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お気に入りドラマの感想や解説などを載せています。ヤング・スーパーマンはシーズン6まで掲載。更新は中断しています。
トレイラーパーク・ボーイズはシーズン7放送中。
注意!:これらは全てネタバレです。日本未放映のシーズンのエピソード掲載のため、内容を知りたくない人にはお勧めできません。
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【中編】のつづき

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銃を手で撫でながら、ライオネルは彼女を巻き込んでしまったことを謝る。一人だけがここから出て行ける・・・。
すると彼はマーサに銃を握らせ、「君を頼りにしている人がたくさんいる。特にクラークだ。彼は私達が知ってのとおり・・”特別”な青年だ。父親がいなくなり、ますます君が必要になるだろう。銃を取るんだ。世界は彼を必要としている!」ライオネルの言葉を聞いて、再び画面に釘付けになっているクラークを見るレックス。
マーサは銃を彼の胸元に向けて構える。「やるんだ。そして息子の居る家へ帰るんだ。」と言って両手で銃を構える彼女の手を引き寄せた。
泣きそうな顔をしているマーサはできない、とか細い声でいい、銃をおろした。
彼女から銃を取り上げると、こうなったことで彼女自身を責めないように、彼女の命はとても重要なのだと言って彼自身の首元から頭を打ち抜くように狙いをつけ、引き金を引いた。悲鳴を挙げるマーサ。
しかし弾は出なかった。唖然とする二人。
タイマーが停まり、クラーク達が見ていたモニターが突然砂嵐状態になる。すぐに携帯でクロエにどうなったか尋ねると、信号が元で切れたらしい。痕跡を辿って居場所を探し出すと言う。

一方閉まったままのエレベーターの前に仮面の男がついに姿を現した。仮面の目の部分だけ青く光り、フード付きの黒い上下の服に身を包んでいる。
男はライオネルの献身的な行動に驚き、「人生とは思いがけないことが起こる、死も同様に。」
怒ったライオネルが駆け寄ってエレベーターの格子を激しく掴んだ。

レックスが到着した警備員達と話をしている傍ら、クラークはクロエから発信源をもう少しで特定できると言われる。とにかく西へ向かうよう指示されると、猛スピードで走り去るクラーク。
話を終えたレックスがクラークに声をかけようと振り向くと、彼はもうそこにはいなかった。

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怒って格子をがたがたと揺らしているライオネルに、まだボタンひとつでルーサーコープの創設者を殺すことが出来ると言うと、お前は私達を逃がすつもりなんてなかったんだな!と怒鳴る。
人形遣い(パペットマスター)はそのくらいの八百長はしっておくべきだったな、と言い返す。そしてただ殺すのではなく、苦しんで死ぬのが見たかったと言って仮面を脱いだ。
それは先ほどライオネルのオフィスで金属探知機を操作していた警備員だった。そこにいたことも気づかなかった事に憤慨する男。エイペックスとのゲームによって彼は彼の人生や家、妻、子供達を失った。私はライオネルによる二次的な被害者の一人だ、と語る。
これは私とお前の問題だ。彼女を行かせろ、と言うが、聞き入れない。
ライオネルはこれは私の責任だ、と言って泣き出し、うつむいたまま彼に謝罪する。
それを聞きたかったのさ、と言ってリモコンのボタンを押すと、エレベーターの上の爆弾が炸裂してワイヤーが切れ、エレベーターは加速をつけて落ちていった。

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壊れた水槽とスペルカードがある部屋まで猛スピードでやってきたクラークは、何か音を耳にし、透視能力で落ちてくるエレベーターの位置を確認するとコンクリートの壁を破ってエレベーターの真下へ行って両手で構える。がしっと落ちてきたエレベーターを支えるクラークは格子の床を通して2人と見つめあった。
そのままゆっくりとエレベーターを下ろし、ロックされていた扉を苦もなく開けた。
半泣きのマーサをエレベーターから降ろして抱きしめる。自分で降りたライオネルはクラークを見て、これは・・奇跡的だ・・と言ってよろよろと歩いてクラークが破壊した壁を見る。「ありがとう・・息子よ・・」と言ってそのまま歩き去っていった。

ケント家。クラークがソファーに座るマーサに飲み物を持ってきてあげる。まだ心配している彼に少し打撲傷と痣があるだけでちゃんと生きてると言う。
マーサはこれはライオネルのせいではなく、彼は慈悲深い人ではないけど、クラークの将来を考えて犠牲になろうとしていたとかばう。
だが彼はライオネルが自分のためにならないことなどするはずはないし、彼を信じちゃ駄目だと言う。
でもあなたの秘密を守るためにも、私達に選択の余地はないかも・・・とマーサ。

スーツを着なおしたライオネルが例のエレベーターに置いてあった銃を拾い上げ、色んな角度から見ているところへレックスがやってくる。
「リンカーン・コール。あんなことをしでかした男の名前だよ。」
振り向いたライオネルはエレベーターから降り、彼がみつけたことに感心する。
コールは通りのバーでライオネルの死を祝って酒を飲んでいたらしい。逮捕されてもライオネルが死んでさえいれば気にもしなかった。だがライオネルが生きていることを知って、医者が鎮静剤を打つほど興奮していたのだと言う。
ライオネルは権力のある者は時に狂人さえ惹きつけるもの。誰だって間違いを犯す、と言うが、レックスはそのせいでマーサ・ケントの命が危うくなったと非難する。
ライオネルは安全ブレーキが無事作動して助かったことに感謝したいよ、と言う。これこそ奇跡を信じるのに十分なことだ。「そうじゃないかね、息子よ。」
すると話題を変えるレックスは、クラークはこれに何にも関わっていないのか?と聞きながら、クラークが壊した壁に触れる。そして「あなたが彼について話していたことは聞いていたよ。”特別な青年”だって?どういう意味なのかな?」
「意味とは・・・彼はまさに父親として誇りに思える息子だって事だよ。」
ムっとするレックスは振り返りざま睨み付けながら、「彼はさっきまで同じ部屋に一緒に立っていたのに、次の瞬間彼は街中にいるんだ。」
「お前はこれだけの年月が過ぎてもまだ気にしているのか。彼はただの農家の青年だよ。もうほおっておくんだ。」と言って出てゆくライオネル。

