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12月11日放送の『王貞治走り続ける人生』―1時間30分を―のビデオを観た。

主に王さんが福岡フォークスの監督を引き受けた時からの足跡を城島、小久保、イチローらへのインタビューを交えながら、編集されている貴重な番組だ。

53歳にして、ジャイアンツから離れ、単身福岡フォークスの監督を引き受けたが、当初は、ビッグネームと選手との距離がなかなか埋まらず、3年目までは、結果が出せず、心無いファンから、生卵をぶつけられたりもした。

しかしそれから、その逆境をバネに自分の問題点(選手時代の偉大すぎる業績により近づきがたい存在)を修正すべく、選手と気さくに話し合い、考えを浸透させる努力を重ねた結果、4年目Aクラス入り、5年目にリーグ優勝、日本シリーズ優勝を勝ち取った。

その後、2000年リーグ優勝、2001年2度目の日本一と常勝軍団にチームを育て上げた。

城島、小久保、イチロー選手のインタビューで王さんの人間性を「考えがぶれない」「物事から逃げない」「真正面から受け止める」「誰とでも謙虚に気さくに話をする。」とほとんど同じコメントをしていることも興味深い。

王さんの人間性について、私も親父が早実の先輩にあたることから、当ブログ『親父と野球』の「王選手伝説と我が家の家宝」−2008年10月5日掲載で親父との交流のエピソードで紹介したが、謙虚で礼儀正しく、気配りのできる素晴らしい人間性は、子供のころから育まれた本物だ。

だから、ブレようがないのだ。

名選手必ずしも名監督ならずというが、監督業はまた別物。

王さんの場合は、選手時代の初め、監督時代の初めに物事を真正面で捉えて決して逃げず、だからこそ最初は大変苦労するが、時間立てば選手としても監督としても、超一流になってくる。

そして、だれもが嫌がっていたWBCの監督に野球の発展のためにと就任し、日本の野球を世界の頂点にまで押し上げた。

しかし、その時の無理が体に来て、胃を全摘する大手術を受けることになったのだが。

術後は復活を果たし、今現在は、ソフトバンク球団の副社長をしながら、世界の王さんとして野球の普及に走り続けている。

正に現代の偉人の一人だと思う。

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