親父の職業野球公式試合概要

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1939年親父の出場試合38,39
 
38回目
 
14年 イーグルスvsセネタース 12回戦 107日 (土) 後楽園


1 2 3 4 5 6 7 8 9

0 0 0 0 0 0 0 0 0 0
イーグルス  望月潤一
0 1 0 1 0 0 0 0 X 2
セネタース  浅岡三郎


勝利投手 浅岡三郎 8勝5敗
敗戦投手 望月潤一 4勝22敗
 

38
回目の登板は、イーグルス対セネターズ12回戦の先発。
 
セネターズは、野口二郎の2番手で、浅岡三郎。
 
イーグルスの望月は、1回と4回に四球の後にいずれもタイムリーを打たれ、1点ずつの2点を許す。
 
一方のセネターズの浅岡は1回、28回と得点圏にランナーを出すが、イーグルスのタイムリーを許さず、4安打、3四球、6三振で完封する。
 
望月は、5安打5四球0三振2失点で完投するも、連敗(11)は続く。
 
 
 
 
39回目
14年 イーグルスvsジャイアンツ 11回戦1011日 (水)後楽園


1 2 3 4 5 6 7 8 9

0 0 0 0 1 2 0 0 1 4
イーグルス 望月潤一
1 1 5 5 2 0 0 1 X 15
ジャイアンツ スタルヒン 中尾輝三

勝利投手 スタルヒン 37勝12敗
敗戦投手 望月潤一 4勝23敗
セーブ  中尾輝三 1
 
38回目の登板は、対ジャイアンツ戦だが、この試合は、親父の野球人生で最悪の試合となった。
 
親父は、プロ野球(職業野球)の記録でワーストの方で今でも球史に残る記録を3つほど持っているようだが、この試合がその不運を凝縮しているように思う。
 
1つは、シーズン最多敗戦のワースト2の27敗。
 
これは、今でも時折、目にするプロ野球記録で、同じチームの亀田とともにワースト2位タイ(1939年のこの年の記録)として)として残っている。
 
後は、シーズン13連敗と1試合15失点完投の2つでこれらは、ワーストかワーストタイ記録として残っているらしい。
 
いずれもこうした創生期以外にはありえない記録であり、今後もプロ野球の隠れた記録として残っていくと思う。
 
それら敗戦記録の当時の事情をこの試合内容が顕著に示しているようだ。
 
まず、この試合は、貧打拙守のイーグルスの中で一人好守好打で光っていた中河美芳が、憲兵の尋問絡みでか出場していない。
 
また、エースでスラッガーの亀田も何故か出場していない。
 
それらをカバーするためにピッチャーの古川をセカンドで起用するなど、苦しいやりくりをして、チーム力がさらに落ちている。
 
そこへ前の2試合を好投し完投するも打線の援護なく連敗を続けている望月が先発。
 
この試合の望月の調子は、今一つの状態でリベラ、中嶋、吉原らに長打を打たれたが、それに油を注ぐように内野陣のエラーが毎回続いた。
 
1回ショートのエラー)(2回サードのエラー)(3回セカンドのエラー)(4回セカンドのエラー)。
 
こうして、4回までに大量11点を失点し、事実上KOされたということで、普通ならピッチャー交代となる。
 
ところが、中河もおらず、ピッチャーの手薄な(というかいない)チーム事情から、結局、15点もとられながら完投せざるを得なかった。
 
職業野球実況中継は、この望月の1試合1投手15失点について、『ミケンズズルール』と言う昭和36年以降からプロ野球に採用された防御率計算方法について解説している。
 
この中でこの試合の親父の自責点は旧方式では11点だが、現在のミケンズルールでは6点となる。
 
これで親父の防御率を計算し直すと、1339年シーズンは3.01から、2.872点台にそして通算防御率は、3.02から2.90とこれも堂々の2点台へと修正される。
 
ともあれ、1試合15点取られながら完投する投手というか、状況は、今後も起こりえないと思うので、親父の名前は、ずっと記録として残っていくのだろう。
 
これで12連敗とまだ連敗記録も更新中。
 
 
 
職業野球実況中継の『ミケンズルール』解説

 グレン・ミケンズは防御率と連動する給与体系であった。公式記録で自らに記録された自責点に疑問を持ったミケンズは公式記録員に抗議するが却下された。しかし山内以九士公式記録員は独自に大リーグの記録等を調べた結果、ミケンズの主張が正しく自分たちの解釈が間違っていることに気が付き、昭和36年から日本でも正しい自責点が記録されることとなった。

 旧来、日本の公式記録では二死後失策があった場合にそれ以降の得点には自責点は記録されないと解釈されていた。しかし実際はアウトカウントに関係なくその失策が無かった場合にチェンジになったと判断された場合、それ以降の得点には自責点は記録されない。昭和35年の段階でグレン・ミケンズはこのルールを正しく認識していたが、日本の野球界は間違った解釈をしていたのである。

 1011日のイーグルスvsジャイアンツ戦で望月潤一は8回を完投して15失点を記録したが、スコアカードの望月の自責点の欄は空欄になっており、後から「116)」と書き足されている。

 旧来の日本野球界が認識していたルールでは望月の自責点は11になる。ところがミケンズルールに照らすと自責点は6となる。1回の1失点と2回の1失点は失策が絡んでいるので自責点にはならない。3回の5失点のうち1点は失策が絡んでおり自責点は4となる。5回の2失点のうち1点は失策が絡んでいるので自責点は18回の1失点は失策は絡んでいないので自責点1となる。

 問題は4回の5失点である。得点経過は、水原四球、千葉二失、中島の遊ゴロでランナーが入れ替わり一死、川上左飛で二死、リベラ2点タイムリー三塁打、平山中前タイムリー、吉原左越えツーランホームラン、中尾中飛でスリーアウトチェンジ。この場合、千葉の二失をイーグルスのセカンド古川正男がエラーしていなければ川上の左飛でスリーアウトチェンジになっていたはずであることから、この回の5失点は自責点ゼロとなる。したがって、3回の4自責点、5回の1自責点、8回の1自責点の合計6自責点となる。』

 
 

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