植物と生物防除のお話 和田哲夫

最近は植物の話が多くなっています。

美術・彫刻

[ リスト | 詳細 ]

記事検索
検索

全4ページ

[1] [2] [3] [4]

[ 次のページ ]

骨董と陶芸

骨董と陶芸

骨董趣味は30年以上になるが、自分が陶芸にのめりこむとはついぞ思わなかった。
骨董では、ただ骨董屋か骨董市、オークション、市などに出向いて気に入ったものを
需めるという, 言ってみれば、単純な動作である。
自己の美術品、ここでは焼物だが、についての知識と鑑定能、それと資金力に大きく依存する作業である。
一般に日本橋、京橋あたりのいわゆる高級な美術店にいけばはずれはないと言われている。
しかし、そこに置かれているものは、最低でも数十万円からである。
骨董でも日本の骨董の価格は鍋島や特殊な茶陶を除けば、嵩が知れているのだが、中国の宋やら元、明のものとなると
えらいものである。
そこで僕が思ったのはつぎのような考え方である。
鍋島の大皿になると、最盛期の元禄時代のものだと、八百万円くらいする。
宋、明のものも、百万円台の上のほうである。一千万円以上のものももちろん多い。
これは白人が好むからというのもひとつの理由である。
ということは、元明の名品を手にいれることは実質不可能ということだ。
それでは、自分で制作するしかないということになる。

日本にもいいものは実は限られている。
欧州とアメリカに中国陶磁の名品は収まっているのである。
欧州のどこかといえば、ドイツ、イギリス、フランスである。
結局のところ、世界の名品は白人、caucasian の美術館にある。
ドイツで有名なのは、チェコとの国境に近い旧ザクセン王国の首都ドレスデンにある。
ツヴィンガー宮殿というフリードリッヒ・アウグスト一世(August der Starke)が
建設した宮殿である。
その中に中国、おもに明、清の磁器が大量に飾られている。日本の伊万里焼も多い。
享保の頃の王様で、丁度そのころ中国の磁器の輸出が止まっていたからである。
第二次世界大戦で連合軍の大爆撃を受けたドレスデンだが、この宮殿もひどく破壊されている。しかし磁器は幸いにも安全なところに隠されていたようで現在も見ることができる。
ちょうどチェコのプラハで菜種の栽培の学会(変な学会があるものだが、500人くらいは参加者がいた)があり、そのときに、ドイツでの小麦の倒伏(lodging という)を防止する植物成長調節剤の試験をやっていたので、畑を見に行ったところだった。
畑のそばの農道にはサクランボの木が並木として植えられており、サクランボが結構実っていた。農場の責任者が食べてもいいというので、いくつも食べたが、食べているのは
僕だけで、東欧人にはさほど魅力的な果物ではないという印象であった。
たぶん日本のように高くないのであろう。
味は日本のものと同等であった。
その畑の巡回が終わってランチをドレスデン市内に食べにいったのである。
テラスのような外に席のあるビヤホールのようなレストランに行って、ステーキを注文し
ふと横の建物を見上げるとなんとツヴィンガー宮殿ではないか。
偶然というものは、情報の積み重ねがあると、起こりやすいのである。
他の誰もその宮殿に注目する人はいなかった。
そこで、「この宮殿のなかを少しみたいのだが、どうだろう?」と提案。
もちろん入場料は僕が立て替えた。メンバーはロシア人、ポーランド人、チェコ人、
ドイツであった。
みなさん、興味深いとは言ってくれたが、東洋の磁器について、王様のコレクションに過ぎないので、僕が興奮しているのが、むしろ滑稽なようであった。
仕事中だったの30分ほどしか鑑賞できなかったのが残念であるが、心残りのほうが、
より印象は強いものだ。
この宮殿のコレクションがもととなり、ドイツにマイセン磁器というものの開発が
なされたことはさほど知られてはいないのでは。
ドイツも真似をしたということである。

