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(桂浜 龍馬像)
(坂本龍馬像)
目的だった安芸球場への訪問は、たっぷり1日かけたので充分堪能できた。次の日は、折角土佐の高知に来たのだからと、桂浜に行き、私の憧れの英雄、坂本龍馬の銅像に会いに行った。
その日は、寒さで空気も澄み渡りくっきりと晴れていた。
龍馬像を下から大きく見上げて撮ったフォトの背景は、澄みきった青空とそこに浮かんだ逞しげな積雲が鮮やかで、それに負けじと聳え立つ龍馬がさらに凛々しく写った。
坂本龍馬。私を含めて司馬遼太郎の〈龍馬がいく〉を読んで龍馬ファンになった人の多くは「世界の海援隊でもやるさ。」と言い放った龍馬の並外れた視野の広さ、構想力、そして愛すべき大らかさに理想の人間力とも言えるオーラを感じたはずだ。
そして、何度も青春のバイブルとして読み返し、少しでも龍馬に近づこうと龍馬になった気分でその足跡を訪ね回った。
私も学生時代にこそ、そんな金銭的余裕もなく行けなかったが、社会人になってからは早い段階で、この桂浜、長崎、京都と龍馬の銅像とその足跡と云われるところは隈なく訪れてみたものだ。
桂浜の龍馬像は数年前にも訪れたことがあり、これで3度目。
今回、この龍馬像が眺めている方向を改めて自分も眺めてみた。
そこにはキラキラ光る太平洋が、どこまでも雄大に広がっている。
この日はたまたまこの地でも寒さを感じたが、前日の安芸球場で経験したように黒潮と太平洋側に面した地域であり、一度、日が照り始めると冬でも汗ばむほどになる温暖な気候。
この眺めと気候が、坂本龍馬という英雄が育っていく背景にあったことは確かなようだ。
その時の澄んだ空気と好天もあいまって、しばらく眺めていると確かにゆったりと気持ちが大らかになり、人間が一回り大きくなったような気になった。
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