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本に挟まれている読者カードを投函すると、出版社から様々なものが送られてきます。忘れた頃に何かが届く、というプチな喜びをお伝えするコーナーです。
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 以前にもこのコーナーの白水社篇で、購読の申し込みをしていないにもかかわらず、同社のPR紙『出版ダイジェスト 白水社の本棚』が届いたことをお伝えしたが、またしてもその『白水社の本棚』が届いた!一月十二日のことである。

 あまりにも当然のことのように配達されるので、一瞬(あれ? 申し込んでないと思ってたけど、無意識の内に申し込んでたのかな?)とも思い、親切な妖精たちが、善良な靴職人のおじいさんの代わりに夜を徹して靴を仕上げてやったように、どこぞに本の妖精なるモノがいて、私の代りに『白水社の本棚』の購読申し込みをし、年間購読料の1,575円を立て替えてくれたのか?とも思った。

 しかし残念ながら、私は妖精さんに助けてもらえるほど善良な人間ではない。今回の配達分をためつすがめつしていると、中から器用に挟みこまれた申し込み欄付きのハガキが出現した。
(やっぱ、そうっすよね…)
本の妖精も私自身もやはり申し込みをおこなってはいなかったのであった…。
「もうそろそろ正式に申し込んでくれると嬉しいな♪」と、そのハガキが可愛くおねだりしているように見えた。

 『出版ダイジェスト 白水社の本棚』は写真のように、いつも裸にクルッと帯を巻いただけの状態で我が家に届けられる。もう見慣れたが、最初にこの状態で届いたのを見た時は(へぇ〜!こんな状態でも届くのかぁ)と素直に、郵便の不思議に驚いたものである。これで無事に届き、なおかつ封筒代や封筒そのものが無駄に使用されることを避けられるのだから経済的にも環境的にもエコだ。これぞ、郵便物世界における究極の「省エネルック」である。よしよし、これからは私も誰かにラブレターを出す際は、便箋に直接帯封を巻き、その帯封に住所を書いて投函することにしよう。郵便局の人に少々本文を読まれたってどうってことないはずだ。

 今回のコラム「愛書狂」では、年が改まって一年の計を立てるのと同じように、年明け最初にどのような本を読むかを決める、読書人の神聖なる儀式について触れられており、自分のお棺にどんな本を入れるかという問題にまで言及されている。確かに、無人島に何の本を携えていくかということも本好きにとっては重要事には違いないが、自分がご臨終となった後、あの世とやらに持参する書籍も決めておかねばならないであろう。ちなみに「愛書狂」によると、文豪・石川淳の棺には『荘子』『ミショー』『ヴェルレーヌ選詩集(天金装)』の三冊が入れられたらしい。うーむ…、『荘子』くらいしかよー分からんが、このチョイスが石川淳らしく見事と書かれていたから、多分そうなのだろう。

 私はとりあえず、吉川英治氏の『三国志』(全八巻)は絶対に入れておくつもりだ。あと、『百年小説』と酒見賢一氏の『陋巷に在り』(今のところ全十三巻?)と、『山田風太郎ミステリー傑作選』(全十巻)と、それから、『夢野久作全集』(全十一巻)も持って行きたい。あ!あと白川静先生の漢字に関する著作もあの世でじっくり読みたいから、それも遺言に書いとかなくては…。それから、それから…。
あ、アレ? 困ったな…お棺の蓋が閉まらないぞ…。
 
 さて、この記事をご覧下さった読者の皆様は、一年の始まりにどんな本をお読みになるだろうか。
そして、自分のお棺には何の本を入れたいとお考えであろうか。一年の計を考えるついでに、今後の読書計画に思いをめぐらせてみるのも宜しかろうと思う。


◆関連記事◆
読者カードを送ったら…(白水社篇)の記事はこちらから→http://blogs.yahoo.co.jp/tomo31841211/7709236.html
読者カードを送ってないのに…!の記事はこちらから→http://blogs.yahoo.co.jp/tomo31841211/9402086.html

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 『はいからさんが通る』『三つ目がとおる』『コータローまかりとおる』(←ちと苦しまぎれか) 色んなものが我々の前を通り過ぎていったが、最新の「通るもの」は「お稲荷さん」であるらしい。

 産業編集センターなんて味気ない名称の出版社、普通ならそうそう目に留まるものではないと思うが、この産業編集センターからは、ある有名な一作が出ている。そう万城目学氏の『鴨川ホルモー』である。彼のその後の作品については、角川書店や幻冬舎からも出版されているけれども、デビュー作である『鴨川ホルモー』は、ここから世に出たのである。ちなみに私は、万城目作品は今のところ全て持っており、読んでもいる。『プリンセス・トヨトミ』のみ、まだ読めていない状況だ。

