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久々にイチロー選手の事を綴ってみます。
前回は9月の初めで200安打の可能性が、数字上わずかながら残っていて、ファンとしてそれを信じて祈っていました。
しかし、今年のイチロー選手は、毎年2−3度は必ずあった打ち出したら止まらないほどの絶好調の波が一度も来ないまま、復調したと思えば、またスローペースに戻るというように今年にぴったりくる打撃感覚をみつけられないままシーズンを終了してしまったように思います。
打率.272 安打184本 盗塁 40
数値からもイチロー選手がいかに苦しんだかがわかるような気がします。
結局何が要因で今年不振だったかは、わからずじまいでしたが、最近のイチロー選手関連の記事を見て、なるほどと思われるコメントが見つかりました。
それは、1つ違いでプレーしている松井選手とレンジャーズのマイケル・ヤング(35歳)の現役大リーガーのコメントでした。
MLBの技術は年々進化しており、ここ2−3年は、投手の投球技術がカットボールの普及などで一段と上がっており、それが打者の打率、安打数にも影響を与えている。
今年のイチロー選手は、このカットボールの対応が今一歩最後までうまくできなかったから、安打が少なくなったと考えるが、184本でも十分すごいと思う。
200安打を打つことがいかに大変なことなのかは、実際は経験しないとわからない。
イチローのライバルとしてイチローより2歳年下のヤングは、右打者にして2003年から5年連続200安打をイチローとともにクリアーしました。
2008年からの3年間は、183,174,186と200安打に届きませんでした。
しかし、リーグ優勝した今年は213を放ちました。
そのヤングが、イチローについて「年齢的な衰えなどではなく、投手の技術的進歩に対して、今年は対応に苦しんだ」ことが原因と松井とともに明言しています。
そして、「イチローは、来年必ず対応できるように修正してくる。」とし、「世界のトップレベルの投手と打者の技術の進歩のせめぎ合い」が、MLBでは、周期的に「繰り返されている。」との興味深いコメントをしています。
わかりやすく言うと、スライダーの普及時期、フォークの普及時期、今はカットボールの普及時期など新変化球に関連した時期また、ストライクゾーンの変動時期などに投手優位の戦績であらわれているようです。
事実、カットボールが普及してきたここ2年、3割打者が3分の2に減っています。
ヤングもまた松井もこのカットボールの対応に苦労し、今年の成績を見るとヤングは、このカットボールに対する対応策を見出したのではないでしょうか。
松井もヤングも同年代の現役一流選手であり、年齢的な体力的変化の有無も同様に体感できることから彼らのコメントは、十分な説得力があリます。
これがイチローにも当て嵌まるとしたら、このオフにイチローが、どのくらいカットボールを中心とした投手技術の進歩に対応してくるかが重要になって来ます。
修正能力と努力の天才でもあるイチロー選手は、この課題に対して必ず修正対応してくると信じて疑いません。
私はそれと同時にイチロー選手が、オリックスでそうだったように現在のリードオフマンから、チームを引っ張るポイントゲッターとしての役割を意識した打撃スタイルに大きく修正しようとしているのでは、と推測しています。
いずれにしても、一区切りつけたイチロー選手が来期、どんな形で活躍してくれるかが、非常に楽しみになってきました。
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