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気合入れすぎかも。今回も3つに分けます。

シーズン6 第7話 Rage(憤怒、暴れ回る、欲望の意味)

夜のオリヴァーのオフィス兼アパートメント。
シルバーのドレスを纏ったロイスとスーツ姿のオリヴァーが書棚のところで激しくキスを交わしている。何度かぶつかって本が数冊バサバサと落ちた。
彼女は待って!と言って彼を長椅子に押し倒し、焦らすように驚かせたいことがあるからちょっと待ってて、と言って隣の部屋へと姿を消した。
彼は彼女の魅力に感心していると、突然車の警報アラームが隣の立体駐車場から聞こえてきた。バルコニーへ行って見下ろすと、二人組の強盗がカップルを襲っている。彼はすぐに秘密の部屋の扉を開け、グリーンアローに変装した。
強盗の目の前に現れたグリーンアローは銃を持っている男をクロスボウで撃ち倒す。もう一人の禿頭の強盗はカップルの車に乗り込んで急いで逃走した。
ビルの上からグリーンアローがゆっくりとアーチェリーをかまえ、逃走中の車を狙って矢を放つ。
矢は右側のウィンドウを突き破って運転席の前に刺さる。ハンドルを切りそこなった車は他に止まっている車に追突して止まった。

螺旋階段から降りてくるロイスは下着に白い男物のシャツを羽織っただけの姿だ。彼を呼ぶが姿がない。かくれんぼをしていると思ったが、どこかへ行ってしまったと気づき、それでも努力をした自分に褒めながら半開きだったシャツのボタンを留めた。

グリーンアローはあとは警察に任せようと逃走した車の中に強盗を残し、ドアを閉めた所へ先ほど仕留めたはずのもう一人の男がなぜか無傷で銃を向けて立っていた。「驚いたか?」
男は容赦なく銃でグリーンアローの右胸を撃ち抜いた。彼は仰向けに倒れ、血が地面に流れ出した。

翌日のケント家。
マーサとクラークがサンクスギビング(感謝祭)の食事のために大量な買い物をして帰ってきた。今年はゲストを呼んだパーティにしたいとマーサが言う。
しかしクラークは先日のラヤの件といい父を亡くしてもいてそんな気分にはなれない。
マーサはきっとみんなが集まれば気分も晴れるわ、と言う。
だがクラークはサンクスギビングは言うなれば父さんの日で、彼がいつもターキー(七面鳥)を切り分ける役目をしていた。いつも彼はクラークが能力を持ち合わせて生まれたことに感謝するように言っていたが、それは間違っているという。彼が普通の人間ならば、父は死ぬことはなかったと思い、今年は祖父のナイフで切り分ける人がいないことを思い落ち込んだ。
二人が黙り込んでしまった時、突然家に入ってきたロイスがいつものように冷蔵庫へ直行しながら、サンクスギビングのゲストリストやどんなリストからでもオリヴァーの名前は外しておいて、といきなり言い出す。冷蔵庫には彼女の欲しいものはなかったようでそのまま閉じた。
そして何があったのか聞かれると、オリヴァーがデートの途中で急にいなくなってしまったと話した。同情するマーサ。
片や億万長者、彼女はしがない爪噛みタブロイド記者・・。
クラークはきっと彼女に合った人が見つかるよ、と励ます。
話題を変えたロイスはクラークにニュース聞いた?と聞く。
いいや、と答える彼に「昨晩グリーンアローが撃たれたの。」
そう言って今朝のデイリー・プラネット紙を彼に手渡し、彼女曰く目撃者が彼が血を流して倒れているのを見つけて通報しに行った。だが戻ってきたら、血だまりだけが残っていたらしい。新聞のタイトルは『グリーンアロー、生きるか死か?』あの鉛筆画のイラストが添えてあった。

ルーサー邸書斎。
暖炉のソファーに座って一人チェスをしていたレックスのところへラナが嬉しそうにパンフレットを持ってやってきた。彼女はちょっと興味をもった慈善事業を見つけたという。『Second-Chance Halfway House』(刑務所からの出所者・精神障害者などの社会復帰のための訓練・更正施設)という名で、レックスが電話で話しているのを聞いたことがあるし、パンフレットも見つけた。とても素晴らしい内容で、各国の全ての都市にあるべきものだと感激しながら話していると、レックスが不満そうな顔でこれは出所したばかりの凶悪な犯罪者達と直接接することだってある、と言うと、そういうことも時々あるかもしれないけど、ほとんどが電話相談の仕事になるだろうと説得する。
彼はなぜそのやる気をユース財団や犠牲者達のために向けないのか聞くと、これが私がやりたいことなのと答える。
レックスはただ君を守りたいんだと言うと、あなたの保護なんていらないわと返すものの、最後に「他のプロジェクトを選んでくれ、残念だが。」と無表情で言われ、怒った彼女は何も言わずパンフレットを持ったまま部屋を出て行った。