この美術館の次に収蔵品が素晴らしいのは、たぶんロンドンのロイヤルアルバート美術館ではないかと思っている。
たぶんというのは、まだ入ったことがないからで、この美術館は依然からなんの美術館か
わからず工芸品とは聞いていたが、その当時は工芸品にはさほど興味がなかったからであろう。
大英博物館のほうには、中国元明時代の青花の中皿はかなり所蔵されていた。

フランスの東洋関係の美術館であるギメ美術館も陶磁器のコレクションについては
予想していなかったので、あまりに多い窯変を含む天目茶碗などに欧州と中国との歴史的な結びつきの深さを思い知らされたのである。

あとはもちろん台湾の故宮博物館と北京の紫禁城内の故宮美術館に名品があるはずだが、
70年代に紫禁城を訪問したときには、陶磁器美術館を見つけることはできなかった。
現在はあると知人から聞いた。台湾のほうは、翡翠で形づくられた白菜の彫刻に目を奪われて、陶磁器に時間を割く余裕がなかったのだが、宋時代の青磁のレプリカなどを
ミュージアムショップで購入した。

さて閑話休題であったが、陶磁器は磁器と陶器ではかなり制作の意図、技術は異なる。
磁器は、磁土からの成形は、職人が行うものだろう。絵付けは芸術性があるが、
釉掛けも職人仕事である。有田では、下絵付けも上絵付けも熟練したおばさん、
お兄さん、おじさんたちが行っている。
となると今右衛門や柿右衛門の仕事は何かということになるが、デザインや、仕様、
復刻などだろうか。焼成についてもかなりきまりきった仕事である。

磁器に比べると、陶器のほうは、成形から釉掛け、絵付けまで、工人、あるいは陶芸家の
出番は多い。

同じ磁器でも、青磁はまたすこし様相がことなるようである。
中国の耀州窯のような陰刻を施した文様に溜まる青磁の深みはどうだろう。
景徳鎮で焼成された天龍寺船に載せられてきた天龍寺青磁の透明感のある青緑。
七官青磁の貫入。
元の鉄斑のある青磁徳利。その色の薄さの見事さ。
偶然の焼成と思われるが、徳利の口の細さの美しさ。
これらも磁器である。

陶器には面白みがあり、磁器には端正さがある。
どちらも面白いことにかわりはないのだが。
僕は二刀流だが、おもに磁器である。
古代呉須で染付の皿を作っている。
ときに鍋島にときに、古伊万里になるのが理想である。
陶器は、乾山と魯山人が高すぎる目標である。

