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・英雄は英雄を知る 王とイチロー
868本と言う挑戦する者が意欲を失う様な驚異的なホームラン数を、一本足打法と呼ばれた特別な打法で打ち続けた王。
8年連続200安打達成及び日米3000本を稀有な身体能力を生かした独自の打法で打ち続け、現役真っただ中で達成したイチロー。
この現代の英雄二人の卓越した共通点は自分の仕事に対する飽くなき向上心と記録へのチャレンジ意欲だろう。
確かに今年はファンとしてイチロー選手の安打を毎日追い続けてみて改めて凄いと思ったことがある。
それは、どんなに調子が悪くても、疲れていても何としても1試合に1本のヒットを打とうとする粘り強い意欲だ。
確かに固め打ちも必要だが結局200本安打のベースは1試合1本以上をコンスタントに打ち、ノーヒットの試合をいかに少なくするかにあることがよくわかった。
王選手も、あの桁違いの敬遠の四球に耐えてとにかく、1試合に1球あるか、ないかのホームランが打てるゾーンへの投球を凄まじいまでの集中力で待ち続け、そのゾーンに来た球は逃さずホームランにした。
この1試合1本の安打、本塁打を打てる球を待ち続けることは、驚異的な粘り強さと努力、その源泉となる飽くなき挑戦意欲が必要だ。
身体能力だけを取ってみればプロの世界には二人に比肩する人達は、幾人かはいると思うが、英雄になれるかどうかは、不断の努力と意欲が備わっているかどうかだと改めて思いを巡らせている。
努力も才能のうちとよく言うが、その大本の意欲が備わっているかどうかも大事だ。
王監督が自分の人より優っている点は「もう1本ヒットを、もう1本ホームランを、もう1勝をと言う飽くなき意欲だ」と監督引退コメントか何かで答えていたが、正にそれだ。
「英雄は英雄を知る」というが、これから先のイチローの前人未到の記録へ挑戦し続けていく本当の気持ちが理解できるのは、王さんだけではないかと思う。
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