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夜のメトロポリス。ライオネルが自分のオフィスの窓から外を眺めている所へクラークがやってきた。振り返り、「君を待っていたんだ、カル=エル。」
クラークがいつから知っていたんだ?と尋ねると、氷の要塞を作った石を持った瞬間からだと言う。
あなたを昏睡状態にしたもののこと?と言うと、彼に言わせればあれは瞑想的な休息だったと答える。
秘密を知ってほぼ1年くらいになる。なぜ何もしてこなかったか問うと、別に世界中に公表することに興味がなく、自分は敵ではないと言いたかった。それに秘密を明かすことは彼の運命を変えることになってしまうし、とても大事にしている人を傷つけてしまうからだと言う。
エレベーターで、マーサを殺すか、自殺するかの選択があったことについて聞くと、「私は君の母親を傷つけることはしない。選択などなかった。」
「そうかもしれない。銃に弾が装填されていないと知っていたんじゃないのか?」
ライオネルは今は何を言っても信じてはもらえないが、いつか信じてくれるようになるだろう。私は君達にとって何が一番なのかしか考えていない、息子よ、と言った。
クラークは彼に近寄り、「そう呼ばないでくれ。ジョナサン・ケントが僕の父なんだ。」
「違う、私は彼になろうとしているわけではない。」と言うが、あなたにはなれないと唸るクラーク。「母さんはあなたをいい人だと思っているが、僕はそうは思えない。」
こういうことには時間がかかるのだ、と言うライオネルにさらに近づいたクラークは強面でささやくように、「秘密があろうとなかろうと、母さんには近づくな。でなければ命が助かったことを後悔することになる!」そういって部屋を出てゆくクラーク。

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ライオネルはそれを悲しそうな表情で見送ると、泣きそうな表情に変わり頭を抱えながら呻き、そしてデスクに向かってペンと紙を掴むと何かを殴り書き始めた。  次週につづく


***

今回は映画「ソウ」をイメージさせるようなエピソードで、とうとうライオネルについての真相がわかってきました。
ライオネルはクラークが言うように彼の得にならないことはしない、という人物ですから、確かに銃に弾が装填されていなかったのをわかってて、愛するものを救う男を演じていた可能性はあります。(やたら銃を撫で回していたし)
ただマーサを大事に思っているのは本当のような気もするし、秘密のある彼女の息子が自分の息子のように思えてきてしまっている感じでもあります。
でも今まで散々追い回されたの(特にシーズン3)を思い出すと、クラークが彼をまったく信じられないのは仕方ないのかもしれません。ましてや前の前のエピソードでジョナサンに言われたこともありますし。
ライオネルの最後のメモも気になりますが、これはシーズンファイナル辺りではっきりするでしょう。

さて来週はとうとう(鈍感?な)クラークがレックスとラナの関係を知ってしまうようです。最近クラークの性格が少し冷淡に感じるのですが、ますますそう感じてしまいそうなエピソードです。
【前編】のつづき

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マーサが入れられている密閉されたガラス水槽の中のパイプが水を勢いよく噴出してきた。ライオネルは急いで上部にあるバルブを閉めようとしたが動かせない。周りを探してみるとケースの横にインターホンがある。スイッチを入れると中との通話が可能になった。
彼は誰かが狂ったゲームをしているんだと説明する。どうやらマーサは会合のある駐車場で拉致されたようだった。ここから出して!と叫ぶ。
椅子を見つけたライオネルは彼女に下がって!と言ってガラスの表面に向けて何度かぶつけたが、びくともしない。
椅子を投げ捨てたライオネルは画面の男に向かって彼女は関係ないから逃がすように言うが、男はライオネルは自分の利益のために彼女を利用していると指摘し、マーサの写真が一面に出ている今朝の新聞を画面に映し出す。写真には中央に写る彼女の横にうっすらとライオネルの姿もあった。
操り人形も同様の罪として同じ運命を辿ることになると言う。水はマーサのひざまで溜まってきていた。
焦りとイラつきで次のゲーム方法を聞くライオネル。
今度のゲームは言葉のゲームだ。並べてあるスペル・カードを使って両義語を作れと言う。"A Toad Like Fever"とある。どういう意味だ!?
直感を働かせろ、彼女の命はお前が握っている、と言って男は画面から消えた。

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デイリープラネット。階段を降りてくるクロエとクラーク。クロエはライオネルが彼女にファインについて情報を流したのはきっとクラークにも伝えるためだという。どうしてもライオネルの真相を知りたければわざとその話にのっているふりをすればいいじゃないと言うが、クラークはそれはあまりにリスクが大きいと言う。
「それじゃあ、ダース・ルーサーが彼の悪の計画を企てるのを待つというのね?」とクロエが言うと、クラークの携帯が鳴る。ロイスからだった。
1時間前に出たはずのマーサがメトロポリスでの会合に来ていないというのだ。
二人は何かあったと感じる。

