仰天望地

人生を面白いと思うかつまらないと思うかはその人次第だと思います。

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 最近取り上げていなかった佳奈の今日の姿。
 ちびりせはもうすでに全て萎れてしまいました。なんとか生き残っていた最後の一株は、埋もれかけていたところを拾い上げようとしたらうっかりフロックの奥に突っ込んでしまい、そのまま没して見えなくなってしまいました。
 
 残ったのはでかりせの子株の子株たち。
 つい先日まで五株あったのですが、一株が数日前から色合いがおかしくなっており、今日確認してみたところ、根っこの辺りからポロリと外れてしまいました。
 どうやら色がおかしくなったときからすでに終わっていて、色を残したまま萎れていたのだろうと思います。
 
 その確認のとき、命の危険を感じました。
 茎をつまみあげた時、いとも簡単に外れたのですが、その際にフロックマットを少し捲り上げてしまいました。
 めくれたほんの少しの隙間から、活性汚泥が作り出していた硫化水素が外へ漏れ出しました。
 その量は本当にほんの少しだったのですが、すぐに温泉に漂う腐った卵の臭いが鼻を殴りつけ、鼻の奥に鈍痛が走りました。
 痛みを感じてすぐに顔を離したので何も問題はありませんでしたが、漏れた量が多かったら、顔を離さずにいたら、少し怖いことになっていたかもしれません。
 さすがに命の危険というのは大げさですが、運が悪ければ笑い話にならなかったかもしれないと思うと、やはり怖いです。
 
 活性汚泥のマットの中では多種多様な微生物が生息しており、様々な生成物が存在しています。
 その中には当然人にとって無害ではないものも含まれているでしょう。
 しかし硫化水素が、ほんの少しの隙間から漏れ出ただけでその存在を確認できるだけの量と濃度で存在しているとは思いも寄りませんでした。
 全体を引っ掻き回したらどれだけの量が漏れ出てくることか、中にはどれだけの濃度で存在しているのか、怖くて調べられませんが、きっとすごい事になっているのでしょう。
 
 
 硫化水素について少し調べてみたところ、面白い話を見つけられました。
 一月ほど前にアメリカのウィスコンシン大学の研究者が硫化水素に関する発表をしていました。
 硫化水素は高濃度であれば人に限らず多くの命、それこそ植物にすら害を為す成分ですが、植物に与える養液に低濃度与えると植物の生長を促進させる効果がある、というのです。
 研究者によると、硫化水素はペルム紀末期、2億5000万年ほど前の大量絶滅が起こった一因なのだそうです。
 そして遺伝子に刻まれたその時の記憶から、硫化水素の存在を感知すると大きく生長することで生存の可能性を高めようとするのだとか。
 株が大きくなることで生存確率が上昇するという理屈はよくわかりませんが、この研究結果は今後応用が期待できるという話です。
 バイオ燃料を生産する藻類の急速成長に利用したり、食糧生産に応用したり、色々と可能性が考えられるみたいです。
 今後さらなる研究成果に期待したいですね。
 
 沈殿した活性汚泥が生産している硫化水素がただの危険物ではなく、植物達にとって価値のあるものであるなら、色々な人に汚いだなんだと言われながらも保ち続けた私の面子が立つというものです。

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