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 【ももやま亭・春の陣】

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今日は京都の新治さんの会へ。「ももやま亭」、初めてだけど名前はよく聞いていたし、結構いいメンバーのことが多かったような記憶もある。どうやらしばらく中断していたのが、新治さんの会で去年の秋に復活したようだ。そして、新治さんの会としては2回目で春の陣となった。場所は四条烏丸徒歩2分と大阪からでもとてもアクセスのいい池坊短大・こころホール、キャパ200人強のとても見やすいいいホールだ。最近一時より落語会の少ない新治さん、メールもらってすぐに予約、この日を心待ちにしていた。

新幸 / つる
新治 / 狼講釈
玉之助 / 太神楽曲芸
新治 / 大丸屋騒動
仲入り
新幸 / 歌
新治 / ちりとてちん

新幸さん、以前の新治さんの会に続いて聴くのは三回目だ。現在入門2年半で6月に初めて繁昌亭昼席の出番を頂いたので、ぜひそちらにもお運びください、とのことだった。「つる」はしゃべりもよくこなれていて軽快にすすんだ。いつも先が楽しみな人だと感じる。

新治さん、紫綬褒章受賞のさん喬さんが高槻で今日落語会をしている。本来お祝いに駆け付けないといけないのに、あろうことかバッティングしてしまった、と。そこから日本語のあいまいな表現、について。そして下げのキーワードを説明。ネタは 「狼講釈」、新治さんで聴くの5回目だけど、前半の落語らしい展開から、後半一転して「難波戦記」 に始まる講釈ネタをずらりと並べる言い立てでいつもしびれる。引き込まれながらも、はなしの替り目で笑いが起きる。まあ、マニアックな部分だけどね。一席目から新治さんの世界に取り込まれる。
しかし、「狼」 てのも落語にはよく登場する。当時はまだ現実的に怖い存在だったのだろう。こういうことが分かるのも落語の楽しみの一つだ。

続いて太神楽の玉之助さん、昨日の一輝さんに続いて連日の豊来家一門だ。玉之助さんは一輝さんと比べるとよくしゃべる、というか表情やしゃべりも芸になってる。本芸としては見事な五枚の皿回し、成功してドヤ顔。そして最後に獅子舞。盛りだくさんで楽しい色変わりだ。

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新治さん、二席目はいよいよ 「大丸屋騒動」、師匠の五郎兵衛さんからつけてもらったけど、なかなかあの味は出せない、と。新治さんでは去年の10月に 「太陽と月」 の落語会で聴いて以来だ。冒頭の刀の説明、名刀正宗と妖刀村正、ここから既に怪しげな空気が少し漂う。そして上の地図で分かるように鴨川を挟んで東と西に三カ月分かれて住むことになった若旦那・宗三郎と祇園の芸妓おとき、家の裏から河原におりて三条の大橋渡って忍びに行く宗三郎、この立体的な設定が何とも言えずいい。噺は後半、ふとしたはずみで村正がおときを斬ってしまう。もうそうなると、連れのお松、そして番頭の喜助、外に出て総踊りの最中の舞妓芸妓の列にも斬りかかる。この場面の新治さんのいってしまった表情が秀逸だった。最後に兄がでてきてようやく止まる。下げは落語らしく、スコンと下げる。こういう噺も取り込んでしまうところが落語のまた奥の深さだな。

仲入り後は新幸さん、元プロのミュージシャンということで歌を。「私の青空」 と 「上を向いて歩こう」
でも申し訳ないけど僕はベタな歌を手拍子しながらみんなで歌うというのが嫌いなので、それこそ新幸さんの持ち歌とか好きな歌をギターで弾き語りしてもらったほうがずっとよかった。でも、それじゃモタレにならないのかな。

最後新治さんもう一席、「ちりとてちん」 だ。新治さん、今日の三席の中では本当はこの噺が一番難しい、と。
確かに全編落語真っ只中な噺だから。そして少し新幸さんの話、元プロのミュージシャンということではりょうばさんと同じでそれぞれ今もギターとドラムを教えている、年齢はそこそこいってる、と共通点が多いのでセッションとかできればいいな、と。これは楽しみだ。
で、「ちりとてちん」なんだけど、調べたら5年前に聴いたきりだ。だけど、さとうとか蒲鉾とか寿司とか出てくる料理が違う。竹の名前もこちらは清八、北極行ってたとかで、噺の流れは同じなんだけど、細かい設定がかなり違う。でも、それぞれの絡み方が新鮮でテンポがよくて楽しかった。そして下げは通常の形。
これもやっぱり一門の型なんだろうか。

まあ、とにかく新治さんを堪能できる贅沢な三席、素晴らしい会だった。更に受付の方の対応や、上の関連地図、手のこんだプログラム、おまけに素敵な景品の抽選会まで全部がいい。この会が新治さんの会になるのならずっと通い続けると思う。最初に書いたように大阪方面からのアクセスもいい。今回は大阪の落語ファンの人あまり来ていないように思ったけれど、次から来ないと損ですよ。

ところでこのブログ今日でちょうど二周年だ。自分でもよく続いてると思う。

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