徳島・星野さんを救う会

無実の政治囚・星野文昭さん救援のブログです。HPは「星野さんをとりもどそう全国再審連絡会」。月1の面会報告掲載

読んだ本の感想

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ニートが働かない理由

資本主義的イデオロギーの中に自分が取り込まれていた部分に
ついて書いてみたい。以前買っていた本(「下流志向」)を読み直して
気づいたのだが、それによると、消費者主体としてのアイデンティティ
を持って大学(高校)を卒業してきた若者たちは、労働
に対して常に支払われる賃金は少ないのだということをある意味
正確に解っている。
だから労働者になることは割りに合わないので、働かないのだという。
(ニートと呼ばれる人など)だとすれば、ニート状態にあることは、
考えてみれば異常でもなんでもなく、当然起こりうることだったのだ。

党宣言にもあるが、金勘定で全てのことが測られていく。
それをすると損か得か。人間関係や感情にも色濃く反映されて
いる。

何故不機嫌な人やクレーマーと呼ばれる人が増えていると
言われるのか。それはマナーが悪くなったということではなく、
先に怒ること、不機嫌になることにより、相手より先に被害者に
なれるから、ということである。私を「不機嫌にさせた」「怒らせた」
あなたが悪い(あなたは加害者)という位置を、先に取った方が
有利になるから、ということを学習したからだといえる。

ホリエモンがなぜ全く違う層の若者に熱狂的に支持されていた
かというと、できるだけ少ない労力で、できるだけ多くの利益を
あげたからだと書いている。確かに一生懸命働いても報われない、
先は不安定…などと言われていると、まともに働くほど、ばかを
みるように感じるだろう。経営者は「なるべく安い賃金で、最大限
に労働力を使いたい」のだから、それに一矢報いたかたちになる
といえる。してやったり、という気分を味わわせてくれる存在
だったのだろう。

考えてみれば無意識のうちに「損得で考えること」「効率の良さ」
のみで動くような価値観に、自分も染まっていたことに、指摘されて
初めてその枠組みが見えた。

学習についても同じで、即戦力にならないことを学ぶことを後回し
にしているのは、できるだけ短い時間で、効率よく知識を取得しよう
としていたからだと思った。ずっと長いスパンでそれが芽を出し、収穫
されるのを待っていられなかったのだ、と気づいた。

支離滅裂な文章になってしまったが、面白かったところを抜き出した。

スクールカースト

昨日ちょっと時間があり、本屋でアエラを立ち読みしていたら、
「スクールカースト」についての記事があり、興味深く読んだ。
自分が学生の頃もそのような似たもの同士が固まり、他とは
あまり交流がないというような傾向があることに気付いては
いたが、そういう名前が付けられていなかったので、名前を
つけるということは、表面化されるのだなあとしみじみ思う。

けれどもあまりピンと来ない世代の人も確かに存在するようなの
で、(ある年齢より上の人)徐々にそのような傾向はできて
いったのだろう。

自分の意向に合わない他者との関わりを避けるくらいはまだ
ましで、カーストで上位と言われるものたちの、それ以外の
価値観を持ったものを徹底的に排除していく様子は、理解
できなかった。

自分がカーストの上位に位置していたとして、気にくわない
ものをつつき殺すような行動を取るだろうかと考えても
多分したいと思わないだろうと思うので。

ちなみにアエラの記事の締めくくりとしては、カースト自体は
変えられないものとして、その固定的な価値観(例えば運動部
であるとか、おしゃれのセンスを磨くとか)さえあれば上位
に行けるのなら、上位の条件をそろえれば簡単にカーストの下
から抜け出せるのではないか、というような感じだった。
最近はネットいじめなどもあるし、本当に子供はしんどいだろう
と思う。

しかし、子供たちは社会の雰囲気を敏感に感じ取り、取り入れた
とも思う。独自に思いついたわけではないだろう。商品を買わせる
という行為は、差別化という戦略で自分の価値を上げるという
メッセージを煽る。

