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【前編】のつづき

粉雪が舞い降りる夜のケント家。
マーサがクラークのベッドルームにラナを通した。
ブレーディはすでに部屋の中の安全を確認済みで、敷地内にもガードを配置し、彼自身この部屋のドアの外にいると言って部屋を出て行った。
ラナはマーサにこのことを詫びると、マーサはレックスと結婚するのなら、ボディガードや記者達がいつも傍にいることを受け入れなくてはと言う。
いつもそうであって欲しくないわとラナが言う。
マーサは何かあれば、と言って部屋を出て行こうとすると、ラナはもう寝るからと言い、クラークが気にしないといいけどと言い添える。
マーサは彼はカウチでも大丈夫よと答えるとおやすみと言って部屋を出て行った。
ラナはスカーフを外し、緊張しながら部屋の中を見回して彼のデスクの椅子に座ると、一番手前の引き出しを開けた。中を引っ掻き回すと、フレームに入ったラナの写真立てを見つける。表面を親指で撫で、それを引き出しに閉まった。ジャケットを脱ぎ、今度はタンスが目に入る。一番上の引き出しを開けると、中には葉巻の小箱が入っていた。一旦振り返って誰もいないのを確認する。思い切って蓋を開ける。
中身はスモールヴィル高校"クロウズ"の小さいペナントやガラクタが入っている。他に見つけたのは彼女が昔つけていたネックレスだった。
しかしそれは緑色の隕石ではなく、色の無い透明な石に変わっていた。
それを手に取り、驚きの表情になるラナ。
そこへ彼女の携帯が鳴る。
ネックレスを元の場所に戻して引き出しを閉め、カバンの中から携帯を取り出す。開くと相手は「非通知」とある。電話に出る彼女は誰なの?と尋ねる。
相手は変声機を使っていて、私から逃げることは出来ない、それがクラーク・ケントのベッドルームでもと言う。全てを知っているという男に私はあなたが何を知っていようがどう知ったのだろうかどうでもいい、ここには軍がいて私には近寄ることも出来ないわと答えた。
「私は君が思うよりも間近にいるよ、プリンセス」と男が言う。
ぞっとする彼女は電話を切り、ブレーディを呼ぶ。だが閉まっているドアの下のカーペットがドス黒く染まっているのに目が留まった。
彼女がそれに触れてみると、血のりが彼女の指についた。手が震える。
意を決してドアを開けると、床に倒れているブレーディが首を切られて出血していた。
恐る恐る部屋の外へ出る彼女は、ブレーディの腰にぶら下がっている拳銃を取り上げる。するとまた彼女の携帯が鳴り出した。
電話に出て、「なぜこんなことを・・!」と言う彼女に、なぜならそれが君に値するからだと男が答える。まだ息のあるブレーディがラナの足首を突然掴むと、驚いた彼女は悲鳴をあげて階段から転がり落ちていった。

スモールヴィル救急病院。
ベッドに寝ていたラナが意識を取り戻すと、病室にいたマーサと医者が彼女の傍にやってきた。マーサはここは病院で、担当医のドクター・ラングストンもいてくれているから大丈夫だと声をかけた。
医者は彼女は階段から落ちたが赤ちゃんは無事だと言った。
医者は診察のためにマーサに声をかけると、彼女は外にいるからと言って病室を出て行く。
医者は血圧が少し高いのが心配なので、薄めの鎮静剤を投与すると説明する。
ラナは駄目よ、と言うと、医者はこれは赤ちゃんには影響しないと答える。
彼女は医者を信用することにした。
部屋に入ってきた看護婦から注射器を受け取ると、彼女に注射をした。
ラナはゆっくりと眠りに落ちていった。
そこへもう一人のガードマンが入ってきて様子を尋ねる。彼女は動揺していると答えると、ガードマンがもっと安全な部屋への移動を要求する。彼女はまだ危険だからだ。医者は旧棟なら使えるだろうと答えると、そうしてくれ、とガードマンが言って部屋を出て行った。

メトロポリスのある建物。
暗室に入るクラークとジミー。
ジミーはここがエスポジートの隠れ家だと言う。
寄生するビジネスはあまり払いがよくないようだと嫌味を言うクラークにジミーがこの男はおそらく年20万ドルは稼いでるよと正す。
部屋を見て周る二人。ジミーはコンピューターの横に置いてあった箱を開けて、中に月別にラベルのついたディスクを見つける。
「2月」と表示のあるディスクをジミーが取り上げて、クラークに手渡すと、彼はコンピューターのドライブに入れてみる。
するとラナの写真のファイルがいくつも出てきた。
クラークはエスポジートこそ彼らの探していた男だと確信する。
ちょっと待てとジミーが言って写真を見ていくと、「これって君の家のバーンじゃないか?」と言い出す。
コンピューターの写真はバーンにうろついているラナを映し出していた。
「君たちの間に何か特別なものがあるんじゃないか、CK?彼女は君をストーキングしているよ!」クラークは顔をしかめる。
そこへクラークの携帯が鳴る。マーサからだった。すぐに行くと返事して切る。
ジミーがどうしたのか尋ねると、エスポジートがラナを襲ったので病院へ行かなくてはと答える。
ジミーは慌てて写真を持っていくべきだとまとめている間にクラークが猛スピードで走り去った。「・・CK?」

