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楽器選び2

先ほどの続きです。

3.どこで買うべきか?

   とっても難しいです。オールドイタリアンとかになると扱っている店となるとかなり限られてきますが安い楽器はやっていないところのほうが珍しいくらいなのでどこでもありということになります。また高額な楽器の品揃えを売りにしているお店でも実は売りにしているものの半分は偽物で50万くらいの楽器はお買い得なものをそろえていたり、特にそのくらいの楽器が多いですよといっていなくても実は豊富な在庫を持っていて引き比べやすかったり。なのでなかなか難しいところです。ただいえるのが職人がいようがいまいがきちんとしたセットアップをしている店から買うのが重要です。高額な楽器なら駒が曲がっていたり魂柱が短かったりしたら後で文句を言ってやり直してもらえますがこのくらいの楽器だとしょうがないと言われて終わりのこともあるし、技術的にまともなセットアップをできないお店でも多く扱っていたりするからです。どうしても楽器が気に入ってでもいいかげんなセットアップだった場合、信用できる職人にやり直してもらう覚悟が必要な場合もあります。ただネックの長さを短くしたり細すぎるものを太くするには新しくネックを作り直す必要があるのでネック関係に問題あるものは絶対避けるべきです。どうしても安い楽器を多く扱っているお店は職人のレベルも低いことが多いですから注意することが必要です。
 また同じ楽器屋で同じ値段帯のものを見せてもらっても一台はお買い得だけどもう一台は割高ということもありますから、楽器屋だけではないですね。
 地方と東京でどちらが高いかというのはわたしにはわかりませんん。

 
4、どんな楽器は止めた方がいいか

 もし将来手放す可能性があるなら
  サイズの極端に大きい(この場合36cm以上)もの。また小さいもの(35cm以下)
  修理の後が見えるもの。例えば黒い筋(割れの後)があるもの。ニスの引っかき傷などはリタッチで  ごまかせるので気にしなくてよい
  ネックの長さ、太さなどが標準でないもの(細めだと始めは引きやすい気がすることもありますがよ  くありません) 
  新しい量産品

上記に上げたような楽器は売るのが困難になる可能性が高いので手放す可能性があるならまず避けて通ることです。

   
 たとえ手放さなくても止めるべきもの
  なんとなく好きではない。(結局これが一番大きな問題)
  フォルテで弾くとうるさい感じがする(板が薄すぎる可能性あり)、
  ハイポジの音がファースト歩ディションの音と大きく違う(表板や裏板の構造的欠陥の可能性あ    り。)



5.予算の決め方
  
 考え方にも寄るし、人生設計によってもかわるので一概には言えませんが、基本的に投資に回せる金額はバイオリンに回しても大丈夫でしょう。
 大雑把委に金融機関やファイナンシャルプランナーの言うことをまとめてしまうと、投資にまわせるのは半年分の生活費とこの先5年のイベント(住宅購入資金、子供の教育費など)のためのお金を除いた額ということになります。またバイオリンは何十年後かには買った価格で売ることが可能な可能性が高いですから今買って使って将来売って老後の生活資金にするということも可能です。ただバイオリンも売値と買値の差は大きいです(とくに安い楽器では)。すぐに現金化するには楽器が今の倍以上の価値になっていないと買ったときの値段で売るのは難しくなります。
 またお金のことなんか心配する必要がない方にはバイオリンで相続税を払ったという話は聴かないということもポイントになるかもしれません。
 
 一つは上記のようにいくら使えるからと決める方法、もう一つは欲しい楽器がいくらだからいくらと決める方法があります。例えば新作イタリアンが欲しいから200万とか。

 これまでこういった楽器はいくらとか書いてもいるのでそちらを参考にしていただいてもよいかと思います。

 もしそれでも予算が決められない場合にはとにかくいろんな楽器を見てそれぞれの将来性を見極めれば結果的に絞られてくるのではないかと思います。


6.先生を通すか、自分で買うか
  特に安い楽器を買おうとしている場合は先生に選んでもらうのが無難だと思います。(たぶん自分で選ぶのは無理)

最後に楽器は出会いです。いいと思ったら買うつもりでないとまず何も見つからないと思っていたほうがいいです。

楽器選び

 今日は比較的安めの楽器探しについてのご質問をいくつかいただいているのでそちらにお答えしようと思います。

1.値段について(100万前後までで)新しい量産品をぬかして
   
 この価格帯はとてもばらつきが大きいです。なかなか難しい価格帯かも・・・なぜそうなってしまうかというと、モダンイタリーなどのようにこのメーカーならいくらという相場があるようなメーラーがすくない。あるとしたらフランス900年代の量産品だけ。ということはそのほかは個々のお店の裁量に任される。となるとお店次第。あと仕入ルートなどにもよります。この価格帯はどうしても利益も小さいしそういうのを海外で安く大量に卸しているお店と懇意にしていないならば大体は国内のブローカーなどから買う場合が多いようです。わたしは買うとしたらたまたまなにかのついででいいのがあったからというスタンスです。

2.どんなものがあるか

   上記に上げたようにフランスのJTLやMarc Laberのような量産品。こちらはスズキのようにグレードがあるので値段の幅もかなりあります。そんなに安くもないです。70万位からのが多いかな。特徴はきれいな造り、コンディションの良いものも多く、かなり音量があること。問題点はおとが?なものもおおいことと大き目のものが多いこと。海外のオークションでは必ずあるこのメーカーですが36cm以下を探すとぜんぜんなかったり・・・・(普通の楽器は35.5ぐらい)

   ドイツや東欧の900年代の量産品、半量産品。フランスが思いっきり産業革命後的に工場だったのに対し、こちらでは家内制手工業的なものも多い。例えばうちのおじいちゃんは毎日一個渦巻き作ってお母さんは横板まげて、みたいな。そういったのは作りはかなり荒め。東欧のものはきれい系がおおい。東欧の戦前の量産品はそこそこ音もいいし、値段もお安め。ただドイツも東欧もやっぱり大き目が多いのが難点。ドイツの場合はその上ネックも5mmくらい今の楽器より長かったりするから要注意。

 50万以下だとこういったかつての量産品の困ったチャンが多いのも事実。たとえばとりあえず割れはくっついているしセットアップもできているけどなんかなあみたいなのとか、スプレーニスで蛍光塗料でも入っているかのような色だったり。後は大きすぎたり。この価格帯を多く扱っているお店はどうしても駒やペグといったものの造りがいい加減で楽器のポテンシャルの半分も出せてないことも多いのも問題点。

  あと今多いのが中国製で仕上げは日本やイタリアでしているもの。悪くないものも多い。とりあえず健康だし、サイズ的には今の標準にできているし,見た目にもこだわっている。こういったのは30万くらいからあってお店によっては100万以上とっているところもある。100万はちょっと高い気がしますが・・・・



続きはまた午後にでも書きます。

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