海外ドラマ

[ リスト | 詳細 ]

お気に入りドラマの感想や解説などを載せています。ヤング・スーパーマンはシーズン6まで掲載。更新は中断しています。
トレイラーパーク・ボーイズはシーズン7放送中。
注意!:これらは全てネタバレです。日本未放映のシーズンのエピソード掲載のため、内容を知りたくない人にはお勧めできません。
記事検索
検索

全22ページ

[1] [2] [3] [4] [5] [6] [7] [8] [9] [10] [11]

[ 前のページ | 次のページ ]

イメージ 1

【前編】のつづき

ルーサー邸書斎。レックスがノートPCで彼のファイン捜索隊からのビデオメッセージを見ている所へファインがやってきた。酒を指差し「いいかな?」と聞く。
ご自由にと言い、レックスはPCを閉じる。
ファインはグラス2つ分にウィスキーを注ぎ入れながら、乾杯を考えた男の話をする。みんなで乾杯をすれば自分の飲み物に毒が入れられているかが確認できる。飲まない者が毒を入れた張本人ということだ。
そう話しながら一つをレックスに手渡し、軽くグラスを当てるのが信頼の証拠だ、と言ってカチンと軽くグラスを当ててそのまま飲み干す。
レックスはノドが乾いてないんだと言ってグラスをデスクへ置き、作り笑顔を見せた。
我々には協定があったと思ったんだが、と言って彼の真向かいに座るファイン。ウィルスの進行状況を逐一報告されることになっているのに、自分はのけ者にされていると言う。
だがレックスは君はこの数週間のことは言わなくてもすでに知っていると思ったが、と言い、本物のCIA職員ではないだろう?と疑っている。
だから君を選んだんだよ、とファイン。レックスなら誰も信じないし、好奇心があるからだ。
レックスは真実が知りたい。ワクチンはすでに完成していると言う。
「だが動機が不明な人物にこれを手渡せるはずがない。」
「これはワクチンだ。なぜ脅威をもたらすと思うんだ?」
それを数週間考えていた所さ、とレックスは言って立ち上がり、棚に置いてある鉛の小箱からクリプトナイトを取り出した。背後にやってきたファインにそれを突きつけ、この石でいくつかの答えが出るといいんだが、と言うが何も起こらない。石を持つ腕を降ろすレックス。
「惜しいな。私は彼らとは違う。彼らに作られたモノなんだ。」
するとファインの指が剣状に伸びてレックスの首元に押し付ける。彼は身動き出来ず、息をつくのも難しそうだ。
「ワクチンはどこにある?」

デイリープラネット。クロエがクラークとともに彼女のデスクへ向かっている。
彼女はこれから話す前にまずは冷静になるよう促す。そして彼女がライオネルの古い通話記録を調べた所、彼は20回ほどジョナサンに電話をかけていることがわかった。
その時にジョナサンがライオネルは秘密を知っているとわかり、息子を守ろうとしたんだと思うクラーク。
そして彼の最後の通話はジョナサンが死ぬ1時間前だという。その通話の発信地がクラークの家からほんの1マイル先のジャンセンズ・フィールドからであった。
彼はライオネルが父の死の間際に一緒にいたと確信し、怒りがこみあがる。

夜のケント農場。暗闇のバーンにライオネルがやってきた。クラークは階段のところで静かに座って待っていた。
ライオネルは電話を貰ったことに感謝し、我々にあまり時間が残されていないと言う。
こんな風に父さんが死んだ夜に会ったんだな?と怒りを抑えつつ階段を降りてくるクラーク。
少し驚くライオネルはそうだと認め、彼にはどうしても重要なことを話さなくてはならなかったと言うと、クラークはいきなり彼の胸ぐらを掴み、彼を作業台まで放り投げた。作業台が壊れ埃が舞い上がった。
クラークはライオネルの計画、クラークを利用した兵器のことを父が知ったのではないか!?と声を荒げて言うが、ライオネルは何のことなのかわからない。
彼は立ち上がり、違うんだ!と言いながらクラークの所へ歩み寄るが、再びクラークにあっさりと投げ飛ばされ、床に叩きつけられた。
ライオネルはよろよろと起き上がりながら、彼はジョナサンを助けるつもりでいたが、ジョナサンが誤解をしてしまったと言う。
傍へやってきたクラークは彼を押さえつけ、首元を掴み、
「お前が父さんを殺した!発作が起こるように仕向けたんだ!僕は誰の兵器にもならない!」と怒る。
違うと否定するライオネル。
兵器はクラークとは無関係なものだと叫ぶと背後から「嘘だ。」という声がし、振り向くとジョナサンが立っている。そしてこれ以上の嘘を並べる前に殺すんだと言う。
話を聞いてくれと叫ぶライオネルに叱責して父の声を聞こうとするクラークに殺れ!と何度も言う。
「彼が私を殺したんだ、息子よ!復讐のために殺るんだ!」
「君の父親は君を殺人者になどしたがらないはずだ!」とライオネルが早口にクラークに問いかける。振り返ったクラークに執拗にライオネルを殺すよう繰り返すジョナサン。クラークの首を掴む手に力が入る。「クラーク・ケント!今すぐ彼を殺せ!!」
クラークの目が赤くなり、ジョナサンに向けてヒートビジョンをぶつけた。彼はトラクターまで吹っ飛び、倒れた。同時にライオネルも離す。
ジョナサンは埃まみれのジャケットをはたきながらゆっくりと立ち上がり、「いいか、私はお前に簡単なこと一つ頼んでいるだけだ。失望したよ、息子よ。」彼はトラクターに触れながら周り込む。
「お前は父さんじゃない。」とにらみつける。
彼は笑い、どうやらお前を侮ったようだ、カル=エル!と言うとトラクターを彼に向けて投げつけた。勢いで周りにあるものや棚が激しく破壊される。
ジョナサンはその様子を楽しそうに見ると突然猛スピードで消える。
木片を弾き飛ばしてクラークが立ち上がり、周りを見回すと、背後に猛スピードでやってきたジョナサンが彼の首に腕をかけて、首を折るのは簡単だが、まだお前が必要なんだよと言う。
何者か聞かれると「私は世界を膝まずかせることができる者さ。」と答える途端に衝撃が走り、ジョナサンが彼を放した。
振り向くと白目になっているライオネルが立っている。彼は左手をゆっくりと挙げ、ジョナサンに近づく。
触るな、やめろ!と動けないでいるジョナサンの頬に手が触れると、彼は液状に変わり、一瞬だけミルトン・ファインの姿になると光を発して消えた。
何も言えずにライオネルを見つめているクラーク。
ライオネルは瞬きをすると元の彼に戻った。「い、一体何が起きたのだ?」

