楽器の選び方

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 今日はカテゴリー的にちょっと地味な新作イタリアンよりちょっと高級な楽器をご紹介します。

 新作イタリアンは高いので350万くらいでそれ以上のものは店主の特別な思い入れの楽器とか楽器そのものの相場に合わせてというよりはその楽器だからという理由で値段がつけられています。ですから新作イタリアンで350万以上はかなり高いです。
 というわけでちょっと高級な楽器たちを350万くらいからとしてどんなのがあるんでしょうか。いかにもモダンイタリアンっていう感じの1920年代の楽器は多くは600万円くらいから始まるのでイタリアンというカテゴリーで見ると穴が開いている感じです。でも戦後も70年代までで製作者がすでになくなっているのはモダンに含まれてしまっています。ここでは紛らわしいので勝手に新モダンとしちゃいましょう。この新モダンだと400万から500万くらいで結構いろいろあります。そして長い目で見るとかなりお買い得な楽器たちだったりもします。そのくらいの値段だと900年初頭のモダンイタリアンの有名でない作家か三流として有名な作家の物なんかもあります。この価格帯になると一気に他のヨーロッパ圏の楽器が少なくなるのも特徴です。あるとイタリア移民の国アルゼンチンのモダン、一級品のオールドジャーマン、有名なオールドフレンチ、パリのモダンフレンチ、イギリスの有名作家のオールドといったところでしょうか。でもそういったものはイタリアンに比べて本当に少数です。数としてはイタリアン以外全部とモダンイタリアンで同じくらいといったところかと思います。特に日本ではそのくらいのきちんとしたイタリアン以外というのは見つけるのが困難だったりします。

 イタリアの国以外オールドで興味があると値段的にはやはり新作イタリアンと同じくらいになり多くのアマチュアプレーヤーには価格的にも人気がある範囲です。

 それでは何で新モダンがお買い得かというお話。今までの歴史ではイタリアンは物価上昇率よりも値上がり率が大きいというのがまず一点目。そして値上がりを始めるのは作者がなくなって楽器がそこそこ使い込まれた後というのが2点目。なので新モダンの楽器はまだ使い込まれたというには早く次のブームで大きく値上がりする可能性が高いということ。そして400万ちょっとで70年代のものなら一流の作家のものもが手に入るのでコレクターまでいかないアマチュアプレーヤーにも興味がある範囲であるためです。
 これは今30代40代の方が年を取ったときまで資産としてもっていられるという点でお買い得といえると思います。そして将来手放す可能性がある方にはお勧めなものたちです。
 肝心の楽器としての性能はというと、勿論楽器にも寄りますが、新作は好きではないという方にも大丈夫の楽器も多いです。やはりなんだかんだいって30年40年たっているので音がこなれてきています。ただいわゆるオールドのオールドの音までは勿論行きません。ですがやはりイタリアンの音というのはします。

 なんだかモダンイタリアンのための回し者みたいになってしまったのでちょっと言い訳権ご説明。
 同じ価格帯のオールド楽器だともう少し安いオールド楽器より断然音がいいということがあまりないということ。楽器屋さんの裁量で値段がついているので相場がはっきりしていないため単に高く買ってしまったということが大いにありえること。将来大きくトレンドが変わらない限りイタリアンほど手放しやすくはないということ、などです。ですが200万から300万前後だとイタリアン以外の古くていい楽器も多いです。なので最終的には100万前後の差をどう考えるかというところだと思います。
 余談ですが上手なアマチュアではイタリアン以外の古くていい楽器を買われる方が多くて、音大を目指す方ではモダンイタリアンを選ばれる方が多いです。この300万と400万の差って600万と700万の差よりずっと大きいかもしれません。