オリヴァーのオフィス。
撃たれた傷など微塵もないオリヴァーがベンチプレスに横になってエクササイズをしている所へクラークが現れた。「まったく元気そうじゃないか。」
これをエクササイズと言うんだ、と言って起き上がるオリヴァー。
昨夜撃たれたと新聞で読んだと言うクラークに、撃たれていたら今頃病院か死体置場にいるさ。新聞に書いてあることを信じるべきじゃないと黒いノースリーブを着ながら答える。
しかしこれはデイリープラネットであってインクィジターじゃない。目撃者だっている、と言い張るクラークに、録画はしていると言って彼は手にしているグリーンアローのサングラスに小型カメラが装着してあったことを説明する。
後で奴らのことを探し出すと言うと、グリーンアローのユニフォームがデスクの椅子に置かれたまま、そしてドアにも鍵が掛かっておらず、ロイスが来たかもしれないと、クラークにあまりの杜撰さを指摘される。
するとグラスに水を注ぎながら彼は、頭の中は考えることで一杯だし、君は犯罪が急増しているのにもかかわらず、干草積み上げるのに忙しいんだからなと嫌味を言い始める。さらに声を張り上げ、「君は世の中を変えようといい加減何かしたりしやしないのか?!」
君に侮辱されに来たんじゃないと言い返すクラーク。だが怒り静まらないオリヴァーはべつに招待したわけじゃないぞ、と言い、自分の正体がバレないことだけを心配するような君と違って僕は外に出て人助けをしているんだ!!と叫ぶと勢いで手にしていたグラスが砕け散った。持っていた手から血が流れる。様子がおかしいと思うクラークは心配するが、「もう行けよ!!」と手にタオルを巻きながら怒鳴るオリヴァー。
むっとした顔のままクラークは貨物用エレベーターに向かった。
エレベーターのシャッターが閉められると、オリヴァーはデスクから液体の入った注射器を取り出して自分の腕に打つ。その様子をクラークが透視で見ていた。
そして巻いていたタオルを取ると、彼の手は何事もなかったように傷が消えていた。

タロン2階。ロイスが不恰好な手作りパイをオーブントースターへ入れているところへクラークがやってきた。彼女の部屋はたくさんの花で飾られている。
これらは全てオリヴァーから贈られたものらしい。
クラークは彼女が花くらいで赦したのか聞くと、彼女はそんなことで騙されたりしないし、彼は今赦しを乞っているだけよ、と投げやりに答える。
クラークがもし彼が赦しを乞いにやって来たら部屋には入れないよう注意すると彼女は驚いて顔を上げる。
彼はオリヴァーに会いに彼のアパートメントへ行ったと言うと、彼女は自分の面倒は自分で見れると怒るが、彼がそこで注射器を見つけ、オリヴァーはドラッグを使っていると話す。
彼女はそれなら彼があの夜急に姿を消した説明がつくという。それにサンクスギビングは一年の中で一番辛い日で、亡くした両親を思い出させるらしい。
そんなときこそ自分が必要なんだと思った彼女は、今の彼は危険だと止めるクラークを無視して、彼女にはクラークと違って助けなど必要としないと言って上着を掴んで出て行ってしまった。

とある研究所。たくさんの実験用ネズミが飼育ケースに入れられている前で何かを書き取っている白衣を着た女性のところへオリヴァーが訪ねてくる。
「君は奇跡的な仕事を遂げたよ、ドクター。」
彼女は話があると真剣な表情になる。
もちろん、と言って彼は『RL-65』を使うに相当するほど重症になったとき、それが完璧に効果を発揮し、手を切って使った時も完全に治ったとうれしそうに報告する。
しかし彼女は「ならば、もう使用しないでください。」と言って彼の横をすり抜けて歩き出す。
君は僕の雇用人だと思ったが、と言うオリヴァーの言葉に立ち止まり、彼女は険しい表情で実験用ネズミが不合理な反応を示したと話す。薬の副作用で暴力的な傾向が表れるらしい。
だがオリヴァーは問題なかった、と言うと、彼女がこれによって判断を間違えたことがあったり、怒りを感じたりしたことがないかしつこく問い詰め、薬がいかに危険なのかを訴える。
すると彼はこの薬は無数の命を救うことができる医学的進歩であり、彼自身がモルモットであることを光栄に思っている!と興奮しながら主張する。そして置いてある薬の入った試験管を全部持ち出し、癇癪を抑えることくらいできるさ、と目の下にくまが出来た表情で言って立ち去った。不安な顔のドクター。

ケント家。マーサが上機嫌でパーティの料理の準備をしながらどこかの上院議員と通話をしていた。電話を切ると勝手口のドアをノックする音がする。
ドアを開けに行くと、そこにはライオネルがいた。彼女は調度電話しようと思っていたのよ、とうれしそうに言って迎え入れると、彼は今夜のパーティには行けないと言いに来たと言う。彼の妻が亡くなってから祝い事はしないと彼自身で決めていたのだ。
彼女は皆彼が来るのを楽しみにしているのよ、と言うとライオネルはふっと笑ってきっとクラークはそうは思わないだろうし、彼にとって今年はいろいろとあって複雑な心境だろうと思っている。
マーサはそれを否定し、ライオネルは今や彼女の人生に関わる一人で、とても感謝しているのよ、とやさしく言う。
「それが私にとって何を意味するのかわかっているのかい?」
彼女はまっすぐ彼を見つめ、ライオネルは彼女にゆっくりと寄り、再び同じ言葉を繰り返す。彼女にキスをしそうになるが、彼が突然気づいたように離れる。
そして彼女にこれは別にそういう意味じゃないし、すまなかったと言って出て行ってしまった。閉じた扉の前で少し悲しげに困惑するマーサ。

【中編】につづく

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