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いやしかしまさかね、こんなにうまく行くとは思わなかったアトランダム映画祭、閉会です。
まずは審査委員長pu-koさんより、ありがたい総評をどうぞ。
「HKさん、そして参加された皆さま、まずはお疲れ様でした。
今回、一位に選ばれたのは急きょコンペ入りした『ミラクル・マイル』。
アイディアとエンタメ性に優れ、個人的にはロマンチックなところも気に入って
上位入賞を期待してましたが、ラストは物議を醸すものでもあり、1位フィニッシュはある意味びっくり。
でもこういうのが選ばれるのが小さな映画祭のいいところであり、参加者の懐の深さですね。
2位以下もHKさん主催にふさわしいレアなものやカルトな作品が多く
ランク付けも楽しい作業でした。
出来れば祭り全体を通して、もう少し参加者間で一体感を味わいたかったんですが
一回目ということもあり、それぞれ係り方がわからない部分があったかなと思います。
次はもう少しみんなで盛り上がりたいですね。
ご苦労とは思いますが、HKさんぜひまたよろしくお願いします。
お疲れ様でした。」
次に、票の流れをざっとご報告させていただきたいと思います。
開票当初、ダントツの1位は『最後まで行く』でした。
圧倒的な人気で、これは『最後まで行く』が最後まで行くと思ったものです。
ところが後半になって、『最後まで行く』1位の票が途絶えた、というよりも、これが興味深いんですが、『最後まで行く』を最下位にする人が出て来た。
それも続々と。
どうも『最後まで行く』は、娯楽派の人にはウケがいいんですが、深読み派というか、便宜上アート派とさせていただきますが、そちらの方には異様に嫌われているようでした。
逆にアート派に評判がよかったのが『ゴーストアビス』なんですが、娯楽派は『ゴーストアビス』を嫌う傾向にあり、この2本が3位4位なのは、娯楽派とアート派の攻防の末の着地だと分析出来るのです。
この展開は5位6位の『パラサイト・バイティング』と『ハーレクィン』も同様で、『最後まで行く』と『ゴーストアビス』の間に起こったことが低いポイントで行われたように見えます。
それを尻目に頭角を現したのがグランプリに輝いた『ミラクル・マイル』で、熱狂的な支持を得たのは『最後まで行く』と同じなんですが、『ミラクル・マイル』は最下位にする人がまったくおらず、それが最大の勝因であると言えるでしょう。
もっとも危険な存在だったのが『ソランジェ 残酷なメルヘン』で、なぜ危険かというと、誰もが別の作品を推す中でしかし誰もが高位にランク付けしていたため、あと少しでもバラけてたらこれがグランプリになったかも知れないという正しくダークホースだったから。
実はこの映画を1位にしていた人がひとりだけいて、明かせばそれは映画大好き人間なんですが、奴から届いたうるせえメール(だったから読んだけど、これが電話だったら間違いなく切っていた)には自分がいかに『ソランジェ』を偏愛しているかが訊いてもいないのに山と綴られていて、もしグランプリにでもなったりしていたら爆発してわーぎゃー騒ぐのは目に見えるようで(その意味でも危険と言える)、心底2位でよかったとホッと胸を撫で下ろしている次第です。
最下位の『マニアック・コップ』に関しては、ほかの作品と比べてあまりにもグラインドハウスだったことがこの結果につながったかな。
タイトル以上のことがないってのもマイナスに働いたんでしょう。
最後に結果をもう一度。
グランプリ『ミラクル・マイル』(88年スティーヴ・デ・ジャーナット)
2位『ソランジェ 残酷なメルヘン』(72年マッシモ・ダラマーノ)
3位『ゴーストアビス』(03年リチャード・フランクリン)
4位『最後まで行く』(14年キム・ソンフン)
5位『パラサイト・バイティング 食人草』(08年カーター・スミス)
6位『ハーレクィン』(80年サイモン・ウィンサー)
7位『マニアック・コップ』(88年ウィリアム・ラスティグ)
pu-koさんがブログで、総合結果と自分のランキングがとてもよく似ていることからご自身の見方を「平均的」と書かれてましたが、上記の分析から平均というより、娯楽もアートもバランスよく観られる映画鑑賞者であることを示していると言えます。
さすが審査委員長、そしてそんな彼女を審査委員長に任命した俺の目の確かなことよ(笑)。
ところで似ているといえばGH字幕さんとくらげさん。
このふたりはツイッター上で毎日のように下劣極まりない言葉の応酬を繰り広げて俺を辟易とさせているのですが、あまりにランキングが似過ぎでこう思わざるを得ません。
デキてるんじゃないでしょうか?
さて、以上で第2回アトランダム映画祭終了ということになります。
3回目はあるんでしょうか?
もし開催出来たら、その時はみなさん、またよろしくお願いします。
追記:反省がひとつだけあって、それは『ゴーストアビス』と『ハーレクィン』の脚本家が同じエヴェレット・デ・ロッシュだったこと。
指摘する方がいなかったのでわざわざ言及することもないのですが、まあ偏向はよくない。
次回は気を付けたいと思います。
あればだけど。
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