|
ようやく読了。
飛行機乗り遅れてナニを書いても締まりがない気がするが、感情を描いた本に感情を動かされたので、簡単に書評。
ほかにもいろいろ読みましたが、こういう肩の力が抜けている本のほうが本質に迫っている気がします。
経済史観を踏まえた、生々しい経済学発展の経緯を描ききった本書の躍動感に圧倒される。
稚拙なまとめ方をすると、サミュエルソンをはじめとする20世紀の近経はニュートン力学(想史のなかの近代経済学―その思想的・形式的基盤 (中公新書)に詳しい)、21世紀は量子力学の影響を経済学は受けつつあるという認識から、行動経済学を位置づけた良書。
サミュエルソンのように綺麗な体系は確立されていないが、少なくとも社会分析ツールとして経済学に希望を与える。
私自身、計量分析にはほとほと嫌気がさして、民間のシンクタンク時代から記述的な分析とそのスピード、現場聞き込み主義を貫いてきたつもりなので、久々に食品流通の(一部の)理論化を試みたいと思ってしまう。
最終章で、「超一流の執筆陣が共通して主張することは、数理偏重経済学から実証重視経済学へパラダイムシフトが求められている」との指摘は、「膨大な計算量を必要とするキャリブレーションやシミュレーションが必要となる」という指摘とともに、社会構造がいかに複雑であるかを強く物語っている。
脳科学との関連にも触れているが、脳の活性部位との関連付けだけで語ることに警鐘を鳴らしているところもGooである。
現在は、脳科学バブルの感があるが、行動経済学についてはそのような事にならないで欲しいと思う。
以上、学会活動が思わしくない小僧が書いてしまいました。
このテーマで論文書けるといいなあ。。。
|
今途中まで読んでいます。
大変勉強になります。
2010/7/12(月) 午前 8:30 [ dalichoko ]