楽器の選び方

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あれ?

最近むちゃくちゃ更新してる気になってたのにもう10日もすぎてる・・・なんでだろ?
今日は仕事で腐ってるので、前回の続き書いちゃいます。新作イタリアン。
こんな新作イタリアンは買っちゃだめっていうのです。いくつかポイントはあるんだけどまずは簡単なところから。まずできたてほやほやなのに弾いてみてめちゃくちゃ音量がある楽器。よさそうだけど没です。なぜなら新作で耳元で音量がある場合遠くではあんまり聞こえないし音の質としてあまり良くないのが普通。弾き込んだって良くなりませんそういう楽器は。出来立てほやほやでは弓に圧力をかければかけるほど音量がでてくるもの、そして力があればあるほどなりそうな感じの楽器これは将来性あります。ちょっと弾いた感じでは音が出きらない感じがするものですね。後避けるべきは冷たい音の楽器。これはもう最悪。絶対買っちゃだめです。それなら中国とか鈴木で十分。100万も払うかちありません。
次に構造的欠陥。古い楽器だったら楽器屋に文句言って同行してもらえるものもあるけれど新作だとなかなかそうは行かないものです。新作でニスに傷がつこうものならアウトだしね。まずネックがまっすぐか。これは意外とクリアしてない楽器が多いです。イタリア人はずさんな人も多いしテクニック的に優れている人も少ないのでどうしても製作学校の生徒がしそうなミスをします。ではどうやって確認するか。まず駒が楽器の真ん中に立ってるか確認します。f字孔の上の丸い穴の内側の端と駒の足の端が同じライン上か左右同じくらい内側か外側だったら大丈夫。そうしたら弦が指板のどちらかに偏ってないか見ます。端っこの方を見るとわかりやすいです。どちらかにずれていると早いパッセジなんかは弾きにくくなります。それを隠すため駒を真ん中じゃないところに立てている場合もあるけれどこれは音を犠牲にしているのでかなりもったいないです。
次はペグ。ペグボックスの中を見て弦がお互い触れ合ってないか確認します。弦がこすれていると調弦しにくいし弦がすぐに切れてしまうので問題です。ただペグがまわしにくいとかすぐ戻ってしまうというのはちょっとしたことで直るので問題じゃありません。
後、選ぶとき自分だけじゃなくて誰かに弾いてもらって客観的に比べられると良いですね。外から聞いてみるとあまりの音の違いにびっくりするかも知れませんから。

新作イタリアン

やっぱりアマチュアでお金に余裕があってちょっとまじめにやってる人は新作イタリアンもってる人多いですね。値段も100万ちょっとから。ボーナス何回かためればOLでも手の届く範囲だし。後は子供がフルサイズに変えるとき一生使えるようにって思って奮発したら買える額だし。
と言うことで、このブログを読んでくださっている方にも使ってらっしゃるかたも多いかも。
実はこの新作イタリアン、この10年で大きな変化があったものの一つだったりして。80年代は大半のクレモナの楽器は日本に輸出されてたの。クレモナに買い付けに行ってるディーラーたちは壮絶な縄張り争いをしていたらしい。日本はそれこそクレモナのラベルがついていさえすれば何でも売れるような状況で常に品薄感があったみたい。だから何はともあれ数が重要だったのね。でもバイオリンはアシスタントと本人と2人で作ったとしてニス塗ったりするのも含めると少なくとも3週間から5週間はかかるのね。だから年間の製作台数には限りがある。そしてそれを我が物にしようと争ってたわけ。クレモナの製作者としては仕事は常にあるし好きなことをして生活できると言う訳でみんな満足してたの。でも勿論大切なお客様を満足させるようには仕事をしていてそれはとにかくガラス細工のように正確にできていること。日本人ディーラーは音はともかくニスにムラがあったり木がきれいじゃないと買わなかったから。何しろ10台バイオリン並んでいるのを見て右から6台買うとかだったらしいから。ともかく損なんだったからみんな一番の関心ごとは見た目がきれいなことだったの。そしてそれはトリエンナーレみたいなコンクールでも顕著だった。スベルニーニ、ピストーニ、イーベといった人たちはその代表なんじゃないかな。
そして日本のバブル崩壊。ユーロ導入によるインフレ、中国製の台頭といった要素が絡まりあって80年代の価値観は崩壊してしまった。それはバイオリン製作業界においても同じこと。一握りの80年代に大量に日本に卸して有名になった人たちを除いて新たな市場を探すことになった。それは多くの人にとってはアメリカであり最近では韓国台湾といった音楽の新興国である。それと共に日本向けの楽器の最大の弱点、音を研究してこなかったと言うことがみんなの関心点になった。きれいに作っているだけじゃ中国産に負けるのは時間の問題だから。そしてその頃ガルネリの展示会があったりしたせいもあって、個性的とか力強さとかが見直されるようになった。だから最近の楽器悪い意味ではなくてはあまり丁寧に作られていないものも多い。楽器としての機能を最優先に考えたときまったくむらのないニスとか、完璧な象嵌細工とかはあまり役に立つものではないから。
いい楽器イコールきれいな楽器じゃない。製作学校の生徒が目指すような完璧な楽器はそれだけで素晴らしいわけじゃない。やっぱり買う人には音で選んで欲しい。名前や見た目は転売するつもりがないならあんまり役に立たないのだから。

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