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日曜日の朝日新聞の中ほどには、三、四ページにわたって書評コーナーがある。私はこの書評コーナーが楽しみで、日曜の朝はここをチェックしてから叔父のラーメン屋の手伝いに行っている。ここのところ(面白そう!)とビビビ!とくるものがなくて、チェックするだけで終わっていたのだが、今回久々に(買ってみようかしらん)と思えるものがあったので、本屋さんに行ってみることにした。
日曜日だというのにラーメン屋はヒマだった…。その前日の土曜日はもっとヒマだった。
先週はもっともっとヒマだった。それもこれも桜のせいだ。クサクサした気持を切り替える為にも、私は本屋に行かねばならない。 今回購入した本
◎『マイナス・ゼロ』(広瀬正) 集英社文庫 改訂第三刷 762円+税 ◎『東京奇譚集』(村上春樹) 新潮文庫 初版 400円+税 私は集英社文庫は殆ど買わない。人それぞれ好きな出版社や文庫があると存ずるが、私の好きな文庫を順に挙げるとすれば、岩波文庫・新潮文庫・ちくま文庫・講談社文庫・文春文庫であり、その五大文庫に集英社文庫はどうしてもランクインしないのだ。ちなみに角川文庫もランクインしたためしがない。
角川文庫には『アルスラーン戦記』など、かつて夢中になった作品もあるが、年を取ってからは買いたい作品が一つもないのだ。やはり、各文庫でターゲットにしている年齢層などが違うんだろうなァと思うようになった。あと、角川文庫は一時期、背表紙上部にQRコードのようなものが付いていた時期があり、同じシリーズで、付いているのといないのとをうっかり買ってしまった場合、見た目が最悪になってしまうのである。例えば、我が家の角川文庫版『ドグラ・マグラ(上・下)』や『少女地獄』『瓶詰の地獄』には、その妙ちきりんなマークが付いているが、『犬神博士』には付いていない。カバーフォーマットを微妙にころころ変えるのはやめて欲しいと思う、今日この頃なんである。
岩波文庫は字も小さくて行間も割合詰まっており、情報が凝縮されている気がするのでお金を支払う気になる。私は、文字がやたら大きくて行間がスカスカで、それゆえに分冊になっているようなものが嫌いなのだ。なんで、こんなスッカスカの情報に金を出さにゃならんのだ! 本が売れないからといって、こんなことしていいと思ってるのかッ!? と、怒りに拳がブルブルと震えてしまう。今でも大分視力は弱いが、更に年を重ねても、眼鏡をかけて眉間にシワを寄せてしかめっ面しながら詰め詰めの字を読んでいたい。
新潮文庫はいわずと知れたYonda?君グッズが私の心を捉えて離さない。同じ作品が、新潮文庫と他文庫に入っているなら、迷わず新潮文庫版を買う。新古書店などでも出来るだけ新潮文庫を買うようにしている。そうすれば、Yonda?君グッズを貰うのに必要な三角マークが格安で手に入るのだ。
そんなこんなで文庫の選り好みをしてしまう私であるが、今回の『マイナス・ゼロ』はノスタルジックなタイムトラベル小説とあり、私が生まれる三年前に比較的若くして亡くなった作家の作品なんだそうだ。読書界・書店業界などで復刻が熱望されたもので、この集英社文庫のは、その復刻版。カバーデザインがスッキリしていて私好みだ。しかし、よく見ると『広瀬正・小説全集・1 マイナス・ゼロ』とある。
(うん!? 小説全集・1とな…!?) じゃあ、2も3も4…もあるということか? まいったなぁ。全集の一部だけしかないというのが気持ち悪い私にとって、まだ見ぬ、買わねばならない本が一気に背中にのしかかってきたような気がした。 『東京奇譚集』については、当初の目的では『海辺のカフカ』を買う予定だったのが(同じく朝日新聞書評欄内の「ゼロ年代の50冊」に取り上げられていたから)、所持金の都合で買えなくなってしまい、代わりに何となく選んでしまったもの。
私は所持金が千円二千円程度でも、平気で外出する人間だ。けれども今度書店に行くときは、もう少しお金を持って出ることにしようと思う。 こうして購入した本でも、すぐに読み始めるものとしばらく本棚で熟成させてしまうものがある。今回の二冊は、どっちに分類されるだろう? 私の本棚には十数年前に購入して一回も読んでいない本が結構ある。
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オイラも日曜の紙面は楽しみなんですよ〜。
地元誌も合わせて四誌は必ずチェックしています!
自分が書評ブログを書いた後に、その本がピックアップされると「だろっ!だからいいって言ったじゃん。」って。
2010/4/12(月) 午後 4:53
『東京奇譚集』は、私が想像していた(都市伝説みたいな話かと思って買った)感じの話ではなかったですが、けっこう泣いちゃいました。簡単なので一夜か二夜あれば読めますよお。
春樹の世界は、わたしの琴線に触れるんですよお。
「海辺のカフカ」はかなり好きです。でもどうして春樹の作品て、最後はモヤッとしてるんだろう? あれ、意地悪ですよお。−−;
でも、たいした事件を起こすでもなく、ラストまで読者をひっぱる、あの魅力は、なんだろう。恐れ入ります。
2010/4/12(月) 午後 7:36
まえちゃんさん、コメント有難うございます^^☆
日曜の書評欄を、ゆっくり珈琲をすすりながら読む。こういう小さな幸せがたまらなくいとおしく思える年頃になりましたのよ。
自分が新聞の書評に先んじて、その本を買っていたり、ブログに書いていたりすると(やはり、おれの目に狂いはなかった!)と思いますねぇ^^。
2010/4/13(火) 午後 1:41
都環咲耶子さん、コメント有難うございます^^☆
「奇譚」やら「奇談」とかいう言葉に弱いワタクシめであります。
泣けるお話があるのですか〜。私が想像している感じとも違うかもしれませんね。
普段は、大体の流れや結末がわかっている歴史小説を読むことが多くて、現代的なものは殆ど読まないのですが、知人に勧められて読んだ『世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド』は割りと好きだったので、村上作品もちょっとずつ挑戦してみようかな〜と思っているところです^^。でも『世界の終りと〜』もなんかモヤッとしてたなぁ^^;
2010/4/13(火) 午後 1:53
僕も岩波文庫が好きですよ。
古今東西の叡智が詰まった文庫として、昔から愛読しています。
あと、この文庫は独特のいい匂いがするんです。
だから高校時代の頃は、よく仰向けになって読み、疲れたら顔にかぶせて寝てました。
他の文庫本では臭くてダメでした。
岩波文庫の神秘です( ^ω^)
2010/4/13(火) 午後 4:12 [ 奈良漬 ]
奈良漬さん、コメント頂きまして有難うございます^^。
早速、岩波文庫の匂いを嗅いでみましたが、確かに!確かにっ!!
なんかほのかな好い匂いがしますね。今まで全く気がつきませんでした。
他の文庫も色々嗅いでみましたが(夜な夜な私は何をしているのだろうか…)それぞれ違う匂いでした。(←間抜けな報告)
なんだか、ますます岩波文庫が好きになってしまいました^^。
奈良漬さん、どうも有り難う☆
2010/4/14(水) 午前 0:52