仰天望地

人生を面白いと思うかつまらないと思うかはその人次第だと思います。

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 とりあえず写真をご覧ください。
 佳奈のうちの一株です。
 他の株でも根を縦に伸ばせないために浮き上がっていったものがありましたが、これも同じように根が支柱としての役割を果たせなかったために茎に異常が発生したのです。
 元々はこんな真横に伸びていたわけではなく、倒れ掛かって斜めに傾いていただけでした。
 そのままでは自重で倒れた挙句に根が活性汚泥の中から飛び出てしまうのではないかと考え、近くに置いてあった石にもたれ掛けさせて姿勢を安定させることにしました。
 
 しかしそれが問題の始まりでした。
 小石で周囲を固めて補強していたのですが、生長と共に重心が崩れていき、補強の小石は傾いた茎に弾かれて横に転がってしまい、補強を失った茎はさらに傾いてしまいました。
 さらにひどくなった傾きを修正すべく小石を追加して補強したものの、今度は初夏から伸び始めていた匍匐茎が最近になって生長を加速させてしまいました。
 これが支えに使っていた石にぶつかりながら伸びていき、それによって石の方に傾いていた茎が押し返される形になり、再び不安定な姿勢になってしまいました。
 
 さらなる追い討ちが加わります。
 姿勢を崩したものとは逆方向に向かって匍匐茎が生じ、これが伸びるに従って支えに使っていたのと別の石にぶつかって別方向から茎を押し上げてしまいました。
 複数のベクトルで茎が押し上げられ、補強の小石も効力を発揮できなくなってしまいました。
 小石の配置換えをして何とか茎の根元付近の部分は垂直に立たせることは成功したのですが、最初に手を加えた時から今までの生長の間に伸びた茎はもはや修正不可能な状態になっており、ご覧の有様になってしまいました。
 それでも数日前はまだ斜め上を向いていたのですが、その数日の間に自重で傾きが増し、今ではほとんど横倒しになってしまいました。
 根元付近は垂直方向を保っていますので、今は根元とそれより上とでほぼ直角になっています。
 そのうち生長と共に茎の重みが増していくと鋭角になっていき、いずれ折れてしまうかもしれません。
 一応茎の硬い種類の植物なのでしばらくは持ちこたえると思いますが、夏本番、生長真っ盛りの時期なので、いつまで維持できるかは怪しいところです。
 
 茎の一番新しい節は横倒し状態から垂直方向へ方向修正する形で伸びていますし、もはやいまから茎全体の修正を行うのは不可能です。
 となると折れないように何とか手を考えるか、折れることを前提にその後の処置をどうするかを考えるかの二択から選ぶ必要があります。
 後者でいこうとは考えているのですが、予期せぬ事態が起きそうで不安です。
 このまま生長していったら茎が折れる前に根っこが他の株みたいに飛び出してしまうのではないか、それによって匍匐茎を含めこの株全体が駄目になってしまうのではないか。そんな風に考えてしまいます。
 
 今後どうなるのでしょうか。
 案外折れずに生長を続け、安穏のまま匍匐茎に次代を託して生を全うするかもしれません。あるいは懸念したとおり、折れてしまったり根が持ち上がったりしてしまうかもしれません。しかも明日にも。
 不安です。

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