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あーのんくーれです。
大きなコンクールではくがつくと、未来永劫値段が上がっていくんでしょうね。
ところで、Concorso di Bagnacavalloというバイオリン製作のコンクールがイタリアであるんですか?どんなコンクールなんでしょう?私のモダンの楽器のうんちくの中にそんな単語がでていたのですが、イタリア語が分からないもので・・・・。

2007/9/23(日) 午後 7:46 [ - ]

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あーのんくーれさん、新しいバナー素敵ですね。値段が上がっていくには大きなコンクールで優勝するだけではちょっと弱いですがしないよりはしたほうが良いでしょうね。音楽家と同じでコンクールで優勝することそのものだけでなくその後どんなキャリアを積んでいくのかも重要です。実際100年たった楽器は歴史に証明されてきているという事実が大きいです。Bagnacavalloのコンクールは今はもうやっていませんが10年くらい前までは数年おき位にやっていたと思います。かなりローカルなコンクールで学校を卒業したばかりの製作家が多く参加していたようです。

2007/9/23(日) 午後 8:20 tom*ko*oi*umi*io*ins

アマチュアでもそのレベルの楽器を弾いている方もいらっしゃるのですね〜、すごいなぁ。やはり皆さん保険をかけていらっしゃるのかしら? ところで、この間クラリネットの先生から、ユーロ上昇の影響で、ヨーロッパ製のクラリネットがかなり値上がりするという話を聞きました。これって、ヴァイオリンも同じような影響があるのでしょうか?

2007/9/24(月) 午前 0:00 [ Rio ]

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今日(昨日?)はありがとうございました。またいいお話を聞かせていただいて楽しかったです♪ 楽器選びのコツ?教えていただいたことが書いてありますね↑ 本当は資産とか関係なく好きな楽器でおばあちゃんになるまで楽しみたいです。 でも 裕福ではないので やっぱり家族の事など考えると新イタリアン買っとくとよさそうですねーーー!!ってローン地獄に陥りそうですが^^; でも凄く勉強になります。中途半端なものには手をつけません!はい!凹凹凹(涙)
オールドジャーマン2氏は別の意味で最高です!!

2007/9/24(月) 午前 2:35 [ スキナ 好菜 ]

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Rioさん、そうなんです。意外といらっしゃるものなんです。バイオリンもユーロ高の影響は受けていますね。今は海外で買うより日本で買うほうが安い楽器もあるくらいですし。一番難しくなっているのはイタリアの新作ですね。仕入れ値が高すぎて扱えるメーカーがかなり偏っているのが現状です。ですからますます有名メーカーの物に偏ってきてしまっています。

2007/9/24(月) 午後 6:27 tom*ko*oi*umi*io*ins

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スキナさん、こちらこそ楽しい時間をありがとうございました。楽器は長い目でみて選ばないと後で後悔することも多いですから気をつけてくださいね。それにお子さんがもう少し大きくなったら楽器を弾く時間ももう少し取れるようになってますます楽器がお好きになりますよ!

2007/9/24(月) 午後 6:29 tom*ko*oi*umi*io*ins

コンクールの話、教えてくれてどうもです。

ホント、ここ数年で急に高騰してるの実感します。
5、6年前は楽器店で普通にイタリアに新作が100前後で陳列されていたのが、いまでは同等クラスが150くらいのような気がします。銀行の知り合いが、ユーロはもう下がらないよと言ってました。
買い時って難しいですよね。

ここでのお話を拝見していたら、400、500、600〜は、プロの人が持って多くの人に音色を聴いてもらうためにある楽器という気が、逆にしてきてしまいました。。。。。すみません。

2007/9/25(火) 午前 0:26 [ - ]

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内緒さん、本当にかわいらしい方ですよね!いつもとっても応援したくなってしまいます。

2007/9/25(火) 午前 9:09 tom*ko*oi*umi*io*ins

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あ−のんくーれさん、400万は多くの専門的になさっている方にとっては新作を除いてキリといったところかと思います。ですが実際はプロでも100万円の楽器を使ってらっしゃる方もいるしアマチュアでも一千万の楽器を使ってらっしゃる方もいますから最終的にはアマだからプロだからというよりいくらお金が使えるからというところに落ち着くと思います。

