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連休初日の4月は29日、土砂加持法会に参座すべく四日市のお寺へ行ってきました。
こちらのお寺のご住職とは昨年とあるご縁で知り合いました。
不思議なことに知りあって間も無くの頃、一緒にお寺の先住様のお墓にお参りするという夢を
見ており、それ以来、なんとなく縁の不思議を感じ、しつこく後を付いて歩いております。
幸いなことに、ご住職の方はそんな自分を奇異に感じている様子もなく、来るもの拒まず的に
他の檀信徒さんと同じように扱ってくださいます。突如現れた得体の知れない仏教女にも大変優しい。
有難いことです。
それにしても、四日市は遠い…。今までお参りしてきたどのお寺よりも遠い。
朝十時からの法会に間に合うように、朝五時に起きて用意を整え、六時半に車で出発。
峠越えをして生駒から奈良市内に入り、天理から名阪国道に入ります。
最近気がついたのですが、近畿自動車道から西名阪を走って名阪国道に入るより、うちからだと
奈良市内を通って天理まで行き、そこから名阪国道に入ったほうがずっと早いし、料金もかからない。
169号線は観光シーズンにはよく渋滞するのが難なのですが、朝早ければそれも問題無し。
ちなみにうちから奈良市内までは、車で30分くらいです。
名阪国道、五ヶ谷で渋滞にはまり、動かないとわかった途端トイレに行きたくなるのは
何故でしょうか…(>_<) 心配していたけど事故渋滞だったので、20分ほどじっと我慢の子して
いると、渋滞を抜けることができました。高峰のパーキングは閉鎖されてしまっているので、
それを呪いつつ針の道の駅まで気絶しそうになりながら必死で堪えておりましたw
針からは順調に車を進めて、お寺の駐車場、普段は空いているのに、この日は満車状態で、苦労
しながら縦列駐車して…本堂に上がらせて頂いたときにはもう時間ギリギリで…。
本堂にはたくさんのお参りの方がおられましたが、それなりに広いので、そのときはまだ空間が
目立つ状態。このお寺はお檀家さんの多いお寺です。これまで自分のご縁のあったお寺は、いわゆる
祈祷寺で、お檀家さんはゼロ、もしくはあっても片手にあまるくらい…。あまりお寺にたくさん人が
いるシーンというのは目にすることがないので、いつもここのお寺に集まる人の多さに圧倒されそうに
なります。もちろん、比叡山の行者さんのお寺の法会には、それこそ押しくらまんじゅう状態に
なるくらいの人が集まりますが、普段のお護摩の日は静かです。
自分の住む地域には、浄土真宗のお寺が一軒ありますが、人の入れ替わりの多い土地柄です。
それに各家庭がどこかのお寺の檀家になる…そういう制度というか、慣習というか、そういうのは
もう完全に死んでしまっている地域です。身内の葬儀でさえ、お寺さんにお願いするどころか、
亡くなればそのまま火葬場に直行の、いわゆる「直葬」なるものが主流となりつつあります。
葬儀は故人とのお別れのシーンではなく、やっかいな面倒ごとで、早く手っ取り早く済ませたいと
省略、簡略する方に動いている。
人々はなるべくお寺や神社との関わりを持たないですまそうとしています。
それぞれの考え方があるので、それが悪い、いけないとは一概には言えないけど、自分のような
行き場の無いものには、かなり寂しい地域でもあります。同時に、この辺りにはまだそういった
伝統というか、そういうのが生きているんだなぁとちょっと驚くような気持ちも。
そんなことに思いを馳せているうちに、カンカンカンと鐘が鳴らされ、法会が始まりました。
大きなお袈裟を掛けたご住職が十人ほどのご僧侶と一緒に入堂され、座につかれました。
まず、ご僧侶が全員で光明真言をお称えしながら、何やら白い封筒にお加持?をされます。
封筒の束はたくさんあって、目の前にたくさん積まれているのを、一枚ずつに丁寧に祈りを
籠められていきました。この封筒には清浄なお砂が入っており、法会の終わりに人々に授けられます。
私も頂きました。それからほどなくしてお声明がお称えされるので、それにじっと耳を澄ませます。
が、この日は写真を撮影しようと思っており、持参のカメラをガチャガチャといじくって
いるうちに法会は進行し…折しも前日は震災津波の被害で亡くなられた方々の四十九日でした。
それらのご供養の祈りも籠めて、粛々と進められて行きます。
気がつけば、空白の目立っていた外陣は人で埋め尽くされ、後方の入り口にも中に入りきれない
お参りの方々が膝をくっつけ合うようにして座っていました。いつの間にこんなに人が…と
驚きながらも写真を撮り続け、またお声明の声に合わせるように精神世界に入って行きます。
後でご住職から聞いたのですが、この日お称えされたお声明は、土砂加持法会だけのものが
あったとか…。その違いは残念ながら私にはよくわかりませんでしたが、いつものよりなんだか
ちょっと華やかな感じがするなぁと思いながら聴いていました。
土砂加持法会は、数ある真言宗の法会の中でも最高の法会であると聞いています。
華やかに聴こえたのは、光明真言の功徳により、最高となった場で行われた最高の法会であったから。
そういうことなのかもしれません。
二時間ほどの法会はあっという間に終わって、昼食のご供養を頂きました。
その間、本堂では準備が行われ、午後からはお砂踏みです。四国八十八箇所の各霊場寺院の御本尊を
お祀りし、各寺院の境内の砂を足元に敷いて、それを踏みながら礼拝して行くというものです。
それにより、四国八十八箇所を巡拝するのと同じ功徳があるとされています。
準備されているところをちょっと見ていましたが…なんだかとても大がかりで。
ご奉仕されている檀家さん、大変だなぁなどとホケホケ見ていましたが。
すっかり綺麗に用意されると、また人が詰め掛けてそれこそ押すな押すなの大盛況でw
どの顔もニコニコ笑って、この日を待っていたといったような感じで…。
いつも感じることなのですが、真言宗の方々って本当にお大師様が大好きなのですよね。
なんだかお参りの皆さんの明るいお顔を見ていると、私まで嬉しくなってくるような。
どうも普段、お寺にあまり顔を出さない人や、今日お砂踏みがあると聞きつけてやってきた
初めての人もたくさん来られていたようです。お四国は本当に人気があるのだなぁ。
私の友人も、この連休を利用して東京から四国に飛んで、ラストの区切り打ちをしている。
彼が無事にお遍路を終えることができますように。
長蛇の列の後ろにそっと並ばせて頂いて、私も皆さんと一緒に一箇所ずつ手を合わせて、
祈らせて頂きました。
このお寺でのお砂踏みは今月五日まで。誰でもお参りして頂けるそうです。
八日には別座で護摩供が修されるそうです。大震災物故者供養、被災地者復興祈願に併せ、
お願いごとをご祈願して頂けます。
お近くの方、是非どうぞ。大師之寺で検索してみてくださいw
画像は1枚目、2枚目は土砂加持法要の様子。3枚目はお砂踏みの様子。ラストは震災津波被害の
ための募金を募る若いお坊さんたち、です。
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