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 前回のバスツアーから約半年の沈黙を破り、六月四日(金)、私と母は熊本県への日帰りバスツアーに行ってきた。相も変らず九州方面へかっ飛ばしている母娘なのである。
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 車窓から壇ノ浦が撮れないかと思ってシャッターを押してみたのだが、出発時の晴天が九州に近づくにつれ、ぼんやりとした曇天になり、遠景が霞んでしまった。今回は一日中、こんな空模様。日頃の行いは良いはずなんだが、おかしい………。いつかスカッと晴れた日に、壇ノ浦の風景を写真に収めてみたいと思う。
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 前にも書いたが、山田家は辺鄙な所に住んでいるので、こういったバスツアーの際には、集合場所に行くのにも時間がかかる。しかもその集合場所が一番早い時間に設定されている為、朝の四時起きとかはザラである。それゆえに、最初の目的地に着いた頃には、すでに起きてから七、八時間経っていることが多い。熊本県に入り、南関インターを降りて、昼食をとる「ホテルセキア」に着いたのが十一時。一日の勤務が終わるくらいの時間、バスに乗りっぱなしというのは、なかなかにしんどい。ホテルに着いてほっと一息つけた。
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 この旅は後半に温泉への入湯を控えているので、まだ少し早いけど、本日は浴衣で参加。絞りの浴衣に見えるが、しじら織のようなしぼのある生地に桔梗と匹田(ひった)の染めが施されたもの。帯は、昔から愛用している博多の半幅帯。最近、とみに胴回りが太くなって、羽を二重に取っての文庫結びなどが出来なくなってきた…。よって、ここ数年はずっと羽を一重にして、たれ先を片側に垂らす片花くずしにしている。もしくは矢の字結び。細い帯締めで帯を軽く押さえているので、それが少し写ってしまっているのが、ちょっと失敗。
 
