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チロチロ考察




あついね。

本業を忙しくしておりやした。







夏に30℃越えなんて数日しかなかったころの北海道から

連日朝から30℃越えの本州にやってきて早や4年。




東京の夏を2回過ごし、ゲリラ豪雨も経験し、

ここ三浦半島では、熱波のような暑さの夏も

2回目である。

とはいえ、東京の、住宅密集地の、息苦しいような暑さに比べると、

現在の住まいは風も通り、見晴らしもよくって

暑さだけを堪能できる。

緑が多くて遮る高い建物がないせいもあろう。





ただし。

mituzoは汗をかく、っていう経験を、ほとんどしてなくってねえ。

学生時代の部活は野外スポーツ系であったし

チャリで15kmの道乗りを通ってたりしたから

汗もかこうというものだが、

着ているものまでぐっしょり濡れるような汗なんて、

そうそうかいたことがなかった。

だもんで本州の夏は毎年、汗疹がすごいんだよ・・・

これは東京でのはじめての夏で全身汗疹だらけになったのが

記憶に新しい。

今はだいぶ慣れて、部分的になったとはいえ、

引っ掻き跡だらけでなんだか悪い病気みたい。

夜もかゆくって眠れないときがある。

ものすごい冷え症なんで、足、とくにひざ下が冷えやすく、

足首なんて痛いほどだ。

実は夏の方が冷えるんだよ諸君。




汗疹は最も足首が最もひどい。

つまりは最も冷えているところに最もお血がたまってる、

ってえわけだな。

だもんでもう、跡が残ろうがどうしようがかまわず、

バリバリ引っ掻いて、毒出しをしておる。

靴下を脱ぐときには、バリバリっとかさぶたが剥がれるもんで

痛くてかなわん。

毒がたまってるオンナなんですよ・・・とほほ・・・





痒み、といえば、

我が家の通いの社員、チロチロも、めちゃ痒がっている。

そう、本日の本題は、チロチロの生態にまつわる考察である。




さてそのチロチロであるが、

仕事がたてこんで、朝と晩しかエサをあげてなかったら、

いつのまにか半ノラに戻ってしまって、

住み込みから通いになってしまった。

そのチロチロは、今日、突然朝帰りの風貌なんである。






いつもは駐車場あたりに潜んでいるのに、

今朝は早朝から、網戸をバリバリやって、

「開けなさいよ、開けないとこの網戸ボロボロにするわよっ」

と意思表示。

オットが網戸を開けて入れてやると、

オットのそばに寝たそうな。

オットはそんなチロチロを、ずーっと撫でてやっていた。

オットもチロチロがかわいくてたまらないらしい。





チロチロは半ノラになってからというもの、

せっかくブラッシングで真っ白にかわいくなった毛皮が

ウスヨゴレて日ましにグレーに変わってゆき、

顔には黒い目やにがつき、目つきもヤサグレて、

エサをあげるときだけ近づくが、

遊ぼうと思って近寄ると逃げ、

すっかりかわいくない猫になってしまった。




だがそんなチロチロが、今日はなんだが人が変わったように、

いやさ猫が変わったように、

べたべたと甘えてくる。

それはなぜかといいますと、

痒いからだということがわかった。







ブラッシングをことのほか喜び、撫でてもらうのも大歓迎。

濡れたタオルで拭いてやると、

おしりのあたりは薄茶色の汚れがついてくる。

こりゃあ掻きすぎてカサブタになったんだなあ。





がしかし、こんなに苦労してるヒトサマの気持ちなど、

猫にわかるわけがない。

自分の気に食わない撫で方をされると

チロチロは威嚇して猫パンチを繰り出す。

なんて我儘なやつだ。




そんな我儘ほうだいなチロチロ、

ひさしぶりのご帰還は、なんとも居心地よさそうだ。



下手すりゃこの暑いのに、足元に寝そべったりしている。

べろーんと伸びたかと思えば、

足をドンッと人の足に乗っけてきたりする。

わざとやってるとしか思えない。

(誰かに似てるな・・・汗)



もっと涼しいところもあるのに、人のそばを離れない。

今までのビビリモードが信じられないほど、

甘えてくる。

すこし寝てたと思ったら、にゃーんと鳴いて、

ブラッシングしろと要求する。

かわいくって、ついつい仕事の手を止めて、

はいはい、どこが痒いんでしょうか?

