こんなんdeたんか

連載長編小説 『絵画きのバラッド』(仮)スタートしました。普段、小説を読まない方にこそ読んでいただけたら幸いです。

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 恭平の乗るヤマハSRは三十余年前に発売されて以来、新車として造り続けられているロングセラーモデルだ。健やヤスのオートバイと同じく、カフェレーサーとしてのチューニングが施されている。細身だが長いガソリンタンク、低く構えたセパレートハンドル、ノーマルより後退した位置にあるステップやセミダブルのシート、キャプトンタイプのマフラーなどあらゆるところに手を入れている。二台と同じ車輌はない。恭平は先日交換したばかりのハンドルバーに手を伸ばす。二人乗りによって変わってしまったミラーの角度を合わせると、シフトペダルを踏み込みクラッチミートした。SRはマフラーから薄紫の排気を吐きながら、単気筒のリズムで路面を蹴り出すように発車した。

 店の前を通る往復六車線の道路を南へ下ると、すぐに県庁所在地と同じ名前の駅がある。地方都市とはいえ百万人が暮らす街の駅周辺は、正午近いこの時間でも人や車の往来が途切れることはなく、賑わいをみせていた。駅前を通過して街路を何度か右左折した後、赤信号の交差点で停止した。

「次の信号、右です」

 顔を近づけた後ろの少女が大きな声で言う。恭平はヘルメットを大げさに上下させ頷いて見せた。信号が青に変わり、前を行く車の後に続き右折レーンへ車線変更した。いつもの単独でのライディングだったら、車を追い越して右折待ち車両の先頭へ出るところだが、今日は極端に大人しい運転に徹していた。なにせスカートを履いた女の子を後ろに乗せているのだ。上手くたくし上げ、お尻と足できれいに押さえてはいたが、やはり少しバタついている。

 交差点を右折し終わるとすぐに左のウインカーを点け、路肩に停止した。

「どこ行かす気だよ。この道そのまま行ったら戻っちまうだろうが」
 恭平はヘルメットのバイザーを跳ね上げ、振り向きざまそう言ったが、返答はない。

「どうすんだよ?」
「海、見たいんです。連れて行ってください」
「だめだめ。帰るんだろ」

 顔を覗き込む。暗い淵を覗く目に恭平の心臓が小さくトクンと跳ねた。

「ただでさえセーラー服乗っけてて目立ってんだからな」
「あら、役者さんてみんな自意識過剰なひとばかりだと思ってたわ」

 さっきの表情はもう消えていた。

「悪かったな。役者らしくなくて」
 恭平が言い終わると同時に、脇を通り過ぎる長距離輸送トラックの轟音が耳をつんざく。

「連れて行ってください」
「だめだ」
「連れて行かないと叫ぶわよ。助けてー、この人ストーカーですーって」

 冗談めかした言葉とは裏腹に、光りが戻った真剣な目だった。なぜ? 恭平は逡巡する。どこか遠くから救急車のサイレンが聞こえてきた。少しずつ大きくなっていたが、姿を見せることなくサイレンはやがて小さくなった。

「わかったよ、行くよ。山越えなきゃなんないんだからな。怖いつっても知んないぞ」
「はい」
「しっかり掴まってろよ」

 そう言うと恭平はバイザーを下ろした。ウインカーを点けて車体を右へ傾けると後方確認し、今来た道をユーターンする。傾き始めた秋の太陽がきらりとバックミラーに反射した。眩しさに少し目を細めながら、恭平はアクセルをじわりと開けて加速した。

                                *

 SRを南へと走らせていた。様々な種類の車両が混合して走っている市街地は、オートバイにとって決して走り易い道ではない。このまま南下すれば次第に開けていき、やがて緑山バイパスへと繋がる。バイパスのほうが市街地よりも安全度や快適度が高いのは明白だ。バイパスは隣県の市街まで通じているが、恭平は海へ出るために途中から県道へ入っていくつもりだった。そこからは曲がりくねったアップダウンを伴った道がずっと続いていく。