倉敷 大原美術館

大原美術館に始めて入った。

いいと思ったのは、れおなーる藤田の舞踏会の前という大きな女性4人くらいの裸体画。

藤田の濁った白というのが、初期伊万里の色あいに似ている。

あとはこのところの陶芸趣味で 富本健吉と 河井寛次郎の焼物である。

広い茶室も良かった。

あと近代日本の洋画で 小出楢重、有名な萬鉄五郎の自画像などを始めてみて、

教科書に載っていたのは、ここから版権借りたということがわかった。

昔はルーブルのものの転載許可をもらうほど、世界は狭くなかったのである。

フランスの印象派の絵などは、10枚程度しかなく、やはり日本には日本の芸術を飾ってほしいというのが

感想である。

陶芸とジャズピアノ

このところ陶芸教室とジャズピアノ教室に毎週通っており、土曜の午後はかなり忙しい。

陶芸はもう10個以上作ったが、轆轤はどうもまだうまくいかない。

磁器を作りたいのだが、なかなかそこまでやらせてもらえないようだ。

ピアノのほうは、何年ぶりかでジャズ理論がわかりつつある。

テンションのはいったバッキングとか、ジャズを聴いてきた耳には結構うれしいハーモニーが

結構簡単にだせる。

違った12キーで練習していくには年をとりすぎかもしれないが。


目黒というか、広尾のほうというか、

もと皇族の朝香宮の邸宅であった庭園美術館で

里帰りの古伊万里の展覧会をやっていたので、原宿東郷神社の

骨董市にいったついでに見学。

江戸初期の1659年以降の公式なオランダ東インド会社経由で

輸出した、ヨーロッパの王侯貴族用の大型の伊万里の壷と

皿がほとんである。そしてそれは、清朝が鎖国をやめ、

展海令を出した1757年までの約100年で

終結しているようである。


バロックスタイルの金色の金具を足や、ふたや、口に

取り付けられて、あらあらとも思うものの、あくまで

これらは、日本人の趣味ではなく、ドイツ、イギリス、オーストリアあたり

の王室などからの注文であり、ドレスデンやら、ヴェルサイユ、

オランダのヘット・ロー宮殿などの装飾に使われたいわゆる

沈香壷の流れである。

皿の直径、壷の高さは60cm前後であり、通常の日本の家屋では

うまく収納できそうにもない。

ただ染付けの大皿も多く、いわゆる東インド会社用につくられた

VOC (Vereinde Occidental Company=統一東会社)のマークを

持つものも多いようだった。

蛸唐草の太いデザインのものが多く、江戸寛文ごろの蛸唐草の

標準品として参考になりそうである。

約180点の展示ということだが、これを集めた碓井文夫という

人は1995年ごろから収集し始めたようで

経歴などは公開されていないという。

現在パリの近郊のお城に住んでいるということだが、

この収集にはユーロスターの電車に乗ってロンドンなどにも

よく買いにいったと書かれているので、比較的最近の

収集であることがわかるのである。

このことは、欧州では、かっての王侯貴族の所有していたものが、

古美術商に多く流れていることを示す証拠であるが、

碓井氏が、このようなレベルの高い日本の工芸品を

今後どこに展観してくれるのか、興味ぶかい。

これまで、この手の欧州向けの古伊万里の堂々としたものは、

日本にはほとんど戻っていなかったからである。

もちろん日本人の趣味ではないし、自宅に置くことも

難しいので、骨董商たちも買いに走らなかったというのが、

このコレクションが成立した背景にあるようにも思えるのである。

しかしほとんどのものがまったくの無傷で大事にされてきたことが

分かる。

火事や地震の少ないヨーロッパにおいておいたほうが、いいのかもしれない。

イメージ 1

デンハーグ、ハーグ市にあるマウリッツハウス美術館。

夕方なのですこし画像は暗いですが。

フェルメールのデルフトの風景と真珠のイヤリングの娘さんの絵      

(Het meisje met de parel = The girl with pearl)(建物の

右側の垂れ幕に印刷されていて、すこし白けました。)や

レンブランのチュルプ博士の手術図や、フランス・ハル (オランダ人なのに

フランス?)、ヤン・ステーンの

絵画が確か3階にわたって、昔の貴族の館のなかに飾ってあります。

真珠の娘は、細かいひびがたくさん入っていましたが、

1m離れるとひびはみえません。

焼き物の世界でいうと、焼きが甘いというようですが(甘手)油絵の

表面にひびがでるのは、避けられないのでしょうか?

お土産に陶器に焼き付けた真珠嬢のプレートを買ってのですが、

10年以上たって、それが日本製であることがわかり、びっくりがっくりで

した。さほどがっくりでもないですが。あの四国は鳴門の大塚国際美術館のも

のとおなじ会社で焼いたのかもしれませんね。

全4ページ

[1] [2] [3] [4]

[ 次のページ ]


.
tommyinokashira
tommyinokashira
非公開 / 非公開
人気度
Yahoo!ブログヘルプ - ブログ人気度について
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 31

過去の記事一覧

検索 検索
友だち(1)
  • Tom☆
友だち一覧

[PR]お得情報

ふるさと納税サイト≪さとふる≫
実質2000円で好きなお礼品を選べる
毎日人気ランキング更新中!

その他のキャンペーン


プライバシー -  利用規約 -  メディアステートメント -  ガイドライン -  順守事項 -  ご意見・ご要望 -  ヘルプ・お問い合わせ

Copyright (C) 2019 Yahoo Japan Corporation. All Rights Reserved.

みんなの更新記事