電験一種への挑戦

電験一種に合格後、今は技術士二次試験に挑戦中。子育て、木工DIYそして芝(KBG)に夢中!!

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(1)「写真で読み解く雷の科学」(横山茂・石井勝、OHM社) \1800(税別)
(2)「雷と雷雲の科学 −雷から身を守るには−」(北川信一郎、森北出版) \1900(税別)
(3)「冬季雷の科学」(道本光一郎、コロナ社) \1000(税別)




私は職業柄、雷に敏感です。
特に秋田に住んでいるだけに、日本海側特有の冬季雷には強く興味を惹かれます。

もちろん雷が「好き」ということではなく、電力系統に悪影響を及ぼす雷を憎く思い、かといって影響を
皆無にできる完全な対策もない中で、雷(そして冬季雷)という現象を正しく掴みたいという欲求が
あるということです。


これまでは、

正極性雷/負極性雷と上向き雷/下向き雷の4パターンの組み合わせがある。

夏季雷よりも低空の雲から一気に放電する冬季雷。

・・・そんな知識は何となく持っていました。


でも、もうちょっと詳しく知りたい。自分の腑に落ちる形で雷対策を理解したい・・・・そんな気持ちが
ずっとありました。




そんな中、(1)の本を本屋さんで見つけ、一気に読んでしまいました。
音羽電機工業という会社が毎年開催している「雷写真コンテスト」(!)の写真と、それに付随する解説が
非常に分かりやすくまとめられており、本当に「面白い」と言える本でした。

もちろんある程度専門的な視点も維持しており、これは文句なしに良書といって差し支えない出来のもの。
雷という現象に興味のある方には是非おススメしたい!



この勢いに乗って、後日(2)と(3)の本も買ってしまいました。


(2)は研究者として高度な内容も記された本ですが、雷雲の発生理論の変遷が丁寧にまとめられていて、
現在主流とされている電荷分離説に至る道程に非常に興味を惹かれました。


(3)は、世界でも特異な「冬季雷」に特化して解説した本。
秋田では冬の雷が鳴ると「そろそろハタハタの季節か」と言われるようにおなじみですが、世界中ではこの
ような冬季雷は非常に珍しいそうです。
もちろん日本では秋田だけでなく日本海側全般で見られる現象のようですが、特に顕著なのが石川県・
福井県あたり。
そこでの実地データから明らかになった様々な機構を分かりやすく解説しています。



私にとって雷は敵。だからこそ、よく理解しなければならない相手です。
まだまだ学ぶべきことはありますが、興味を持ち続けることが何よりも大事と思ってます。
これからも勉強を続けたいですね!


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(注意)
47巻を未読で「読むまで内容を知りたくない!」人は
すぐにこのページを閉じてください!

ネタバレほどではないのですが、あちこちにヒントを
散りばめていますので。(^−^;)







いつの間にか出ていたんですね。ガラスの仮面47巻。
45巻が出たときにブログに書いたとおり、これまで遅々として進まない執筆・出版でしたが、最近は
早い早い。45巻も数えると1年ぐらいの間に3巻も出たことに。


昔から読んでいる身としては、「こんなペースで大丈夫か、美内先生?」なんて余計な心配をして
しまいます。



今回は、「とうとうこうなってしまったか〜!」的な展開に。
そして急展開。見せ場を作る作る!
私、40ページぐらいからは「こりゃやばい」(何が?)と思って、改めて雑音から逃れて集中するために
書斎部屋に引きこもって読んだぐらいです。この47巻はそれだけ重要。



ああ、でも一番密やかにしていた秘密が明らかになった今、このマンガも終わりに向かっているん
だなあ・・・とちょっと寂しくなったりしてまして。
高校生の時(24〜5年前?)、NHKの朝のニュース番組の中で美内先生が「ガラスの仮面の最後を
どうするかは、もう決めています」みたいなことを言っていました。
その終わりを見たいような見たくないような・・・・複雑な心境です。


でも今、これだけ執筆が順調なんですから、もう休載なんかしてジリジリさせるのは勘弁してくださいね!(^−^;)



P.S.
今回もこれを読んでいたら娘がまたもや「あ〜、目がないマンガだ!」と興味深々。
「よんで、よんで〜」と、ひらがなもまだあまり読めない5歳の子を惹きつけてやまないその絵力(えぢから)。
やっぱりすごいぜ美内先生!(^-^)b


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「フェルマーの最終定理」(サイモン・シン、新潮文庫)
「天才数学者たちが挑んだ最大の難問」(アミール・D・アクゼル、ハヤカワ文庫)

