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航空自衛隊が、老朽化したF4ファントム戦闘機の後継機として米国を中心とする9カ国国際共同開発のF35を導入することが昨年12月に決定された。
自衛隊存立の目的は国家防衛であるが、最高性能のF35の機種決定は、長期的に我が国の守りを弱体化する恐れがあるのだ。我が国はこれまでライセンス国産という方式で戦闘機を国内で造ってきた。
ライセンス国産とはアメリカから戦闘機の図面を買って来て日本の国内産業が戦闘機を造るのである。具体的には三菱重工業が中心となり、その他の国内航空機製造会社が協力して造り上げるのである。ライセンス国産は出来上がった戦闘機を買ってくるのに比べると経費は二倍ぐらい高いものにつく。国内に新たに戦闘機製造施設を造る必要があるからである。
しかし、やがて国産戦闘機を造ることを目指し、カネをかけても我が国は、ライセンス国産によって戦闘機製造能力を蓄積してきたのである。そして1975年に戦後初めて国産戦闘機F1の初飛行に成功したのである。
ところがその後、我が国はアメリカの圧力もあり戦闘機の国産からは遠ざかる道を選択し始めるのである。1980年代にF1後継機のF2の国内開発が始まろうとしたとき、アメリカは当時経済発展を続ける日本に戦闘機を開発させまいとして猛烈な圧力をかけてきた。
当時、私は空幕防衛課に勤務しており、直接の日米交渉の担当ではなかったが、日米交渉の現場の声も聞こえるところにいた。アメリカは日本に対しF2開発計画の説明を求め、「我々アメリカの経験によればそんな少ない経費で戦闘機の開発など出来るわけがない」というのぼせ上がった言い方をしていたと聞いた。
航空自衛隊の開発関係者は余計なお世話だと言ったそうだ。しかし、結局F2はアメリカ派の代表である中曽根総理の鶴の一声で、アメリカのF16を改造する日米共同開発に決定された。これがライセンス国産の終焉であり、戦闘機国産の挫折の始まりである。
F35の機種決定で我が国の国の守りのアメリカ依存は強化されることになってしまった。国の守りを更にアメリカに依存しては国家の自立はあり得ない。自立から遠ざかるような政策は採用すべきではない。戦闘機の機種選定は単に出来るだけ性能のいいものを選ぶということではなく、将来の国の守りも視野に入れた大局的な観点から行われることが必要であると思う。
田母神俊雄
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中曽根首相(当時)が靖国神社参拝を止めた理由2011-01-24 | 日記 櫻井よしこ 『異形の大国 中国』 ( p.112 )
ここで想い出すのは中曽根康弘氏だ。氏は首相在任時の85年、靖国神社公式参拝を中国に非難され、翌年から参拝を止めた。
氏はその理由を、胡耀邦党総書記の失脚を避けるためと説明した。
良好な日中関係を築こうとした胡総書記の足を引っ張らないために、胡批判の材料とされかねない日本国首相の靖国神社参拝は中止するのがよいと、中曽根氏は決断したというのだ。
だが、権力争いにおいて政敵を葬り去る口実など、山程作り出せるものだ。中曽根氏の配慮などなんの役にも立たず、胡総書記は失脚、そして中国は今日に至るまで靖国カードを握るに至った。
中曽根氏は明らかに判断を間違えたのである。そして今もその間違いの延長線上に立ち、靖国に代わる施設を建立せよと説く。政治家が自国の国益を二の次にして他国の国内政治の片方の勢力に力を貸した結果がこれである。 中曽根首相(当時)が靖国神社公式参拝を止めた理由と、それに対する批判が書かれています。 中曽根首相 (当時。以下、「当時」を省略) が靖国神社公式参拝を止めたことが「前例」となり、以降、日本国首相が公式参拝しづらくなっています。 本来、公式参拝するのが当たり前で、公式参拝しないならば、「なぜ、公式参拝しないのか」が問われなければならないはずなのですが、逆に、「なぜ、参拝したのか」が問われかねないのが現在の状況です。 ここでは、その「前例」となった中曽根首相の公式参拝中止の理由が書かれています。中曽根首相自身の説明によれば、 良好な日中関係を築こうとした胡総書記の足を引っ張らないために、胡批判の材料とされかねない日本国首相の靖国神社参拝は中止するのがよいと…(中略)…決断したというのですが、結果として 中曽根首相の配慮などなんの役にも立たず、胡総書記は失脚し、かつ、中国は今日に至るまで靖国カードを握るに至ったというのですから、著者の説くように「中曽根氏は明らかに判断を間違えたのである」ということになるでしょう。 この批判はある意味、「結果論」かもしれません。かりに胡耀邦党総書記 (当時。以下「当時」を省略) が失脚せず、「良好な日中関係」が築かれていたなら、どうなっていたでしょうか。中曽根首相の「英断」だったと評価されていたのではないでしょうか。 しかし、「中国にとっては、靖国問題は「手段」にすぎない」ことを考えれば、その場合であっても、「良好な日中関係」は一時的なものにすぎず、やはり最終的には「中曽根氏は明らかに判断を間違えたのである」ということになったのではないかと思います。 つまり中国に対しては、「(日本的な)配慮」はなんの効果もないということです。 相手(胡総書記)が失脚しようが、権力を維持しようが、どちらに転んでも日本にとって不利益になるのであれば、中曽根首相のような「(日本的な)配慮」はしないほうがよい、ということになるのではないかと思います。 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
田母神俊雄氏は職を賭して日本の独立を訴え、中曽根は保身の為、判断を間違えた。。。
今年の8月13日は野田総理が靖国参拝するのかな?
