいる皆は、寝ていた。

 クララはようやく、事務所の方へ歩き出した。

 その時はもう真昼間だ。

 仮眠室に暖かい日差しで、だんだん暑くなるのを感じて、目覚めた光陽と冬馬。

 光陽「1時か…。」

 冬馬「あぁ…。」

 光陽「他の奴らはどうしてるかな?」

 そう言いながら、仮眠室を出る二人。

 事務所には、ボロボロのソファでまだ寝ていた立夫。しかし、クララはいなかった。

 光陽「金山くんがいないね…どこかにいるのかな…?」

 そう言っては、あちこちとドアを開けては、クララを探す二人。

 保管室、給湯室、応接室、トイレ、バスルーム、色んな部屋がある。

 冬馬「こんだけ広いのに、あの二人でやっているんだ…。」

 光陽「ホントだよ…。」

 最後に見つけた、客間のふすまを開けた。

 すると、あの偽者の登坂 広樹がいた!

 光陽「登坂さん!!」

 冬馬「どういうこと?」

 二人はただビックリして、訳のわからない展開に戸惑う。

 広樹はわざと怯えるように壁の隅っこに埋まる。

 光陽「登坂さん!俺ですよ、湯沢 光陽です!」

 広樹「し、知らん!お前ら、だ、誰だぁぁ!!」

 そう叫ぶ広樹。その叫び声で目覚めた立夫は、客間へ駆けつけた。

 立夫「どうした?!」

 光陽「あ、星野さん!!」
 
 そう言っては、手を伸ばして立夫の胸倉をつかむ光陽。

 光陽「どういうことですか?!」

 物凄い剣幕で、大きな声で言う。

 光陽「登坂さんを探してるって言うけど、登坂さんは目の前にいるんじゃねぇか!」

 立夫は冷静に、静かに言った。

 立夫「目の前にいる奴は、登坂 広樹の顔に似せて作ったんだよ。だから、本物の登坂 広樹は行方不明なんだ。」

 冬馬「…魔界って顔もそっくり作れるんでしたっけ…?」

 立夫「…あぁ…だから、こいつは魔界に関わりのある奴だ。」

 光陽はつかんだ手を解く。

 光陽「…嘘だろ…。」

 立夫「いや、本当だ。こんなに怯えるのも、演技だ。騙されるな。」

 冬馬「でも、これはどういうことですか?」

 立夫「話せば長くなるから、こっちに来い。お前はもうバレているんだから、胡散臭い演技をするなよ!」

 広樹「フン!人手不足だからって、こんなに増やしても、見つかりっこないよ!ハハハ…!」

 自信たっぷりとした態度でこう言った広樹。

 事務所で二人に今までの経緯を話す立夫。そして、二人はようやく理解した。

 光陽「ちっくしょー!何て奴だ!」

 冬馬「まだ手掛かりがないんですよね?」

 立夫「あぁ。」

 そこにクララがやって来た。

 立夫「おぉ、金山くん。」

 クララが入って来た所で、立夫はこう言った。

 立夫「客間にいる奴を、二人は見たんだ。もう、これで隠す必要はない。」

 クララ「あっ、ああ、そうですか…。」

 クララは封筒を抱えてドアを閉めたのだ。

 立夫「うん?その封筒は?」

 クララ「登坂さんの彼女の両親に逢って来ました。」

 立夫「おぉ!もう行って来たのか!」

 クララ「えぇ。」

 立夫「それで何かわかったか?」

 4人は遅くまで調べ続けた。

 クララは登坂 広樹のアルバムを見ていた。そして、気づく。

クララ【魔界のネックレスだわ…しかも、王族の紋章…。】

 アルバムの中に、広樹本人が幼少時代からずっとつけているネックレス。

 王族の紋章が刻まれたネックレスであった。クララ本人も王族である。

クララ【お父さん、この事は言わなかったわ…どういう関係かしら…?】

 クララも知らない、このネックレスの謎。

 そこに、冬馬がクララの背後からアルバムを見る。

冬馬「これが、登坂 広樹?」

クララ「…あ、はい…。」

冬馬「…魔界のネックレスだね…これは…。」

 この言葉にまた驚くクララ。

クララ「…知っているんですか…。」

冬馬「言ったでしょ。昔、魔界と関わった経験があるって…だから、知っているんだよ…。」

クララ「…先生は、登坂 広樹を本当に知らないんですか?」

冬馬「あぁ。今日知ったばかりさ。」

クララ「…そうですか…。」

 そんな二人を見てる、光陽。光陽の目を見て、視線先をみた立夫。

立夫「…湯沢さん…。」

 光陽は振り向く。

立夫「美月さんは、どうして魔界のことを知っているんですか?」

光陽「…俺も良く知らないんだけど、昔、魔界人の女性に助けられた事があるんだそうです。その時の女性のことを、忘れられずに生きているんです…。」