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ルーサーコープ。ライオネルのオフィスでレックスが警備員にこの24時間に何か不審なことがあったかどうか監視を調べるよう命令すると、警備員と入れ替えにクラークとクロエがやってきた。ここで何をしている?と問うレックス。
ライオネルを探しに来た、とクラークが言うと、僕も知っていればねと言って、彼はいくつかの会議を逃し、支援者の会合にも出ていないと答える。
「僕の母さんもだ。」と言ってレックスに近づき、脅すように「レックス、もし他に何か知っていることがあれば今話した方がいいな。」
レックスは素直に彼の父が今朝誰かに奇妙な方法で殺されかけたと言っていたと話す。今彼が唯一わかっているのは、彼の父がこのオフィスで消えたということ。そして落ちていた携帯から911にダイヤルした時間がセキュリティカメラの空白な部分の時間とマッチしているのだということだけだった。
この部屋にはカメラがないのか尋ねるクロエ。ライオネルの性格上、この部屋にはそのようなものはないと説明するレックス。
クラークは透視能力を使って部屋を見回してみると、飾ってある彼のコレクションの小さな像の中に何かが仕込まれているのを見つける。像の下の角の部分が欠けているのを指摘するクラークにレックスはよく見つけたな、と言って貴重な像を掴み床に投げつけた。
中から小型装置がみつかり、クロエが取り上げて見てみる。コレは市販のものではなくハンドメイドで、ハイレゾでワイヤレスのトランスミッターだとパソコンオタクなクロエが解析する。今はパワーが落ちているが、この受信場所を探し出せるかもしれないと言うと、やってみてくれ、とレックス。

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水はマーサの胸元まで上がってきていた。ライオネルはまだまだ苦戦している。中に居るマーサがきっと意味があるはずだと叫ぶ。そしてTとFが大文字であることを指摘する。
ライオネルは焦りながらも、男が言った言葉を復唱し、これはアナグラム(語句のつづり変え)なんだと自分に言い聞かせる。
「これは言葉のパズルなのよ!」と叫ぶマーサ。

ノートパソコンにデバイスを接続してハッキングを試みるクロエ。その横でレックスが「残念だよ。同じ危機を迎えて一緒に解決しようとしている。」クラークは黙っている。「これが終わったら、友達として新たにやり直せないだろうか。」と言うと、突然レックスの携帯が鳴る。ラナからだった。
出ないといけない、と言って部屋から出てゆくレックス。クラークはクロエの傍に来て何か手伝えることはないか、と聞くが、あなたにコンピューター技術の能力が無い限りそれは無理だという。
すると彼女は信号がローカルであることを見つける。そして住所を割り出した。5マイルほど行った所だ。急いで(猛スピードで)向かおうとしていたクラークの肩に手を置く通話を終えたレックスが「何か見つかったのか?」
クラークがためらいがちに言うと、「じゃあ僕のポルシェで行こう。君のトラックよりは早いからな。」行くぞ!と出てゆくレックスの後を追うとする不満そうな顔のクラークがクロエを見やり、仕方ないわよといった顔で返す。

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"To dare Fake evil"と並べてみるライオネルだが、「絶対何か意味があるのよ!」と水が首までつかってしまっているマーサが叫ぶ。
冷静さを無くしたライオネルが「お前は私の失敗を見たいのだ!彼女が死ぬのを見せたいんだな!」とキレる。彼の名を叫ぶマーサは足がつかなくなってばたばたしている。
「お前は失敗するのを見たいんだ・・失敗・・Fail・・」急いでスペルカード板に戻り、男の言ったことを再び思い返し、カードを並び替える。
「Take・・ Takeover!Fail Takeoverだ!」意味は2つあるといっていた。
「答えは乗っ取り失敗だ!エイペックス!!エイペックスだ!!!」
完全に水の中に沈んでしまったマーサの息が続かなくなってきた。意識を失いそうになったとき、ガラスが突然割れ、マーサと共に水が床に流れ出た。
ライオネルは倒れている彼女に駆け寄り、顔に掛かった濡れた髪をすくい後ろから抱きしめた。水がのどに詰まってせきをするマーサ。
画面に仮面の男が戻ってきて、二人の関係は政治的以上だと言うとぱっと離れる二人。びしょ濡れの彼女の手を取って立ち上がらせ、「我々はゲームに勝ったのだ。帰らせてもらおう。」と男に言う。
お望みどおりに、と言って上へ上がる階段の電気がつく。階段まで行くが、マーサが待って待って!と疑うように叫んで、上には何があるのか聞く。
「自由・・・か死か。次のゲーム次第だ。」と答える。
この先にまた罠でもあるのか?と聞くライオネルに、感電するまでそこにいることができるかな?と言って天井から電気のケーブルが落ちてきて、濡れている床に放電しはじめた。二人は急いで階段を登り、次の扉を開いた。そして扉が大きな音を立てて閉じる。

二人が入った先は貨物用エレベーターだった。乗った途端にガラガラと格子扉が閉まり、勝手に上へと登り始めた。
こんなことに巻き込んでしまったマーサに謝るライオネル。誰によってこんな仕打ちを受けているのさえもわからない。乗っ取りについて説明をするライオネル。エイペックスとは彼とアジア人との合弁企業で、ルーサーコープを取り戻すために動いていた。しかしレックスにそれを勘繰られ、失敗した。
エイペックスは100を超える企業を買収・運営し、それによってたくさんの投資家達が破滅している。
それはあなたのせい?あなたの欲望のため?とマーサ。
これは彼自身のためではなく、レックスのためにやったとライオネルは答える。
「そんなに彼のことを嫌っているの?」
ライオネルはこれらはレックスのための難しいレッスンなのだという。彼から金や力の誘惑を取り除けば人間性を取り戻せると。
それが父から息子への接し方なの?と哀れに感じるマーサ。
「・・ケント家ではそれでいいかもしれないが、レックスはクラークではない・・・私はジョナサン・ケントのような父親ではない。」と戸惑いながらマーサに向き直って言う。
「変わるのに今からでも遅くはないわ・・」とマーサが言うと、エレベーターにもついている小型モニターに仮面の男が映りだし、「・・・または死ぬかだ。」
エレベーターが止まり、男はしゃべり続ける。
お前のゲームによって多くの命が奪われた。今度はこのゲームでお前が生き残れるかどうかだ。男はリモコンのスイッチを入れる。
するとエレベーターの中にある箱がパカっと自動的に開き、中には一丁の銀色の銃が収められていた。弾丸は1つだけ。ライオネルが彼女を撃つか、彼女がライオネルを撃つか、銃を撃って生き残った方を開放してやるという。
拒否する二人。だがこのゲームを拒絶するならエレベーターの上に取り付けてある爆薬でワイヤーを切り、落下して二人とも死ぬことになると脅す。しかも爆薬にはタイマーがついていた。お前の選択次第だ、と言って画面から消え、タイマーが作動し始める。
マーサは息を呑み、二人は見つめあった。