夜のメトロポリス。クラークとライオネルは彼のオフィスへとやってきた。ライオネルはファインがクリプトニアンであると思っていたが、形状変化が彼らの能力の一つであるとは知らなかったと言うが、クラークはそれを否定する。
ファインがクリプトニアンではないのか尋ねるが、クラークは黙って軽く顔を傾げるだけだった。
そしてライオネルは重要なのは、レックスには秘密にしておくことだというと頷くクラーク。
ライオネルを信用できると思ったクラークはファインがクリプトニアンによって作られたもので、彼は一度破壊されていると話す。ライオネルは自己再生能力があることに驚く。
なぜファインは彼を恐れていたのか、そしてどうやって触っただけで彼を倒すことができたのか尋ねる。
ライオネルはよくわからないが、答えはそこにあるかもしれないと言ってクローゼットを開けて中の金庫室の鍵を回して扉を開き、中にある大量の書類を彼に見せる。
雑に置かれた書類にはクリプトンの文字がぎっしりと書かれていた。うっとりした表情でこれらを見つめるライオネルにこれをどこで見つけた?と聞くと、見つけたんじゃない、自分で書いたのだと答える。
その中の手前においてある厚みのあるバインダーを掴み、チャネリングするたび声を聞き、これはクラークのために宛てたメッセージだと思い書き残してきたのだという。

デイリープラネット。クラークがライオネルのメモの束が入った箱をクロエのデスクに置く。
"ルーサー氏"がこれらを書いたのだが、クラークには解読が出来ないと言う。
クロエがスクラップブック化しているバインダーをめくってみる。色んなビジネスに使う用紙にクリプトンの文字が書き込まれているのが貼り付けられていた。彼女にも読むことはできない。
ライオネルも何について書いているのかわからないらしい。「私は単に"声を聞く者"なのだ。」答えを得るためには氷の要塞へ行くべきではないのか?とライオネルが言うが、クラークは前回誰かに言われて要塞へ行った時はゾッド将軍を解放するためのトリックだったと否定する。
クロエはこれらをスキャンして探してみると言う。
なぜファインは今になって姿を現したのだろうと疑問に思うクラークに、恐らくファインはレックスとやっていることを、ライオネルが止めさせるのを手伝うのを恐れている。
レックスは人類を絶望の淵に立たせるようなウィルスを作るのを手伝っていて、それが調度今日、科学者達が完成させたばかりだと言う。
「それじゃあ兵器というのはクラークじゃなくて、ウィルスだというのね?」
そうだ、とライオネル。クラークはこれらの警告はこのウィルスのことを指しているのでは?と思うが、ライオネルはウィルスよりももっと酷いことを指していると感じている。ウィルスはその一部に過ぎない。
クラークはライオネルにラボにはアクセスできるか聞くと、彼はどこにあるのかわからないと答える。「私それを知る人を知ってるかも・・・」とクロエ。

【後編】へつづく

イメージ 1

シーズン5 第21話 Oracle(啓示、お告げの意味)

クラークが家に戻るとマーサとクロエ、ロイスの3人が誕生パーティを開いてくれた。部屋は黄色い風船でデコレーションされていて、青地に赤い文字(スーパーマン色)で「誕生日おめでとう、クラーク」の看板まである。ロイスは同じ色のクリ−ムを使った傾いた(!)ラムケーキを作り、クラークのイニシャルを金で縁取った日記帳をプレゼントする。
彼がいつも秘密を口にしないので、これが助けになるかもと言う。
そしてテーブルには彼に宛てたバースデーカードがあった。彼はそれはジョナサンの筆跡だとわかる。
カードを開くとウルヴァリンズのミルウォーキーでの野球のチケットが2枚はさまっていた。マーサがジョナサンのデスクで見つけたと言う。彼は野球が大好きだったが、誰も一緒に野球観戦に行ってくれる人がいなかったのだ。悲しむクラーク。
その後、雪の降る夜の墓地で父の墓の前にチケットを置くクラーク。一緒に行きたかったと言い、気配を感じて振り返ると、背後にジョナサンが立っていた!
彼は誕生日パーティに出られなかったことを詫びた後、クラーク一人でしなくてはならないことがあるという。まもなくライオネルがたくさんの人々を信じられない方法で殺すというのだ。彼はそれを止めなくてはならない!
残念だが、世界を守るためにもライオネルを殺さなくはならない、と言うと霧と共に消えていった。

ケント農場バーン。クラークが昨晩墓地で見たことをマーサに話す。
あれは確かに父さんか彼の霊だと断言する。マーサは今でも彼が隣で寝ているようにも感じるけど、これは自分の思い込みで、クラークはライオネルに対して怒りを感じているから、誰かにそう言われたいと思い込んでいるだけであると言う。
彼は父を見たのはこれが初めてではなく、彼が前にラナをトラブルから救おうとした時に臨死体験をし、父に会って彼の秘密がライオネルに知られていると言われていた。だから今回も想像じゃないかもしれない。きっと秘密が知られるよりもっと酷いことが起こるかもしれないと思うクラーク。
だが彼女は夫が息子に人を殺すよう言うとはとても信じられなかった。

タロン。ラナが二人分のコーヒーを受け取って持って行こうとしていたところへロイスにデリバリーサービス?と声をかけられる。「熱めでダブル・カフェイン、クリームなしなんてまるでここが自分の店だと思い込んでいるレックスの注文みたい。」
実際彼がここの経営者よ、と言うラナ。
彼のアシスタントにでもなったのか聞かれ、そうでもないんだけど、と答えると、何を意味しているのかわかったロイス「あらやだ。」独身なら街で一番の独身男を狙うのは当然よね。
彼はBFじゃないわ、とラナ。
ロイスは失恋の経験もあるし、話してくれれば公平な立場で話を聞くわよと言うと、警戒心を解くラナ。

