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根が出ていた後輩組は、最近苞をいくつも出しています。
普通の生長に完全に移行したのかと思ったのですが、ところどころに花の蕾があるのが確認できたため、まだ花の季節は終わっていないようです。
しかし大部分は花とは無関係な生長をしているようで、未分化細胞の分裂と生長を行っているようです。
すさまじい生命力です。育て始めた時から比べ、およそ8割の花蕾が死滅、残りの部分が頑張って生き残っている状態です。
植物体の8割が死んだ状態で生きながらえるというのは、樹木であれば珍しくはないかもしれません。樹木は大部分が死細胞で構成されていますから。
対して草本は、ほぼ全てが生きた細胞で構成されているので、大部分が死んだ状態になると衰弱は避けられないのではないか、と思っていました。
ところがどっこい、カビにやられ、花に養分を吸い取られ、わずかな部位を残してほとんどの花蕾が死んでしまっても、後輩組は生き延びました。
それどころか、白い根がたくさん生えてきて、苞がたくさん生えてきて、花蕾が生長してきて。
おそらくもうしばらくしたら花を作ることもしなくなると思います。
そして沙耶と同じように成長を行っていくことになるでしょう。
問題は、今植えている器が、容積に比べて外気に触れる面積が広いため、今の時期すごい勢いで水分が蒸発していること。
夜には干上がるため、毎日の水遣りが欠かせません。
しかし夏はこれからさらに厳しさを増します。夜には完全に水分が蒸発し、乾いてしまうことすらあるでしょう。
そうなれば深刻な障害が発生することは避けられません。
果たして、この夏を過ぎた後、後輩組が生きていられるか否か。ちょっと不安です。
こちらはブロッコリー。
腋芽が伸びて二度にわたって花をつけ、第一陣の花はとうの昔に種が完熟し、回収してしまいました。第二陣も種が成熟中で、ひと月もしないうちに回収できそうです。
その「花を付ける腋芽」は二本。同時に生え、二度とも同じ時期に花を付けた、双子のような枝です。
第二陣の実が完熟した時、この二本は役割を終え、枯れ果てるものと思われます。
そしてブロッコリーは全ての課程を終了し、静かに退場する。
と思っていました。
実際にはそうではありませんでした。
写真は一ヶ月ほど前から生え始めた新しい芽です。
始めのうちは小さな葉が生えただけだったので、偶然生えてきた、そしてすぐに終わってしまう弱い腋芽にすぎないと思っていました。
しかし10日ほど前から急に生長し始め、今では立派に一本の茎となっています。
どうやらこのままブロッコリーの一株として生長していくようです。
運がよければ秋ごろに収穫できたりするかもしれません。
という冗談はおいておいて、見たところ沙耶の茎と同じようなもののようです。
私が長く見ていないうちに、元株の切断面に未分化細胞の大きな塊ができたのか、腋芽ではなくシュート、種から発芽した場合に生じるものと同じ茎が生えてきました。
と思うのですが、もしかしたら他二本と同じ腋芽かもしれませんが。
腋芽ではないと判断した理由が葉の形なのですが、始めのうちは二本の方もこういう形だったような気がします。ある程度生長してから花柄用の葉に変わっていったような、うろ覚えですがそんな気がします。
そのため、まだどうなるかは分かりませんが、もし本当に沙耶のと同じく茎であったのなら、7月末までには全て終わっていると思っていたブロッコリーが長期にわたって育て続けることになります。
これは名前を考えてやらないといけないかもしれません。
そういえば後輩組も、ミズナラもまだでした。
考えておこう。
こちらは今日の昼間に出先で撮った写真。
分かりづらいですが、彩雲現象?が起きています。
太陽を隠した雲の端、薄い部分に当たった日光が虹のように七色に分かれています。
綺麗です。
もっとはっきりと、大きなものをいつか見たいものです。
こちらはその雲の数分後。
先ほどのはできる限りアップしたのですが、こちらは拡大せずに空を撮った写真。
なんでもない空なのですが、海を望んだかのごとく深い青と、晴れやかな抜けるような青と、その二つに心を揺さぶられて、撮り終わったと仕舞い込んだ直後に再びカメラを取り出しました。
日光が照らす白みを持つ青と、雲の陰で黒みを持つ青と。そしてそれを生み出した夏の積乱雲。
なんでもない空なのに、すごく心打たれる景色でした。
この15分後、雷を伴う豪雨が訪れ、30分も暴れまわったあと蒸し暑さだけを残して過ぎ去ってしまったのも、なんだかすごく胸がすくような、そんな出来事でした。 |
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