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新海誠監督の『君の名は。』が大ヒット中だという報道に接して、思い出したこと。

中学生のころからか、息子の勉強机には絵葉書サイズの絵が飾ってあった。
空と雲と駅の絵。
あまりアニメの絵が好きでない私だが、その絵はとても美しいと思った。
何かの機会に息子に聞いたら、それが新海誠という監督の映画(アニメ)『雲のむこう、約束の場所』の一場面で、その監督の作品がとても好きだということを教えてくれた。

時がたち、今から数年前に、私はたまたまネットで同監督の『秒速5センチメートル』が無料配信されているのを見つけ、観てみた。

日常のなんていうことのない風景、私にとってみればどちらかと言えば灰色でぱっとしない風景−例えば、駅の切符自販機−が細部に至るまでリアルなのに息をのむほど美しく描かれていて、軽い衝撃を受け、息子にそのことを話したら、不思議なことを話してくれた。

昔、初めて新海監督の映画を見たとき、自分と同じ風景が見えている人がいたんだ!と驚いた、と。
不登校だった中学2年生のころ、夜、近所の小さな池のそばを歩いていたら、突然頭の中で爆発が起こった、と。
その瞬間から、世界が信じられないくらい美しく見えるようになったんだ、と。
それは、まるで新海監督の描くそれそのものだった。
なにか多幸感にも溢れていた。
それは、中学3年になり、学校に戻った後もしばらく続いていて、段々とその感覚は薄れていったが、大学に通っていたころも、まだその片鱗が残っていた。
強迫性障害とうつ病になってからは、全く失われてしまったけれど、と。

当時、息子にそんなことが起きていたなんて全く知らなかった私は、本当に驚いた。
息子に起こったのが何だったのか、それが何を意味するのか、私にはもちろん、息子にも分からない。

ただ、こんなことがあったというお話。

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