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イチローの2030本を観た。
年明けの12時10分から放送していたイチローがMLBで打った2030本のヒットを全て見せると言うBS1の特別新春企画(約6時間)を録画し、ゆっくりと観ました。
イチローファンにとっては、正に夢のような企画ですが、本当に2030本漏れなく収録されているか半信半疑な気持ちもありましたが、2001年の初年度から1本、1本、合計2030本のヒットを漏れなく見ることができました。
少ない年で206本、多い時は262本(最多安打記録)。
見終わって改めて9年連続で200本以上を打ち続けるイチロー選手の集中力、持続力に驚かされました。
イチロー選手の凄さは、MLBのシーズンが、実質4月から9月一杯の6ヶ月間で162試合を消化する過密スケジュールの中で、深刻な不調に陥ることなく脅威的な持続力で結果を出し続けていることです。
また、彼のMLBでの全ての安打を観終えて思うところを以下挙げて見ます。
(1) センター返しのバッティングを基本にしている。
(2) どのコースも万遍なくヒットにしている。
(3) バットを体に巻きつけるように少々遅れ気味に引き付けて打っている。
(4) ホームラン打つ時は、踏み込みとスイングの角度、フォロースルーが違う。
(5)バントヒットの数は意外と少ない。
(6) いつでも、ファーストベースを踏み終えるまで全力疾走している。
(7) 構える前の所作は、どの打席も変わらない。
(8) 内野安打の数は気にならない。
挙げ出せば切がないが考えてみると上記の項目は今まで多くの専門家が分析したイチロー選手の打撃の特徴と同じ内容です。
要は、ストライクゾーンの近くなら、どのコースもヒットを打つ技術力をもっています。
その上でセンター返しの意識をもって、真ん中周辺に来た球は、二遊間を狙って撃ち返しており、ヒットの中でも一番多い。
コーナーを突いた球はレフト方向では、レフト線ぎりぎり、または、三遊間またはその頭上を超えるヒットを、ライト方面は、ライト線上に思い切り引っ張るか一、二塁間を狙うか、右中間ライナーで引っ張るかです。
タイミングがずれたようならぼてぼてのゴロにして打球を殺し、内野安打を狙います。
ホームランについては振り切らないとホームランの飛距離は出せないので、ホームランを打ってよい打席を作ってバットの角度をつけホームランを意識し狙いに行っている様子です。
それらの打撃技術の上に、毎度万全の準備体操で備え、同じ作法で打席に向かい、自分のリズムを作ります。
そして最後はバッターボックスから1塁までの距離をいかに速く走れるかを考え、全力疾走を欠かしません。
正に1本のヒットを打つために最大限の技術、努力、気力を惜しまずにやってきたイチロー選手に世界一流のプロフェッショナリズムを強烈に感ずにはいられません。
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