 バイパスは開通してからまだ日が浅いためか予想より交通量が多かったが、恭平は流れに乗って法定速度より少し速いスピードでSRを巡航させていた。

 いくつ目かの合流地点が見えてきた。合流してくるレーンと本線の間に黄色い仮設のフェンスが立てられている。ニュースで言っていた場所だ。恭平は事故のあった場所であることを意識するあまり、減速しすぎたようだ。あっという間にミラーの中で後続の車が大きくなり、慌ててアクセルを開けた。SRはギクシャクして挙動を乱す。その瞬間、腰に触れている少女の手に力が込められたのを感じた。タンデムであることは常に意識していなければならないのだ、そう思いながらミラーを覗く。丸い鏡面の内端には、変わることなく、スカートに包まれた彼女の足が映っていた。

 バイパスを下りて県道と交わる交差点を左折した。バイパスからすでに山がちな風景だったが、この辺りは人家も無く、街とは別世界のツーリングゾーンだ。片側一車線の県道は比較的に見通しもよく、オートバイ乗りが言うところのワインディングロードだった。海へ出るルートなら整備の行き届いた国道もあるが、こちらの県道の方がオートバイには向いている。なにせ平日だろうが日曜だろうが、昼夜を問わずほとんど車通りがない。

 恭平はワインディングロードを丁寧にトレースしていく。カーブが近づくとアクセルオフで減速し、車体を傾ける切っ掛けとしてソフトなブレーキを使い、カーブを抜ける立ち上がりでは、徐々にアクセルを開ることで車体を起こしながらゆるやかに加速する。身体に染み付いたオートマティックな動作だった。

 オートバイを操り次々に現れるカーブを一心にクリアしていると"無"が訪れることがある。それはいつも突然のことだ。望もうと望むまいとやってくる"無"を恭平は嫌いではなかった。"無"によって時の流れを止めてしまった恭平は、次第に心が内向きになっていくのを自覚する。普段の思考では表面に現れることのない、奥のほうにある感情がぼんやりと見えてきた。しかし、形ははっきりしない。恭平は心の奥底を探ろうと精一杯手を伸ばす。やっとで掴み出したのは、漠然とした不安だった。外から来るものなのか、内から来るものなのかは分からないが、少なくとも今走っている状況に感じている不安ではなかった。見つけてしまった途端に不安はどんどん大きくなり、あっという間に恐怖と言っていいほどに成長した。自分は楽天家なのだと信じていた恭平は、恐怖を見つけたことに困惑する。止まった時間の中で、動揺がオートバイの傾きのように左右に傾いては戻りを繰り返す。

 急に道幅が狭くなり、恭平は慌てて"無"を押しやると、少しペースを落とした。山の斜面を蛇行しながら登っていくその道は、色づき始めた楓の間から差し込む光によって、まばらに照らされている。雨の匂いに似た濡れた葉っぱの匂いが鼻につく。鼻腔から侵入したその匂いは、胸の辺りに留まっていた動揺を体外に排出してくれた。

 恭平はほとんど直線の部分がないその道を、右に左にひらりひらりとリズミカルに駆け抜けていく。リアシートの少女は、積まれた荷物のようにじっとしていた。タンデムライディングに慣れているのだろうかと思う。上手くオートバイと一体化してくれていたので、単独のライディングより寧ろ走り易いのではないかとさえ恭平は感じていた。ただ、彼女が楽しんでいるのか恐がっているのかを背中から感じ取ることは出来なかった。タンデムで走るというのは、どこかでお互い信頼していないと到底出来ることではない。少女が自分のことを信頼してくれているのだと恭平は理解したからこそ、ここまで走ってきたのだ。信頼してくれたことに応えられているだろうか。事故現場で挙動を乱したことを思い起こしながら、恭平は自問していた。

