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今日は、リュウ さんから寄せられた話をご紹介します。
■みんなの怖い話 14「病院の窓辺で 」(ペンネーム:リュウ)
私は小学4年生でした。
母方の祖母が危篤という知らせがあり、
仕事のある父を置いて先ずは母と2歳下の妹と、
入院しているという病院に向かいました。
私の家は北海道の北見市の隣町にあり、祖母の病院は函館市で、
最寄駅で日に1往復の函館終着の特急に乗っても
当時は12時間近くかかる遠さでした。
そのため、記憶は曖昧なのですが、
昼過ぎに自宅を出て一旦札幌で下車して
小樽の父方祖母宅に泊まり、翌日午後に着いたと思います。
駅からタクシーに乗り、市立病院の正面玄関の車寄せで下車し、
ふと上を見上げると向かって右、2階か3階の窓辺に祖母が立ち、
笑って手招きしています。
「あ、おばあちゃん、あそこにいるよ」と私は母に言いましたが、
運転手にお金を払おうとしていた母には聞こえなかったのか取り合ってくれません。
そこで妹にも「おばあちゃん、あそこだ」と指差しましたが
妹も生返事で窓の方をみて「うん?」と言ったきりでした。
3人で病室に入ると祖母がベッドに寝ていました。
人口呼吸器を付けられ意識がない状態で、
子供の目で見てもとても起き上がれる様子ではありません。
脳出血とのことでした。
じゃあ、さっき手招きしてたのは先に着いていたという伯母だったのか?
と思いましたが、後で聞くと伯母はしばらく病室にはいなかったといいます。
また当時伯母は30歳前でしたので、
いくらは母娘で似ていたとしても50歳くらいの祖母とは
子供でもさすがに間違えることはないと思いました。
また、病室の窓から外を見てみると右下に車寄せの庇が見えますので、
祖母が見えたのはやはりこの部屋で間違いないと思いました。
笑顔で手招きしていたのは、生死の境にいた祖母の生霊だったのでしょうか?
そして何故私だけにみえたのか?、不思議です。
この時のことは母も妹も全く記憶にないと言います。
遠くに住んでいたためそれまで数回しか会っていませんでしたが、
祖母にとって私は長女の初孫です。
このことが何か関係があるのかもしれません。
数日後、祖母は意識が戻ることなく亡くなりました。
祖母宅の2階で寝ていたところ、
夜中に祖父の「ばば、死んだぞー」の大きな声で目を覚ましました。
夜中に起きることなんて滅多にない私でしたが、
予感があって眠りが浅くなっていたのか?
これも忘れられない後日談です。
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これはねぇ、子供の頃ってそういう体験しそうですよね。
まして小学校4年生くらいというと
一番そういう意味で多感であるというか
物に対する自分なりの判断ができてくる。
おばあちゃんの肉体は意識がないような状況で、
人工呼吸器をつけてますが、
おばあちゃんの魂はきっと可愛い孫が来てくれたことがうれしくて
多分手招きしたんでしょうねぇ。
そういうことってありますよね。
不思議なことってありますよね。
病院では時々そういう話があるようですよね。
人間ていうのは、死ぬ瞬間に何か知らないけれども
とてつもないような奇跡というか、出来事を起こしたりしますものね。
これもひとつの愛かもしれませんね。
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