クロエは携帯をスピーカー状態にして二人に今どの辺にいるのか聞くと建物の中だと答えるクラーク。
入り口を前にして、警備員達を待つか?とのレックスの問いにノーと答えるクラーク。「僕もだ。」と言って銃を引きドアを蹴飛ばして中へ入る。部屋には誰も居なかった。暗闇の中探し回るとレックスがモニターを見つける。電源が入ったままの画面には”ゲームオーバー”と書かれた紙が貼り付けてあった。

クラークがモニターの紙を取ると、調度エレベーターにいるライオネルが銃を掴みだした所が写っている。クラークの表情を伺うレックス。画面に目が釘付けになるクラーク。「母さん・・」


【後編】につづく
シーズン5 第19話 Mercy(慈悲、憐れみ、情け深いの意味)

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ライオネルの乗っている黒いリムジンが40号線の田舎道を走っていた。彼はデイリープラネットを読みながら(一面の見出しは”ケント議員、財政案を明かす”)、ビジネスに関する通話を終えた後、ヘッドセットを外して一息ついた。
そして上着のポケットから錠剤を取り出した時、いきなりフロント座席との仕切りが閉まり、画面には仮面をつけた人物が映し出された。「やあ、ライオネル。」
リムジンが急ブレーキをかけ、線路の真ん中に停車する。急ブレーキのせいで前へつんのめるライオネル。運転手はそのままドアを開けて走り去ってしまった。「アレックス!何をしているんだ!?」
悪いが、アレックスは忙しいんだ、と加工された声で仮面の男が答える。君は何者なのだ?と尋ねると、外から踏み切りの閉まるカンカンカンという音が聞こえてきた。
リムジンのドアが自動的にロックされる。開けて欲しければゲームに挑戦し、勝たなければならないと男が言う。ゲームとはハングマンだ。
ポータブルスクリーンに手書きのハングマンの首吊り台と文字を入れるライン(2文字と5文字)が写りだす。列車の汽笛が聞こえる。
急いで「A!」「見え透いてるな。」頭が書き込まれる。「E!」5文字の2番目に書き込まれた。「O!」2文字の2番目。「運が良いな。」
「T!」「また間違えだ。」胴体が書き込まれる。列車のライトが見えてきた。「あ・・G!」右手が、「S!」今度は左手が書き込まれた。
ヒントが欲しいか?お前から学んだことだよ、と仮面の男。列車はどんどん近づいている。
答えに気づいたライオネルは「・・・M!」5文字の最初に、「C!」「R!」「Y!」「N!NO MERCY!答えはノー・マーシー(情け容赦なし)だ!!」ロックが解除される。ライオネルは急いでドアを開けて飛び出した。
リムジンは列車に衝突し、粉々になった。貨物列車が通り過ぎるまでよろよろと沿って歩くライオネル。列車が通り過ぎると、線路の向こう側にあった"スモールヴィルへようこそ"の看板に赤いスプレーで"楽しんだかい?"の文字が。

デイリープラネット。エレベーターから降りてきたクロエとクラーク。
ライオネルがマーサにいつも会いにくることにいらだっているクラーク。
クロエは狼を家に入れているようなもの、でも彼は本当に秘密を知らないのかもと言うが、彼の言いかたや目を見れば知っていると確信しているクラーク。
それが本当なら、彼はあなたのお母さんを利用してあなたに近づこうとしているのかも、とクロエ。
彼はライオネルがマーサを助けたりアドバイスをして、彼女がもっともっと彼を信用していくのを見るのが嫌なのだ。
クロエがなぜ彼女に例のジョナサンの話をしないのか聞くと、父さんが死んで間もないし、これ以上心配事を与えたくなかったと言い訳する。だが言わなければもっと悪いことが起きるかもしれないと警告するクロエ。

ルーサー邸書斎。レックスが一人でチェスをしているところへライオネルがやってくる。1年もやっていなかったのに、なぜ突然興味を持ったのかね?と言われ、舌打ちするレックスが友人が興味をもったからだと説明する。
ならばあまり複雑ではないハングマンはどうだ?楽しいぞ、と彼は少し腹ただしくレックスを疑っているように言い、駒一つを取り上げた。
「どうも。でも僕はチェスでいいよ。」とライオネルから駒を返すよう手で促す。いつものように負けるぞ、と言うライオネルに、勝つためにプレイするんじゃないと父親をまっすぐに見ながら答える。
立ち上がり、飲み物を取りに行こうとするレックスに「ノー・マーシー!あれはお前の仕業だろう?」
レックスは何のことかわからない。
リムジンでの出来事を話すが、レックスは誰かがあなたを殺そうとでも?と尋ねる。自分を潔白だというのか?と疑うライオネルに、「殺したいと思うのなら、利益が上がっていなかったルーサーコープへ再びあなたを呼び戻したりはしない。」と言う。
「少し前に私はお前からルーサーコープを取り上げようとしたんだぞ。」
「エイペックスでの買収のことか?あの惨めな失敗で十分懲罰を受けただろう?」と言われ、レックスへの疑惑が彼のなかで消える。
「僕はあなたのことは好きではないが、ルーサーコープにとっては価値がある人だ。殺したら悪影響を及ぼすだろう。」それに彼への脅威は会社への脅威にも繋がる。
私はお前が生まれる前から数々の攻撃をかわしてきた。今回も大丈夫だ、と言って部屋を出てゆく。