 峠を越え下り道になってしばらく走ったその時だった。今まで両側を林に覆われ、草木しかなかった視界が突然開けた。見えたのは、静かに青い海だ。オートバイでの海との出会いは、慣れるということを知らない。いつもその瞬間に感じるのは、得も言われぬ開放感だ。恭平は、それが走り続ける理由かもしれない、という考えが浮かんだが、それ以外の理由が見つからないまま、ゆるやかになった海へと続く道をSRでなぞって行った。

 堤防に沿った狭い道を低速で走ってきた恭平は、道が少し膨らんだところを見つけるとSRを停めた。少女は言葉を発することなくタンデムシートから降りると、堤防の方へ歩いていった。それを見届けた恭平はエンジンを切る。単気筒のアイドリング音が止むと、静かだった海が、テトラポットに波が当たって砕ける音を、意外と大きく響かせていたことに気付いた。

 恭平もオートバイから降り、少女と並んで立つ。

 少女は海を見つめたまま動かない。他者の存在など気付いてもいないような振る舞いに、恭平は自分のすべきことを見つけられないでいた。波音は聞こえても彼女の息遣いは聞こえてはこない。何者も寄せ付けない雰囲気だった。恭平は声を掛けることを躊躇い、繰り返す波の音に身を任せるしかなかった。

 違う時間が流れているのだと恭平は思った。時の流れはみな同じではないのだ。それぞれの自分の中にある時間を生きている。それは心のありようでも違えば、その時々でも常に変化する。他人には犯すことの出来ない領域だ。ほんの数時間前に出会ったばかりの二人が、互いに踏み込むべきではないことは恭平にもよく分かっていた。しかし、その禁を解いたのは恭平のほうだった。

「あのさ、バイク乗ったの、初めて?」
 少女は話し掛けられたことが意外だったような目を向けた。

「初めてです」
「あ、そう。乗り慣れたカンジしたんだけど。慣れてない奴ってカーブで傾いた時に恐くて体が反対に逃げたりしてさ、バランス取りにくかったりすんだけど、そんなことないしさ。堂々としてるっつうか、肝が据わってるっつうか」
「それ、褒めてるんですか?」
「ん、まあな」
「それはどうも。ありがとう」
「なんだよお前、お姫様みたいな口の利き方だな」
 恭平は少女の頬にうっすらとできた笑窪をつい凝視してしまう。

「今日、あのお店初めて行ったんです。コーヒー飲んだのも初めて。ついでに言うと男の人とこうして二人で居るのも初めてなんです」
「珍しい高校生だな」
 頭に浮かんだことをそのまま口にした。それが美徳ではないことは恭平も知っている。本当に驚いたのだ。

「お前、名前は? まだ訊いてなかったな」
「ケイ。手紙の拝啓の啓。あまり好きじゃないんです。だって男か女か判らないんですもの」
「そうか」
「父が男の子を欲しかったらしいんです。でも結局私だけ……」
「まあ、それは親にも色々都合とかあるしさ」
 ケイの瞳から意思が遠ざかり、淵に沈んでいくのを見た。海を見たいとせがんだときの目だった。

「でも何で突然バイク乗せてなんて言い出したんだ?」
「似てたんです。父の背中に」
「乗るんだ、親父さん」
「ええ。でも、もう父がオートバイに乗ることはありません。……この間、亡くなったんです」
「お前いいのかよ? こんなとこふらふらしてて」
「大丈夫です。周りの人たちは大変そうですけど。それに……もう一生泣けなくなりました」
「そんなもんかよ」

 水平線近くに浮かんだ細長くたなびく雲の端々が、薄く金色に縁取りされていた。太陽の位置はいつの間に雲の向こう側へ移動していたのだろう。そう思いながら眺める雲は、静止しているように見えても、僅かながら水平方向に移動していた。