 昼食はバイキング形式で頂き、十三時にホテルを出発。とても規模の大きいホテルで、山上にあるため眺めもよく、結婚式場としても力を入れている様子だった。ただ残念だったのは、山上に建っているという立地条件もあってか、ホテル周辺のショップなど関連施設が閑散としていること。場所によっては、(以前はここにもお店が建ってたんだろうなぁ)というような、スカスカした「跡地」っぽいエリアもあったりして、若干寂しい感じがする。
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 さてさて旅のメイン、「高瀬裏川花しょうぶまつり」にやってきた。熊本県玉名市を流れる菊池川は、かつては高瀬川と呼ばれ、大阪へ年貢米を運ぶ水運の要地であり、その脇を平行して流れる川は高瀬裏川と名付けられている。この高瀬裏川に何万株(パンフレットによると六万六千本)もの花菖蒲が植えられていて、この時期、満開を迎えるのだ。祭の会場に到着すると、菊池川堤防沿いに、百本の矢旗(やばた)が立ち並んでいて、勇壮でもあり、華やかでもある。
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 矢旗の上部には、家紋と共に「祝○○」と子供さんらしき名前が染め抜かれているので、この地方では、子供さん(なかでも男の子)が誕生するか、もしくは初節句でも迎える時に、こういった品を誂えるのかもしれない。
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       高瀬裏川は川の中に遊歩道が架けてあるので、間近で花菖蒲を鑑賞することが出来る。
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白い花弁に斑(ふ)が入ったようなのや…
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配色がくっきりと分かれているものもある。
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花菖蒲らしい鮮やかな青紫色の株も。
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 歩を進めていくと高瀬眼鏡橋が見えてくる。これは嘉永元年(一八四八年)に町奉行・高瀬寿平によって建造されたもので、熊本県指定重要文化財となっている。
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 素朴な石組みにもかかわらず頑強そうだ。山田家は、長州人として岩国市の錦帯橋をこよなく愛しているので、アーチ橋を見ると知らず知らず萌えてしまう。高瀬眼鏡橋をくぐってなおも行くと、今度は天保三年(一八三二年)に架けられた秋丸眼鏡橋や西郷隆盛の末弟・西郷小兵衛の死を悼む碑などもあるらしい。西郷小兵衛は西南の役で小隊長として陣頭指揮を執り、弾丸を胸に受けて戦死したのだそうだ。バスに戻る時間も取らなくてはならなかったので、私たちはこれより先へは行けなかったけれども、徒歩で一時間三十分ほどの史跡有り、花菖蒲有りの行程を楽しめるようになっている。
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そして、十五時台に「平山温泉湯の蔵」に到着。ここのお湯は美肌の湯として知られている。
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 気軽に日帰りで楽しめる感じのこぢんまり・こざっぱりとした落ち着ける温泉実際に浸かってみると、お湯はトロッとぬめりがあって、肌がしっとりコーティングされるよう! 温泉の中には入浴施設が広すぎて、スースーと肌寒かったり、湯の温度が下がり気味の所もあったりするのだが、「湯の蔵」はこぢんまりと纏まっているお蔭なのだろう、湯温は高すぎず、低すぎずでちょうど良く、さらに湯自体のとろみで実際の湯温以上に体がぽかぽかとしてくる。あ〜ぁ、自分ちが「湯の蔵」の隣だったら良かったのに、と心底思う。そしたら、毎日ヘルニア湯治に来れるではないか。ここの湯は、リューマチとか神経痛にも効くらしいからね。もう私くらいの年齢だと、リューマチ・神経痛あたりの効能の方に眼が行っちゃうからねッ。
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 今回は、この「平山温泉湯の蔵」へ向かう途中で、バスの運転手さんが道を間違えるというハプニングがあった割りに、帰りの道程に大幅な遅れも出ず、私と母は朝集合した最寄のバス停留所(といっても、行くのに車で三十分かかるんだが)に軽く十分遅れの二十一時二十五分に帰着した。今回、一緒に旅をした長州のおじちゃん・おばちゃんたちは、休憩後や散策後のバス集合に誰一人として遅刻することもなく、非常に優等生であった。
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 六月上旬ということで、浴衣だと寒いかなと心配していたけれど、なんのなんの、この日蒸し蒸しと暑い熊本では浴衣でも汗ばんでしまうほどで、シンプルな配色にして涼しい印象にするくらいでちょうど良かった。この浴衣、袖丈は一尺五寸あり、一六〇㎝も無い私の身長だと、かえって背が少し高く見える。一尺五寸・一尺七寸あたりの袖丈は、最近なかなか誂える方はいらっしゃらないが、現代の自由な着方として、低い身長をカバーする為にあえて袖丈を長めに出すというのも、一つの誂え方ではないかなと思ったりもする。
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 それにしても、バスツアーというと我が家は大抵、九州方面に行っているから、機会をとらまえて関東方面や東北地方にも行ってみたい。妹夫婦が東京在ということもあって、そこまでは訪れたことはある。しかし、呉服屋勤め時代の研修で、新潟県十日町市に勉強しに行った以外、東京より北を旅したことがないのだ。私の世界なんて、きっと御釈迦様の掌どころか爪の先よりも狭いに違いない。そう考えると、まだまだ行ける所が沢山残っているってことでもあり、それはそれで素敵なことだ。
 
 
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ギョクトさん おはようございます(*^_^*)
おお〜〜バスツアーそれも浴衣姿で とても艶やかですね
そうそうバスは、お尻が痛くなる欠点があります。
それでも 私もバスツアーは、大好きですよ
高瀬眼鏡橋とっても素敵です❤❤
温泉は、いいですよね〜〜のんびり湯に浸かって
ああ〜〜〜温泉に行きたい!!〜〜森林浴したい!!

2010/6/8(火) 午前 9:00 [ 名無し ] 返信する

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玉兎さん、
僕のお師匠さん的存在の方が、こんな一面を見せてくれるなんて 感激です。
爪の先 なんて言わずに世界中を紹介して下さい。

2010/6/8(火) 午後 0:48 [ ] 返信する

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石作りの太鼓橋、いいですね。この眼鏡橋、姿がいいですね。
錦帯橋、わたしも好きです。京都の黄檗山の僧侶独立が架橋指導をしたので、関西とも縁がありますし……ね。

2010/6/8(火) 午後 8:02 ookini_neko 返信する

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クーさん、おはようございま〜す^^。
バスは確かにお尻が痛くなっちゃいますね。私はトイレに行きたくなくとも、トイレ休憩のたびに外に出て、お尻や腰をトントンしています^^;
その動作がどうにもこうにも年季が入っているように見えるらしいです。。。
温泉に浸かって「ハァ〜ぁ、ビバノンノン♪」と自然に云える年齢になってまいりました^^☆
気軽な着物を着て、森林浴というのもいいですね!