 万城目学というエンターテイメント作家を見出した産業編集センターからは、先日「新刊のご案内」と朱判の押された一枚の葉書が届いた。ずばり!『鴨川ホルモー』に挟まっていた読者カードを投函していたからだ。まだまだ新しい出版社なのか、おそらく分厚い目録を作るほどの出版数に達していないこともあるのだろう、打ち出し商品のみを印刷した葉書というシンプルエコなアピールであった。産業編集センターでは「ボイルドエッグズ新人賞」という賞を主催しているようで、毎年この新人賞獲得者を新進気鋭の作家として売り出すことにしているらしい。

 今回、葉書に載っていた『お稲荷さんが通る』は第九回ボイルドエッグズ新人賞受賞作である。「『鴨川ホルモー』万城目学に続く新鋭」とあり、カバーイラストは万城目氏の作品『鴨川ホルモー』や『ホルモー六景』『鹿男あをによし』などのカバーを担当した石居麻耶氏が引き続き起用されている。余計なお世話にはちがいないが、二番煎じにならなけりゃいいが…という懸念もある。

 話の舞台は百年後の京都だそうで、宣伝文句を引用させてもらうと「中華人民共和国、日本省特別行政自治区で健気に生きる18歳の娼婦・桐之宮稲荷と、神様達が繰り広げる青春エンターテイメント小説」とある。そうですか…、百年後の京都は中国の植民地というか行政区に取り込まれた形になっているのですか…。ストーリーやキャラクターの安直なカオス的設定はなんか微妙だが、読んでみると意外に面白いのかもしれない。

 私自身はこの『お稲荷さんが通る』を購入するか否か、まだ決めていないのだが、時間が出来たら書店さんで装丁も含めチェックして来ようと思っている。気に入れば買います。ハイ。


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 勁草書房という出版社に、あまり馴染みのない方もいらっしゃるかもしれない。かくいう私も、ここの出版社の書籍は一冊しか所有していないのみか、そのたった一冊さえ、実は満足に読み通したことはないという、非常に心苦しい事実を持っている…。

 勁草書房はどちらかといえば玄人好みというか、大学生や大学教授、研究者といった人々の要求に耐えうるタイプの出版社である。いわゆる学術書や思想書、芸術論、宗教、哲学などの分野に大変強い品揃えを誇っていると言えよう。昨年二〇〇八年に創業六十周年を迎えた老舗でもあり、<PRO VERTATE ET LIBERTATE 真理と自由のために>をモットーに頑張っている出版社なのである。

 で、私が持っているこの勁草書房の書籍は『文化のフェティシズム』(丸山圭三郎)という一冊で、大学生だった十数年前に購入した物である。専攻していたのはキリスト教神学であったが、一般教養の授業で言語学だか何だかを履修した際、担当教授に「参考書として買うといいよ〜」とノセられて購入した本なのであった。

 今にして思えば、教授にちょっと紹介されたからといって、うかうかと安くもない専門書を買うような学生はいなかったように思う。安くもない、といったところで定価は一八六〇円だから、一冊何千円・何万円もするような研究向けのものではなかったのだが、学生だった当時の私にとっては、それなりの支出であったはずだ。それは、ほかの学生達にとっても同様で、ちょっとノセられたり勧められたりしたくらいでは皆買わないのだが、やけにくそ真面目であった私は(うん、この本は今の私に絶対必要だ!)などと思い込み、この『文化のフェティシズム』に限らず、どの講義でも紹介された本は必ず買ってしまっていたのであった。

 なんといいますか、「ソシュール」とか「ラングとパロール」とか色々勉強したような気もするが、大学生だった私にはいまひとつ理解できなかったのを覚えている。授業で必要な頁は拾い読みしたが、とても全てのトピックをきっちり理解しながら読了するということは望めなかった。その状況は現代に至っても全然変わっていない。十数年間、私はこの本を読み通せないまま、それどころか手に取ることすらもないまま、シラ〜ッと過ごしてしまっている。

 それにしても十数年前に理解できなかった哲学が、三十代になったことで分かるようになっているものなのであろうか…。私の目下の希望としては、この大学生時代にもてあました本を読みこなした上で、さらに勁草書房の目録の中から書籍購入を果たしたいと考えているのだが、一体いつの日になることやら――。

 今回の送付物の中で珍しかったのは、勁草書房のロゴマークの入ったクリアファイルが同封されていたことである。これは今まで幾つかの出版社から送られてきた物の中で初めてのグッズであった。その中には新刊案内用のフライヤーが挟まれていて、写真下の『瀬名秀明ロボット学論集』というのは、その一部である。瀬名秀明氏というと『パラサイト・イブ』が有名だが、現在は作家活動のほかに東北大学機械系特任教授も務めていらっしゃるらしい。