携帯が鳴っている音で目が覚めるラナ。
彼女は起き上がり、裸足で床を歩いて廊下へ行くと誰もいない。携帯も鳴り止んだ。殺伐としている病棟は物があちこち散乱していた。
ベッドへ戻ろうとすると再び携帯が鳴り始める。彼女はテーブルの上に置いてあった携帯を取り上げて、応答した。
相手はクロエだった。騒ぎを聞いたと言い、大丈夫か尋ねる。
ラナはただ何が起こっているのかわからなくて・・と言い終わらない間に振り返ると、いきなりフラッシュを焚かれたカメラでバシバシ写真を撮られ、驚いて悲鳴をあげる。電話の向こうのクロエが驚く。
ラナはカメラを向ける男に物を投げつけ走り出した。男は追いかけながら写真を撮りまくる。彼女は点滴用のスタンドがたくさん置いてある部屋に走りこむ。そこで倒れた彼女を男は容赦なく写真を撮り続けた。
誰かが男を掴んで放り投げた。それはクラークだった。
何をしているんだ!とやってきたガードマンが彼に言う。
君の仕事だよとクラークが答えた。
驚く顔をするガードマンだが、痛みで呻く男を引っ張り出していった。
クラークは彼女に近寄り、大丈夫かと尋ねた。
何も答えられないラナだが、突然銃声が聞こえる。二人は通路へ飛び出すと、
奴は銃を持っていた。仕方なかったとガードマンが言った。
撃たれたエスポジートは床に倒れて動かなかった。
もう終わりました、ミス・ラング。家へ帰りましょうと言ってガードマンが彼らの傍へやってきた。ラナは彼に従い、ガードマンは彼女の肩に手を回して二人は歩き去っていく。一度ラナがクラークに不安そうに振り返った。

吹雪いている夜のルーサー邸。
書斎の暖炉の前に立つラナ。扉を叩く音がして振り返ると、あのガードマンが入ってきた。そしてレックスは今飛行機に乗って向かっているところだが、悪天候でルート変更し明日まで戻れないと言う。
彼女は彼に礼を言い、何が起こりえたか考えたくは無いと言った。
ガードマンは前に進み出て、一線を越えていなければいいのですが、レックスはあなたを一人にしておくべきではないと思うと言う。
ラナは彼がレックスと名前で呼んでいることを指摘し、事が起こった時から何も口にしていないので、キッチンに言って何か持ってくるよう頼んだ。
彼はとんでもない日だったからと言い訳し、残りのスタッフとガード達は全て家に帰したと言った。
顔をしかめるラナ。
ガードマンはこの吹雪だからと答える。
思いやりがあるのね、と言うラナ。
するとガードマンがラナならそうするだろうと言い、彼女はレックスに群がる女性達とはまったく違うと言い出す。
ラナは顔をしかめてその"線"のことは覚えている?と横目で言うと、ここのところたくさん一線を越えているかもしれないと言ってさらに彼女に近づく。
彼女は嫌な予感を感じる。
「全てあなたのためだ、プリンセス。」
彼女が振り返ると、男は毎日彼女を見ていたが、気づかれることもなかったと言う。
ラナは彼がベッドルームで写真を撮り、電話をかけ、ブレーディを殺したと気づくと、男はうなずき、そのつもりはなかったのだが、ブレーディがセキュリティ・チームのうちの誰かだと気づいてしまい、ラナを救うのを止められたくなかった。そしてあのカメラマンには役割があったが、彼女の元彼(クラーク)によって邪魔されてしまった。彼はどれだけその気があるのかラナに見せたかったと答える。
ラナはクラークが止める前にカメラマンを私の前で撃ち殺すつもりだったのね、と言うと、「君にレックスが移りかかっている。だんだん彼のようなしゃべり方や考え方になってきている。彼の君に対してやっていることが嫌になるんだ!」彼はそれを止めて前の人生に戻すことが出来ると自信を持って言う。
ラナは泣きそうになりながら、あなたの言うとおりだと言い、考えたことも無かった、何が私に入り込み、逃げられないということを。お願い助けて、と言った。
男は彼女の言ったことに感激し、涙目で彼女の髪に触れながら、助けると約束しようと言うと、彼女は手にしていた水のグラスボトルを彼の頭に叩きつけ、彼女は逃げ出した。
自分のベッドルームに逃げ込むと、ドアに鍵をかける。
受話器を取り上げる。だが何の反応が無い。電話を調べると、線が抜き取られていた。そこへドアをバンバンと叩き、なぜ私にこんなことを!と怒鳴りながら、ガードマンがドアに体当たりをする。
頭から血を流しているガードマンは壁に飾ってあった斧を取り出し、それでドアを破り開けた。彼が中へ入ると、彼女の姿は無く、窓ガラスが開いてカーテンが風でなびいているだけだった。

タロンのアパートメント。
クロエがエスポジートの撮ったバーンでのラナの写真をパソコンで見ながら彼女は頑固だと言う。
すると横に居たクラークが君もそうだったじゃないかと返す。
彼女は首をかしげて答え、今夜ラナが彼の部屋に逃げ込んだのには下心があったのかもと怪しむ。彼女はレックスのようにこそこそと探し回るようになったと言い、エスポジートが撮った写真にはその姿が写されている。
パチパチとクリックしながら写真を見続けていると、ドレスアップした見慣れない女性が看板の横に立っているものが出てきた。クラークがそれを指摘すると、クロエが児童福祉基金のパーティのものだと説明する。
それにはマーサも昨晩出席していたメトロポリスでのイベントだとクラークが答える。エスポジートがこの写真を撮ったということは、昨晩ラナのベッドルームの写真を撮ることは不可能だ。
「じゃあ誰が撮ったのかしら?」

【後編】につづく

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