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イチロー2010年を振り返る。
イチローのインタビュー番組を久しぶりに観た。
内容は主に今年(2010年)のシーズンをどんな心境で対応し過ごしてきたかについてでした。
昨年、終盤の追い上げにより、今シーズンこそはと球団も必要と思われる補強を行い、選手もキャンプ当初から、今年はやれるぞというムードが最高に盛り上がって迎えたシーズンだったが、シーズン当初から、ムードとは裏腹に、特に打撃陣の得点力が弱く、イチローいわく「ずっこけてしまった。」のだ。
5月に入っても、チームの勝ち星は上がらず、序盤戦の不振の責任を一人で背負うように『試合中に昼寝』と陰湿に報道されたK・グリフィーが突然、引退して生まれ故郷に帰ってしまった。
グリフィーを慕い、また特別な友情を抱いていたイチローは、かなりショックを受けた。
7月には、チームの不振続きと、グリフィーの引退のダブルショックを受けながらも踏ん張っていたイチローの打撃に狂いが生じてきて、「一瞬だが200安打から開放されたいと思った」ほど、苦しんだと告白。
この7月の大負けの責任を取る形でドン若松監督他も解任され去っていった。
しかし、8月に入ると苦しんだ末に改良した打撃フォーム(背筋を伸ばす)により、黄信号になっていた安打ペースも200安打ペースに戻す。
「この時期は、このフォーム改良に到達するまで本当に苦しかった。」
「今まで200安打を打ち続けてきたが、楽に200安打に到達した年はなかった。毎年、苦しみを乗り越えた結果として200安打がそこにある。」
また、この時期から、2年前のトラウマから、選手としてチームを牽引するリーダー的立場なること躊躇していたイチローが、フィギンズ協力や若手のソーンダースとの親交を通じて自然にチームリーダーとして押し上げられてきた。
そして今年の200安打達成の時、チームの選手皆がその偉業を祝福し、讃えてくれた情景は、2年前のトラウマを払拭してくれ、自分にとっては、非常に嬉しく、感慨深いできごとだった。
そのとき、このチームこのメンバーで勝利の喜びを分かち合い優勝の可能性を追求していきたい。
そして、今期の開幕戦で強い時代のスーパースター(ランディ ジョンソン、エドガー マルチネス、Kグリフィー他)のようにプレーオフを戦えるチームへと牽引していきたいと強く思ったと言う。
自分の目標は、自分の能力と質の高い努力によって悉く達成してきたイチローだが、来年は、チームリーダーとしてチームの勝利を牽引しているイチローの姿が頻繁に見られるかもしれない。
待てよ、イチローのリーダーとしての資質は、2連覇を成し遂げたWBCの日本代表チームで見ており、素晴らしい力を持っていることは、立証済みだ。
タイムリーと言えると思うが、図らずもついこの前、イチローは全米のファン投票でMLBでもっとも頼りになる選手に選ばれた。
この全米で一番信頼されている選手が、リーダー(キャプテン)として本気で引っ張って行けば、マリナーズは実力以上の戦いはできるはずだ。
ただし、その前に戦力補強によって勝てる実力(土台)を球団自体が作っておくことが、条件となるが。
ともあれ、来年のイチローのステップアップした活躍が今から楽しみである。
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