デイリープラネット。階段を一緒に降りてくるクラークとクロエ。
彼から霊の話を聞いたクロエだが、あまりに突拍子ないので信じようとしない。クラークはなぜ父があれほどまでにライオネルを殺したがっているのか疑問に感じている。きっとライオネルは彼の秘密を利用して何かをしようとしているのかもしれない。実際マーサが脅迫された時すぐに駆けつけたのはライオネルだ。彼はすでに動き始めていると思っている。
「例えば霊が言ったことが本当で、私達が何か動かぬ証拠を見つけたとしても、私達に出来ることといったらあなたが誰かを殺さなくてはならないということなの?」と疑問に思うクロエ。

ルーサー邸。屋敷の敷地でヘリコプターが待機している。
書斎で錠剤を飲んでいるライオネルの所へヘリコプターを待たせているんだ、何がそう重要なんだ?とレックスがやってくる。
ホンジュラスで何をしているのか問うライオネル。そしてミルトン・ファインと関わりがあることも問い詰める。
「ミルトン・ファインが世界中の死のウィルスを集めてこの国に密輸入しているのを手伝っているそうじゃないか?」
人を殺すためには使わないよ、と誤魔化すレックス。
「だがこの誰かの"ウィルス・コレクション"は国の半分以上を死に追いやれるほどの脅威であることにお前は無関心ではないか。」とライオネルは言う。
ちゃんと掌握しているよと答えるが、ファインは地球の反対側に同時に出没することが可能だそうだが、お前はどのくらい彼をうわまって掌握出来ているのかね?
こう言われて図星なレックスがあなたの情報には感銘を受けるが、不完全だとやり返す。
今すぐに活動を止めてウィルスを処分するんだ。彼はお前が考えている以上に脅威な存在だと説得するライオネル。
「あなたは友人を近くに置き、敵はより間近に置けと教えたじゃないか。」
「お前は敵の正体を知らん。」知りもしない相手との取引は危険すぎると忠告する。
レックスは遅れると説明がつけられないから、と言ってそそくさと出てゆく。
レックスが去り、グラスに入った飲み物を飲もうとしたライオネルはまるで雷にでも打たれたようにショックを受け、息を引きつらせ、グラスを取り落として体をバタつかせる。そして急いでコーヒーテーブルの上にあった紙とマーカーを掴み、何かを書き始めた。それはクリプトンの文字だ。彼は白目状態である。書き終えて目を閉じ、再び開くと普通の状態のライオネルに戻った。

夜のメトロポリス。クラークとクロエがルーサーコープ本社に忍び込んでいた。
ライオネルのオフィスの前に来ると、クラークがドアを殴り壊そうとするのを慌てて止めるクロエ。「待って!アラームが鳴っちゃうわ!」
彼女は持参したクローンのカードキーをスライドさせてドアを開けた。ドアは自動で開き、二人は中に入る。夜遊びしたいわとクロエがつぶやく。
父が話していたことに関するものを見つけることにしようと言うクラークに少なくとも「私の悪の計画」という名前のファイルではないわねとジョークを言う。
ライオネルはレックスにあなたの秘密を話すかしら?と聞くがそれはありえないと彼は答える。競争相手に手のうちを見せることはしない。
クロエは彼のデスクの上のノートPCを開き、アクセスを試みるがロックされている。ならばカレンダーを調べてみるよう言われると、上手くDOS機能を使ってすぐにライオネルのスケジュールを開いた。すると、

5月5日金曜日
1pm レオン・ローランド − メトロポリス・インクイシター紙
議題:兵器

顔をしかめるクロエ。この人物には聞き覚えがある。彼は新聞業界で一番のリポーターだ。そして続けて翌日のスケジュールもポップアップする。

5月11日木曜日
2pm ペンタゴン
議題:兵器

どうやらミステリアスな兵器が今週のホットトピックのようね、これがあなたが言っていた兵器のこと?とクロエ。

ルーサー邸。レックスのいる書斎へラナがやってくる。3時間ものロイスの恋愛談議で彼のために買ったコーヒーがすっかり冷めてしまった。
だがロイスは良い聞き手で、良いはけ口にもなったらしい。
レックスが大きく息をつく。そして今彼の会社ではとてつもないことで動いている。だがそのことを彼女に打ち明けるかどうか迷っていたらしい。そしてラナだけが唯一それを共有することが出来るという。
私はあなたを信じてるわ、と言うと、「もう君が僕を信じているという問題じゃないんだ。僕が君を信じているか、そして君がどのくらい深く関われるかなんだ。」
真剣な表情で彼女を見つめ、そしてコーヒーテーブルの上にあるファイルを開いて彼女に見せる。それはルーサーコープの機密ファイルだ。
「これは君を100%信じて見せるものだ。」

ルーサーコープのラボ。いろんな機器に囲まれた近未来的に見せる研究所内では数人の科学者達が働いている。レックスはラナを伴ってやってきた。
ここは何?とラナが聞く。
「未来さ。その時に君が傍に居てくれるといいが。」
ラナはあの機密ファイルを見ながら、ルーサーコープが死のウィルスを世界中から取り集めているのを知る。これでどうするのか尋ねる。
「世界を変えるのさ。」科学者達はこれらのウィルスを最終的にワクチンへと変えることができるのだと言う。そして一度これを打てば、撒かれたウィルスから保護されるとワクチンの小瓶を掴んで見せる。
誰によって撒かれるというの?と険しい表情をするラナ。
レックスはファインにあの最初に見た宇宙船はこれからたくさんやってくるうちのまだ先駆けにすぎないと言われたと話す。そしてこれは二人だけの秘密にしていなければならず、ファインは彼らがワクチンを開発したことはまだ知らない。
彼女は二人は一緒に行動し信用しているものと思っていたが、レックスはファインが誰かに情報を流していると言って写真を2枚見せる。
ファインを追っている彼の仲間が写したものだ。1枚目にはジャングルの中に置いてある宇宙船が写されていて、その横にはファインが立っている。2枚目は1枚目の100分の1秒後のスピードで撮られたもので、ファインの姿が消えている。以前見た他の宇宙人と同じように出てきたみたいだわ、とラナが驚く。
彼はファインに近づいて弱点を調べるための時間稼ぎをしてきたが、何もなさそうに思える。
しばらく考え込んでいたラナはあの隕石来襲の時に、奇妙なトランス状態だったライオネルから彼らを止められる方法を思い出した。

