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表題は昭和天皇のお言葉ですね。
正しくは、雑草という言葉には不快感がある、とのたまわれたそうです。
どんな植物にも貴賎はない、ということでしょうか。私なりの解釈ですが。
フジモトたちのポットの用土はほとんどが林で採ってきた腐葉土で、化学肥料や農薬は一切使われていないほぼ自然なままの腐葉土です。
そのために微生物や菌類はもとより、林の下草の種なども殺処理されずに生きています。
適温適湿の室内で、腐葉土の水分調節機能が働いたためでしょうか、ポットの下のほうでなにやらよくわからない植物が芽を出しました。
火曜日に、ふと緑色の細長いものがポットの側面にあるのを見つけました。不審に思いながらも放置していたところ、次の水曜日には先端が膨らみ始めて、木曜日からその先端の奥から葉っぱが出てきました。その時になって初めて、植物の芽であることに気がついたのです。
月曜日の夜まではまったく存在していなかったので、月曜日の深夜帯に一気に背を伸ばしたのだと思われます。もしくはまったく気がつかなかっただけかもしれませんが。
なんというか、下草根性とでも言いますか、もしくは雑草魂でもいいですが、条件さえ揃えばどんな環境でも芽を出して生きてやる、という強かさを感じさせます。
すぐ上には土が迫っているので、このまま放っておいたら土にぶつかってそのまま枯死してしまうかもしれませんが、それまでは見守っていてあげようと思います。
今確実に言えることは、意図した発芽でないことと、植物の分類で見るなら単子葉植物であることだけです。草か木かもわかりませんし、これから先どう生長するか等のことはまったく予測不能です。ポットが透明なので、これからも植物の種子が発芽する可能性は少なくはありませんが。
アケビとカビだけだと思っていたポットの中の世界が、少しずつ多様性を見せ始め、いよいよフジモトたちに端を発する「小さな山」がここに拓かれそうな気がします。
ちなみにフジモトたちはなんら変わりなく、変化といえば、地表がだんだん白くなってカビが成長していっていることぐらいですか。子実体は現在できていないので、部屋の中がカビっぽくなることはありませんし、土や土に降りかかる部屋の埃などを分解してくれているはずですから、有益といえば有益ですが、そろそろ本格的に対策を講じなければならなくなってきたな、という感じです。
フジモトたちも生きてはいますし、生長も見られますが、どうといえるほどの大きな生長はないのが現状です。次回の更新ではフジモトたちの近況の写真を掲載したいと思います。
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