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・<おくりびと>を観て。
先般<ラストゲーム>を観に行った時、予告編でこの<おくりびと>をやっており、取り上げた題材に面白みを感じ、公開されたら観に行きたいと思っていた。
それと昨日の20日から、休日の日中は高速道路の料金が半額になったこともあり懐のフットワークも軽くなり、早速行動に移しドライブがてら鑑賞してきた。
(納棺師)と言う特殊な職業を通して、職業への偏見、人の尊厳、家族の在り方等、人としての根本の部分を考えさせられるストーリー。
お葬式前後のシーンの多いのとバランスをとるようにチェロ奏者だった主人公が奏でるクラッシック音楽と美しい故郷の風景とがバランスよく絡み合って全体的には美しいイメージの作品となっていた。
その中で主人公の仏に精魂を込めて行う納棺までの実務作法。
その作法が経験を重ねるに従ってく美しく、厳粛な所作にステップアップしていく。
主人公の作法中の凛々しい演技は、思わず観入ってしまった。
ところで私的には義理の親を含め、4人の父母の葬儀を当事者として経験しており、納棺師の仕事内容は、立ち会ったこともありよく理解しているが、専門職として来ていただいたような記憶はない。
家内と再確認して分かったがこれらの仕事を葬儀をお任せした葬儀社のスタッフの方々と家族、兄弟が一緒になって精魂込めながら行ったことを思い出した。
また、場合によっては病院の看護師さんもその一部を行って頂いたこともあった。
地域性や家族の意向によっては、こうした専門職に依頼する場合もあることを初めて知ったが、いずれにしても半端な気持ちではできない神聖な仕事(行為)だ。
作品のテーマの1つとして納棺師の仕事についての偏見もあったが、現実に親や親族を送った経験のある人達は、その仕事に対して有難みと神聖さは感じても、偏見は起こりようがないのでは?
主演の本木雅弘、山崎努、助演吉行和子、笹野高史らの名優たちが勘所をしっかり演じており、淡々とした中に涙線の緩むシーンも数度あった。
チェロの音色と山形の故郷の風景も美しくストーリーと一体になっており、観終わって満足感があった。
秀作だと思う。
カナダで映画賞を取ったようだが、客の入りもよく、今年の日本の映画賞の有力作品になりそうな予感がした。
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こんにちは。
「おくりびと」、いい作品でしたね。
本木雅弘さんがいなければできない映画でした。
そして、この映画を観るといろいろなことを思い出しますね。
2008/9/22(月) 午後 7:15 [ kemukemu ]