例えばCMなどでよくある「差をつける」みたいなフレーズが
嫌いだ。肯定的に受け入れられているようだけど、これを
使うと周りから一つ上に行けますよというメッセージを
煽る。(しかもこっそりと。そして周囲がうらやましがっても
「教えない♪」などというのが多い気がする)就職の時のスク
ールなども戦略的に差をつけることを勧めている。これは誰かを
落とさないと勝ち残れないシステムになっているからあまりに当然
と思われるかもしれない。だけどこの世の中ではそうやって差を
つけたものが羨ましがられ、パワーを持ったものが善とされる。
やったもん勝ち。就職戦線で負けた者は、人格まで否定されかねない。

これで仲良くできる集団がいたらどうやって仲良くできるのか教えて欲しい。

「分裂にっぽん」という本を読んでいる。その中に
富裕層について書いた章があって、日本の富裕層は
海外に出て行くということを書いていた。他の国に
比べると、消費税率が低く、富裕層から取る税金が
高いのが不満な原因だという。「金持ちを大事にしない
国」だと、ある人は言っていた。税金対策や相続税
を支払わなくても良いように、海外に移住したり、
定住しないようにしたりするそうだ。もちろん超富裕層
の話だけど。格差を推し進めてきた政策の、いわゆる
勝ち組が稼げば、おこぼれが下にも回ってくるはず
であったのに、日本という国に魅力を感じなくなり、
より資産を増やせる場所へ移動するという脱出が
始まっているそうだ。他の国でも、お金が移動してくる
ことによって国力が強まるとして、富裕層は大歓迎
だという。例としてはカナダ等が出ていた。

今日ある有名な人のブログを読んでいて、そういうことについて
書かれていた。自分の読解力が足らないせいなのかもしれないが、
「自分が貧困だと言っている人が全て解っている(全能である=
正しい)わけではない」という内容が書かれており、そうなの?!
と思ってしまった。でも現実がそこにあるのに、そうじゃないと
言うのなら、どういうことなのか。

別にそんな意見はたくさんあるけれど、文章がうまいし、自分の結論に
対する理由を出してくるのが上手で、評論なんかも書く人だから、
影響力は抜群だと思う。つまりその結論がどうであれ、感情的に訴える
のが非常にうまい人だなと思った人だったので。

もちろん頭は飛び抜けていいけれど、じゃあいろんな知識を持っている
人が、何でも解っていて、その解釈を受け入れろというのが嫌だ。実際
格差のことを書くと反論のメールがたくさん来ると本人も書いていた。
すごく頭はいいけれど、だからかえって感覚がズレてしまうという事
だってあるんじゃないかなと思った。

へたくそな文章だろうが、今そこにある現実を表現する、何の有名でも
ない一般人が書いた本の中に、現在の漠然とした空気を鋭くつかむもの
もあると思う。偉い先生が楽々書くのと違い、一人の弱い立場の労働者
として、実体験を書き、やっと苦しい状況を世の中に出せるようになった
のに、また隠されてしまうのかなあと思った。

先日一度紹介した「ネットカフェ難民」を読み終わった。28日目から
31日目の箇所が面白い。最後の方に選挙の話がちょっと出てくる。
作者がコンサートの解体作業の仕事に派遣で行ったときに、たまたま
一緒になった「茶髪」の「軽薄そうな若者」が、選挙の結果を気にし
て「(選挙速報を)録画してきたんですよ」と言ったことに興味を
覚える作者の箇所がおもしろかった。

その若者と選挙に何の関係があるのか聞いてみたいと思った、
(おそらく自分のほうが知識があるであろうと思っている)
作者の意識を、読者は見てしまう。
そして、(作者は)仕事が割りに合わないなと、ふと思うの
だが、「ネットカフェ難民がそんなことを考えるのはおこがましい」
と思い直す。すました様子がおかしい。こういう箇所は随所に出てく
る。(=世の中に不平を言うのはよろしくないというような漠然とした
考え。好きでやってるのさ、という立ち位置の取り方など。)これは
やせ我慢なのか?それともこういうふうに考えている人は本当にいる
のか?

でも、物語みたいな文章だなと思った。
普通の貧困ものだと、作者の感情がはっきり出てくる
ので、少し他人事のように、ぼんやりした暗さを淡々と
描くというのは小説っぽく感じたのかもしれない。
現代のプロレタリア文学?

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