 『瀬名秀明ロボット学論集』はA五判 上製 五二八頁 定価三一五〇円である。興味をお持ちの方は勁草書房よりどうぞ。


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 読者カードと云いますか、申込書を送っていないにもかかわらず、以前紹介した白水社から、またもや『出版ダイジェスト 白水社の本棚』が届いた。こんな、なかなか購読申し込みをしない、ドジでグズでのろまな亀みたいな一読者に、無償で出版物を届けてくれるなんて、なんちゅう心の広い出版社であろうか。

 この『出版ダイジェスト 白水社の本棚』には<愛書狂>という面白いコラムがある。今回、送ってもらった号の<愛書狂>には、本好きにとっては憂慮すべき未来図が執筆者の想像で書かれてあって、非常に興味深い。それはこういう内容である。

 二〇五X年、ついに地上から、本や雑誌、新聞など紙の印刷物が消え去った。という一文から、今回のコラムは書き起こされている。これによると、
◎「本」は一部の好事家の為に細々と作られていたが、すべて限定版で国家統制下に管理されている
◎「本」一冊で車が一台買える値段
◎「本」など見たことも触ったこともない世代が人口の三分の一を占めるようになる
◎「本離れ」という言葉も死語に
◎打ち捨てられた二宮金次郎の銅像を見つけた子供が「この人、手に何を持っているの?」と親に聞くまでになっている
といった具体的な未来が書かれているのだ。

 ちなみに私は、二〇五X年とか云われると『北斗の拳』のオープニングを思い出してしまう世代である。

 いや〜、それにしても「本」という紙媒体は本当に無くなってしまうんだろうか?
ヤフーのブログ群を徘徊していても、他会社のブログサービスを覗いてみても、「本」に関するブログは、それこそ星の数ほど砂の数ほどあるではないか。「本」以外のカテゴリーで稼働しているブログにだって、「本」に関する書庫やページがあったりするし。こんなに本を読むのが好きな人たちが大勢いるのに、出版業界は青息吐息なのか? 紙媒体が無くなるというような見通しが成立してしまうほどヤバイ状態なのか?

 もしそうだとしたら、私や皆さんが持っている「本」の数々は、これから徐々に希少価値が高まっていくことになる。『開運!なんでも鑑定団』がいつまで続くかは分からないが、ある時期から、番組に持ち込まれる品の多くを「本」が占めている、なんてことにもなるのかもしれない。美術館や博物館に陳列されるのも「本」だ。今までだって、羊皮紙で作られた本や、活版印刷技術が発明された頃の聖書などは陳列の対象になっていたけれども、もっと時代が下ると、現在我々が読んでいるような単行本や文庫本でさえ、入館料を取って見学させるほどの珍物となっているのかもしれない。

 そんなことになったらヤダな、と私なんぞは思うので、これからもせっせと「本」を買い続けることに決めている。この私の営々たる「本」購入の働きが、出版業界にとっては焼け石に水であるとしても、なんかせずにはおれん!というお節介根性を丸出しにして「本」を愛していきたいなぁと思うのである。

 話は変わるが今号には嬉しい発見もあった。それは澁澤龍彦氏の妻・龍子夫人が執筆した『澁澤龍彦との日々』という著書の紹介の中で、『高丘親王航海記』が遺作となってしまったのだけれど、澁澤氏が存命であれば夫婦にとって最後の旅行先である山口県を舞台にして、何か作品を書こうとしていたというエピソードが添えられていたからである。

 そうか〜。最後の旅行地は山口県だったのかぁ。萩の町を歩いたのだろうか、それとも、瑠璃光寺を訪れたのだろうか。維新の志士達に縁の深い土地も多いし、万葉の時代に歌に詠まれた土地などもあるので、そういう所にも足を運んだかもしれないなぁと、様々に想いを巡らす。

 ほんの数行の文章でここまで空想が広がるのだから、やはり活字を読むって楽しいのだ。


◆関連記事◆
『高丘親王航海記』の記事はこちらhttp://blogs.yahoo.co.jp/tomo31841211/6289476.html

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 なんつーか、最近は郵便受けの「ゴトン!」という音で、(…ハッ!もしや出版社から何か届いたか?)と反応し、一人ニヤニヤしながら玄関に出るという習慣が身に付いてしまった。

 おととい(十月十六日)には、新潮社からの郵便物が届いた。

 一枚目…封入物はこの四点。左から『CD総目録 2009』『マンスリーマガジン 波』『2009年 出版総目録』『新潮文庫 解説目録』。YONDA?君は可愛ゆいですなぁ♪ このYONDA?君の可愛ゆらしさに負けて、私などはついつい新潮文庫を買ってしまうのである。特に、同作品が収録されている異なる出版社の文庫本があったりしたら、迷わず新潮文庫のものを選んでしまうのだから、新潮社の戦略はすごいなと思う。