2010/6/9(水) 午前 9:19 山田ギョクト 返信する

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内野皎さん、師匠だなんてとんでもない^^。
修養も何にも出来ていない若造ですよ、私なんて。
ちょっとしたバスツアーで行く先々を見学するだけでも、私の世界や経験ってほんのちょっぴりなんだなァと実感します^^;
また、どこかを訪れたらここに記録しておきたいと思いますので、宜しければ御覧になってくださいね。

2010/6/9(水) 午前 9:25 山田ギョクト 返信する

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ookini_nekoさんも錦帯橋お好きですか^^。嬉しいです☆
黄檗山の僧侶というと隠元さんしか知らなくて独立さんという方は初めて知りました!
今度、錦帯橋を見に行く機会があったら、そういうことがどこかに書かれていないかじっくり見てみますね^^。
身近にある歴史的建造物が、意外にも遠来の人物によって建造されたり指導されたりしていることがあるんですねぇ^^。

2010/6/9(水) 午前 9:42 山田ギョクト 返信する

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玉兎さん 初めまして〜
熊本へようこそ〜。高瀬裏川の花菖蒲は綺麗でしたねぇ〜。
すごく、素敵に紹介されてて嬉しくなりました。
私もね旅行や温泉が大好きです。ブログ参考になりますぅ^^
また、拝見させてくださいね。
浴衣も粋で良いですね。素敵です♪
平山温泉はよかったでしょう? 熊本でも人気の温泉です。
土日は、県外ナンバーの車が多くて〜。
また、お越しくださいね。

2010/6/11(金) 午後 11:14 帰蝶 返信する

「かっ飛ばす」というような、動詞の頭になにか余分なものをつける表現方法は、上州人は好きと聞いたことがあります

適当な事例が浮かばないので、すぐコメント出来ませんでした。

上州では、やくざ言葉が根底にあって、ばびぶべぼを頭につれることが多く、何でも強調・誇張するのだそうです。

「ぶっ飛ばす」、「ぶん殴る」

このことについては、普段から気がついたときにメモしておかないと良い事例がかけません(汗)

いずれ、ゆっくりコメントします

2010/6/14(月) 午前 9:18 岩魚 返信する

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帰蝶さん、はじめまして!
ほほぅ!帰蝶さんは熊本の方なのですね^^。
私、熊本旅行は今回が初めてでしたが、高瀬裏川の景色は本当に和の情緒に溢れていて、とっても素敵でした^^♪
個人旅行で時間がゆっくり取れれば、もっともっと落ち着いた佇まいの石垣や路地の写真も取れたのになぁ、などと思っています。
平山温泉も、ずっと浸かっていたいくらい、お湯の感触が気持ち良くて感激でしたね☆
再訪したい土地が、これでまた一つ増えました^^。

2010/6/14(月) 午後 2:03 山田ギョクト 返信する

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岩魚さん、いつもコメント下さり有難うございます^^。
「ド根性」の「ド」などもそうなんでしょうかねぇ?
私もボキャブラリーが少ないので、あんまり思い浮かばないですが^^;
元々の言葉の意味を強めようとする時、濁音を含む語を付けるとその効果が出やすいのかもしれないですね^^。

2010/6/14(月) 午後 2:12 山田ギョクト 返信する

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玉兎さん トラバ有難うございます。
わぁ━━ヽ(●´∀`)○´∀`)ノ━━ぃ!!
嬉しいです。
今後とも宜しくお願いします(*・ω・)*_ _)

2010/6/16(水) 午後 9:29 帰蝶 返信する

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はぁ〜い。
こちらこそ〜^^☆

2010/6/17(木) 午前 11:08 山田ギョクト 返信する

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熊本ですか、懐かしい。
15歳までもう少し奥地の人吉市に住んでました。
壇ノ浦、車で通るとつい撮影しちゃいますね。
私はどっちかというと関門トンネルをよく利用していました。

2010/6/22(火) 午後 5:31 マルス 返信する

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あら!
人吉にお住まいだったのですね☆
私は小学生の時、人吉市が舞台の『卑弥呼塚殺人事件』(島田一男)という推理小説を読んで、この地名を覚えた記憶があります。
水がとても奇麗で、古代からの歴史が濃密な土地というイメージがありますね^^。
関門トンネルは通ったことがまだないんですけど、あれは新幹線なども通れるようになっているんでしょうか?
いつも予定ぱつぱつのバスツアーで、関門橋の方をピューッと走ってしまいますが、じっくり家族旅行などが出来るときがあったら、壇ノ浦付近や関門トンネルも通ってみたいものです^^。

2010/6/24(木) 午前 9:48 山田ギョクト 返信する

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