東京【江戸創業老舗】グルメ

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さて豊島屋さんの白酒ですが、

歴史のお話はちょっと中休み・・・。

飲まれたことのない方、もちろんお味が気になりますよね。

とりあえず噂の「白酒」をいただいちゃうことにしましょう。


開栓前、瓶を傾けますとこの通り。

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濃度がとても高いのがおわかりいただけますね。

盃に注いでみました。

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何か注がれた液体が膨らんでいる感じがします。

すごいまったり感です。

ぐぐっと寄ってみました。

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粒は意外なほど揃っています。

なめらかそうな感じです。

いよいよいただいてみましょう。



▲以下、初めてこの白酒を味わったときの私の拙い感想です。

スロー再生です。


第一感想「あ。すごく素直。角がない。」

第二感想「あ。麹でできた本物の甘酒に似てるかも。」

第三感想「あ。でももっと味醂ぽい感じ。」

第四感想「あ。甘い、とてつもなく甘い。」

第五感想「あ。やっぱり甘い。でも甘いのにちゃんとアルコールが立ってくる。」

第六感想「あ。お酒なんだ、これは。でも、にごり酒なんかとは比べ物にならない甘さ。」

第七感想「あ。やっぱりこの飲み物、オリジナリティが高い。ほかの何とも似ていない。」

第八感想「あ。後口もほんとうに素直。自然天然まっさら。」

第九感想「ああ。これが白酒…。江戸の味。」


またもやつづきます。

豊島屋本店:

東京都千代田区猿楽町1−5−1
03(3293)9111
【豊島屋本店】白酒

◎白酒って???

それにしても『江戸名所図会』に描かれた白酒をめぐる熱狂は不可思議です。

まず湧いてくる第一の疑問!

「そもそも白酒って何ですか?そんなに夢中になれるものなのですか?」

正直に告白しますと、私は豊島屋さんの白酒に出会うまで、ほんものの「白酒」というものを

口にしたことがありませんでした。


▼「甘酒とは違う飲み物なのだろう」・・・漠然と思っていました。

▼「雛祭りに子どもが飲む白い飲料のことだな」・・・当然のように思っていました。

▼「子どもの頃にはよく小さな瓶で売っていたような。でも最近見ないかも」・・・そう感じてました。


さて、調べてみて初めて知りました。

▽ 白酒というのは「ほんものの」お酒でした!アルコール度7%ほどもあります。

▽ だから子どもは飲めません!

▽ お店でお子様用に売っていた「白酒」は、昔の白酒とはまったく別の「清涼飲料水」でした。

▽ もちろん「甘酒」とも違います。こちらはアルコールは入っていませんから。


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こちらのラベルをご覧ください。

なんと「リキュール」!に分類されています。

「お酒は20歳になってから・・・」

そうですよね。

子ども用の「白酒」ではあの絵の熱狂ぶりの説明がつきません。

お酒だから大人も夢中になれたのです!


でも・・・それだけではありません。

豊島屋さんってやっぱり凄いんです。

長くなってしまいますが、もう開き直りです。

桃の節句までは豊島屋さんにすべてを捧げてしまうかも!・・・です。

つづかせてください。 <(_ _)>


豊島屋本店:

東京都千代田区猿楽町1−5−1
03(3293)9111
【豊島屋本店】白酒

◎お江戸の一大イベント!豊島屋の白酒 一日だけの限定販売!

すいません、

このままでは雛祭りが終わってしまいます。

早く名高い「豊島屋の白酒」の核心に迫りたいと思います。

さて、この白酒がどれほど有名だったかというと、これはもうちょっと想像を超えます。

江戸時代の中期(1834)に出版された江戸ガイド、『江戸名所図会』には次のような場面があります。

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この人の群れ、実は豊島屋さんの白酒売り出しに殺到する江戸市民。

豊島屋は普段は酒・味醂などを商っていましたが、毎年二月二十五日の一日だけ

桃の節句(当時は「上巳」と言いました)に飲む白酒を売り出しました。

現在でも、都心のおいしいお店なんかには大行列ができますね。

でも、これはそんな大人しいものではなかったようです。

何しろ店側は、鳶人足を待機させて櫓の上から人ごみの整理に当たらせたうえ、

不測の事態に備えて医者まで控えさせておいたというのですから、

これは現代ではちょっと考えられない現象です。

絵をよく見てみますと、ご丁寧に「酒醤油相休申候」・・・

「今日はいつものお酒や醤油の販売はお休みさせていただいております」と

看板まで立てられています。


豊島屋の白酒売り、どうしてこんなに盛り上がったのでしょうか?

次にその謎に迫ってみたいとおもいます。(大げさですいません<(_ _)>)

まだつづきます。


豊島屋本店:

東京都千代田区猿楽町1−5−1
03(3293)9111
【豊島屋本店】白酒

◎創業の場所は「鎌倉河岸」(現・内神田)

 約400年も前の創業、江戸一番の老舗である<豊島屋>さんですが、創業当時の店舗は現在の神田猿楽町ではなく、江戸城神田橋門の近くの「鎌倉河岸」という所にありました。「白酒」に同包されている可愛らしい栞にも「慶長年間旧江戸の、鎌倉河岸に創業し、慶安元年徳川の、三代将軍家光公、御代の栄ともろともに、盛大極めし当時より、連綿つづく数百年・・・」とあります。

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現在の鎌倉河岸付近の様子です。ビルの名前だけが当時をしのばせます。

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江戸城を拡張するに際して、家康はその工事を全国の諸大名に請け負わせました。三代家光のころまで30年以上にわたって延々と続けられたこの「天下普請」は、現在の東京の「原型」を造り上げた、非常に重要な工事です。

隅田川から日本橋川に入って2.5kmほど上流に当たるこの場所「鎌倉河岸」は、海から船で運ばれてきた普請のための材木を荷揚げする場所でした。そして、当然ですが、実際に汗水を流したのは、幕府に普請を命じられた大名たち自身ではなく、全国から動員された大工や人足たちでした。

さて、こうして数万人規模で集まってくる職人たち、もちろん呑まず食わずのはずもありません。厳しい一日の仕事を終えた後は・・・やっぱり昔も今も思いはひとつ!

そうです。豊島屋さんは、まさにこうした地の利を得て、大工や人足たちに酒を呑ませる居酒屋として名を馳せることになったのです。

すいません、まだ肝心の「白酒」にたどり着きません・・・。

次回につづきます。
【豊島屋本店】白酒

☆創業 1596年(慶長元年)〜今から414年前
☆売物 白酒

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◎元祖・居酒屋!

江戸でもっとも古い老舗グルメとして知る人ぞ知る「豊島屋」さん。
どれだけ古いかと言いますと、徳川家康が江戸に入ってからわずか6年後の創業、
家康が征夷大将軍に任ぜられ江戸幕府が開かれるより7年も前のことです。

もともとは江戸城の建設のために集められた職人・人足たちに酒を出す
元祖「居酒屋」として出発しましたが、のちに「白酒」を売り出して大評判となりました。


イメージ 2


桃の節句が近づいていますね。
豊島屋さんの歴史と白酒についてちょっとお話したいと思います。

つづく

豊島屋本店:

東京都千代田区猿楽町1−5−1
03(3293)9111

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