ケント家。クラークが帰宅すると、すぐにマーサからスピーチのチェックを頼まれる。クラークの反応に満足したマーサに話があるんだ、と言うと、彼女は明日まで待っててもらえないかしら?これからメトロポリスへ行かなければならないのよと断る。だがクロエに言われてこれ以上待っていられないクラークは「ライオネルが僕の秘密を知ってる。どうしてかは知らないけど。」
驚いた顔で振り返るマーサは以前誰かからはわからないけど受け取った脅迫DVDの件で、ライオネルが内容に関心がないと言って処理してくれたことを明かす。そして彼を信じていたと。
なぜすぐに教えてくれなかったのか聞くクラークに父親の死で心を痛めていたし、守ってあげたかったからだと言う。マーサは今夜ライオネルの投資者達の会合に行くことになっていた。クラークはライオネルには何も話さず、彼の企みがわかるまでいつも通りにしているよう言う。そして一緒に行くと言うクラークに、もしあなたがガードとしてついてきたら彼に気づかれてしまう。心配しないで、と言って一人で家を出てゆくマーサ。彼は心配そうに見送る。

メトロポリスのライオネルのオフィス。警備員の男が金属探知機を持って彼のオフィス内を検索していた。特に仕掛けられたものはないという。「そうだといいが、君のために。そうでなければホットドッグを作るコンビニエンスストアで働くことになるぞ。」と言われて黙って部屋を出てゆく。
ジェケットを脱ぎ、デスクの上のノートパソコンの電源を入れる。グラスに水を注ぎ飲んでいる時、パソコンが普段とは違うビープ音を出し、不気味なノイズが流れると、椅子に座ってキーを叩いてみる。するとあの仮面の男が映し出された。「ホットドッグを作るだなんて酷い言い方だ。それがお前の従業員達に対する態度なんだな。」いきなり窓側を振り向くライオネル。「口を読んだのか?」
俺は何でも見えるんだと言うと突然部屋の電源が全て落ちる。椅子の下に隠してある銃を取り、携帯で911をかける。
「911です・・・ハハハ、やあライオネル。自分が無力に感じるだろう?」
何が望みだ?と聞くライオネルの背後から仮面の男が現れて、麻酔を彼の首元に刺した。その場に倒れるライオネル。「また別のゲームだよ。」

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暗闇の中、目が覚めたライオネル。目の前に置いてあったマッチ箱を掴み、火をつけてみる。すると目の前に黒焦げになった死体が転がっているのを見て悲鳴をあげて壁の端の方へ逃げると、いくつかあるスクリーンと風気口のプロペラに電源が入り、仮面の男が映し出される。
ここはどこだ、と尋ねるライオネルにお前が作り出した地獄だよと答える。
彼は穴の開いた鉄板の床の上を裸足で立っていた。お前は何者だ?
「強欲なお前によって滅ぼされた名もない者のうちの一人だよ。お前は俺を知らないだろうが俺はお前を良く知っている!」それで少しは限定されるな、と言うと、男はライオネルがいかに悪どい方法で人を使い、金を稼いでいるかを述べていく。だがライオネルは「それがビジネスというんだ!そうやってするものなのだ!」と反論する。
もうそうはいかない、と言って新たなゲームの方法を説明するために部屋の明かりがついた。そこには天井からぶらさがっているフックとステップがある。そして部屋の端には透明の液体の入ったバケツが置いてあった。わかりやすいように映像でゲームの方法を見せる仮面の男。画面には逃げ出した彼の運転手アレックスが写しだされた。ストーブのように火がついている床の上を、長い棒の両端にバケツをひっかけて肩に担ぎ、ステップを上がってフックにひっかけようとしている。成功すれば次の部屋の扉が開く。バランスよくフックにかけないとバケツが落ち、発火性のある液体が下の火に引火して自分が焼け死んでしまうというものだ。つまりその部屋にある焼死体はゲームに失敗したアレックスの死体だった。ライオネルは上着を彼にかけてあげる。彼は無実なのに・・・!
お前に関わる者はみな無実ではない。準備はいいか?と男は慈悲もなく言った。
拒否するライオネル。だがやらないと穴の開いた鉄板床の下のバーナーで焼け死ぬことになる。

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ルーサー邸書斎。暖炉の前のコーヒーテーブルでチェスをしているレックスとラナ。慣れないチェスをするラナにもっと時間をかけるんだ、と指南する。チェスというのは相手の動きを予想して、守りにつくんだ。
しびれを切らすように私達何をしてるのかしら?と言うラナ。彼女はあの晩のことを持ち出したいのだ。お互いキスしあったことを。
彼らはその話題をずっと避けていたようだった。ラナは立ち上がり、別にそのことで友情を壊したいというわけじゃないと言う。レックスも立ち上がり彼女の傍へ来ると、「君はあのことを忘れたいと言うのか?」
ラナが振り向くとレックスの携帯が鳴った。
沈黙の後、ラナは(携帯に)出た方がいいわ、私はメトロポリスへ行かなくちゃ、と言って部屋を出て行った。
なんだ!と不機嫌に電話に出るレックス。何かが起こったらしい。「・・・警備員を集めてルーサーコープ・プラザで会おう。このことは機密に。誰にも父が行方不明だと知られたくないからな。」

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シャツ一枚になってバーナーの上をバケツのかかった棒を担いで歩くライオネル。時々液がこぼれて炎が上がる。
温まってきただろう、どんな気分だ?と仮面の男が画面を通してクダクダとしゃべり続ける。ライオネルはスラム街で育ったから、汗をかくことに慣れていると言う。
それもお前の両親が焼死した時に全てが変わったんだったな。お前のつけた火で。
「私は両親を殺してはいない!!」大目に液がこぼれ炎の柱が立ち上る。
嘘を言い続けていれば、それも信じるようになっていくというわけか、と仮面の男。ライオネルはステップを上がってゆく。「ああ、お前はしゃべりすぎだ。だまれ。」
気をつけろよ、お前の運転手を思い出せ・・とまだしゃべり続ける男。
ライオネルは棒をフックにひっかけた。バランスを取りながら手を離す。
棒は落ちなかった。
「おめでとう。成功だ。」
するとフックががくっと下がると同時に前の扉が開いた。急いで次の部屋に飛び出すライオネル。彼のいた所は高々と炎が燃え上がり、扉が閉まった。
次の部屋の明かりがつく。起き上がると壁のスクリーンがつき、仮面の男が映し出される。「また別のゲームか?」とライオネル。
そうだ、だが今度のゲームにはパートナーが必要なんだ、と答えると、後方でライトがつき、巨大なガラス製のケースの中にマーサがいた!
ライオネルに気づいた彼女はガラスを叩くが、どうやら防音性のようで何も聞こえなかった。