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有名なフェルマーの最終定理、すなわち、

============================================================

nが2より大きい整数のとき、

x^n+y^n=z^n 

を満たす(x=y=z=0以外の)x,y,zの整数解は存在しない。

=============================================================


この証明への道のりは非常に険しいものでした。


フェルマーがうっかり(というか、わざと?)自分の持っていた本にメモしたことが、後世350年にもわたって数学者(そして数学ファン)を悩ませ、魅了してきたのです。


「ある3乗数を2つの3乗数の和で表すこと、あるいはある4乗数を2つの4乗数の和で
 表すこと、および一般に、2乗よりも大きい冪(べき)の数を同じ冪(べき)の2つの数の
 和で表すことは不可能である。


 私はこの命題の真に驚くべき証明を持っているが、余白が狭すぎるのでここに記すこと
 はできない。」




子どもの時にフェルマーの最終定理を初めて知り、それを「証明したい!」という夢を持ち続け、大人になって叶えたのが、アンドリュー・ワイルズ、その人でした。


もちろんワイルズの努力たるや大変なものでしたが、今回紹介する本では、共通して次の視点で貫かれています。


ワイルズの努力と成し遂げたことは素晴らしい。ただし、彼ひとりの才能によって証明できたものではなく、過去および当時の数学者による偉大な成果に立ち、それを有効に応用できたからこそ成し遂げられたものである。




だからこそ、この2冊では、ワイルズ本人のエピソードよりも、数学の歴史に重点が置かれて語られています。
(フェルマーの最終定理が証明されて以降出版された本はこの2冊のほかにもたくさんあると思いますが、おそらく、全てこういった形ではないでしょうか?)



難解な概念も少々入ってきますが、はっきり言ってそんなことはどうでもよくなります。過去の数学者の苦労・苦悩と偉大な成果、そしてそれらが理論として統合されていく素晴らしさ・・・私は感動に近いものを覚えました。


2冊を読み比べてみると、後者はある数学者を(しつこいぐらい)悪役として捉え、前者では意図的に?そういった話題を避けているように見えます。これは、著者のスタンスの違いでしょう。

また、前者は400ページ超と長く、後者は200数十ページとやや読みやすい分量になっています。読み応えとしては前者が圧倒的にあり楽しいのです。ただ、読むのが大変そう・・・と思われる向きには後者をおススメします。


あと、ともに、ある日本の数学者を非常に好意的に語っています(そしてその悲劇も・・・)。これらの本を読むまでは私は知らない人でしたので、同じ日本人として嬉しくもありました。



[追記]
 今回の記事は、かずひこさんの記事を読んで書こうと思ったものです。今回レビューするにあたり、久しぶりにこれらの本を読んで楽しかったです。ありがとうございました。^^

[そして蛇足]
 今回久しぶりに読んで、サイモン・シンの書くものにちょっとばかり興味を覚えました。先日、書店に行って同じ新潮文庫の「暗号解読(上・下)」(サイモン・シン)を購入してきたので、読むのが楽しみです。^^



「数のエッセイ」(一松 信、ちくま学芸文庫)
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ちくま学芸文庫というと、専門的な内容のものから比較的平易な内容のものまで幅広くカバーされていて、私にとっては好奇心をくすぐるのにありがたい存在です。


そして、この本は私にとって、難解すぎるまでは行かず、かといって簡単かというとそうでもないという、程よくバランスが取れた内容でした。


もともと、1972年に刊行されたものを数年前に文庫本化したとのことで、電子計算機(コンピュータ)がまだ特別な存在のような視点で語られていたり、大学の教育のあり方を語るくだりでは「新制大学が発足してからすでに10年になる」などと言っていることなど古い内容があるため、現代の感覚では少々の違和感を覚えてしまいます。



ですが、そういう瑣末なことは別として、私はとても楽しめました。



「数のエッセイ」というタイトルどおり、はじめの方は、数の歴史的な変遷や近代の整数論などの「数」に関する話題が多いのですが、後半になるにつれて、正多角形のタイル張り問題など、それ以外の話題も幅広く紹介しています。



この本の中で私が特に楽しめたのが、「√2が無理数であることの証明」の部分です。


この証明については次の方法がまず浮かびます。背理法を使った教科書どおりのやり方ですね。
====================

 √2=m/n(mとnは互いに素の整数)

