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歯医者の日でした。予約は朝10時から。
睡眠中にウギウギと歯を食いしばるクセのあるワタクシは、この春から会社近くの歯科医院に
通っています。
もちろん歯医者さんに診てもらったところで歯を食いしばるクセが治るはずはなく、
少しでも負荷が分散されるようにとマウスピースを作ってもらいました。
月に一度か二度、その調整をしてもらったり、傷めていたところを診てもらったりするために
行かねばなりません。
この日はなんだか朝から身体が重だるく熱っぽく、頭がハッキリしませんでした。
朝起きて会社に行っても、いつまでも眠くて仕事に集中できませんでした。
歯医者に行って診療台に横になるとスッと眠ってしまいそうで、イカンイカンと自分に
言い聞かせておりました。
この日の診察では、親知らずに被っている歯肉が腫れているとのこと。
そういえばここ数日、親知らず近辺からジクジクと汁が出ているようなイヤな感じがありました。
ワタクシ、こういうときは自分で鏡見て確認したりなんてしません。怖いから。
ワタシの親知らずは中2のときに生えてきたもので、生えてくるときはそりゃー痛かったです。
七転八倒して、1週間くらいほとんど物が食べられませんでした。
両親が離婚して母親が出て行って、父親もあまり帰ってこなくなった直後のことで、
「親知らずとはよく言ったものだなぁ」と子供心にミョーに感心した記憶があります。
ちょっと親知らずの意味が間違っているのですが。
立派に生え揃ったた今では、上から歯肉が被さって、親知らず自体は見えないのです。
抜けばいいのでしょうけど、その隠れ親知らずは顎を通っている神経やら血管に近くて、歯医者さんと
してはあまり触りたくない親知らずらしい。よほどのことが無い限り、そっと様子を見ておきたい
タイプのものだとか。
しかしワタクシは顎が狭いせいか親知らずは90度横倒しで生えていて、隣の歯とわずかながら
スキマがあり、そのスキマが口内細菌にとっては絶好の隠れ家となっているようなのです。
普段は身体の免疫力が働いてその細菌達を抑え込んでいるのですが、体力の低下などで免疫力が
弱まるとここぞとばかり暴れ出そうとするのです。
現在はちょっと疲れ気味なので、細菌達は虎視眈々と活躍の機会を窺っているようです。
「ふーん…やっぱりこういうことがあるから、先々には抜いた方がいいですねぇ」と先生は
ワタクシの口の中に指を入れて覗きこみながら言いました。
ワタクシは抜歯の経験がないので不安なので、はが…(はぁと言いたい)と曖昧に返事するしか
ありません。そのヘンは先生の判断にお任せするしかありません。今は少し腫れて疼くくらいで
痛くはないのですが、歯痛の経験も無い私にはそれは大変恐怖です。
「あれ、熱いですね。ちょっと熱があるのかな?」と先生は言われて手を引っ込めて、体温計持って
来て、と横にいた助手のお姉さんに体温計を持ってきてもらいました。体温計の先っちょを消毒綿で
フキフキして、体温を計ってくれました。
熱を計っている少しの間、先生は熱を確かめるように手のひらをワタクシのおデコに当てて、
「今は一番休めないときですもんねぇ…家でも静かにしてられないでしょう。」とこちらの目を
覗き込んで言います。
新型インフルエンザを警戒されているのだなと思いましたが、普段男性に触れられるということが
ないもので、ワタクシそれで大変ウロたえてしまい、鼻血吹きそうになってしまいました。
心拍数もウナギ登りとなり、眠気もどっか吹っ飛んでしまったのですが「今すごく眠いもんで…ヘヘヘ」
とわけのわからないことを言ったりして必死にごまかしました。
結局体温は36.8℃でした。若干高めでしたが熱は無し。
あとは腫れているところの洗浄と消毒をして、ついでに音波で磨くという電動ハブラシを試用させて
もらって、この日の診療はおしまいとなったのでした。
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