 再び訪れた沈黙が、どこか遠くから船のエンジン音を運んできた。また二人の時間の流れにズレが生じていくのだと思ったとき、ケイが言葉を発した。

「わたし、怖かったんです。まだ何にも始まってないのに」
「バイクが?」

「後に乗って、風を受けて、実は今すごいスピードで移動してて。でもそれは全然怖くはなくて。身体ひとつで木漏れ日のトンネルを抜けるなんて、信じられないくらいに素敵で。それでわたし思ったんです。始めてしまえば怖くない。本当に怖いのは、始めることとか終わることではなくて、始まらないことなんじゃないかって」

「始まらないこと……」

 舞台だって同じかもしれない。もし始まらなかったら? それまで一生懸命稽古を重ねて、時間も想いもすべてをつぎ込んで、たくさんの仲間と皆で準備して、それで幕が開かなかったら? 演じることで得られるはずだった経験も充実感も快感も喝采も、開演できなければすべてが無きものになってしまう。それほどの恐怖はない。

 思いを巡らす恭平は、口を閉ざしたまま広がる海を眺め続けた。寄せては返す規則的な波の音を聞いていると、知らず知らずに呼吸が波と同調し、鼓動さえも地球のリズムと一体になっていく。生命活動が同調し、さらに顕在意識もリズムが合ってくると、考えていたはずなのに、徐々に思考は平坦化し、いつの間にか思考を手放している。解き放たれた心はどこまでも自由だ。空間も時間も越えていく。

 沖へ向かう大型貨物船が汽笛を鳴らした。
 我に返った恭平はケイのほうを向く。

「そろそろ、行くか」
「はい」
 丸みを帯びた小さな声だった。

                                *

 帰宅ラッシュが始まるにはまだ早いにも関わらず、駅前通りは混雑していた。恭平はロータリーに低速で進入し、駐車車両の隙間にSRの鼻先を突っ込んで停車した。ケイはスカートが捲れないように手で押さえながら、器用にタンデムシートから降りた。傍らに立ってヘルメットを脱ぐと、両手で持って突き出した。その姿を正面から見ると、やはり少女か大人かどちらなのだろう、と恭平は改めて思う。

「ちゃんと家帰れよ。電車乗るまで見てるからな」
 ヘルメットを受け取りながら言った。

「大丈夫です。もうここからだったら駅三つですもの」
「この後お前が悪い奴にとっつかまったりしたら俺が疑われちまうんだからな」
「そんな時はちゃんと証言します。いいおじさんでしたって」
「だから、おじさんじゃねぇって。……そう言や、お前電車代は?」
「ご心配なく。電車のカードだったら持ってます」
「嘘つきやがったな」
 返事代わりの笑窪は何度目だろうか、と恭平は思う。

「貸しにしといてやるよ」
「まあ。大人気ない」
 気の利いた台詞を探したが、うまく言葉が見つからなかった。

「早く行けよ」
 駅舎に向かって歩き出したケイを見送る。

「もし何かあったら、俺いつもクッチョロにいるからな」
「ありがとう」

 一度振り返ってそう言ったケイは、人ごみの中を小走りに駅舎まで行くと、改札へとつながる階段を駆け上がり、やがて見えなくなった。

                                *

「大変だったよ公演」

 恭平がいつものカウンター席に腰を下ろすと、隣で新聞を読んでいたヤスが手を挙げて挨拶した。テーブル席には数名の客があったが、健の姿は見えない。

「あれ、健は?」
「あいつ、今日カットのコンテストだって。朝、それだけ言ってもう帰ったよ」
「そうか」

「それより、何がどう大変だったんだよ」
「それがさぁ、聞いてくれよ。俺、舞台の上で頭真っ白になっちまったんだよ。初めてだよ、そんなの。経験してわかったんだけどさ、多分ほんのちょっとの時間なんだろうけど、もの凄く長く感じるのな、あれって」
「そこに沙希さんが助け舟。あれがなかったら恭平の初主演、どうなってたかしら」
 楽しそうな優子の声が頭上から降ってきた。テーブル席の客にサンドイッチを運んでいたはずの彼女が、聞きつけてやってきたのだ。恭平は傍らに立つ優子を見上げた。

