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短詩を始めて満1年。句歴・歌歴1年です。以下は自選句。
○俳句(黒田杏子氏選、月刊『望星』に投句)
・蒼天の富士あでやかに雪化粧
・南天の思わぬ高さ里の秋*
・飛び魚の見栄切って飛ぶ虚空かな*
・大虹の下を越え来る青田風*
・この春を知らぬ人あり海蒼し
○短歌(馬場あき子氏選、月刊『望星』に投歌)
・同じ場所に母はいまなし哀しみのはらから集ひシャッターを押す
・亡き母の日記をくればあちこちにわが文なきを憂ふる跡見ゆ
・鉦太鼓轟く読経正座して六十年の厄を祓い落とせり
・受話機底被災の友の沈黙をいかなる言葉で慰めべきや
・潮嗅ぎて歩めばゆかし砂深くふるさとの海やや蒼く見ゆ
○川柳(時実新子氏選句、月刊『望星』に投句)
・蚊遣り香廊下を伝ふ情け二分(題=蚊)
・種籾の揃いの粒に笑みこぼる(題=種)
・土壁の太きひび割れ親不幸(題=壁)
・霜柱蹴散らす音の異なる日(題=霜)
(*印は佳作、他はぜんぶ特選)
■2004年の「週刊朝日」の「川柳新子座」(選者・時実新子氏)に、小生の句が3度入選しました。
○桜散る散る人生に眼をこらす (題は「桜」)
○あじさいの寺に集ひて幸を待つ (題は「あじさい」)
○丸い玉はずんでやがて点となる(題は「丸い」)
■2004年11月11日、さいたま文学館主催の「金子兜太氏と吟行の1日」に参加しました。吟行は初めてです。熊谷駅に集合して、熊谷市・星渓園、滑川町・国営武蔵丘陵森林公園をめぐり、作句しました。参加者は抽選で40人。2句づつ提出し、互選します。最後に金子氏から独自の評価をいただきました。幸い小生の2句は「秀逸」と「入選」に入ることが出来ました。
○冬鳥は群れて動かず信ありて(秀逸)
○秋ひと葉サドルのうえの初舞台(入選)
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