楽器の選び方

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難しい楽器選び

 最近、楽器の買い替えについて迷ってらっしゃる方にアドバイスを求められることがだんだんと増えてるんだけど、とにかく難しい!何で難しいかって言うととにかく迷っててこういう楽器が欲しいんですという希望が伝わってこない!これはかなりの難題です。
 
 楽器の買い替えで迷ってらっしゃる方はいろいろでいくつもタイプがあったりします。
 まずはいつかは買い換えたいからとりあえず探している。だから何が欲しいのかわからない。こういうタイプはだまされたくないとか、相場より安いのを見つけるぞとか、思っている方が多いよう。少しふらふらみてアイディアを固めるのが良いでしょうね。イタリアンが欲しいとか、古い楽器が欲しいとか。だまされたくないという方にはイタリアンが無難じゃないかと思います。相場がはっきりしているし、真贋についても専門家に聞けばすぐわかるので。それに飽きたら売るのも難しくないし。
 
 次に漠然と今の楽器よりいい楽器が欲しい。もしくは単にいい音の楽器が欲しい、と思って探している場合。お金さえ出せば今の楽器よりいい楽器は勿論手に入るけど・・・・これは予算さえ決まっていればそれなりに探せるかな。でもここでも散々書いているけどいい楽器って比較級で探すと一筋縄じゃ行かなかったりする。いい楽器って何を大切に思っているかで順位が全然違っちゃうし。100万の楽器でも音だけとったら600万とかの楽器に太刀打ちできるものもあるし。それにどんな音がいい音と思うかも人によって違うしね・・・・音量重視、音色重視、ホントいろいろです。こういう場合、あまり言っていただけないんだけどオケでバリバリ気持ちよく弾けるのが欲しい、とか室内楽でまろやかな音が欲しいとか指定された方がありがたい。オケでバリバリという人には新作イタリアンで向いている楽器はいっぱいあるし、室内楽でまろやかって人にはオールドジャーマンなんかなかなかお勧めだし。

 後、予算も問題。やっぱりバイオリンは高いものだからしょうがないんだろうけど。普通のアマチュアプレーヤーはこういった楽器はいくら予算を組まないかいけないかと先生なり楽器屋なりに尋ねてしまった方が良いかも。下手にセットで100万とか決めてから探すと逆に難しくなる場合もあるので。

 楽器を探してるときは、なぜ今の楽器ではだめで、どういった楽器が欲しいというのをなるべく明確にしていただけるとありがたいです・・・・

国籍と楽器のお値段

 楽器の選び方の続きです。

 国籍と楽器のお値段は意関係あるっていうのは皆さんご存知ですよね。この値段だとイタリアンは無理ですねえとかなんとか言われたり。でも意外と誰も概要は説明してくれないみたいな。

 というわけで今日は国籍とお値段の関係です。

 一番人気のイタリアンから。イタリアンといってもいろいろあるのでイタリアンの中も年代別に分けちゃいます。

 まず新作。基本的にまだ存命中の製作家のものはこのカテゴリーに入ります。なので70年代とか新作に入るものもモダンに入るものもあります。
 新作の一番安いのはやっぱり学生が作ったもの。日本の楽器屋さんでどのくらいから出回っているかいまいち怪しいとこころですが60万くらいから120万くらいじゃないかと思います。学生が作ったといっても買うときこれはどこそこの生徒が作ったものですよとは行ってくれないので要注意です。学生作だけあって見た目は丁寧に作ってあるものが多いですがとんでもなくひどい音のものも多いです。もう耳をふさぎたくなるようなとでもいいましょうか・・・でも中にはたまにあたりの楽器がない訳でもありません。音を聞き分ける自信がない方は将来後悔しないためにも避けて通った方が無難でしょう。
 それから安い新作で今日本でよく出回っているのはどこどこ工房製というもの。これは弟子が手分けして作ってお師匠がチェックしているので一応最低限の品質保証ができているようです。こちらも工房によるけれどやっぱり60万くらいからかな。こういった工房製はしっかりマーケティングをしているところが多いのも特徴で宣伝広告費にもかなりお金を使っています。
 それから一応本職が作ったもの。これは本当に幅が広くて100万から350万くらい。200万くらい出すと誰でも知っている有名作家のものが手に入ります。音だけで選ぶなら160万とかでもそれなりのが見つかります。別に300万出せば200万の楽器より音がよくなる訳ではないので。いま多く探されているのが、70年代のモラッシーのものとマリオ・ガッダのもの。どちらもモダンのように取引され始めています。300万以上のものは製作者、年代ともコレクターズアイテムになりえるものが手に入ります。投資用に買うならこれですね。
 結論として投資用ではなくて、普段趣味で弾くのにそこそこのものをというなら200万前後で探せば新作イタリアンでは無難だと思います。