「優ちゃん、そんな傷口に塩を擦り込むようなこと言うなって。これでも俺、結構へこんでんだからな」
「でも、素敵だったなぁ。沙希さん」
 トレイを胸に抱えたまま遠くを見ている優子は心ここに在らずだ。

「俺は? かっこ良かった、だろ?」
「恭平は、ねえ。今回のでだいぶファン減ったかも」
「そりゃねえだろ」

「また始まったよ」
 恭平がヤスのぼやきに目を向けると、直ぐに読みかけの新聞に戻っていた。

「俺のかっこ良さが解らねえなんて、女じゃねよ」
「いいの。あたしには沙希さんがいるから」
「お前らどういう関係だよ」
「うん。また観に来てくださいねって」

「おいっ、これ見ろよ恭平」
 ヤスが驚いた様子で会話を遮り、恭平のわき腹を肘でつついてきた。

「何だよ?」
 新聞を覗き込む。

『上場のアパレルメーカー新女社長就任』 と見出しが躍っていた。

 ― 記事 ―
 イタリアンブランド・アレッシオで知られるアパレルメーカー・ツカモトインターナショナルでは、先月社長夫妻がオートバイ事故で亡くなって以来、後任の社長を発表していなかったが、このたび、前社長のひとり娘で十八歳の現役女子高生である塚本啓氏が社長に就任したと発表した。なお、新社長就任に伴ない、新規事業として若年女性向けイタリアンカジュアルブランド・クッチョロを展開することも併せて発表された。

「店の名前と同じじゃん」
「そこじゃないよ、これこれ」
 ヤスの指先は写真を差していた。小さく四角に切り取られた新社長の顔写真だ。

「あっ、あの娘じゃんよ」

 セーラー服でこそなかったが、うっすらと笑窪を湛えたあの少女の顔だった。

「お前、逆玉のりそこねたか」

 写真を凝視していた恭平は、ヤスの声が届いても何と言ったのか分からなかった。恭平の時間が巻き戻されていく。海を見ていたケイ。タンデムランでのケイ。店のクッチョロを名残惜しそうに見つめていたケイ。そしてケイの言葉。シャッフルされた記憶の断片が、無作為に脳内時空に浮かんでいる。停止した時間を再び動かすことさえできない。

「あーあ。俺が送って行きゃよかったよ」
 視界の端でヤスが天井を仰いでいた。

                                *

 低く垂れ込めた灰色の雲が空を埋めつくし、海と空の境目を曖昧にしていた。空の色を映した海は色彩を失い、そのせいでいっそう静かに思えた。磨りガラスの様に凪いだ海の表面は均一化され、僅かに湾曲した地球の表面を覆っている。

 何の前触れもなく、分厚い雲に出来た小さな裂け目から一筋の光が降りてきた。光の筋は少しずつ少しずつ確実に大きくなっていき、次第に束となり海面に明るい円を広げていく。天使が還って往くために天から降りてきた梯子が、灰色の濃淡でしかなかった世界に輝かしく浮かび上がる。

 恭平は腰掛けていた堤防から降りると、傍らに停めてあったSRに歩み寄った。脚を大きく回して跨ると、バックミラーに掛けてあったヘルメットを被る。イグニションキーを回し、ハンドルに取り付けられたデコンプレバーを握ると、キックスタータを足で軽く上下しエンジンの上死点にピストンを合わせた。そこから一気にキックスタータを体重を掛けて踏み抜いた。単気筒エンジンの息吹が還り往く天使にさよならを告げた。                                                                                                                                         (了)


                                                        20013年 11月 改稿

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nice

2013/11/3(日) 午後 7:45 [ azz*oo2*2*08*b9 ]

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thanks

2013/11/4(月) 午前 0:32 愛沢いさむ


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