夜のケント家。マーサが家に調度入ってきた所で電話が鳴る。間に合わず留守番電話に切り替わってしまう。

"マーサ、ライオネルだ。何かが起ころうとしている。クラークには知る必要がある。できるだけ早く電話が欲しい。"

彼の声は少し緊張しているようだ。ただならぬことが起きていそうに感じたマーサは一息ついてからすぐに受話器を取り、掛け直した。
呼び出し音が聞こえてくる。ふと真っ暗な部屋を見上げると開け放った窓から吹き込む風でカーテンが揺れていて、その近くにあるカウチに座っている者がいる。電話を切るマーサ。「ジョナサン・・・!」
どのくらいの間ライオネル・ルーサーに思いを寄せてるんだ?と冷たく問いかけるジョナサン。
そんなのじゃないわと答えるが、私は君に幸せになってほしいんだよ。彼とじゃなくてね、と冷ややかに彼女を見つめながら言う。
彼女は彼こそが唯一愛した人で、彼の声や感触がなくて辛かった、寂しかったと言って屈み込み、彼に触れようとするが、私も寂しかったよ、と突然彼女の背後に姿を現すジョナサン。
一瞬驚くが、どうして彼女の元を去らなくてはならなかったのか聞くと、彼には選択の余地はなく、ライオネルが彼にしたように、彼女も同じ目に遭うだろうと警告する。そしてクラークが彼を殺す以外の選択などないと言うと彼の姿が消える。部屋の中で慌てているマーサを玄関の外から見ているジョナサン。
しかしその姿は液状になり、ミルトン・ファインの姿になった!ニヤリとすると猛スピードで去っていった。

夜のケント家。マーサは少しイラつきながらクラークにジョナサンがまるで生きているようにここに立ち、ライオネルによって何か恐ろしいことが起こると警告されたことを話す。クラークは多分ライオネルの"兵器"のために彼の力を利用しようとしているのではないかと疑っている。「ライオネルはきっと僕の操り方を見つけたから、父さんは戻ってきてそれを止めようとしてるんだ。」
彼女はライオネルが昔のことを償おうとしていると信じていた。でもそれは彼女のせいではないし、そう思い込むように仕組んだんだとクラークは怒りを感じている。
そしてマーサはジョナサンが、彼の死にライオネルが関わっていると話していたと言う。

【中編】につづく
【中編】のつづき

イメージ 1
救急病院。病室に一人でいるレックスは、ノートPCを使ってミルトン・ファインとインスタント・メッセンジャーでチャットをしている。

ミルトンファイン:”合成ウィルスの準備はできたか?”
レックス・ルーサー:”イエス”

そこへ物音がし、ベッドに隠してある銃を取り出す。部屋に入ってきたのは大きな包みを脇に抱えたラナだった。銃をシーツに隠し、PCを閉じる。
他の人だと思ったレックスに私だけよ、と答えるラナは包みを開け、彼のために黒のストライプの寝巻きを買ってきたのだ。「病院着じゃ心地悪いと思って。」「完璧だよ。」
廊下に立っているガードマンの男が突然見えないものに襲われ、廊下に倒れる。
ドアが突然ゆっくりと開き、不審に思ったレックスは銃を掴んで立ち上がり、ラナを匿うように彼女の手を握ったまま銃を見えない相手に向ける。
するとカートが動くのを見たレックスはあちこちに狙って発砲した。そして二人はゆっくりとドアに向かって歩いていくと、血が流れ落ちているのを見つける二人。だが見えない者にいきなり頭を殴りつけられ、銃を取り落として床に倒れるレックス。起き上がると、姿を現したグラハムが彼の銃を掴んだ。
ラナ、行くんだ!とレックスが叫ぶと、二人は廊下へ飛び出し走り出す。グラハムは歩いて廊下へ出ると、彼らに狙いをつける。
ラナが転び、レックスはすぐに彼女の盾となって後ろに屈みこんだ。
そこへ調度やってきたクラークがその様子を目にすると、グラハムが発砲した銃弾を猛スピードで掴み取り、その場を去る。
レックス達が立ち上がって振り返ると、レックスの撃った弾が致命傷だったグラハムがその場に崩れ落ちた。
二人は抱き合うと、ラナが「あなたは私の命の恩人よ。」とレックスに言った。
ドアの向こう側からその様子を辛い表情をしてクラークが見ていた。

イメージ 2
翌朝のケント家。マーサがコーヒーカップを片手に新聞を読んでいる所へロイスがやってきた。ビッグニュースと言って、マーサの教育議案に賛同する議員が一人増えたことを伝える。
マーサはクラークから聞いたわと言うと、ロイスは大丈夫よと言って強がって見せる。悪名高い殺し屋と楽しい時を過ごした、と。
彼の正体にまったく気がつかなかった。それに彼の犯罪歴は凄いらしい。
彼女はデートをすることにだんだん不安に思えてくる。危険人物ばかりを寄せ付けるのかもしれない。
「どうやったら精神病者じゃなくて、マトモな家庭に育ったマトモな人と出会えないのかしら?」
二人はテーブルにつき、椅子に座る。そしてマーサが若い時の話を始める。彼女がロイスくらいの年の時も似たような男性と付き合ったりしていた。
「ダークでミステリアスな男性を引き付けたものよ。・・ジョナサンと出会うまでは。」
だがロイスはもし自分が正しい相手が傍にいるのにそれに気づかなかったら?と心配する。
マーサは間違った男性と付き合ってみれば、そのうち良い男性を見極めることができるわ、と言い、納得するロイス。

イメージ 3
デイリープラネット。デイリープラネット紙を片手にクロエを探すクラークは、コピー機の置いてある部屋に居るのを見つけ、窓ガラスを叩いて新聞一面下の記事を見せる。
記事は”カメレオン・ヒットマン殺される。ルーサーコープCEOは無事”書いたのはクロエだ。扉を開けて入ってくると彼女の初の一面記事を祝う。
これは全てクラークのおかげだと言うと、非難のようにも聞こえるとクラーク。彼は殺人者も助けるべきなのかわからないと言うと、
「あなたに選択があるかどうか・・・もし誰かが溺れているのを見たら、ロープを投げるでしょ?」医者や消防士だってまずは助けて、それから尋ねるわ。
クラークは認めるが、それはいつもそう簡単じゃないと付け加える。
クロエは最初は何も知らずにレックスを助けたでしょ?と言うと、笑って君との友情を疑うべきじゃなかったとクラークが言う。
あなたは怒っていたし、理解はできる。誰だって自分の愛する人が別の人の腕に抱かれているのを見たくは無い。
彼女の横に寄りかかり、「この世にたくさんいる中でどうしてレックスなんだ?」
「それはあなたが助ける人を選べないのと同じように元恋人が誰とデートをするのかをコントロールできない。そういうものよ。」
どれほど見るのが辛かったか、息も出来ないし、と言うクラークに彼と同じ思いをしたクロエは同情しながらも「そろそろ彼女がそうしたように、あなたも前向きになったほうがいいのかも。」

