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12月4日の監獄人権センター、12月5日の刑務所視察委員会に続き、12月7日徳島弁護士会本体が記者会見。人権擁護委員長の大道弁護士と豊永弁護士会会長がカラー写真で掲載。
徳島刑務所の「人権問題の隠蔽」を批判・・・徳島弁護士会が今回の暴動事件などにかんして、刑務所側に受刑者との調査面会を申し入れたところ、当該の受刑者を高松刑務所などに移して、調査の妨害、隠ぺいを図ろうとした。というもの。
徳島新聞ホームページより
「人権問題隠匿の疑い」 徳島刑務所暴動、徳島弁護士会が声明文 2007/12/08 10:26
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徳島刑務所(徳島市入田町大久、荒島喜宣所長)で十一月、作業中の受刑者が刑務官に暴行して負傷させた問題を受け、徳島弁護士会(豊永寛二会長)は七日、徳島市内の徳島弁護士会館で記者会見し、医療行為に関する人権救済を申し立てた受刑者三人が、聞き取り調査の日時を通知後に別の刑務所に移され、調査が行えなかったことを明らかにした。弁護士会は同日、適切な医療の実施と調査への協力を求める会長声明文を、刑務所と法務大臣あてに提出した。
弁護士会によると、移送された受刑者三人は、それぞれ九月に人権救済を申し立てていた。弁護士会人権擁護委員会(大道晋委員長)は十一−十二月にかけて聞き取り調査する予定だったが、暴動騒ぎのあった十一月十六日に高松、同二十一日に広島、同二十八日に旭川の各刑務所にそれぞれ移送されたという。
豊永会長らは「事前に聞き取り調査の実施を通知しており、調査日前に移送された例はない。申し立て内容が暴動の背後要因の可能性があり、問題の隠ぺいと疑わざるを得ない」と、刑務所の対応に不信感をあらわにした。
今回の申し立て内容は、医務課長や看護師に適切な医療行為を求める訴えで▽腰痛治療、コルセットの使用許可▽腰痛のため車いすで診察を受けた際、医務課長に腕を抱え込まれ、無理やり体重計に乗せられそうになった▽医務課長にコンクリートの床に頭を三度たたき付けられ、看護師にも殴るけるの暴行を受けた−など。
弁護士会は、二〇〇四年四月以降、受刑者からの医療に関する人権救済申し立てが急増している実態を報告。刑務所は、訴えのある医務課長、看護師の事情聴取やカルテなど医療記録の開示に応じないため、十分な根拠や資料に基づく医療行為の当否判断を困難にしていると説明した。
さらに「受刑者の意に沿うとは言い難い医療行為が繰り返され、少なからず問題がある。法務省矯正局、徳島刑務所は十分な改善策を講じず問題を放置し、医師には受刑者の理解と納得を得ようとする意識が極めて希薄だ」と指摘した。
弁護士会によると、〇四年四月から今年十一月までに受刑者から寄せられた人権救済申し立ては二百二十二件。うち、予備審査を経て調査を開始した医療に関する内容が全件の約45%に当たる九十九件に上る。弁護士会は〇四年以降、刑務所に処遇改善を求め、警告三件、勧告八件、要望四件を行い、〇六年七月、法務省矯正局に申し入れをしている。
受刑者の移送について、矯正局は「暴行事案に関与した者が多数に及んだため、収容する単独室を確保する必要があった。三人を意図的に移したわけではない」と説明。徳島刑務所の高橋広志総務部長は「声明文の内容などを十分確認し、検討した上で適切に対応したい」と話している。
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