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「忘れちゃいけないのは、物事もサウンドも変わるし、人々も昔と同じようには音楽を捉えなくなるということなんだ」



これは、ジャズの「帝王」といわれたMiles Davisが自叙伝に書き残した一節です。
時代の変化・変遷を何かしら感じるたびに、僕はいつもこのフレーズを思い出します。
まあ、世間には「言葉は時代を映す鏡」というフレーズがありますから、
皆さんにしてみれば「ふ〜ん、それで?」と思われるかも知れません。


しかし、僕から言わせると、現代は「世代間での価値観の分断が小刻みに行われている」アブナイ時代なんじゃないか。



「経済成長」によってかくも事物の細分化が進み、ものの道理が通じない、ということが普通にある。
それでいて、メディアが何か大きな力(流れ)のようなものを投げかけると、それに呼応するかのように大衆が順応する、なんとも奇妙な時代。
言葉の使い方、嗜好、ファッションなどを色々見ていると、どうしてもそう感じずにはいられないのです。


たとえば、僕の職場では昨年(2008年)、こんな曲が流行りました。





http://www.youtube.com/watch?v=TL5cVTsc9AY←ケータイ用♪



皆さんよくご存知の、(映画にもなった)某野球青春ドラマの主題歌ですが、
僕はこれを、夜勤中の職場で初めて聴きました。
この曲に限った話ではないのですが、
J-Popの最新ヒットチャートが耳に入るたびに「こういうナンバーをヒットさせることで、政治家や役人たちは僕らをどんな地平に連れて行こうとしているんだろう?」といったことをよく考えます。
なぜなら、ミュージシャンや芸能人たちが新興宗教団体との絡みが多い、という情報がよく耳に入っていましたし、
そもそも、マスコミを管轄しているのは総務省ですから、
おそらく、(政・財・教など)様々な利権が深く関わってヒット曲を「生み出し」ている。
そこから、(ヒット曲の「でっち上げ」により)人々を洗脳するメカニズムが働いているのではないか。



実は、昨今のヒット曲から抱く印象は、もう一つあります。
それをお話する前に、まずはこちらをご覧ください。





私にとって「読書」とは「私」を捜し求める旅のようなものかも知れない。ただ、その果てに今私が感じている事は、「言葉で表現できないものがある」という事だ。もともと言葉というものは、物事の差異を峻別する記号だ。言葉は事物を孤立化し、世界を切り刻んでいく(略)私は、言葉が持つ生来的な宿命を感じている。全体として事物を捕らえるのではなく、全体を峻別し細分化していく事によって成り立つ言葉の本質的な作用が、言葉を「世界そのもの」そして「私」から遠ざけているような気がしてならない。それが、メタファーとしての言葉の限界なのかもしれない。
『言葉』古本買取-古本屋「創育の森」店主見習日記)より




このくだりを読んでいて思い出したのは、解剖学者・養老孟司氏の説いた「脳化社会」です。
人は本来、他の動植物と何の変わりもない「生き物」なので、
物心ついたころから体を「自然」にさらす生活をすることで、物事の奥深さ、官能性のようなものを体得していくのだ、と思うんですが、

僕らは幸か不幸か、そのような中に生れ落ちてこなかった。

だからこそ「物事はすべて観念(脳ミソから作られるコトバ)でケリがつく」と考えるようになってしまったし、
それ以外のものに「感応」できない体を作り上げてしまった。
そんなイマドキの人間の感覚を「ヒットチャート」からは感じずにはいられないのです。




そんな僕が自分に課していること。それは、



少しでも自らの体を「自然」に近づけること



それは決して、田舎や山奥に身を潜める、というような意味合いだけではない、と思います。
いますぐそうできなくても、感覚を少しでも野性に引き戻すことは不可能ではない、というのが、今の僕の実感です。


そして、ココロからそう思える最大の根拠、それが「うた」であり「おどり」なのです。




ほら。それだって、もともと立派な「ことば」だったわけですから。ねっ(^0^)ノ♪



◆t@NiGHT's eNTERTAiNMENT



Fats Waller 「Ain't Misbehavin'」

http://www.youtube.com/watch?v=_mF-QyvBqgs←ケータイ用♪



tAKEN fR@M tHE aLBUM 「Best of Fats Waller」
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B0018BF1G8/musecafe-22/

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