イメージ 4
ケント農場レッドバーン2階。窓側にあった望遠鏡を解体しているクラークの元へラナがやってくる。「望遠鏡好きだったと思ったけど・・」
そうだよ、でももう必要なくなったと言って黄色いバッグにしまいこむ。
彼女はレックスが退院したことを伝えると、それはよかった、運が良い奴だと返す。
ラナは二人が付き合っていた時、彼が正直に打ち明けてくれなかったことに悩まされた、そんな風にはなりたくない、と話し始める。
彼女をじっと見つめ「いい選択だよ。」と少し低い声で言う。
そして彼女は病院での会話で言った、本を返しに行ったというのはウソで、実際彼らはもっと一緒に過ごすことが多く、お互い意識し始めていると告白する。そしてこのことは彼女の口から最初に伝えるのがベストだとも言う。
ため息をつくクラークは、「君は聞きたくないかもしれない、特に僕から・・レックスを信用しちゃだめだ。」「それを信じろというの?」と怒って言う。
君に傷ついて欲しくないんだ、と言うと、
「あなたは自分がヒーローか何かだと思ってるかもしれないけど、私はあなたに守ってもらいたいとは思ってない。」そう言って出て行こうとするラナを呼び止めるが、「もう終わったの。あなたが決めたことなのよ。」階段を降りて去って行くラナ。クラークはそのまま動けず立ちすくんでいた。 次週につづく


***

相変わらず鈍感なクラークはラナだけではなく、クロエも傷つけまくっていて、それに気づいてもいません。
ただラナも秘密を打ち明けてくれるから、というだけでレックスと一緒になるというのもなんだか変な感じがします。
ロイスとマーサの会話で思わず笑ったのは、彼女がいつもデートしたくなる相手は海底人だったり、隕石フリークだったりするのですが、将来の伴侶は宇宙人なんですよね・・・ロイスって凄いかも。

さて来週はシーズン・ファイナルに繋がるエピソード。ファインが戻ってきます。そしてクラーク達の前にジョナサンの幽霊が!?
【前編】のつづき

イメージ 1
ルーサー邸。携帯電話で通話中のレックスが廊下を歩いていた。通話を切り、彼は何かの気配を感じる。だが誰もいないのを見て再び歩き出すと、突然背後にグラハムが現れ、紐でレックスの首を絞める。
抵抗するレックスは彼を通路にある花瓶にぶつけるが、そのまま書斎へとなだれ込む。
紐がきつく締められ、もう少しで息を止められるところへレックス!と呼びながらラナがやってきた。
突然姿を消すグラハム。レックスはそのまま気絶した。ラナは大声で人を呼び、やってきた警備員に救急車を呼ぶよう頼む。「急いで!」
彼女は彼を抱きかかえきっと大丈夫よ、と声を震わせながら言う。

スモールヴィル救急病院。エレベーターを降りたクラークはレックスのいる病室へ向かう。
窓ガラスから眠っているレックスの手を握って付き添うラナの姿が見えた。病室からラナが彼を確認して出てくる。
クラークはクロエから事情を聞いたと言う。運よく彼の気管に問題はないようだ。そしてライオネルはシンガポールから向かってきている所だという。
「君がこんな風にいてあげるなんて良い友達なんだな。」
「・・・目が覚めたときのために誰かが傍に居てあげないと・・。」とためらいがちに話す。同意するクラーク。
彼は犯人を見たのか尋ねると、たまたま本を返しに行ったら襲われている所に出会わせたと嘘を言う。
人相を聞かれて黒い髪に黒い目、6フィートの背丈で黒いトレンチコートを着ていたと答える。
そしてその男は突然消えたの、と言うと、顔をしかめるクラーク。

タロン。コーヒーに砂糖を大量に注ぎいれたロイスが振り返るとグラハムが後ろに立っているのに驚く。
「君は甘いのが好きなんだな。」
かかりつけの歯医者もそう思うといい、別の街へ行ってると思っていたのだけど?と聞くと、
そうだけど、笑顔が美しくて虫歯のある娘が頭から離れなくてね、と言って忙しくなければ今晩シカゴでのコールドプレイを観に行かないかと誘う。チャーター機で行くから夕食は機内で取れると言う。イタリアンは好きかい?と聞かれ、デートに誘うのにジェットをチャーターする必要はないのよ、と言うロイスに、これは本当の話だよ。俺の働く会社は面倒見がいいんだ。
だったら私もヘッドハンティングの仕事をやってみようかしら、面白そうだわ、とロイス。
そうだけど、少し殺人的にならないとね、それでどうする?と聞き、
ジェットも素敵だけど、スモールヴィルのレストランでハンバーガーを食べるだけでも私はうれしいわ、と言うロイスの髪に触れながら、じゃあそれを機内で食べようと返し、6時に迎えに来るよと言う。
ガラスの靴を履いて待ってるわと答えるロイス。

イメージ 2
メトロポリスの広い高層マンションのグラハムの部屋。クラークがドアを開けて入る。あの晩と違って誰もいずにガランとしている中を見回していると「パーティはもう終わってるよ。」とグラハムが部屋にやってくる。そしてロイスは花かキャンディーのような娘だと言うと、
「君はレックスを殺そうとしただろう?」とクラーク。俺が?なんでそんなことを?と返すと、僕の願いを聞き入れようと変な考えを持っていたじゃないかと言う。
「まぁ、レックスがいなくなれば、ラナとよりを戻せるじゃないか。」と言いながら部屋の真ん中にあるU字型の鉄製の像を掴むグラハムは警察へ連れて行く、というクラークにそれで殴りつけた。
しかし彼の腕にぶつけた像のほうがバキーンと粉々に壊れる。
一瞬唖然とするグラハムだが、どうやら秘密があるのはお互い様のようだ、というと突然彼の姿が透明になり、持っていた像の残りの台座を落としてその場から去っていった。