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軍事
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今年も自立の方向が見えない日本
今年も残すところあと半月ほどになった。今年もまた我が国は、国家の完全独立に向けて一歩も踏み出すことなく一年が過ぎた。我が国は、独立国家でありながら、そして世界有数の経済大国でありながら、自分の国を自分で守ることが出来ない。これは恥ずべきことだと認識しなければならない。独立国というのは自主防衛が基本である。しかし、今の日本では、国家の指導的立場にある政治家も、高級官僚も、財界人も、多くがそのことを忘れている。
我が国は、日米安保によってアメリカに守られていると思っている国民が多いが、日米安保条約はアメリカの自動参戦を保証してはいない。日本の戦争にアメリカが参加するかどうかは、アメリカの自由意志に任されているのである。私は、日米安保はあくまでも抑止のためのものでしかないと思っている。万が一、抑止が破綻したときに、アメリカが日本を守るために動くかどうかは、そのときのアメリカの損得勘定で決まる。そんな不安定なものに国家の命運を預けたままでいいはずがない。だから我が国も良好な日米関係を維持しながら、一歩ずつ自分の国を自分で守る方向に踏み出していくことが必要である。攻撃的兵器も必要である。国際政治を動かす一流の国を目指すためには核武装も必要なのである。
原発はいらないけど核武装は必要だろ
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F4後継戦闘機の機種選定について
一世代前の主力戦闘機であったF4
F4ファントム戦闘機はすでに40年も使われており、機体の老朽化も相当進んでいる。
航空自衛隊は、部品の一部を新たに製造するなど、手をかけながらやっと維持しているという状況である。
航空自衛隊としては、すでに周辺諸国の戦闘機に比べて能力が低下しており、老朽化により安全上の問題も生じているこのF4ファントム戦闘機の後継機種を今年中に選定したいと考えている。
最終的には航空自衛隊の要求に基づき安全保障会議で機種が決定される。
機種選定の手順についても従来のやり方は修正が必要である。
我が国の予算制度を知り尽くしているアメリカは、機種決定までは我が国がライセンス国産を行う上での条件交渉はできないとしてきた。
そこで我が国は安保会議で機種決定をした後、航空自衛隊が価格や我が国の製造部位などアメリカとの細部の条件交渉に入る。
このために我が国はライセンス国産を行う上でいつでも不利な条件でアメリカとの覚書を結ぶことになっている。
ライセンス国産もブラックボックスというものがあり、アメリカの会社でしか製造、修理できないものがある。
ライセンス国産とは言いながら、我が国が製造できるのは通常は60〜70%くらいである。どの程度の国産化率になるのかも機種決定後の交渉で決まっている。
ブラックボックスは、アメリカが秘密保持のためという建前を立てているが、実際はアメリカの金儲けのためである。しかしすでに機種が決まって日本が当該戦闘機を買うことは明らかなので、アメリカは日本の言う条件を撥ね付けて、アメリカ有利の交渉が成立するのだ。
航空自衛隊にとっては安保会議の決定は重い。
条件が悪いから機種を変えてくれとは口が裂けても言えないのが現実である。
それを言ったら機種選定がすぐに2〜3年遅れてしまうのだ。
そうすれば用途廃止になる戦闘機の穴埋めができなくなる。
我が国ではこれまでぎりぎりにならなければ戦闘機の機種選定も実行に移されない状況が続いてきた、涙を呑んで不利な条件でも覚書を結ぶしかないのである。
手順がまずいために高い買い物をすることになる。
我が国の戦闘機はアメリカの二倍くらい値段が高いのである。
今回のF4後継機の機種選定もまさにぎりぎりのタイミングで行われている。
何故こうなってしまうのか。 私は問題を先送りする防衛省の背広組みの組織に問題があると思う。
F4後継機の機種選定も、私が航空自衛隊にいる頃から航空自衛隊としては、これ以上F4を維持できないとして機種選定実行の要求を背広組みの組織に上げてきた。
しかし彼らは、他にやることがあるという様な理由をつけて、なかなか航空自衛隊の要求を受けてくれないのである。
航空自衛隊は背広組みの組織、すなわち内局を経由しないと政府に要求を上げることができない法律になっている。
そして防衛省の内局も政府の方針に従って、問題を起こさないことを仕事の目標としている。
日米間の問題生起も予測される機種選定などはできるだけ先送りしたいのだ。
航空自衛隊が任務遂行上問題を抱えることは、背広組みにとっては痛くもかゆくもない。
本来はもっと時間的余裕を持って機種選定を開始し、条件が折り合わなければ機種変更ができるという前提で機種選定を行う必要があるのだ。
そうすれば我が国の有利な条件でライセンス国産もできて、経費の節約にもなるのである。
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海軍伝来、自衛隊カレーの作り方
大日本帝国海軍軍人の病死の最大の原因となっていた脚気の原因が軍内の白米中心で栄養バランスの偏った食事であることを突き止めた海軍軍医の高木兼寛は、同盟関係にあったイギリス海軍を参考に、糧食の改善を行うことを試みた。
日本人はシチューやパンに馴染めなかったため、カレー味のシチューに小麦粉でとろみ付けし、ライスにかけてカレーライスが誕生した。
日本で食されるカレーのルーツは明治時代に始まった「海軍カレー」。
海軍ゆかりの地・横須賀では明治期の海軍レシピ・海軍割烹術参考書をもとに当時の味を再現。
「よこすか海軍カレー」が誕生しました。
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