長くなってきたのでモダンはまた今度。

 

楽器の価値

突然ですが皆さん楽器の価値って何だと思いますか?何によって楽器の価格が決まるかではなくて価値そのものです。漠然としてて意味不明な質問ですが面白い質問だと思います。そして楽器を買うにあたって重要になると思ったので取り上げてみました。このブログを読んでくださっている方の中には将来買い替えの予定のある方も多いので考えてみるのもよさそうな気がします。

あまりに抽象的になりすぎると難しくなるので表面的なところから入っていこうかと思います。

私が思うに一番価値のある楽器を買った人というのは自分の楽器が大好きで不満もなくて一生使う楽器を買った人だと思います。他人がどう思おうと、偽物だろうと本物だろうと、高かろうが安かろうがとにかく大満足で使える楽器はお値打ちものです。それに対してなんとなく好きではない楽器、弾くたびに不満がある楽器というのはどう考えても価値の薄い楽器になってしまいます。

楽器を買うときは満足できる楽器が欲しいと思って探していますよね。でもいつまでたっても決められない。いつまでたってもこれと思う楽器に出会えない、そういう人はとても多いと思います。ではどうしてそうなってしまうのか。自分にとって楽器が何なのかわかっていないからということもあるのではないでしょうか。

あなたにとって楽器は何ですか、何の価値がありますか。
 音楽をする道具
 商売道具
 ステータスシンボル
 投資対象
 親に言われていやいや弾くもの
 
ざっとあ考えただけでいろいろでてきます。そして一つでなくていろいろ組み合わさっている人も多いでしょう。例えば音楽家にとっては音楽をする道具であると同時に商売道具であるわけだし保険会社にとってはステータスシンボルであると同時に投資対象なわけです。そして当然のことながら自分にとって何なのかによって選ぶべき楽器はかわってきますよね。

是非是非自分にとって「楽器は・・・・で・・・・が大事です」もしくは「楽器は・・だけれど何が大事なのかはわからない」というのをおしえてください。今度それについて書いてみたいと思います。

いくらの楽器?

よくいくらぐらいの楽器を買えば良いですか?という質問がある。私個人にもくるしネットでもその手の質問は山ほど書いてある。そして多分バイオリンをやっている人なら一度は考えたはずだ。親に分数から振るサイズに替わるときかってもらってそのまんまって人を抜かしたらってことだけど。

じゃあずばりいくら払えば一生飽きちゃわない楽器が買えるんだろう?そしてそういう楽器はどんな楽器なんだろう。多くの先生方が生徒さんにお勧めするのを聞いていると、こんな感じに分類できそう。