デイリープラネット。クロエはパソコンでリサーチしながら、「もしあなたの”隕石障害”の友達がああも簡単にレックスを狙えるのなら、これが初めてってわけではなさそうね、あの能力はまるで”カメレオン”よ。」
彼はFBIのトップ40のチャートで8位に上昇中の殺し屋で、あの裁判所の証人殺害犯の容疑者でもあるという。そしてこの男はハイセキュリティの中に入っても痕跡や指紋も残すことはない。
クラークは彼がスモールヴィルへ来たことがあると言っていたことを思い出すが、クロエのデーターベースには彼の名ですら何もひっかからない。
もしあの時彼を助けなければレックスが病院にいることはなかった、と少し後悔するクラーク。
透明人間なら警察に見つからずに済むし、彼はこの1年、世界中の警察やFBI、インターポールからも追われているらしい。
なんと二人が話している傍に姿を隠したままのグラハムが潜んでいる。
「彼があなたのパワーのことを知っているのなら、あなたの弱点を探し出すかもしれない。」
「彼がどうやって隕石のことを知るんだい?」
クロエは今晩彼がタロンにいるロイスと出かけるのを知っているので、彼女に電話をして警告するという。クラークが走り去り、クロエが電話をかけているデスクから離れた所で姿を現すグラハム。

イメージ 3
タロン2階。シャワーを浴びているロイス。するとシャワーカーテンが自然にめくれるのを見るロイスが不審に思う。そこには姿を隠したままのグラハムが立って覗いていた。
浴室のドアがパタンと閉まったのを耳にしたロイスはお湯を止め、声をかけるが何も返事は無い。
だが浴室のドアの下の隙間から、チラチラと人影が見え、明らかに誰かがいる。彼女はバスタブから出て、アルミ製ボディブラシを掴むと忍び足でドアへ向かった。
勢いよくドアを開け、ブラシを振りかざすと、そこに立っていたのはクラークだった。全裸のロイスを見て固まるクラーク。
彼女は咳払いをして一旦ドアを閉め、バスタオルを巻いてブラシを持ったまま出てくると「ここで何してんのよ!(怒)」「ロイス!何度も電話はしたし、何度もドアをノックしたんだ。一体何時間(シャワーに)入っていたんだ?」
約1時間半よ、と答えながら部屋の中に怪しい人物がいないか探すが誰もいない。
「あなたバスルームに入ったでしょう?」と疑いの目で見るが、ここには着いたばかりだよ、と答えるクラーク。
誰かが覗いていたのよ、とロイス。
それはきっとグラハムだと言うクラーク。
彼のせいにするの?と文句を言われるが、クラークは彼に近寄るなと警告すると、物音を超聴覚で耳にし、彼女を黙らせる。「彼がいる。」
するとドアの横のカーテンがふわっと揺れるのを見たクラークは後を追いかける。
すると階下のコーヒーショップを見回すと、見えない何かが店員の女の子を押し飛ばしてトレイの上のカップを落とし、ドアから出て行くのが見えた。

イメージ 4
彼を追うクラークも外へ出ると、誰も居ない通りの道路工事のところでグラハムが立っているのを見つけ、猛スピードで彼に掴みかかった。しかしグラハムはクリプトナイトを手にしていて、クラークは力を失い、地面へと倒れる。
「弱点をどうやって知ったかと驚きだろ?」
隕石来襲の時彼は偶然スモールヴィルにいた。そしてこの力を得られたことで、その日は彼にとって人生で最も幸運な日になったと言う。この石は君を苦しめるものだが、俺にとっては力を与えてくれたものだ。
命を救ったのに!と苦し紛れに言うクラークに、TVを受け取っておけばよかったんだよ!このままでは俺のアイデンティティが危うい。正体を見られた君やレックス、そしてラナを殺さなければならない。そうやっていつも証拠を消してきたんだというと、クリプトナイトでクラークを殴りつけ、気絶させた。

スモールヴィル救急病院。
ラナが見守る中、ベッドに横たわるレックスが目を覚ました。話そうとするレックスだが、まだノドが痛むようだ。男の行方が気になるが、「一体誰がこんなことをするのかしら?」というラナに大勢いるよ、だがそう簡単にはいかないさ、としわがれた声で答えるレックス。
僕には生きなくてはならない理由があるんだ、とラナのためであるように見つめながら答えると彼女の頬が赤くなる。そして傍に居てくれたことに礼を言う。
自分には見舞ってくれる人なんて居ないから、と言うと、ラナがクラークもお見舞いに立ち寄ってくれたことを話す。
「本当に?」
ラナが立ち上がって彼のためにグラスに水を注ぐ。
「残念だよ。僕が死にそうにならなければ旧友達はやって来てくれない。」
そしてクラークに彼らのことを話したのか聞くと、彼にはまだ話していないと言いグラスを手渡す。心の準備ができてから話すと言う。
君が彼に対して怒っているのはわかってる。でも他の人から僕らのことを知るようなことにならないようにしなくては、とレックス。

タロン2階。ロイスが内側ドアの鏡の前でデート用に着替えた、胸元が大きく開いている黄色のカットソーを着てポーズをつけてるところへ、彼女の名を大声で呼ぶクロエが入ってきた。
クラークの居所を尋ねるが、ロイスはわからない。いきなりやってきて、すぐに飛び出していってしまった。まったく注意を払っていなかったと言う。ともかく普通にデートをするだけなのに、彼はいつも私の恋愛問題に干渉するから嫌になると愚痴りながら緑色のジャケットを羽織る。
するとクロエは真剣な顔をして、グラハムは殺人者でプロの殺し屋だと言う。
クラークを探さなきゃ!とまだあまり理解できていないロイスの手を引っ張って二人は部屋を出た。
タロンの裏通りで大声でクラークを呼ぶクロエ。車に乗り込もうとしながら携帯をかけると、近くで呼鈴が鳴っているのが聞こえてくる。ドアを閉め、音をたどって誰も居ない道路工事現場へ駆け寄ると、最近土が盛られた所に彼の携帯が落ちていて、その近くに彼の赤いジャケットが土の中に埋もれているのを見つける。二人はそこへ飛び込んで急いで手で土を掘りおこすと、気を失っているクラークが出てきた。
一緒にあったクリプトナイトをクロエが見つけるとすぐに横へ放り投げる。
ロイスが彼の顔を支えながら起きて!と呼びかける。目を覚ました土まみれのクラークが「彼はレックスとラナを追っていった!」