2007/9/25(火) 午前 9:11 tom*ko*oi*umi*io*ins

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半年前オルナーティを使っていた子と昨日一緒に弾いたら楽器が変わっていて、スキアーヴィとかゆーコンテンポラリーでした。
オルナーティは、使わない友人から借りていたと。。。
モダンがゴロゴロ転がってる家とかに生まれたかったです(遠い目w)あ、鳴りが最近急に悪くなったとのことで「いい職人さん知りませんか?と訊かれ、コイズミ様という凄い方が居ることを教えておきましたです。
普段は渋谷のK楽器などに行っている子でしたー

2007/9/25(火) 午後 10:12 [ z_f**ncesc*tti ]

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バイオリンちゃーんさん、ありがとうございます!最近スキャービ売れているみたいですね。でもオルナーティのオーナーは結局御自分使うことにしたのでしょうか・・・

2007/9/25(火) 午後 11:31 tom*ko*oi*umi*io*ins

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なるほどースキャービ売れてるんですね。高いのかな?弾いてみたけどあまりピンと来なかった。。。。オルナーティのオーナーは売っちゃってさらに上のランク買ったとのことです。
そういえばコンクール優勝者とかウジャウジャいるアンサンブルに出たけど皆が皆、高価な楽器じゃないのが興味深かったッス。
やはり演奏者ありきですものね(@'▽'@)

2007/9/26(水) 午前 0:02 [ z_f**ncesc*tti ]

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スキャービは多分楽器屋さんが充分利益を出せるような卸値を設定しているために広く流通している、というのが大きいのだと思います。実際いくらでおろしているかはしりませんが。そういう意味では安価に提供するメーカーが有名になりやすいんですよね、やっぱり。そして日本のお店は物に合わせて勝手に値段つけますから。
多くの学生はコンクールのときだけどなたかにいい楽器を借りて弾いてたりするものですよ。そんな何千万物楽器を子供に買い与えられるおうちはそう多くありません。楽器を勉強するのはレッスン料だなんだでただでさえ大変なんですから!

2007/9/26(水) 午前 10:30 tom*ko*oi*umi*io*ins

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そういえば何かの記事で読みましたが中国人製作者も優秀な人が多いらしいですね。ここ数年製作者のコンクールも賞とりまくりなんですよね?しかも価格がイタリアより断然安い!と(*'-'*)
そのうち「クレモナって何?」とかなっちゃうんでしょうか。

2007/9/26(水) 午後 9:13 [ z_f**ncesc*tti ]

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昨日は良いモノを沢山みせていただきありがとうございました^^
良い楽器はのりこさんのような上手な方に弾いてもらうと幸せですよね〜♪

2007/9/27(木) 午前 6:49 あまでお♯

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バイオリンちゃーんさん、優秀な製作者は世界中にいます。でもクレモナが忘れ去られてしまうほどトレンドが変わるのはまだまだでしょうね。以前、ミラノでイタリアの楽器が特別なのはちょっときれいに作るからじゃなくてイタリアの文化と歴史を吸っているからだと言われたことがあります。イタリアの文化を素晴らしいと感じる限りイタリアの楽器は廃れないでしょうね。

2007/9/27(木) 午前 10:12 tom*ko*oi*umi*io*ins

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あまでおさん、なんだか荷物もちまでさせてしまって申し訳ありませんでした。のり子さんがいつか運命の出会いをなさることを願ってお手伝いさせていただきたいと思います。

2007/9/27(木) 午前 10:13 tom*ko*oi*umi*io*ins

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なるほどー(*'-'*)イタリアびいきなのでやや安心しましたぁ〜

2007/9/27(木) 午後 8:22 [ z_f**ncesc*tti ]


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