などと言いながら、ブラッシングしてやるのだった。




ひょっとしたら、仕事で家を空けてる間、

ずっと寂しがってたのかなあ、なんて。

で、ついつい扇風機の向きを、チロチロに向けてやったりする

激甘mituzoなのであった。






チロチロは実に、いろんなことを思わせる猫だ。

そのときにより、凶悪だったり子猫のようだったり、

老猫のようだったり天使じみて見えたり、

実に表情豊かだ。

デブに見えるときもあれば、ほっそりと頼りないように

見える時もある。

ものすごく、ビビリで、おっちょこちょい。

なのに、好奇心旺盛。






以前も記事にしたけれど、

我が子がいたとしたら、こんな思いになるのかなあ、

と思う。

ただし、猫だから、「しょうがねえなあ」っていう気持ちも

ずいぶんあるから、自分の子どもに対するよりも、

ずっと許容範囲は広いかもしれぬ。





我が子であれば、

「こんなふうに育てたい!」

とかいう、教育的要素やら、

自分の感情が入ってきちゃって、

のびのびあるがままにいさせてあげられないかもしれない。

もちろん全くの躾なしに育てたら、

ニンゲンシャカイに適応できなくなるだろうから、

最低のルールは教えねばならないが。




猫にはそれがない。

ましてや半ノラで、ある程度成人・・・でなかった

成猫してしまったチロチロだから、

チロチロがやりたいようにやらせるしかないのだ。




親業というものは、何にも代えがたい喜びと、

非常にしんどく大変な思いがあるのだろうなと、

子育てしたことがないmituzoは、おぼろげに思う。

チロチロを見てると、

無償の愛、というのはなんとなくわかる。






子どもは親、とくに母親の気持ちを深い部分で感じ取っている。

mituzoの自己否定癖は、

母親の胎内にいたときの、

母親の不安を感じ取っていたのかもしれないナアと思う。

なんとなれば、お家騒動があったらしく、

離婚の危機だったそうな。

mituzoが知り染めたもっとも古い記憶は、

グレーの宇宙を漂っている寂しい気持ちだ。

これは胎内記憶かもしれん。



その後の記憶では、

ちいちゃなmituzoが、酔った父の前に座らされ、

クダを巻いてる前でじっと耐えてる姿が見える。

母だったか祖母だったか忘れたが、

「こんなちいさい子を寒いとこに座らせて!」

と、mituzoを抱き上げ布団に入れてくれた。




幼児期の楽しい記憶といえば、

真っ先に浮かんでくるのが、

一人で風を切って草原をはしってた記憶だ。

あれは秋の光だったように思う。

小春日和であたたかく、

赤い長靴でお気に入りのセーターで、

草を分け入って走っていくのが楽しくて、

走りつかれたら寝そべると、

草がmituzoの身体をすっぽり取り囲んで、

すべての存在はmituzoと空と草、大地だけであった。

なんだか松山千春チックだ。





雨の日に、両親が家にいて、

一緒にくつろいでいる姿。

凍てついた冬の日に、

湯沸し器がシュンシュン言う石炭ストーブの周りで、
(「北の国から」の世界を想像していただきたい)

家族の気配を感じながら、つめたいミカンを食べたりする。

一人の楽しさと、家族がいる楽しさ。

そんな両方の、楽しい記憶があったとさ。







だから、暗い記憶だけではないのだが、

どうにもすぐさま浮かんでくるのは、

ケンカをしている両親や、

なんだか重大らしい問題をコソコソ話している大人たち。

そんな大人たちのネガティブな感情をまともにうけて、

さめざめと泣きたい気持ちを抑えて、

そ知らぬふりをしている幼い自分なのだ。




猫にたとえるのは実にオカシイけれど、

チロチロも、箒で追い出された記憶があるのか

箒を見ると身構える。

立っている人間は怖いらしく、逃げようとするときもある。

いじめられた記憶に直結するのかもしれない。

mituzoも、こんないいい年ぶっこいた大人になっても、

そんな子供の頃の悲しさが、影響してるのがわかる。

なかなか、あるがままの自分を認められないのだ。





オットおすすめのセミナーなんぞに参加したおかげで、

だいぶ軽くなったものの、徹底的ともいえる自己否定癖が、

まだまだ、ある。





自分の情けなさやら、未熟さやら、

どうにもハズカシイところを、

チロチロを見るmituzoのような気持ちで、

見ることができまいか。

さすれば自分を、やっと愛せるようになるのではあるまいか、

と考えるようになったのは、

本当にチロチロのおかげなんである。




だからうまいこと、大家さんに、見つからないよう、

出入りしてくれよ、なあチロチロ。







おしまい




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