【後編】につづく
今シーズンもあと2エピソードを残すのみになりました。

シーズン5 第20話 Fade(姿を消すの意味)

イメージ 1
メトロポリス裁判所前。大勢のマスコミ達が待っている所へ、2台の黒いSUVが滑り込んでくる。警官達にガードされながら、眼鏡をかけた少し冴えない顔の重要証人の男が防弾チョッキを着こんで車を降りた。警官とマスコミ達に囲まれながら階段を登っていく様子を離れた所から見ている黒髪の男がいた。
そこへクロエとクラークが裁判所へ向かって早歩きしている。証人喚問はあと15分で始まるらしい。クロエがクラークを連れてきた理由は、護衛のためではなく、もう一度ジャーナリストとしての関心を持ってもらえたらと思ってのことだった。記者証を受け取ったクラークは僕の優秀な記者時代はトーチで終わったよと言うが、これが農場を出て行けるきっかけになるかも、とクロエ。
「ラナとも別れたりと酷い年だったけど、だからといって籠もるべきじゃないわ。」
「僕は籠もってなんていない!」
ライオネルが秘密を知っていることを突き止めて以来、そのことが気になって仕方ないクラークは彼が何かを起こすのを待ってるだけだと言う。
でも彼は何もしないと思うわと言うクロエは彼がもてあましている記者証をジャケットにつけてやる。
そこへあの騒ぎを見ていた黒髪の男がふらふらと通りに出たところでスピードを出して走ってきたバンに轢かれそうになるのを見た二人。クラークは猛スピードで横の停まっていたタクシーを飛び越え、この男を助け出した。
「君は・・命の恩人だ・・・」
クラークのデイリープラネットの記者証をチラリと見た男は丁寧に礼を言い、急いで立ち去った。
やってきたクロエに、農場に居たらこんなことできない、よくやったわ、と褒めた。

証人の男は部屋に案内される。鍵をかけられ、一人になった彼は防弾チョッキを脱ぎ、赤いネクタイをつけようとしていると、先ほどクラークに命を助けられた男が突然密室なのに証人の背後に現れ、彼を押し倒して首の骨を折った。
ブザーが鳴ってドアが開き、警官二人が入ってくると証人が死んでいるのを発見して救急車の手配を急ぐ。黒髪の男はいつの間にか廊下に出ていてその様子を見ていた。

ケント家。マーサとクラークが帰宅すると、家の中でロイスがビッグスクリーンTVでテレビゲームに熱中していた。
声をかけるクラークのせいでアクションゲームがゲームオーバーになってしまう。「ちょっと、死んじゃったじゃない!」
一体これはどこから来たの?とマーサ。そりゃいい質問だ、とクラーク。
ロイスは彼女が来たときに配達されたのだという。ちょっと早いクリスマスプレゼントなんじゃない?懸賞か何かに当たったのかも、と言って一緒にあったカードをクラークに手渡し、仕事へ行く準備を始める。カードには「楽しんで!」とだけ書いてあった。クラークはきっとこれはライオネルが送ってきたのではと勘繰るが、マーサは違うと思うけど、電話して聞いてみるという。

デイリープラネット。調度エレベーターから降りたクラークを見つけたクロエがデイリープラネット紙一面を見せる。あの一緒に取材へ行って延期になった裁判についての記事だ。裁判所の地下階にいた証人が殺されたと報じている。これで起訴側にとって証言が出来る者がいなくなり、この裁判は致命的になったらしい。
クラークは彼女に頼みごとがあると言うと、今まで何度も助けてもらっているのに断る理由なんて無い。それでどうしたのか尋ねると、クラークは送り主不明のギフトのことを話す。
「タダでTVが貰えるなら別に問題ないじゃない。大当たりよ!それで”ムービ−・ナイト”はいつやるの?」
それは無い、といい、TVは店へ返却してしまったのだと言う。知らない人からの贈り物を受け取るわけにはいかない。
送り元であるメトロ・プラズマという名の店にも聞いたが、誰が送ったのか教えてもらえなかったので彼女に売り上げ記録を調べてもらう。
最初はライオネルだと疑ったが、マーサが電話をして確認すると彼は何もしていないのだと言う。クロエのパソコンによると贈り主は現金払いだったので記録が残されていない。
「ライオネルじゃないのなら、ルーサー・ジュニアかもよ?」と言うクロエだが、なんでレックスが?と聞くクラークに多分申し訳なく思ってるんじゃない?と言うと何を申し訳なく思ってるんだ?と言われてはっとして、
「・・・わからないけど、多分ここのところ彼は仲の良い友達と言う風じゃなかったし、友達としてやり直したいから、前みたいに高いおもちゃを贈ってみたんじゃない?」と慌てて誤魔化す。クラークはまだレックスとラナのことは知らないのだ。
そういえばレックスがそのようなことを言っていたのを思い出したクラークは彼に聞いてくるといってルーサー邸へ向かった。

ケント家。リビングでスポーツブラ姿のロイスが床に敷いてある青いマットの上で腹筋をしながら、ある議員とマーサの教育議案についてワイヤレス通話をしていた。通話を終えて腹筋を続けていると突然あの黒髪の男が寝転ぶ彼女の真上に現れた。びっくりするロイスはすぐに立ち上がって拳法の構えをしながら「忠告しておくけど、私は黒帯3段を持っているわ。葬式代は出ないわよ。」と言うと、男は「落ち着けよ、俺はクラークを探しているだけなんだ。君は彼のGF?」と尋ね、それは一生ありえないと否定するロイスは構えを止め、自己紹介をする。男はグラハムと名乗り彼女と握手する。
そしてTVはどこだい?と聞くと、彼女は取っておきたかったのだけど、彼らは知らない人からのものは受け取れないと言って返品してしまった。それがクラーク・ケントという人よと説明する。
残念に思うグラハムに、私の世界では友達に2万ドルものギフトは贈らないものだけど?と言うと、彼女に俺の世界ではそうなんだといい、クラークはいるのかい?と尋ねると、今はいないけど、クラークもそれほど遊び周ったりはしないから、帰ってくるまで一緒に待つ?と聞き、彼も同意するとうれしそうな顔をするロイス。