【中編】へつづく
【中編】のつづき

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スモールヴィル救急病院。手錠を嵌められているタイラーが保安官代理に連行されている。二人はエレベーターに乗り込んだ。かけている眼鏡の位置を上にあげる保安官代理。
「いい眼鏡だな。」とタイラーが言うと、眼鏡のガラスが割れた。
エレベーターが地下階に着いて扉が開くと、エレベーターの壁には血がつき、手錠を外したタイラーは倒れている保安官代理を残して歩き去った。

ケント家。髪を金髪に染めてストレート・ロングにしたマディが窓拭きをしている。何をしているんだい、とやってきたクラークに命を助けてもらったからそのお礼に掃除を手伝っていると言うと、
「君はゲストなんだから。ゲストは母さんのバナナ・パンケーキを2倍食べるんだよ。」
階段を降りてきたマーサが微笑み、クラークにマディの接し方をジョナサンが見たらきっと誇りに思うだろうと褒める。
マディはクラークのそばまでくると本当のお父さんに会ったことある?と尋ねる。まあね、と答えるクラーク。
「私のお父さんのように悪い人?」
「多分それ以上かも。」
父親は命を与えてくれただけで、だからといって同じようになるってわけじゃない。誰でも父親にはなれるけど、良い父親になれるとは限らない。僕を育ててくれた父さんが本当の父さんだ。彼はきっと君のことをとても気に入ってくれるだろう。
クラークはそういってマディとマーサを交互に見た。
「クラーク、・・ここにあなたと一緒に住めないかな?」
「マディ、君にはおばあさんがいるんだ。彼女は君と一緒に住めるのをとても喜んでいるんだよ。」
「彼女のことは知らない。あなたのことは知ってる。」
マディ、こういうことは時間がかかるんだよ、と説得しようとすると部屋にあるガラスがガタガタと揺れ始める。
君を受け入れない人のところへは絶対に行かせないと約束する、と彼がやわらかく話すと揺れが止まった。「君は大丈夫だよ。」

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夜。2階から「母さん、もう一つトランプはないかな?」と言って降りてくるクラークとマディ。しかし彼女の姿はなく、玄関のドアのガラスが破られているのを見つける。そして外から何かが壊れる音がした。マディにここにいるようにいると彼は外へ出た。
バーンへ行くと、空中で浮いているガラスの破片の鋭い先がマーサの首に狙いをつけているのを見つけるクラーク。横からタイラーがゆっくりと姿を現した。動いたら彼女の首を掻っ切ると脅す。そして私の娘を連れて来い!と怒鳴った。クラークは寸を入れずにヒートビジョンでガラスを吹き飛ばす。
急いで逃げ出すマーサ。
するとタイラーは周りにあるガラスの破片を空中に集め、それを一気にクラークに向けて投げ放った。
しかし破片は急に向きを変え、いくつものナイフのように固まった破片は矛先をタイラーに向け空中で狙いをつける。
クラークがはっと気づいて振り向くとマディが能力を使っていた。「心配しないで。私がもう彼を誰も傷つけないようにするから。」
クラークは彼女に君の父親のようになっちゃいけないと説得を始める。
多分選択がないかも・・・と言って破片を操りながら前にゆっくり進み出る。
彼の人生はすでに破綻している。君の人生まで壊すことはないんだ。
父親は弱弱しくひざをつき、もう何もしないと約束すると、マディは力を止め、浮いていたガラスが床へ落ちた。
振り返ってクラークに謝るマディを彼は「もう終わったんだ。」と言って抱きしめる。その二人の姿を見た父親はがっくりと頭を下げた。

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ケント家のポーチ。マディの祖母がステーションワゴンで迎えにやってきた。マディはクラークと離れたら、誰とも話せなくなってしまうのをまだ恐れている。しかしクラークは彼女におばあさんは君と話すのをとても楽しみにしていると言って励ます。
マーサがおばあさんと連れ立っている。
自分の能力がコントロールできなくなったら?と言うマディに君ならできる。バーンでやってみせただろう?どうしてもコントロール出来なくなったら電話をしてくれればすぐにそこへ行くよ。そう言って彼女を抱きしめる。
そしてもう少しで忘れる所だった、と言ってマディはクラークに絵をプレゼントする。広げてみるとマディとマーサ、シェルビーとハリガネ人間のクラークが描かれた虹のある明るい絵だった。
二人は見つめあったあと、彼女は駆け出して行った。もう一度絵を見つめるクラーク。ステーションワゴンの後ろで抱き合う祖母とマディ。そしてクラークとマーサは二人の乗った車が走り去っていくのをずっと見送った。

夜のデイリープラネット。帰り仕度をしているクロエが主任スタッフを引き受けたロイスから今後いろいろなゴシップネタを提供してもらえることを喜んでいる。
母さんを告発したりしないといいんだけど、とクラーク。
クロエはあちらの世界でジョナサンから聞いたライオネルが秘密を知っているという話はマーサにしたのか尋ねると、忙しそうなのでなかなかいい出せないでいると答える。そしてラナはどうしてる?と逆に聞くクラーク。
だがクロエは知りたければ電話すればいいじゃないと言うと、
「時間を置いたほうがいいと思って・・・誰かいい人見つかったかなぁ?」
「・・クラーク!彼女と話したくないのなら、それはあなたの勝手。でもお願いだから私をあなたのスパイにさせないで!!」と強い口調で言うと階段を登っていこうとする。
クロエ、と声をかけ彼女を立ち止まらせ、振り返させる。「何か話してないことがないか?」と言うと、「いいえ、何も無いわ。」と言って階段を再び登っていってしまった。何か気になる表情のクラーク。

