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私の手元にあるたった一つの父の形見 大日本帝国政府 第8回大東和戦時国庫債権 額面弐拾円 発行日昭和18年4月20日 発行価格拾四円 償還期日昭和28年6月6日 父は富士重工の前身 中島飛行機で職工長として飛行機の部品作りをしていた ・日本は絶対勝つ・の信念で部下を叱咤激励し 貯金は全て債権にしたようだ 束に縛ってあった債権を 紙飛行機を作って飛ばして遊んでいた子供の私に 母が「債権でなくお金だったらなーいくら価値が下がってもこんな・・」と一度嘆いた 職を辞し無一文になり・・山育ちの母は漁師になった父の仕事に疲れていた 子供の私の体重がちょうどいいと 腰や足踏みをしていた記憶がはっきりある 体も弱く お腹を二度も切って大手術を受けた母は50歳前で他界した 私にとって この額は母との思い出を思い起こしてくれるものでもある 父は死の直前10枚ほど どんな思いでこの文字を書いたのか
額との関連はなく ただ実兄が後日額に入れてくれたものである |

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