イメージ 2
ルーサー邸。どこからか帰ってきたばかりの赤いネクタイにビジネススーツ姿のレックスが書斎に入る。
女性もののバッグがピアノの上に置いてあるのに気づいて見上げると、上のライブラリーにラナが待っていた。微笑むレックス。彼女は待ちきれなかったと言う。
どうやらレックスはワシントンDCへ行って、ミルトン・ファインに関することについて調べていたようだった。ラナは首尾はどうだったか尋ねる。
あいにく彼はホワイトハウスやペンタゴンまで行ったのにあまりたいしたことが得られなかったようだ。ファインから貰った資料は本物だが、それを証明する手立ては無い。しかし依然彼が何者なのかわからない。だがきっと見つけると断言する。そして1週間も行っていたのでホームシックになったと言うと、スモールヴィルの何がそう特別なの?と彼女が聞く。牛、とうもろこし畑に空き地かな?と答えるレックスにやさしく見つめながら私もあなたに会えなくてとても寂しかったわ、と言うラナの腕を取りキスをする。
抱き合いながら熱く長いキスを交わしている二人を目の当たりにするクラーク。
黙ってそのまま部屋を出た彼はかなりショックを受けていた。

デイリープラネットに再び戻ってきたクラークに、どうやって密室殺人ができるのかについて話そうとするクロエだが、君は知ってたんだろう!と当然言い出すクラーク。もちろんラナとレックスのことだ。彼女は残念だけど、これは私が関わることじゃないから、と言うが、君は友達だろう?と返され、「もちろん友達よ。でも私はラナとも友達だし、彼女から黙っててと言われてたの。それにあなたは彼女に他の人と一緒になることを望んでいたじゃない。」
「レックスのような奴がどんなに危険なのか君も知ってるだろう?友達なら彼と一緒にさせるべきじゃないんじゃないか?」
私だって喜んでるわけじゃない、でも彼女はもう大人なんだから!と言われて彼は出て行こうとする。
どこへ行くつもりなの!と声を荒げて追いかける。
「忘れてない?あなたが彼女を振ったのよ!彼女が誰と付き合おうがあなたの許可はいらないの。」わかってる。でも今でも彼女のことが心配なんだ。ただ黙って彼女が傷つくのを見ているわけにはいかない、と言うと、「言いたくないけど、あなたに選択権はないのよ。」クロエが言うことはもっともだった。

イメージ 3
ケント家レッドバーン2階。フレームに入っている笑っているラナの写真を見つめているクラーク。そして裏返しにテーブルへ置き、横へ押しのけるとテーブルからすっとんで床に落ちフレームのガラスが割れた。頭を抱え込むクラーク。
「これは勘だけど、失恋かい?」自分にも経験があると言ってフレームを拾うグラハムが現れた。
裁判所前で会った男だと思い出すクラーク。その時に見た記者証で彼を探し出したらしい。スモールヴィルは1年前に一度車で通りかかったことがあったからすぐにわかったと言う。そしてグラハムがTVの贈り主だと判る。TVが彼の望むものではないのなら、他のことで命を救ってもらったお礼をしたいと申し出る。
彼は何もいらないと言うクラークをメトロポリスでのディナーに誘う。「周りに何も無いし、バーンに一人でいるのは、俺は良くないと思うぜ。」笑顔で答えるクラーク。

イメージ 4
メトロポリスの高層マンションにあるグラハムの部屋。ディナーに誘われたと思って正装したクラークがやってくると、彼の部屋にはクラブミュージックがかかっていて、大勢の人がいるパーティ状態だった。グラハムは彼が来てくれたことに感謝し、仕事で大金を得たばかりなのでパーティを開いているのだと言う。クラークに何の仕事をしているのか聞かれ、世界中を周るヘッドハンターだと答える。そして今夜のグラハムのデート相手を紹介される。
なんとロイスだ。彼女は赤いドレスを着こんで彼といい感じだ。
ちょっと話がある、と言うクラークに後でいいでしょ、と答えるロイス。
グラハムが遠慮して席を外すと、二人同時に「ここで何してんの?」
ロイスはデートの邪魔はされたくないらしい。聞く耳持たずにさっさとその場を去る。入れ替わりにやってきたグラハムにバルコニーからの景色はいいから行ってみると良い、損は無いからと勧められるので行ってみることに。
ライトアップされてキレイなバルコニーへやってきたクラーク。そこへジーアと名乗る色気のある女性がやってきて自己紹介をすると、貴方みたいな人はきっとGFとかいるんじゃない?と聞かれ、緊張しながらいないよ、と答える。
ここよりも景色のいい、例えばベッドルームへ行かない?と誘い、彼にキスをした。ちょっとうれしそうな顔をしながら「僕は君の事はよく知らないし・・」と言うと、いいのよ、グラハムにあなたはシャイだと言われて来たと言い、「彼があなたに楽しんでもらいたがってるの。」
真顔になったクラークは多分勘違いをしてるんだ、と言ってその場を立ち去る。部屋を横切って帰ろうとしているクラークを慌てて引き止めるグラハムは彼に謝り、彼女が君のためになると思ったが間違っていたと言う。「前の彼女をとても愛していたんだな。だったら元の鞘に戻るべきだ。」
だがクラークはもう遅すぎるよと答えると、遅すぎることなんて無いと言うグラハムに「彼女にはもう他の人がいるんだ。」
「難しいが、不可能じゃない。誰だい、その運のいい野郎は?」
「以前友達と思ってた奴さ。君がレックス・ルーサーを知ってたら驚かないだろう?」
今は彼女は億万長者といるかもしれないが、ものには上手くいく方法があると言う。君の言うとおりならいいけど、と言うクラークに俺はいつも正しいのさ、と言い、帰って行くクラークをじっと見送った。

【中編】へ

全22ページ

[1] [2] [3] [4] [5] [6] [7] [8] [9] [10] [11]

[ 前のページ | 次のページ ]


.


プライバシー -  利用規約 -  メディアステートメント -  ガイドライン -  順守事項 -  ご意見・ご要望 -  ヘルプ・お問い合わせ

Copyright (C) 2019 Yahoo Japan Corporation. All Rights Reserved.

みんなの更新記事