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ルーサー邸。レックスがパソコンでメールを送ろうとしている。「ブログ準備完了」という見出しだ。ファイン探しのプロジェクト、プロジェクト・マーキュリーについてだった。
そこへラナが話があるの、とやってきた。パソコンを閉じるレックス。
もちろんクロエが思い込んでることについてだった。
レックスはクロエは思い違いをしているんだ、と言う。お互い考えていることは同じだと思う。もしプレッシャーを与えていたのなら謝ろう。
何もしてないのに謝ることはないわ。こんな会話をしてるなんて信じられない。とラナ。
言葉はただの雑音に過ぎない、互いが同じ考えである限り・・と言うと、暖炉の前に立っていたレックスが振り返り、向かい合うと彼女にキスをした。
戸惑う表情をするラナが指を唇に当て、ドアに向かって歩き出そうとするが、いきなり振り返ったラナは今度は彼女から熱いキスを返した。
二人は長い時キスを交わした後、ラナは走り去っていった。
そんな彼女を少し勝ち誇った表情のレックスが見送った。  次週に続く。


***

前後編2つに分けるだけでもあれなのに、今回なんと3つに分けることになってしまいました。5000文字という制限はあまりに少ないと改めて実感。いい加減まとめれば済む問題なのですが、調子乗って大部分のシーンやセリフをおおまかに訳して文章化したらあっという間に12000文字になっていました。
読むほうとしてはどうでしょう?長すぎるようなら1つに収まるように内容を簡略化しようかと思います。・・・できる限り、ですが。

最後に出てきた”プロジェクト・マーキュリー”ですが、実際にブログは存在しているようです。
いつもお世話になっております、アイドック氏によるヤング・スーパーマンのブログで紹介されていますので、ぜひご覧になってください。

さて来週はマーサとライオネルが拉致されてしまうというかなり内容としては凄いことになっています。
シーズンファイナルに向けたエピソードの1つといえます。
【前編】のつづき

ルーサー邸。レックスは書斎で送られてきた映像メッセージをノートパソコンで見ている。
一つはミルトン・ファインをソマリア国境で見かけた!という黒人男性からで、もう一つはファインはミャンマーにいるという情報を伝えている。
そこへバーン!とドアを開け放ってクロエがつかつかと書斎へ入ってきた。
パソコンを閉じるレックス。
傷心のラナに手を出そうとするなんてなんて最低なの?!とレックスのモラルのなさに怒り顔のクロエ。
君のジャーナリストとしての目は曇ってしまったのようだな、とレックスが立ち上がり、ビリヤード台に向かって球を打ちはじめる。
見ればわかると言うクロエに向き直り、今まで深い交際をしたことのない君になぜ明白に感じることができるのか興味深いねと言い返すレックス。彼は明らかにこのゲームを楽しんでいるかのようだ。
彼女はあなたを好きになると思っているの?彼女は今落ち込んでいるのよ。
クスリと笑うレックスは友達思いなのはいいことだし、彼もそうだという。だが断固として二人はただの友達だと言い張る。
「あなたは欲しいものはなんでも手に入れる人だから、もしラナを傷つけるようなことがあったら、私は絶対許さない。」
背を向けて出て行こうとするクロエに、「クロエ、君になぜ今までBFがいなかったのかわかってきたよ。」と言って馬鹿にするように微笑む。
表情に表さない代わりにドアを思いっきりピシャン!と閉めて出てゆくクロエ。勝ち誇った笑顔で球を打ち続けるレックス。

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ケント農場。マディを青いセダンの後部座席に乗せる政府職員。ロイスがガラスのついた車は危ないと注意するが、最初に聞いた、マディの荷物を持ってくるよう言われると、何も言い返せないロイスは背を向けて家へスゴスゴと向かおうとする。
しかし車のウィンドウがガタガタと震え始め、乗っているマディが慌てた表情をする。様子に気づいたロイスは振り向くと、農場の入り口に見知らぬ男が立っているのに気づく。マディも振り向く。
「マディ!車から降りるのよ!!」と叫んで地面に伏せるロイス。後部座席に居たマディも座席の下に伏せる。するとセダンの窓ガラス全てが爆発するように四方へ砕け散り、立っていた政府職員を直撃した。
入り口に立っていた男はニヤリとして車へ向かう。地面に伏せたロイスは背中に破片が刺さっていた。
ちょっと!と言って起き上がろうとするが、動くことが出来ない。
車を降りようとしたマディを無理矢理後部席へ押し込んだ男はそのまま運転席に乗り込み、車は走り去っていった。

スモールヴィル救急病院。
クラークが痛みで苦しんでいるロイスの元へやってくる。
ロイスはマディを守れなかったことを悔やんでいたが、クラークは二人だけにしていた自分の責任だという。パワーがあることを知らないロイスは例えあなたがいても同じ、きっと警察が彼女を捜すだろうという。
クラークは連れて行った男の人相を聞く。30歳半ばの金髪で、サイコ・キラーのようないい男(!)だったと説明する。
一体誰がマディを連れ去るんだろう?と思うクラークに、マディの力を欲しがる人なのかもしれないと答えるロイス。

