A Japanese In Boston(第三幕完結編)

ブログを移転しました。http://japaneseinboston.blog17.fc2.com/

全体表示

[ リスト ]

イメージ 1

ミッチェル著(大久保康雄、竹内道之助訳)『風と共に去りぬ(五)』(新潮文庫、1977年)

 読む前、本書は単なる恋愛小説だと思っていたが、完全な誤解だった。これは南北戦争とその後の再建という米国史上最大の激動の時代に振り回された主人公スカーレットの成長の物語である。てっきりハッピー・エンドになるものと思っていたのだが、幕切れはなかなかに苦いものであった。おそらく読者の大半は若い女性だと思われるが、この苦い結末に驚かされた女性は少なくないものと思う。読み手にも大人になることを要求しているのだろうか。

 登場人物の中で最も魅力的なのは、やはりスカーレットであった。ここまで駄目に描かれるヒロインは稀であり、スカーレットの中に己の弱さを見出す人が少なくないがために、スカーレットは時代を超えていき続けているのだろう。対してメラニーは私にとって得体の知れない人物であった。スカーレットと対を成すキーパーソンなのだが、彼女のキャラクターはスカーレットを意識して人工的に生み出された感が強く、イマイチ魅力的でなかった。レットとアシュレのコントラストが絶妙なだけに、メラニーのキャラの弱さが本書最大の弱点だと言えるだろう。ただ、本書はこれを補って余りある魅力を有している。

閉じる コメント(1)

最近は、更新の頻度が少なくなって、お忙しそうですね。

2008/6/18(水) 午前 0:50 bes*a*sa*i


.
tom*_*t_g*as
tom*_*t_g*as
男性 / 非公開
人気度
Yahoo!ブログヘルプ - ブログ人気度について
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 31

Yahoo!からのお知らせ

[PR]お得情報

ふるさと納税サイト≪さとふる≫
実質2000円で好きなお礼品を選べる
毎日人気ランキング更新中!

その他のキャンペーン


プライバシー -  利用規約 -  メディアステートメント -  ガイドライン -  順守事項 -  ご意見・ご要望 -  ヘルプ・お問い合わせ

Copyright (C) 2019 Yahoo Japan Corporation. All Rights Reserved.

みんなの更新記事