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家具を企画するときに色々検討します。
何年か前から無垢がいいという価値観が出来ました。
私はいつも本当かなと思います。
無垢材は色が変わります。
我々の言葉で「やける」といいます。
楢材だとあめ色になります。
「やけるとあめ色になってよい色になりますね」とか言って販売しました。
本当かなと思っていました。そのあめ色に家が合うのかが問題です。
新しい家にやけた家具は合いません。
また、バーチ色の家に楢のダーク色はあいません。
結局、家の状態によって合う色と合わない色が出てきます。
昔のように無垢材ならば良いという一元的な価値観では
対応できなくなっています。
また、家具が無垢で出来ているといっても本体は別です。
扉だけが無垢材になっています。
扉の鏡板の部分も本物とは限りません。
どこまで分かっているのかなと思います。
今までは顧客本位で顧客の言うことには逆らいませんでした。
今までに一通りの事が検証されました。
今は、自分の主張をしています。
選ぶのは顧客でも、造るのは人間本位で企画します。
選んでくれなければそれでもいいと思っています。
ニーズという言葉が嫌いです。
今欲しいファッション性の高い物ではなく、
長く使って役に立つ家具の企画を考えています。
分かってくれる人が使ってくれればうれしいと思っています。
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