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資本主義的イデオロギーの中に自分が取り込まれていた部分に
ついて書いてみたい。以前買っていた本(「下流志向」)を読み直して
気づいたのだが、それによると、消費者主体としてのアイデンティティ
を持って大学(高校)を卒業してきた若者たちは、労働
に対して常に支払われる賃金は少ないのだということをある意味
正確に解っている。
だから労働者になることは割りに合わないので、働かないのだという。
(ニートと呼ばれる人など)だとすれば、ニート状態にあることは、
考えてみれば異常でもなんでもなく、当然起こりうることだったのだ。
党宣言にもあるが、金勘定で全てのことが測られていく。
それをすると損か得か。人間関係や感情にも色濃く反映されて
いる。
何故不機嫌な人やクレーマーと呼ばれる人が増えていると
言われるのか。それはマナーが悪くなったということではなく、
先に怒ること、不機嫌になることにより、相手より先に被害者に
なれるから、ということである。私を「不機嫌にさせた」「怒らせた」
あなたが悪い(あなたは加害者)という位置を、先に取った方が
有利になるから、ということを学習したからだといえる。
ホリエモンがなぜ全く違う層の若者に熱狂的に支持されていた
かというと、できるだけ少ない労力で、できるだけ多くの利益を
あげたからだと書いている。確かに一生懸命働いても報われない、
先は不安定…などと言われていると、まともに働くほど、ばかを
みるように感じるだろう。経営者は「なるべく安い賃金で、最大限
に労働力を使いたい」のだから、それに一矢報いたかたちになる
といえる。してやったり、という気分を味わわせてくれる存在
だったのだろう。
考えてみれば無意識のうちに「損得で考えること」「効率の良さ」
のみで動くような価値観に、自分も染まっていたことに、指摘されて
初めてその枠組みが見えた。
学習についても同じで、即戦力にならないことを学ぶことを後回し
にしているのは、できるだけ短い時間で、効率よく知識を取得しよう
としていたからだと思った。ずっと長いスパンでそれが芽を出し、収穫
されるのを待っていられなかったのだ、と気づいた。
支離滅裂な文章になってしまったが、面白かったところを抜き出した。
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