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追想のユニゾン お題:「世にも奇妙な○○」
緑の丘の向こうに沸き立つ積乱雲には、一向に近づけない。 毎年恒例のツーリングだった。お盆には必ずこのワインディングを走るのだ。親友の哲が散ったあの場所まで、あとひと山越えなければならない。 草原地帯が終わり、針葉樹に囲まれる山道へ入ると、突如、霧に覆われた。白い闇だ。先が全く見えない。ともすれば平衡感覚さえ失いそうな状況に、俺は恐怖を感じた。 なんとか幾つめかのカーブを抜けると、前方にバイクのテールランプが浮んだ。哲のバイクと同じおむすびの形をしたランプだった。必死でついて走る。 ブレーキのタイミング、倒し込みの思い切りの良さ、哲なのか? 俺は奴と一緒に走っているような感覚に捕らわれる。 不思議とさっきまでの恐怖は無くなっていた。 俺達は、まるで二台のギターが奏でるユニゾンが、音階を駆け上がるかのように山道を登っていく。 峠に差し掛かったその時、眼前のテールランプがふっと消えた。 同時に霧も無くなっていた。 |
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ランダムから来ました。
400字小説、何偏も読み入ってしまいました♪
今、ケイタイからなんで、
あとで、パソコンからお伺いします☆
2008/8/12(火) 午後 4:25 [ 休止中 ]
こんばんわ〜。ぱっどさんの所から飛んできました。400字の中で親友との距離が近づく年に一度の時がよく描かれています。ぞくっとしますね。
2008/8/13(水) 午後 11:00 [ - ]
いい友ですねぇ。。( ̄十 ̄)アーメン・・・
2008/8/14(木) 午前 0:02
お久しぶりです。
え!?
ブログで小説をお書きになられるのですか?
もしかして・・・作家さんでしょうか?
すごいお方のようで、今まで、馴れ馴れしくしてましたか?
すみません!
2008/8/19(火) 午後 1:57 [ お食事処 あっちゃん ]
訪問頂きましてありがとうです!
また、遊びに来てくださいな!
コメも宜しくです☆
2008/8/31(日) 午後 7:50 [ - ]
来たね・・・来ましたね・・・共に走りに^^ヤツは。
2008/9/18(木) 午後 4:06
こんにちわ^^*
通りすがりの者です。
小説かいてるんですね!
頑張ってください^^
読んじゃいました★
あたし小説作りました
読みやすいようにページ数は少なめです。
よかったら読んで下さい。
感想コメ待ってます^^
2009/1/25(日) 午前 11:18 [ mak*607*ov*ly ]
さて、向こうの世界に誘いにきたのか、
霧の中事故らないように先導してくれる為に現われたのか。。
まぁ、いずれにせよ、久しぶりのツーリングを楽しんでくれたのは間違いない?^^
2009/3/9(月) 午後 0:08
休止中ですさん>またお越し下さいね。
2009/5/10(日) 午前 0:47
WJさん>感想ありがとうございます。
親友が、忘れられない永遠の親友となっているのですね。
2009/5/10(日) 午前 0:50
ばっどさん>お祈りありがとうございます。
きっとまた危機的状況になったときには、導いてくれるでしょう。
2009/5/10(日) 午前 0:52
あっちゃんさん>作家さんだなんて…ただの下手の横好きですよ。
短いもの専門で色々と書いています。
2009/5/10(日) 午前 0:54
message_momo99さん>ランダムでお邪魔しました。
今は休止中かな?機会がありましたらまた。
2009/5/10(日) 午前 0:55
タバさん>感想ありがとうございます。
親友の彼もきっと一緒に走りたかったのでしょうね。
2009/5/10(日) 午前 0:57
まこさん>はじめまして。またお越し下さいね。
2009/5/10(日) 午前 0:58
ロンさん>一緒に走りたかった主人公の気持ちに、きっと応えてくれたのだと思います。信頼のおける人と一緒に走るという行為は、バイク乗りにとって最高のコミュニケーションです。
2009/5/10(日) 午前 1:03
みなさん、9ヶ月もブログを休止していて、レスが今頃になってしまいました。
謹んでお詫び申し上げます。
2009/5/10(日) 午前 1:05