立夫「…あぁ、そうですか…。」

光陽「これ…登坂さんが大事にしていたものです。ここに置いていくなんて、考えられない…。」

 光陽が持ってるのは、手帳サイズのフォトアルバムだった。

立夫「ほう…。」

光陽「見てもいいですよ。」

 そう言うと、フォトアルバムを立夫に渡す。

立夫「恋人かね…?」

 フォトアルバムには、彼女と楽しそうに笑い合ってる写真がいっぱいあった。プリクラも入っていた。

光陽「いつも楽しそうに笑いながら、ノロケ話を…でも、その彼女は死んでしまいました…。ひどく落ち込む登坂さんを、俺は一生懸命励ました。少しずつ、立ち直ろうとして…なのに…3ヶ月前に突然、姿を消すから…こんな事になっているなんて…知らなくて…俺が早く気づいていたら…!」

 フォトアルバムを閉じて、こう言う立夫。

立夫「そうでしたか…彼女が死んだって言うけど、いつ死んだのですか?」

光陽「半年前…彼女は交通事故で死んだのです。」

 立夫はうなずくようにして、また聞く。

立夫「彼女の名前を知っていますか?」

光陽「朝井 芽衣(あさい めい)です。」

 そこに受付の人がやって来た。

受付係「いつまで居るんですか?交代がありますので、早くして下さい。」

光陽「はい!」

 4人はここまでにしようと決め、登坂 広樹の部屋を出る事になった。

 その時、4人がそれぞれ広樹の部屋から持ち出した物を、そっと隠し、何でも屋さんへ向かった。

==何でも屋さん==

立夫「フォトアルバムを持ち出した。登坂 広樹本人と関係のある女性だ。湯沢さんの話によると、その彼女は死んでるが、両親が生きてれば、何かを聞けると思ってな。」

光陽「俺も持ち出したんです。ノートパソコンです。ここに何か残してるんじゃないかと…。」

クララ「私は、登坂 広樹本人のアルバムです。幼少時代からずっとつけてるネックレス。それは、魔界の紋章です。登坂 広樹本人が魔界と関わってる可能性が高くなりました。」

 立夫と光陽は驚く。そして、アルバムを見る。

立夫「これが魔界の紋章…。」

クララ「…えぇ…。」

冬馬「俺は、部屋の隅々までデジカメで撮りました。」

立夫「いいね!何かを隠し持ってるわけだから、デジカメでもう一度確認が出来る!役立つよ!」

 4人の持ち出した物で、すぐ調べを始めた。

光陽「ねぇ、ちょっと見て!」

 ノートパソコンの画面を見る3人。

光陽「新聞の記事ばかり保存してあったんだ。何かの事件ばかり…。」

 交通事故、行方不明、火事、殺人事件…どれも迷宮入りになってる事件だった。

立夫「何故、それを…?」

光陽「登坂さんは、これで何かを調べていたのかな…?」

 3人は考える。だが、誰も分からない。

 しばらくして、冬馬もデジカメで撮ったものをPCで大きくした画面でじっくり見ていく。

冬馬「ねぇ、ちょっとこれは何だと思う?」

 3人は見る。

クララ「何かを燃やした跡みたいだわ…証拠隠滅の為かしら…?」

 紙の端に燃やした跡が残っていた。

立夫「何か証拠になるような事が書かれていたんだ、きっと!だから、犯人は燃やした…!」

 謎ばかり増える。どうしても分からないような事ばかりだった。

 それでも、4人は諦めずに何かを分かろうとして、解明を続ける。

 その頃、マンションの受付の人が、警察に通報していた。

 そして、警察が来て、登坂 広樹の部屋を調べ始めていた。

全5ページ

[1] [2] [3] [4] [5]

[ 次のページ ]

とっき
とっき
女性 / O型
人気度
Yahoo!ブログヘルプ - ブログ人気度について
1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30

ブログバナー

検索 検索

スマートフォンで見る

モバイル版Yahoo!ブログにアクセス!

スマートフォン版Yahoo!ブログにアクセス!

よしもとブログランキング

もっと見る
本文はここまでですこのページの先頭へ

[PR]お得情報

ふるさと納税サイト『さとふる』
お米、お肉などの好きなお礼品を選べる
毎日人気ランキング更新中!
コンタクトレンズで遠近両用?
「2WEEKメニコンプレミオ遠近両用」
無料モニター募集中!
ふるさと納税サイト『さとふる』
11/30まで5周年記念キャンペーン中!
Amazonギフト券1000円分当たる!

その他のキャンペーン

みんなの更新記事