少し寂れた中古トラック販売店の横にある公衆電話からクラークの家に電話をかけているマディ。「お願い!クラーク!電話に出て!!」
しかし男に受話器を取り上げられてしまう。「何をしているんだい、お姫様。」
マディの両腕を掴み、彼女の目線までしゃがみこんだ男は彼女を落ち着かせようとしながら自分は父親だと名乗る。ずっと捕まっていた。彼女のためなら何でもすると言う。だがマディは「あなたはあの人を殺した!ナオミも殺した!ママも殺したんでしょ?!」と非難する。
彼は娘に会わせてもらえなかったからだと言い訳する。そして話題を変えるかのように君は蝶が好きだろう?と言って、ポケットから君のために作ったんだとガラス製のピンク色の蝶を取り出す。
怒っているマディは能力で彼の手の中にある蝶を粉砕してしまう。
だが彼は怒りもせずに「いいんだよ・・今までとは違うから。私は家族を取り戻したいだけなんだ。君は私と一緒になるんだ。」手の中のガラスの蝶を元通りに復元させた。
驚かせるものがあるんだ、と言って用意してあった別の車にマディを無理矢理乗せて走り去る。

デイリープラネット。マディの母について検索した結果、彼女が高校時代のBFと一緒に写っている写真を見つける。写っていたBFはあの誘拐犯だ。彼は12年前、ガラスを操る能力者としてベル・リーヴに収監されている。つまりマディは父の能力を遺伝しているということだ。確かに彼女の父親であると確証するクラーク。そして最初の隕石来襲の時、彼はステンドガラス工房で働いていたという。能力を得た後、宝石店で7つの5カラット・ダイヤモンドを盗み、逮捕され収監されたのだ。しかしその宝石は見つかっていない。
だからマディは生まれてから一度も父親に会ったことがないのだった。
彼は脱走したのか?とクロエに問うクラーク。クロエによると彼は模範的な患者だったので、医者による退院許可が出たのだそうだ。
彼らの居場所を突き止めなければならない。クロエはどう探したらいいのかわからないと言うと、「彼が逮捕時に住んでいたところは?」とクラークに言われてAOLのホワイト・ページから検索して住所を確認する。彼は母親と住んでいたのだった。

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男の以前住んでいた母親の家のベースメント。たくさんのステンドグラスが飾られていた。
「信じられない!彼を退院させるなんて・・・どうして会いこないのかしら?」母親はクラークから事情を聞いて驚いている。
「それは娘に会いたかったからではないですか?」
「娘?タイラーに娘なんていないわ。」
彼女の名はマディ、11歳です、と教える。自分に孫がいたことにさらに驚きを隠せない。クラークは今すぐにでも彼女を探さないと危険だと言うと、ふとあるものをみつける。それはタロンで見たことがあるステンドグラスの下絵だった。
母親の説明によると、それの完成品はタイラーが逮捕される前に仕上げたが、母親の夫が亡くなった時に売ってしまったのだと言う。
クラークは一部分を指差し、7つのダイヤモンドは見つかったのか彼女に尋ねると、見つかっていないと答えた。

タロン。7つのダイヤモンドがはまっている完成品が飾ってある前にタイラーとマディはいた。彼はこれをベル・リーヴに入る前に作ったが、後に出たら彼女と一緒に暮らせると思っていたと話す。そして両手を合わせて「いいか、見てるんだ・・」と言うと能力ではまっていたダイヤモンドが宙を描いて飛び出し、彼の手の中に納まった。
彼はこれを二人の新しい生活のために使おうとしていたのだった。ダイヤモンドを受け取るよう言うが、彼女はこれは盗んだものだからといって受け取らない。
そこへやってきたクラークが「彼女を放すんだ!」と叫ぶと、ステンドグラスを割って攻撃しようとしていたタイラーに猛スピードで駆け寄り、彼を掴んでガラス製ディスプレイのテーブルまで放り投げた。
背を向けていたマディに声をかけると、彼女はクラークに抱きついた。「もう大丈夫だよ。彼はもう誰にも傷つけない。」

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デイリープラネット。週末にあなたがここに来るなんて!というクロエに、「レックスから電話をもらったの・・」と笑顔の無いラナ。
何となく何の理由で彼女がやって来たのかわかってしまうクロエ。ラナの表情は硬い。「なぜ私にまず話してくれなかったの?」
クロエは謝り、ラナは恋愛問題について話したがらなかったと思ったと答える。
レックスと恋愛関係にあると思われているのが心外だとラナ。あくまで彼とは友達だと言い張る。
クロエはクラークを傷つけるためにやっているのでは?と言い、自分自身も傷つくし、レックスは人を食い物にする以外何者でもないと言うと、「・・でも私は誰の餌食にはならないわ。心配しないで。」と言って出てゆく。は〜ぁ、と大きくため息をつくクロエ。

タロン2階。退院してきたロイス。左腕はプロテクト(つり包帯)をつけられている。これでしばらくはアーム・レスリングはできないね、とクラーク。
腕の痛みはないけど、彼女のマディに対する態度を思い返すと心が痛む。彼女をシリアル・キラーだと思ってたと言ってクラークから彼女のバッグを奪い取り、ロイスはソファーに腰掛け、ブランケットをかけた。
そして彼に子供に対して優しいのね、と言う。「彼女は少し特別さ。」と言って、これから(ガラスを簡単に壊せてしまえる)彼女はどうするのか聞かれてマディは祖母と一緒に楽しく暮らせるだろうと答える。彼自身が今の両親に拾われた時のように。
「彼らはあなたに家を壊される心配はしなかったでしょうけど。」とロイス。
「まぁそれなりにあったわよ。」とマーサが入り口に現れた。
クラークにも声をかけた後、彼女は当分動けないだろうから、読むものを持ってきたわと言って書類のファイルを手渡す。マーサが州議員の主任スタッフが全てのことを把握していないといけないから、と言うと怪訝そうな顔になるクラーク。
「ちょっと待って。私が主任スタッフに?」
考え直した方が・・と言って立ち上がるクラーク。
マーサはそれをさえぎり、「ロイスが手伝ってくれてなければ、あなたの父さんは当選できなかったし、私も事務所にはいないわ。それに彼女の将来はコーヒーショップで働くことじゃないのは明白よ。」どう思う?とロイスに尋ねる。観念したクラーク。ロイスは笑顔で答えた。

【後編】につづく

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