まず30万から50万くらい。このくらいをお勧めするのは一応続いているけれどそこまで熱心じゃない場合。そうじゃなかったらあんまり余裕のないサラリーマン家庭にお勧めするとき。ぎりぎり最低限ってところかな。このくらいの楽器を親に買ってもらって大人になっても続けてる人は半分くらいは買い替えるような気がする。ということで一生云々にはちょっと弱いかも。
次は100万までで。このクラスは楽器の数自体が割合少ないし中途半端であまりいない気がする。でもこのクラスだと日本人作家のものでそこそこの物が手に入ったりする。中にはお買い得なものもあるしやっぱり日本人のはって言われちゃっても仕方なさそうなものもある。これは日本人作家の楽器の相場が100万前後ということで上手い下手に関らずみんながこのくらいをつけているから。後は900年代の量産品のフレンチもこのクラス。見た目はどれをとってもきれい。このクラスで後に買い換える人は数百万のモダンを買ったりして比較的余裕はあるけど買ったときはあまり続けていくことが確かでなかった人が多いみたい。
次は100万以上300万以下。やっぱり筆頭はイタリアの新作。ただ百万そこそこの新作イタリアンははずれが多い。以前調整に来たお客様はクレモナの学校の用務員のおじさんが造ったの持ってたぐらいだから。安心して買えるイタリアの新作となると150万はすると思う。ある意味名が売れている作家はやっぱり理由があることが多いから自分に自信がないなら最後は名前で選んでもいいのかもしれない。でも音が悪くてもあくまでも自己責任ですから。あとそこそこのアマチュアでも毎日真面目に5年以上やっていれば音の違いは判ってくるもの。自分も耳も信じよう。そしてこの価格帯だとちょっといいモダンのフレンチやコンディションのいいオールドジャーマンなんかも丁度相場ということになる。こういった楽器は同じ値段だったらイタリアの新作より音が良いものも多い。ただ新作イタリアンは50年100年という単位で見たときこういった楽器よりより値上がりする可能性が高い。一生弾く楽器として資産と音どちらをとるかは個人の価値観だし、新車かって10年でまったく価値のなくなってしまうことを考えたらいくら将来大して値上がりしないかもといいつつ100年後も現役であり続けるだろう楽器では一般愛好家にはあまり関係のない話でもある。この価格帯の楽器をもっている人は大満足にしろ本当はモダンイタリー欲しいと内心思っているにしろだいたい一生使い続ける。

ということで一生使える楽器の値段は結局200万前後ということになるかな。勿論あまりやすくはないけど何十年も前におじいちゃんが100円で買った楽器を孫が使っているって言う例もあるし。その上その楽器は今の値段は200万くらいということだから。

とにかくこの200万前後というのはこのくらい予算が取れれば理想的ということ。安くて掘り出し物に見つかる人もいるし、執念で安く見つける人もいるし、個人的には無理のない範囲で替える楽器が一番だと思います。

冷たい音

この間冷たい音の楽器は買っちゃだめと書いたら、どうしてと言うご質問があったのでお答えしようと思います。
音が冷たいと感じるにはいくつかわけがあります。例えば安い量産品は倍音が少なく冷たく感じます。量産品でそう感じないのは側鳴りするような楽器で荒っぽい音の楽器という印象になります。そのほかドイツの隆起の高い楽器でこもった音なのに明るい音のするものはもです。イタリアの新作でもそういう楽器は多くあります。隆起と厚みの関係がちょっとヘンとか。表板と裏板の厚みのバランスがおかしいとか。冷たい音になる原因は上げたらきりがありません。ともかく冷たい音になってしまったのは職人の経験不足とか研究不足とかたまたま新しいアイディアを試したら全然だめだったとかいろいろあります。
どちらにしろ冷たい音の楽器は構造上どこか上手く行っていない可能性が多いので止めておいた方が無難なのです。唯一大丈夫なのは弦がさびていたとき。これは倍音の強敵なので弦を交換するだけでちゃんとした楽器に生まれ変わる可能性が大きいです。
音を理解するにはとにかく数を弾いて聞くことです。それもなるべくいい楽器を。理解できる以上のいい音の楽器は比べるのは無理です。どれもよく聞こえてあまり違いが判らなくなるので。音の違いが判ると楽器のポテンシャルもだんだん判ってきます。これは将来性がありそうとかだめそうとか。なかなか一般のバイオリン愛好家には難しいですが。だからこそ先生とかに選んでもらうのも悪くないんです。たとえ先生の懐にいくらか入ることになっても。勿論良心的な先生で真面目に選んでくれるのを前提にしてと言うことですけど。

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