とおいて、両辺を2乗して整理すると

 2n^2=m^2

ここで、2n^2は偶数なのでm^2も偶数であり、
従ってmも偶数である。
ここでm=2m'とおくと、

 2n^2=m^2=4m'^2

ゆえにn^2=2m'^2 
したがってnも偶数である。

これは、mとnが互いに素であるとしたことに矛盾する。
したがって、√2はm/nの形に表すことができず、
すなわち無理数であることが証明された。

=====================
(数学を専攻したことのない私ですので、厳密な表現として拙いところがあればご容赦ください)


・・・このように、√2が無理数であることの証明は、覚えてしまえばまあ理解できますが、いささかまどろっこしい印象も受けます。(本書では「少しもってまわりすぎているように見える」)


そこで、本書ではいくつかの別の証明方法を示しています。その中で一番シンプルなのが下の内容です。


[引用開始]

全ての正の整数は順序を問題にしなければただ一通りに素因数の積に表される。
もし2n^2=m^2ならば、2n^2は奇数個、m^2は偶数個の素因数の積で表されるから、分解の一意性に反する。

[引用終了]


・・・非常に明快な証明!

数学では、教科書どおりの考え方が全てではなく、いろんな切り口で考えることができる(そして、正しい論理展開である限り間違った結果にはならない)ということが実感できます。



その他にも、「マンモス化のジレンマ」として紹介されている、各人連絡を取り合って仕事を行うグループにおいて、実質的な仕事の量を最大にできる人数は?という話題も興味深いものがありました。
人数が増えると、こなせる仕事の量は当然増えると思われるが、その反面、各人の連絡に割かれる量も増えるため、いたずらに人数を増やすとかえって仕事の量は減る、という現象についての話題であり、ふと、私自身の職場の状況はどうだろうか・・・?なんて考えてしまいました。^^
(なお、「マンモス化のジレンマ」という言葉は、googleで検索してもうまく引っかかってきませんでした。現代ではあまり問題視されていない現象なのかな?)




「ご冗談でしょう、ファインマンさん」(R.P.ファインマン、岩波現代文庫)
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量子力学の研究でノーベル賞を受賞しているファインマンの自伝、回想録です。

大学で理系だった方は、「ファインマン物理学」にお世話になった方もいるのではないでしょうか。その著者であり、難しい概念を分かりやすい表現に置き換える同氏のファンは多いと思います。


当然、偉〜い物理学者ではありますが、とっつきにくい感覚はなく、その語り口にはユーモアがあります。もちろん、この本では自分のことを語っているだけに「自慢話」的に感じるところは多々あります。ただ、権威に対抗しようとするファインマンの姿勢があちこちに見られ(あと悪戯も)、それが痛快にも感じられます。「自慢話」を補って余りある、面白い本だと思います。


私が特に感銘を受けたのは、ファインマンは、新しい理論や方程式に触れた時に、それを自分にとって理解しやすい形に翻訳する、といったことを必ず行っているということです。
「押し付けの理屈からではなく、あくまでも自分の頭の中で納得のいく形で考える」といった意味でしょうけど、この考え方は、私にとって大きな指針となっています。



あと、マンハッタン計画(原爆の開発計画です)に携わった時のエピソードが数多く紹介されています。その一つにこんなエピソードがあります。
開発に携わっている最中に療養中の奥さまが亡くなり、すぐ研究に戻った時には涙が出なかったが、何ヶ月も経った後にデパートのショーウィンドウに飾っているドレスを見た時、「ああ、アーリーンの好きそうな服だな」と思った瞬間、悲しみの波が一気に押し寄せてきた・・・

ここのくだりで、私は不覚にも泣いてしまいました。

もちろん、マンハッタン計画は我々日本人にとってはデリケートに感じるものでありますが、この計画に対して若干の複雑な思いを抱いたくだりもあり、「原爆を開発したことは喜びだ」みたいな内容だけになっていないことに、僅かですが安心しました。(もちろん人によっては、戦勝国の一方的な価値観という認識は持つかもしれませんが)



さらに、この本では「カーゴ・カルト・サイエンス」という表現を使い、科学者の「誠意を尽くす姿勢」の大切さを強調しているくだりがあり、これも感銘を受けました。

「カーゴ・カルト・サイエンス」とは、戦争中、南洋の島で軍用機が素晴らしい物資の入った積荷を降ろしているのを見続けた先住民が、今もこれが続いて欲しいと滑走路やアンテナらしきものを作り、一心に飛行機が来るのを待ち続けている、というエピソード(というか作り話)です。

この先住民の行動には何か本質的なものが抜けているわけで、同じ状態に科学者が陥らないためには、科学的良心を忘れないことが必要、ということです。これは、科学者だけでなく、技術者や幅広い人々にも言えることですね。



楽しく読める本です。


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