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[海外駐在よもやま話・食について]
・ハンバーガー
今では日本もマクドナルドを筆頭にハンバーガーショップが至る所にあるが、私が駐在し始めた1980年台は、日本の都市部で出始めた頃で、アメリカに行って最初に印象にある食は、やはりこのハンバーガーだ。
特に、駐在当初、いやと言うほどお世話になった。今でもそうだと思うが当時北東部に普及していたのは、マクドナルド、バーガーキング、ウェンディーズ。
当初3週間ほど泊まっていた会社近くの安モーテル周辺にはこれら代表格のハンバーガーショップ3社が軒を連ねていた。
歩いて行ける範囲で食にありつけそうなのはこれら3軒のハンバーガー屋さんだけで、車を運転して自分で行動できるようになるまでは、会社の先輩はサポートしてくれはしたが多忙な身だ。 従い、休日等はこのモーテルと3軒のハンバーガー屋さんへ順番に往復して過ごすことが何度かあった。
気がついたら殆どハンバーガーづけの毎日となってしまい、流石に3日ほど経った頃から、見ているだけで胸やけがしてきたが、とにかく、腹が減ったら何かを食べねばならず、自家用車で自由に動けるようになるまでの辛抱と眼を瞑ってハンバーガーのお世話になった。
そして晴れて現地運転免許も取得し、自分の車も買って自由に動けるようになった頃(2−3週間後)、恐らく見るのも嫌になるだろうと思っていたハンバーガーは食べこんで身体に馴染んできたのか、3日食べないと寂しくなるような好ましい食べ物に変わってきたのは不思議だった。
ちなみに私のお気に入りは、ウェンディーズのダブルチーズバーガーとチリソース。
前者はハンバーグ肉がたっぷりとあり、ジューシーだったのと、後者は昔「ローハイド」という西部劇で豆のスープをよく主役のカウボーイが「また、豆のスープかよ。」と言いながら、食べるシーンがよく出てきて子供心にその豆のスープに憧れていた。
あれはきっとこんなスープだっただろうと想像しながら食べていたらいつの間にか好きになった。
(続)
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