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ミッチェル著(大久保康雄、竹内道之助訳)『風と共に去りぬ(三)』(新潮文庫、1977年) 母の死、父の廃人化、アシュレの帰還などスカーレットをめぐる人間関係の激変とともに、南北戦争の敗北によりアメリカ南部の社会も地殻変動に見舞われる。前者については、そこそこ面白かったが、私にとっては後者の記述。南北戦争後の南部の混乱の有様を本書ほど雄弁に描いたものはない。奴隷解放によって黒人が大きな顔をするようになったのは知っていたが、北部は南部を効果的に支配するために、南部のかつての支配者階級に投票権を与えない代わりに南部のプア・ホワイトを解放局の役人に任命して、南部社会の分断を企てている。南北戦争というと、一般的にはどうしても北側の視点から語られがちだが、この本を読むと南部からの視点を垣間見ることができるので面白い。 また、この巻ではアシュレ、バトラー、ケネディという3人の男の間で揺れ動くスカーレットの気持ちの変化の描写が見事。本巻ではタラ復興のために腕をふるうスカーレットの強さが描かれているが、他方でこのようにスカーレットの抜け目の無いところも上手く書き込まれており、一層この主人公を魅力的にしている。
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かなり前に読んだきりなので、また読み直したくなりました。
2008/6/2(月) 午前 6:24
お久しぶりです。仙台のAです。
お元気に過ごされているようで何よりです。
僕は「風と共に去りぬ」はまだ読んでおりませんが、ブログを見て読んでみようかなと思いました。
あと、小説とは関係ありませんが、前に読んだ村上春樹のエッセーにボストンの美味しいレストランについて書いてあったと記憶しているので、今度お知らせしたいと思います。もう既に行っているかもしれませんが・・・。
あと、妻が働いている会社の社長がHBS卒でチャイナタウンの潮群菜館というお店が美味しいと情報を得ました。
あさりのブラックビーンソースかけとチャイニーズブロッコリのオイスターソースかけが美味しいらしい!?です。
それでは、また。
2008/6/4(水) 午後 11:02 [ sei*ab*9*8 ]
>Bessaさん
長い(文庫本で5冊)のがネックですが、読み返す価値がある作品だと思いますよ!
2008/6/9(月) 午後 0:11 [ tom*_*t_g*as ]
>Aさん
お久しぶりです。本書はオススメです。いわゆる文学ではないと思いますが、なかなか内容は深いです。その中華レストラン、行ってみたいと思います。あとでメールしますね。
2008/6/9(月) 午後 0:13 [ tom*_*t_g*as ]