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1938年秋リーグの親父の出場試合1
1938年秋リーグはいよいよ親父が一人前の戦力になったシーズンで投手として9試合(全40試合)で、67.1回投げた。
『職業野球実況中継』よるとそのシーズンの父の初登板は、次のような状況だった。
S13年秋 セネタース対イーグルス 1回戦 1938年9月11日 (日) 西宮
1 2 3 4 5 6 7 8 9
セネターズ 2 3 0 0 0 0 0 0 1 6 投手 伊藤次郎
イーグルス 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 投手 古川正男 望月潤一
勝利投手 伊藤次郎 1勝0敗
敗戦投手 古川正男 0勝2敗
イーグルスの先発は軟投型の古川、セネターズは伊藤。
古川は1回と2回2死までにヒットと四球、味方のエラー等が重なり、4点を取られ3塁にランナーを残して降板。
2番手で登板した望月は、次打者に四球、1−3塁となり、隙を突かれてダブルスチールされ1点を献上したが、後は抑え、0-5となった。
その後、望月は8回まで無安打無得点に抑え、9回に2塁打1本と送りバント遊ゴロの間に1点は取られたが、この1安打1点止まりで投げ終えた。
特にプロに入って磨きをかけて来たドロップ(縦に落ちるカーブ)の切れが良かったようだ。
望月の3回から8回までの好投を『職業野球実況中継』では次のように解説してくれている。
『一方、望月も素晴らしいピッチングを見せ、代わってから8回まで無安打無得点。3回、4回は三者凡退、今岡の記録は三振ナットアウトとなっているが、磨きをかけてきたドロップを今岡が空振り、バッキー・ハリスも捕れないほどのキレ味だったのであろう。ボールはハリスからファースト中河に渡って三振が成立する。5回は尾茂田に死球、6回は青木幸造に四球を与えるが後続を抑え7回、8回も三者凡退。』
しかし、相手の先発投手伊藤は、巧みなピッチングでイーグルス打線を6安打散発の完封に抑えたため、結果的には0-6の一方的な負け試合であった。
しかしながら、この実況の試合後の講評では、
『望月潤一は7回3分の1を投げて1安打3四球1死球3三振1失点の好投を見せた。亀田忠、中河美芳、古川正男の三本柱の影に隠れて出番は少ないが出れば好投を続けている。古川の軟投がそろそろ通用しなくなってきているのでもっと使うべきでしょう。「期待の大型左腕」から「戦力」に進化してきている。』
と、ローテの一角に割り込める戦力に進化してきたと嬉しいコメントをして頂いている。
確かに救援直後の不安定さはまだ残っているものの、3回から8回までの6イニングに渡っての好投は、着実に力を付けて来た証だろう。
親父の次の登板が待ち遠しくなってきた。
今度は、先発で使ってみて欲しいのだが。
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