 二枚目…『CD総目録 2009』には、芥川龍之介、夏目漱石、森鴎外といった文豪の作品から、司馬遼太郎、柴田錬三郎などの現代小説、シャーロック・ホームズなどの海外作品に至るまでラインナップされ、ジャケットデザインを見るだけでも非常に楽しい。
 就寝前など、活字を目で追うにはちょっとばかし疲れるかな、という時に、こういう朗読CDがあるといいですねぇ。
 私が(欲しいぜっ!)と思ったのは、柴錬作品の『御家人斬九郎』。柴錬作品では普段は『三国志 英雄ここにあり』を読むくらいなのだが、渡辺謙主演の時代劇『御家人斬九郎』シリーズが昔から好きで、トキメキを胸に観ていたのである。朗読は中村梅雀だが、これを渡辺謙が朗読していたら、絶対に購入していたに違いない。

 三枚目・四枚目…『マンスリーマガジン 波』では、『隆慶一郎全集』についての特集が組まれていた。私は隆慶一郎作品を読んだことがないのだが、お名前はやはり存じ上げている。なんていうの?「隆慶一郎」と聞いただけで、原哲夫のイラストレーションが浮かんでくるというの? パチスロとも結びつくっていうの? そういう、なんか男くさーい感じがたまらんですね。
 今回、この『波』を読んで初めて知ったのだが、隆慶一郎という人は六十歳で作家デビューを果たしているとのことで、そういうパワフルさが作品にも反映されているのかもしれない。『隆慶一郎全集』は全十九巻で、二〇一〇年七月まで、毎月二十日に刊行されるらしい。

 五枚目…CDといえば、新潮文庫のYONDA?君グッズを集めている人も多いのではないだろうか。私も明らかにそのテの人間で、常に新潮文庫の三角マークを切り取っては、夜な夜な台紙に貼り付けている。といっても、そんなにたくさん三角マークを持っているわけでもないのだが、(どのくらい溜まってるかな〜♪)と思いながら、毎回数えるのが密かな喜びになっているのだ。
 しかしやはり、薄暗い部屋の隅っこで、背中を丸めて小さな三角マークを数えている姿は、毎夜、井戸で皿を数える『番町皿屋敷』のお菊のようでもあるし、名前が思い出せないが、行灯の油を舐める妖怪のようでもある。我ながら薄気味悪い。
 写真は、去年新潮社から貰ったYONDA?君CD。読書の時に耳障りにならず、なおかつ集中できるような自然の音がひたすら流れるCDである。小鳥の鳴き声のピチュピチュ…や、遠くで聞こえる水車のゴトゴト…など。YONDA?君DVDも貰ったのだが、妹にあげたので今は手元にない。

 こうして色々見てくると、読者を獲得するために、各社しのぎを削って努力しているのがよく分かる。目録然り、PR誌然り。
 
 ただ、「活字離れ」が叫ばれて既に久しいけれども、私が考えるのは、「活字離れ」という現象が人口全体に対して均等に起こっているというよりも、本好きな人は、ひたすら手が付けられないくらいの勢いで本の道を驀進(ばくしん)している反面、活字を読むのが嫌いな人は、本当に一週間の内に文庫本一冊すらも読まないというような「隔たり」の方が大きくなっているのではないか、ということである。
 
 これは既に、学生層ならば「学力格差」、社会人層ならば「知識格差」としてその弊害が現れ始めているように私には感じられる。
 
 各出版社ともあの手この手で読者獲得に乗り出しているのは分かるのだけれども、この「活字格差」を生み出した背景には、出版社側の「その時だけバカ売れする本」を打ち出し商品に立てるような姿勢もあったからだということに気付いて頂きたいと思うのは私だけだろうか。

 「その時だけバカ売れする本」は、なかなか深い感銘を呼び起こせないことも間々あるから、出版社側の戦略に乗せられて、そういう類の本しか読んでこなかった人は、本を手に取る意義までは見出せていないのではないか、と危惧するのである。だから、お金を出して本を得ようという意欲が働きにくい。自分が悩んでいる時、人生の岐路に立たされている時、愛する対象を失った時、様々な紆余曲折が自分を襲った時に、先人はどのように考え、対処したのか、それを探るために本を読むというのも一つの意義ある読み方だし、嬉しいことがあった時に、同じ喜びの書かれた本を読んで、その喜びを共有するというのも意義ある読み方だ。そういった意義ある読み方が出来る良書を出すということも、出版社の使命なのではないか、と偉そうに考えてみたりもする。

 まぁ、最後は意に反して、生意気にも説教臭い感じで終わってしまったが、結局、云いたかったことは「読書って面白いよ」ってことなのだ。


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